概要・あらすじ
鮎川早紀は家事も子育てもだらしない専業主婦。自堕落な日々をなんとなく過ごしていた鮎川早紀だったが、ある日突然鮎川秀行に離婚を切り出されてしまう。ぴったり3年後に離婚の日を決められてしまった鮎川早紀は何とか自立しようと奮闘する。
登場人物・キャラクター
鮎川 早紀 (あゆかわ さき)
32歳の女性。専業主婦。間抜けでだらしない性格で掃除も料理も苦手だが、明るくお人好しな性格でいろいろな人に慕われている。安定を求め、妥協で鮎川秀行と結婚したため鮎川秀行に恋愛感情はあまりない。しかし娘の鮎川真澄のことは心から愛しており、離婚後も鮎川真澄と生活することを目標とする。
鮎川 秀行 (あゆかわ ひでゆき)
37歳の男性。鮎川早紀の夫。東京創美建築に勤めるサラリーマン。几帳面で真面目なので鮎川早紀にはつまらない男だと思われている。しかし優柔不断で女性関係にだらしない一面もある。映画監督になる夢を持っており、新しい生活を目指して鮎川早紀に3年後の離婚を切り出す。
鮎川 真澄 (あゆかわ ますみ)
6歳の女の子。鮎川早紀の娘。幼稚園生。元気で明るいしっかりものでおませな性格をしているが、口が軽く鮎川早紀のだらしなさを鮎川秀行にしゃべってしまう。
木下 霧子 (きのした きりこ)
鮎川早紀の義理の姉であり、高校の元同級生の女性。完璧主義の優等生で駿河放送に勤めている。鮎川早紀の実家で同居しており、働きながらも家事も手を抜かないので優しい自慢の嫁だとされている。しかし本当は腹黒く高飛車で向上心と自己顕示欲が強い。
木下 大助 (きのした だいすけ)
木下啓輔と木下霧子の息子。3歳の男の子。きかん坊でわがまま放題、まだまだ甘えん坊。鮎川早紀の甥。
木下 啓輔 (きのした けいすけ)
鮎川早紀の兄。木下霧子の腹黒さに気づかず結婚した。鮎川早紀同様どこか抜けていてお人好しだったが、日野原玲子と関係をもったことで変わっていってしまう。
日野原 玲子 (ひのはら れいこ)
東京創美建築に勤める派遣社員の女性。美しく色っぽい女性。男性をコントロールすることを生きがいにしており、鮎川秀行や鮎川啓輔等、既婚男性とすぐ関係を持っては家庭を崩壊させることを狙うトラブルメイカー。昔飼っていた犬のパリスが唯一の心の支え。
鏑木 (かぶらぎ)
鮎川早紀の勤め先となる鮎川医院の医者。おおらかな性格で鮎川早紀が子供の都合に合わせて働くことにも理解がある。婿養子のため妻の鏑木小百合の尻に敷かれており、鏑木小百合の言いなり。
鏑木 小百合 (かぶらぎ さゆり)
鏑木の妻。鏑木医院の開業資金等を実家が出したこともあって鏑木医院では最も権力を持っており、従業員いびりが趣味。細かくイヤミな性格だが、人の努力はちゃんと認める。
保谷 (ほや)
鮎川早紀の鏑木医院の同僚。看護師の女性。鏑木早紀とは仕事上ではあるが仲良くしている。離婚経験者で高校生の息子がいる。
真田 洋一郎 (さなだ よういちろう)
鏑木医院にきたことで鮎川早紀と知り合った31歳の男性。大手企業に勤めている。妻の真田佳枝とすれ違っていることもあり、鮎川早紀に惹かれている。過去に日野原玲子と付き合っていたことがあった。
真田 佳枝 (さなだ よしえ)
真田洋一郎の妻。細身の美人のキャリアウーマンだが仕事に打ち込みすぎて真田洋一郎とはすれ違いの生活を送っている。
青葉台 (あおばだい)
鮎川真澄と同じ小学校に通う青葉台るり子の母親。鮎川早紀とは同じ保護者の立場。地域や学校の集まりで目立つことに全力を注いでおり、PTA会長に立候補した鮎川早紀を目の敵にしている。
浅貝 幹夫 (あさがい みきお)
日野原玲子をストーカーする男。元は銀行員で妻子もいたが、旅先で出会った日野原玲子に入れ込みおかしくなっていく。強い独占欲があり日野原玲子をつけ狙っている。