象の背中 妻の手紙

秋元康の小説『象の背中』のコミカライズ作品で、物語は原作の主人公の妻である藤山美和子の視点から描かれる。余命4か月の夫を支える妻の強さ、そして夫婦の絆を描くラブストーリー。「BE・LOVE」2007年14号から19号にかけて連載された作品。

正式名称
象の背中 妻の手紙
原作者
秋元 康
漫画
ジャンル
ヒューマンドラマ
レーベル
KCデラックス(講談社)
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概要・あらすじ

大学生の長男、藤山俊介と高校生の長女、藤山はるかの2人の子供を抱える主婦の藤山美和子は、2歳年下の夫、藤山幸弘を、しっかり者の姉さん女房として支えながら、幸せに暮らしていた。そんなある日、幸弘が会社で倒れてしまう。実は幸弘の身体は末期の肺ガンに侵されており、余命4か月という宣告を受けていたのである。

延命治療をすべて拒絶するという幸弘の意思を尊重し、手術や入院はしないことになったが、美和子は、夫がもうすぐ亡くなってしまうという事実を受けとめられずにいた。しかし、家族に残された少ない時間を大切にしようと、前向きに考えていくことを決意。仕事を辞めた幸弘はしばらく自宅で療養し、家族水入らずの幸せな時間を過ごすが、病気は着実に進行していく。

やがて自宅での療養が難しくなり、幸弘はホスピスに入院することになる。そこへ青木悦子が姿を現す。幸弘から悦子のことを浮気相手だと紹介された美和子は、失意のあまり理性を失いかけるが、やがて落ち着きを取り戻す。自分勝手な夫に罰を与えてやりたくても、余命いくばくもない幸弘に冷たい仕打ちをすることができず、美和子は広い心で幸弘を受け入れる。

残された時間を大切に使うために、幸弘の病室に家族で宿泊したりし、楽しい時間を過ごす。そして幸弘は、それまで12年間も絶縁していた実の兄との仲を取り戻すことにも成功する。しかし、平和で満ち足りた時間はやがて終わりに近づく。幸弘の死の床で、美和子はこれまでの感謝の気持ちをしたためた手紙を読み上げるのだった。

登場人物・キャラクター

藤山 美和子 (ふじやま みわこ)

藤山幸弘の2歳年上の妻で、藤山俊介と藤山はるかの母親。家庭的で、頼りがいのある女性。夫の幸弘が浮気をしていることには薄々気づいていたものの指摘せずに、何でも不満をため込んでしまうような我慢強いところがある。

藤山 幸弘 (ふじやま ゆきひろ)

藤山美和子の2歳年下の夫で、藤山俊介と藤山はるかの父親。いつまでも少年の心を忘れない子供のようなところがある。家庭がありながら、若く美しい青木悦子と不倫をしている。意地っ張りな性格で、病気のことを美和子にも家族にも隠し通そうとした。煙草好きの、ヘビースモーカー。

青木 悦子 (あおき えつこ)

藤山幸弘と不倫関係にある若い女性。コピーライターをしており、美人でスタイルが良い。当初は藤山美和子に対してライバル心を抱いていたが、美和子の度量の深さに触れるにつけ、次第に敵わないと感じるようになっていく。

藤山 俊介 (ふじやま しゅんすけ)

藤山美和子と藤山幸弘の長男で、大学生。幸弘が余命いくばくもないという事実を、母親の美和子よりも先に、父親から知らされた。父親亡き後、彼に代わって家庭を守ろうと決意する。

藤山 はるか (ふじやま はるか)

藤山美和子と藤山幸弘の長女で、高校生。チアリーディング部に所属している。末っ子なので甘え上手なところがあり、父親のことを慕っている。

クレジット

原作

秋元 康

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