部活、好きじゃなきゃダメですか?

部活、好きじゃなきゃダメですか?

「チームメイトやライバルたちとのキラキラとした青春」「優しく人望のある顧問」「かわいい女子マネージャー」といったスポーツ漫画にありがちなすべてを否定し、サッカー部に所属する三人の男子高校生の日常を描いたコメディ作品。「ガンガンONLINE」で2016年5月から2017年3月にかけて配信された作品。

正式名称
部活、好きじゃなきゃダメですか?
ふりがな
ぶかつすきじゃなきゃだめですか
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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あらすじ

第1巻

クラスメートで部活動も同じサッカー部に所属している西野大山窪田は、教室で無駄話をするのが日課になっている。女子にモテるためだけに入部した西野と大山は当てがはずれ、練習のハードさからサッカー部を辞めたいと思いながら、顧問の上田が恐ろしく、言い出せずにいた。そんなある日、朝から天候が荒れ、このままだと部活動は中止になりそうな気配を見せる。西野と大山は我を忘れて狂喜乱舞するが、唯一部活動に積極的に取り組んでいるもののレギュラーになれない窪田は、そんな二人の方がサッカーの才能に恵まれていることを恨む。(1休み「大雨警報」。ほか、8エピソード収録)

第2巻

ある日のサッカー部の活動中、大山は誤ってサッカーボールを顧問の上田の顔面に当ててしまう。その状況に顔面蒼白となって死をも覚悟した大山だったが、上田はわざとではないからと問題にせず、それ以降の練習の仕切りはキャプテンの松岡に任せて保健室へと向かう。つねに上田の恐怖に怯えていた西野や一部の部員たちは大いに喜び、大山は勇者だと称えられる。そして次の日、昨日の出来事で気をよくした大山は、今日も上田の顔面を狙ってサッカーボールを蹴り続ける。(10休み「勇者」。ほか、5エピソード収録)

登場人物・キャラクター

西野 (にしの)

高校2年生の男子で、サッカー部に所属している。クラスメートで部活も同じ大山、窪田の三人でよく行動している。三人の中では「クズ」担当で、つねに下衆なことばかりを考えている。かわいい女子マネージャーや、自分のプレイを見て惚れたファンと交際することを目標に、サッカー部に入部したものの、当てがはずれてしまったために大山と共にサボることばかりを考えている。つねに退部したいと思っているが、顧問の上田が怖いために言い出せず、嫌々ながらもハードな練習を続けている。サッカーの才能に恵まれており、サッカーは高校に入学してから始めた素人ではあるものの、すぐにレギュラー入りした。しかし努力をすることが嫌いなため、本来の実力を発揮していない。窪田には、真剣にやれば高校日本代表に選ばれるほどの実力の持ち主と高く評価されている。

大山 (おおやま)

高校2年生の男子で、サッカー部に所属している。クラスメートで部活も同じ西野、窪田の三人でよく行動している。三人の中では「バカ」担当で、常人には理解できない言動を繰り返している。かわいい女子マネージャー目当てでサッカー部に入部したものの、当てがはずれてしまったために西野と共にサボることばかりを考えている。つねに退部したいと思っているが、顧問の上田が怖いために言い出せず、嫌々ながらもハードな練習を続けている。身体能力が非常に高く、サッカーは高校に入学してから始めた素人ではあるものの、すぐにレギュラー入りを果たした。しかし、何度聞いても正確なルールが覚えられないため、ゲーム中はあまり役に立たない。窪田いわく、真剣にやれば高校日本代表に選ばれるほどの実力の持ち主。

窪田 (くぼた)

高校2年生の男子で、サッカー部に所属している。クラスメートで部活も同じ西野、大山の三人でよく行動している。三人の中では「まとも」担当で、西野と大山へのツッコミ役を担っている。ただし、突っ込んだことでさらに状況がややこしくなり、よけいに二人に振り回される羽目になる。幼い頃からサッカーが大好きで、コツコツと練習を積み重ねてきたため、それなりの技術は持っているがふつうレベル。練習のハードさは感じているものの、三人の中では唯一サッカー部を続けていく意思を見せている。サッカーに対して真摯に取り組んでいるため、西野や大山とは異なり、後輩からも慕われている。

高月 (たかつき)

高校2年生の男子で、バスケットボール部に所属している。西野と同じ中学校出身のため、大山、窪田とも親しくなる。ルックスも言動も爽やかなスポーツマンタイプではあるものの、熱心に打ち込んでいるバスケットボールでは、不まじめな西野に一度も勝ったことがないことから、コンプレックスを抱いている。また、落ち込むとすぐに泣く癖があり、男子からはあきれられているが、女子からはかわいらしいと人気を集めている。西野、大山からはモテることを一方的にひがまれている。自分と同じく部活動に対して、熱意を持って取り組んでいる窪田と気が合う。

小森 優姫 (こもり ゆうひ)

高校1年生の女子で、バレーボール部に所属している。バレーボールに対して熱意を持って取り組んでいるが、技術が上達せずに顧問からはどなられてばかりいる。ついに耐え切れなくなり、部活中に逃げ出した際にサッカー部の練習をサボろうとしている西野と出会う。そして、西野の部活に対する適当な発言を受け、もっと気楽でいいのだと自信を取り戻す。それからは西野のことが気になり、アプローチを開始する。

松岡 (まつおか)

高校3年生の男子で、サッカー部に所属している。キャプテンを務めており、顧問である上田からの伝言を部員に伝えるため、都合のいい場面で突然登場することが多く、主に西野と大山を一喜一憂させている。おだやかな性格で、声を荒らげるようなことはなく、副キャプテンの一色とは絶妙なバランスで接している。窪田同様に部活動にはまじめに取り組んでいるが、サッカーに対して特別な熱意があるわけではない。

一色 (いっしき)

高校3年生の男子で、サッカー部に所属している。副キャプテンを務めており、不まじめな西野、大山には厳しく当たることも多い。基本的にまじめでクールな性格の持ち主だが、西野と大山からは中二病疑惑を掛けられており、それを指摘されると頰を赤らめて動揺する。大のネコ好きで、サッカーボールにネコのシールを貼られると、蹴ることができなくなってしまう。

上田 (うえだ)

西野、大山、窪田が通う高校の男性教師で、サッカー部の顧問を務めている。ほぼヤクザのような高圧的な外見で、非常に厳しく部員に指導しているため、部員からは恐れられている。生徒たちからはひそかに「うえティー」の愛称で呼ばれている。

中村 (なかむら)

高校2年生の男子で、サッカー部に所属している。窪田と同じ中学校出身で、現在は別の高校に通っている。中学時代に同じ部活動だった縁で、窪田とは今でも友好的な関係を続けている。ノリのいい性格で、まるでスポーツマンガの世界のようなセリフも躊躇なく口にする。

向井 (むかい)

高校2年生の男子で、サッカー部に所属している。窪田とは同じ小学校、中学校の出身で、現在は別の高校に通っている。幼い頃からサッカーの非凡な才能を見せ、現在は地域でもトップのサッカー強豪校に通っており、レギュラー入りもしている。いくら努力してもレギュラーになれない窪田を見下している。

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