転生したらピンクドラゴン

転生したらピンクドラゴン

ふつうの女子高校生の相川朝子が異世界でピンクドラゴンに転生し、ドラゴンオタクながら優しくてイケメンの王子、スロウ、猫の姿をした精霊族の青年、ジズとの冒険を描く、異世界転生ファンタジーロマンス。「月刊ミステリーボニータ」2019年6月号から2020年7月号にかけて掲載された作品。

正式名称
転生したらピンクドラゴン
ふりがな
てんせいしたらぴんくどらごん
作者
ジャンル
ファンタジー
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あらすじ

ピンクドラゴンへの転生

平凡な女子高校生の相川朝子(アサコ)は、路上にいたトカゲを助けようとしたところをトラックに轢(ひ)かれてしまう。朝子と共に死んだそのトカゲは、この世界で100年生きたら神として顕現する特別なドラゴンだった。そして神さまは、助けてくれたお礼に朝子を転生させてやると告げる。転生の希望として「美少女で、特別な力がある特別な存在で、王子様と知り合って恋をしたりする、冒険に満ちた人生」という朝子の願いを聞き入れた神さまだったが、「人間」という条件が入っていなかったため、ピンクドラゴンに転生させてしまう。転生後、空から落ちて脚をケガしたアサコを救ってくれたのは、スロウと名乗る美しい王子だったが、スロウはアサコがドン引きするほどのドラゴンオタクだった。

3人での旅へ

アサコスロウは、猫の姿をした精霊族の青年、ジズの率いる一団によって捕らわれてしまう。しかし、ジズはスロウが王位継承のゴタゴタに巻き込まれている王子だと知り、自分と同じ境遇であることに親近感を覚える。ジズも次の王に使命されているため、王位継承権1位である姉のザナとの関係が悪化していたのだ。スロウが王位を継ぐために「龍殺しの剣」、別名「王の剣」と呼ばれる剣を探す旅をしていることを知ったジズは、王子の座を放棄してアサコとスロウの旅に同行することを決める。

登場人物・キャラクター

アサコ

特技も取柄もないが、若干妄想癖がある高校2年生の女子。年齢は17歳。学校の帰りに路上にいたトカゲを助けようとしたところをトラックにはねられて命を落とし、異世界にピンクドラゴンとして転生する。本名は「相川朝子」で、のちに思い出したドラゴンとしての本名は「アサクオベリル」。ピンクドラゴンとなったアサコはその名の通りピンクの体色をしたドラゴンとなる。たくましい脚に鋭い鉤爪(かぎづめ)、硬いウロコと背中には羽があり、体長は尻尾を含めて5メートルほど。高貴な古代ドラゴンの末裔といわれるハイドラゴンの種族で、人間の言葉を話せる。ピンクドラゴンとしての転生後は、心は女子高校生のままだが、空を飛んだり、口から火を吐くことができる。現世ではふつうの女子高校生だったが、ピンクドラゴンに転生後は、ドラゴンオタクのイケメン王子、スロウや、猫の姿をした精霊族の青年、ジズにモテモテ状態となる。クラスメートからは「アーコ」「あ~ちゃん」と呼ばれていた。

スロウ

グルゼリアという国の金髪イケメン王子。王子然とした優雅な立ち居振る舞いで剣の腕も立つが、アサコもドン引きしてしまうほどの重度のドラゴンオタク。本名は「スロウジュール」。長男だが正妃の子供ではなく、自分の子供に王位を継がせたいと考えている正妃から疎まれている。その正妃から、スロウが王位を継ぐ条件として「龍殺しの剣」を見つけてくることを命じられ、その剣を探す旅を続けている。スロウ自身は、腹違いの弟であるハリーが王位を継ぐことに異論はないのだが、純粋な好奇心から龍殺しの剣を探している。

ジズ

「ケット・シー」と呼ばれる猫の姿をした精霊族の青年。黒毛で顔半分とお腹が白い。人間たちから「捨てられた都」と呼ばれる、ケット・シーたちの王都で暮らしている。王位継承権2位の王子で、現在の王から次期王に任命されている。しかし王位にも堅苦しい生活にも興味はなく、部下を連れてハイドラゴン狩りに行ったり、人質を取って身代金をせしめるなど盗賊まがいの悪事を働いている。ピンクドラゴンであるアサコに惚れこみ、求婚をしている。「龍殺しの剣」を探すスロウとアサコの旅に強引に参加し、王族の身分を捨ててしまう。

神さま (かみさま)

相川朝子(アサコ)をピンクドラゴンに転生させたドラゴンの神様。人間の世界でフトアゴヒゲトカゲとして100年間生きたのち、神として顕現する予定だったが、朝子といっしょにトラックにはねられて死んでしまう。自分を助けようとしてくれて命を落としてしまった朝子の願いを聞き入れて転生させた。転生後もイケメンの神様の姿になってアサコの前に現れ、アフターサポートをしてくれている。

クインシー

雷の龍(サンダードラゴン)のイケメンオスドラゴン。ハイドラゴンの種族で、人間たちを虫けら同然の存在と見下しており、非常にぞんざいな態度を取っている。ピンクドラゴンの美少女であるアサコに惚れて、積極的にアプローチを繰り返している。

ドリイ

「ドリュアス」と呼ばれる木々の精霊の種族で、黒髪の美少女。人間の若いイケメンが大好きで、惚れた相手を自分の樹の中に連れ込み、夢うつつの状態にさせて死ぬまで精気を吸い続ける。捕らわれたふりをしてアサコたち一行をだまし、スロウを捕らえる。雷が大の苦手。

ガイド

「トリュエント」と呼ばれる樹木人の子供。小さな木のハニワのようなかわいい姿をしている。「龍殺しの剣」のある場所への道案内として、アサコたちに同行した。スロウによって「ガイド」と命名される。

キリカ

氷の宮殿の主を務める魔女。見た目は12歳ぐらいの人間の美少女だが、すでに200年ほど生きている。アサコのことを気に入り、親友になりたいと申し出る。

その他キーワード

ハイドラゴン

ドラゴンの中でも高貴な古代ドラゴンの末裔といわれる種族。高い知性を持ち、人の言葉を話し、口から吐く炎をあやつる。ハイドラゴンの「悲しみの涙」は、高い治癒効果を持ち、万能治療薬として高値で取引されている。またハイドラゴンは長寿で、8000年から1万年生きるといわれている。ピンクドラゴンのアサコ、雷の龍(サンダードラゴン)のクインシーがハイドラゴンに該当する。

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