概要
南太平洋フィジー諸島の「パゴパゴ島」。ここへ海洋生物学者である小畑徹郎と、彼の息子、洋助が移住してくる。ある嵐の翌朝、洋助は潮だまりでまだ小さな首長竜、プレシオサウルスを見つけ、その声から生物を「クー」と名付け保護する。
後にクーの母親であるプレシオサウルスの遺骸が別の小島に漂着したことで、洋助と徹郎はフランスの核実験計画陰謀に立ち向かっていくことになる。
登場人物・キャラクター
小畑 洋助 (おばた ようすけ)
4才の頃、母を交通事故で亡くす。父とともにパゴパゴ島に移り住む。クーを安全な故郷に帰そうとする。他に、犬のクストーと2頭のイルカ、ブルーとホワイトチップをペットとしている。
ノルベール大佐 (のるべーるたいさ)
フランス軍特殊部隊リーダー。フランスの核実験場の確保のため、首長竜の根絶を図る。
トニー
パゴパゴ島に着陸する、観光用セスナのパイロット。洋助を小学校に送り迎えもする。
キャシー小野 (きゃしーおの)
ダイビングカメラマンとしてパゴパゴ島にやってくるが、実は環境保全団体「グリーンアース」のメンバー。洋助たちと行動を共にする。日系3世。
クー
『Coo 遠い海から来たクー』に登場するプレシオサウルスの子供。卵膜に包まれているところを洋助に発見され、刷り込みで洋助を親と認識している。
小畑 徹郎 (おばた てつろう)
パゴパゴ島に移り住んだ海洋学者。洋助の父。洋助の成長を見守っている。
トンベラ酋長 (とんべらしゅうちょう)
パゴパゴ島の族長。小畑親子の居住の許可を出す。