概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
紫苑 (しおん)
13歳の方術士。弥生時代の日本「倭の島」に割拠する国々を崩壊させ、戦乱を終わらせようとする組織陰陽連の刺客として邪馬台国に潜入。女王壱与を暗殺するはずだったが、壱与の意向により護衛役として採用される。もともとは陰陽連によって5年前に崩壊させられた「月代国」国王の息子。
壱与 (いよ)
邪馬台国の女王。先代女王ヒミコの跡を継ぎ即位した。15歳。紫苑が陰陽連の刺客であることを見抜きながら、対話の機会を持つために自らの護衛役に指名。ヒミコの遺志である「倭国統一」を目指す。
ナシメ
『邪馬台幻想記』の主人公の一人である邪馬台国女王壱与の世話役。
シダ
『邪馬台幻想記』の主人公の一人である紫苑の相棒として陰陽連からさしむけられた、邪馬台国女王壱与暗殺の刺客。
ヤマジ
邪馬台国軍の総隊長。元々は山賊団の統領だったが、部下の裏切りにあい壱与に助けられたという過去を持つ。
シュラ
陰陽連の心具使い。心具の力を操る上級方術士部隊「心武衆」を統率する。高天の都の情報を掴んだ安志国をたった一人で壊滅状態に追い込んだ。また、戦災孤児だった紫苑を拾い、紅真とともに方術士として鍛え上げた師匠にあたる。心具は震蛇刀。
レンザ
「伊都国」からの助っ人。壱与を、「常世の森」へと案内するために邪馬台国へ派遣されてきた。植物の「声」を聴くことができる。壱与に一方的な好意を寄せている。
紅真 (こうま)
紫苑の兄弟弟子。シュラが率いる心武衆の一人。陰陽連の命令を無視して、「常世の森」にいる紫苑と戦いに来た。心具は紅星の剣。
集団・組織
陰陽連 (おんみょうれん)
『邪馬台幻想記』に登場する組織。戦乱の世を終わらせるために、割拠する国々を崩壊させることを目論む。戦災孤児だった紫苑を拾い、方術士として鍛え上げた。
場所
高天の都 (たかまのみやこ)
『邪馬台幻想記』に登場する、伝説の聖地。封印された都。制した者の願いを実現するという「神威力(かむいのちから)」があるとされる。方術の起源でもある。
邪馬台国 (やまたいこく)
近隣三十カ国を束ねる連合国家。代々、巫女の力をもった女王によって統治されてきた。
その他キーワード
月読の剣 (つくよみのけん)
『邪馬台幻想記』に登場する武器。主人公の一人である紫苑の心具。陰陽連によって崩壊させられた紫苑の祖国月代国の王族の象徴。
震蛇刀 (しんじゃとう)
『邪馬台幻想記』に登場する武器。陰陽連の方術士シュラの心具。いっけん普通の刀剣だが、真の姿をあらわすと鎖のように伸びて相手に襲い掛かる。
紅星の剣 (こうせいのけん)
『邪馬台幻想記』に登場する武器。紅真の心具。紅真が強く対抗意識を燃やす紫苑の心具月読の剣によく似た外見をしている。