概要・あらすじ
秋田の小さな村に暮らす少年・三平三平は、熱狂的な釣り好きのため釣りキチ三平と呼ばれるほどだった。放浪の釣り師・鮎川魚紳によってその情熱と才能を見込まれた三平は、魚紳から釣りのテクニックを学びつつ、様々な土地に足をのばしていく。
幻の巨大魚へのアタック、大人の釣り師との腕比べ、強豪がそろう大会への参加など数々の挑戦を経て釣りの奥深さにふれた三平は、釣りキチぶりに磨きをかけていく。
登場人物・キャラクター
三平 三平 (みひら さんぺい)
11歳の少年。無類の釣り好きで釣りキチ三平と呼ばれる。釣りの経験は浅いが大きな才能を開花させつつあり、魚紳をはじめとして三平と出会った人々にその腕前を惚れこませている。東北・秋田県の山村で祖父と2人暮らし。 ゆりっぺは幼なじみ。魚紳を兄のように慕う。釣りでは祖父一平手製の和竿を用いることが多い。
鮎川 魚紳 (あゆかわ ぎょしん)
珍しい魚がいると聞けば全国どこへでも赴く、風来坊釣り師。視力を失った片目を隠すため、つねにサングラスを着用している。三平の才能を伸ばすため、型にはまらないよう見守りながら自分の釣りに同行させる。 富豪の子息だが、親との間にわだかまりがあり、実家から離れている。弁護士資格を所有。
加瀬 正治 (かせ まさはる)
三平の釣りの実力と人柄に魅せられ、師匠と仰いで尊敬してくる男の子。
高山 ユリ (たかやま ゆり)
三平の家の隣に住む幼なじみの少女。三平より2つ年上。釣りには詳しくないが、しばしば三平に付き合って釣り場へ伴うこともある。
三平 一平 (みひら いっぺい)
三平の祖父。母を亡くし父の行方が知れない孫の三平を育て、共に暮らしている。和竿作りの名人として釣りの世界では伝説的な人物。三平に釣りの知識のみならず、心構えについても時に厳しく伝えていく。
クレジット
原作
釣りキチ三平 (つりきちさんぺい)
釣りに天才的才能を持つ釣りキチ少年の三平三平は、釣り竿作りの名人の祖父三平一平や釣り行脚している鮎川魚紳たちの指導で日本や世界の釣りに挑戦する。1974年(昭和49年)第5回講談社出版文化賞(児童まん... 関連ページ:釣りキチ三平