概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
東雲 灯 (しののめ あかり)
「言葉」を生き物の姿(言葉の獣)で見ることができる共感覚を持つ女子高生。小学校の国語の授業で、谷川俊太郎の『生きる』を音読した際、神様のように美しい獣と遭遇。その経験がきっかけで、「この世で一番美しい言葉の獣」を探すようになる。クラスメートのやっけんが、自分と同じく「言葉の生息地」という特殊な場所に来られることを知り、「この世で一番美しい言葉の獣」を一緒に探してほしいと頼む。言葉の獣をスケッチするのが趣味。しかし、自分の存在を残したくないと考えており、スケッチブックがいっぱいになると捨てようとする。
やっけん
長身、ショートカットの女子高生。東雲灯のクラスメート。「詩」が大好きで、「詩」に対する周囲の無理解に憤慨している。Twitterで、普通そのままスルーするような感覚をうまく文章に落とし込んでいる「天然の詩」を見つけるのが趣味。「言葉」を生き物の姿(言葉の獣)で見ることができる東雲と出会い、「言葉の生息地」と呼ばれる特殊な世界に誘われる。ちなみに「言葉の生息地」で東雲は人間のままだが、やっけんは虎の姿である。東雲の頼みで「この世で一番美しい言葉の獣」を一緒に探すことになる。本名は薬研(やげん)だが、東雲に「やっけん」と間違えられ、以後その呼び名が定着した。