謝肉祭(カーニバル)

謝肉祭(カーニバル)

会社員を辞め、大学時代のラグビー仲間とともに何でも屋のような裏稼業を始めることになった男をめぐるヒューマンドラマ。平成17年に発行されたコミックス第1巻には、「別冊漫画ゴラク」2004年8月~2004年12月掲載分が収録されている。平成29年の時点で第2巻は発売されておらず未完の状態になっている。

正式名称
謝肉祭(カーニバル)
ふりがな
かーにばる
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
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概要・あらすじ

しがない会社員・木村一夫は、退屈な毎日にうんざりしていた。そんなある日、大学時代のラグビー仲間・黒木民生のケンカを目撃し、助っ人に入る。黒木も退屈な会社を辞め、いまは裏稼業に従事しており、一緒にやらないかと木村を誘う。とりあえず面接だけでもと社長の一角千金に出会った木村は、一角社長の強引さとカリスマ性に引き込まれ、就職してしまう。

木村と黒木のタッグで挑む最初の仕事は、1500万円の土地を2000万円で売ることだった。2000万円以上で売れれば、その余剰分は2人の取り分となる仕組みだ。どうやって売るか途方に暮れる2人に、とある有閑マダムが買ってもいいと声をかけてくる。その条件は、一週間の沖縄旅行に同伴し、彼女の夜のベッドの相手も務めることだった。

登場人物・キャラクター

木村 一夫

会社員をしている34歳の男性。大学時代はラグビー部に所属していた。体格がよく、精悍な顔つきをした人物。賃貸アパートで妻と小学生の娘と3人で暮らしている。ラグビーという熱い世界を経験したことから、普通の生活をたまらなく退屈なものと感じてしまい、これまでに三度も会社を変わっている。現在勤めている会社にも魅力を感じておらず、たまたま再会した友人の黒木民生に誘われ、会社を辞めて裏稼業の道を歩むことになる。 性格は真面目で、会社を辞めたことは妻には内緒にしている。黒木からは「カズ」の愛称で呼ばれる。

黒木 民生

木村一夫の大学時代のラグビー仲間。骨ばった鋭い目つきの男性。商社に勤めていたが半年で辞め、現在は一角千金が社長を務める一角エンタープライズの契約社員として、裏稼業に携わっている。ラグビーのように熱くなれる仕事で、うまく行けば金も儲かるという口上で、木村をパートナーとして誘う。真面目な木村とは違い、自らの欲望に忠実なタイプ。

一角 千金

一角エンタープライズという会社を経営する男性。中肉中背ながらガッシリとした体格の精悍な人物。超一流ホテルを月契約で住居兼オフィスとしており、面接にやって来た木村一夫の目を見ただけで即採用し、有無をいわさず雇い入れた。すでに木村の名刺も用意していたほどの用意周到ぶりで、人を惹きつけるカリスマ性を持つ。契約社員である黒木民生からも、一角社長と呼ばれ信奉されている。

桐尾夫人

土地の販売をするために客寄せをしていた木村一夫と黒木民生に声をかけてきた有閑マダム。1500万円の価値の土地を2500万円で買うことを承諾する。その条件は、木村と黒木が一週間の沖縄旅行に同伴し、夜のベッドの相手もすること。3Pでイケメンのマッチョに責められたいというのが望み。旅費、滞在費は桐尾夫人がすべて持つ。 商談は成立し、3人は沖縄へ向かう。

桐尾夫人の夫

桐尾夫人の夫。自分たちも暮らす賃貸マンションのオーナーで、家賃収入で遊んで暮らしている。妻からは東南アジアで若い女を買って遊んでいると思われている。ホステスのリョーコを連れて沖縄へ浮気旅行へ行ったところ、同じホテルに、同じく浮気旅行に来ていた妻と鉢合わせする。

リョーコ

六本木の高級クラブで働くホステス。茶髪のショートカットで目鼻立ちのハッキリとした、グラマラスな美女。店の上客である桐尾夫人の夫から沖縄旅行に誘われ、部屋が別ならと承諾したが、到着するとダブルのスイートだったため激怒し、夕食の時以外は別行動をしている。ビーチで木村一夫と出会い、深い仲になる。

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