難波金融伝 ミナミの帝王

難波金融伝 ミナミの帝王

大阪・ミナミで闇金を経営している萬田銀次郎の、返済を逃れようとする借り主を追い詰めたり、借り主の抱えるトラブルを解決したりといった様々な活躍を描く経済漫画。原作の天王寺大および作画の郷力也の代表作で、シリーズ作品に『ミナミの帝王 ヤング編』がある。

正式名称
難波金融伝 ミナミの帝王
作画
原作
ジャンル
経済・金融
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概要・あらすじ

大阪・ミナミのチンピラ・坂上竜一はある日、自分の兄貴分がカタギである萬田銀次郎に頭を下げている様子を見る。銀次郎こそ、「ミナミの鬼」と呼ばれ恐れられているトイチ(利子が10日で1割)の闇金であった。金の力を知り、銀次郎の舎弟ととして働くことになった竜一は、自身には財産がなく借金を払えないように装いながら裏で隠し口座を作っている人間や、会社を計画倒産させて借金を踏み倒そうとする社長など、銀次郎から金を借りていながらあの手この手で支払いを逃れようとする借り主たちと銀次郎とのバトルを見ていくことになる。

登場人物・キャラクター

萬田 銀次郎 (まんだ ぎんじろう)

大阪・ミナミでトイチ(利子が10日で1割)の闇金を営んでいる男性で、派手なシャツとスーツ、金縁メガネがトレードマーク。借金を返さない人間に対する取り立ては非常に厳しく、その法律知識や人脈を駆使して何があっても必ず取り立てることから「ミナミの鬼」と呼ばれて恐れられており、ヤクザすら頭を下げる。 その一方で、善人の客がトラブルを抱えている場合などには、「金を返してもらうため」と称してそのトラブルを解決する優しさもしばしば見せる。元は建設会社社長の息子だったが、両親の自殺から大阪のドヤ街・愛釜地区に流れつき、そこで長老に商売に関する英才教育を叩きこまれたことで現在の姿がある。

坂上 竜一

貧乏な家の出身で、大阪・ミナミでチンピラをしていたが、自分の兄貴分がカタギの萬田銀次郎に頭が上がらない様子を見て金の力を思い知り、銀次郎の舎弟として闇金従業員となる。以後、銀次郎の右腕としてその稼業を助けていき、本気で惚れた女性・有林のために銀次郎の金に手を付けてしまうという大罪を犯しても最終的に許されるほどの信頼を得た。 自称・「ミナミの狼」。

沢木 大樹

日本最大の広域組織・浜口組をバックに持つ黒沢組の若頭であるヤクザ。萬田銀次郎とは昔からの知り合いで、「銀ちゃん」と呼ぶほどの仲である盟友。喜ぶとキス魔になったり、遊園地でメリーゴーラウンドに乗って喜んだりといった、ヤクザとしては変わったところを持っている。

竹井 葉子

萬田銀次郎の内縁の妻である女性。高級クラブ「ラウンジエックス」で働くホステスで、ミナミでも1・2位を争うほどの美人。銀次郎とともに暮らすマンションと家具一式は、全て彼女が購入したもの。ギャンブル狂だった過去があり、ヤクザの賭場に足を踏み入れたのが原因で銀次郎に借金を作ったところ、自分の色気攻勢も通じない厳しい取り立てに遭い、その厳しさを「一生ついていける、頼りになる人間」と感じたことから銀次郎に惚れる。

黒崎 千里

大阪・ミナミで独自にトイチの闇金を営んでいたが、返済を迫られたことを逆恨みした客の指図によりヤクザによってレイプされる。その経験から、ヤクザに頭を下げさせている存在である萬田銀次郎に弟子入りを決意し、銀次郎にとって初めての女性舎弟となる。銀次郎からは坂上竜一や杉本達也といった先輩舎弟よりも評価されており、「自分の二代目と呼べるようになるのは千里しかいない」とまで言われるほどだったが、杉本達也と関係を持って「社内恋愛禁止」の掟に触れてしまい、破門となる。

杉本 達也

萬田銀次郎の舎弟である闇金従業員。既婚者。元は大阪・ミナミでも一流の靴屋の社長の息子だった。ギャンブルが原因で銀次郎に借金を作るが、父親に縁を切られたために返せなくなってしまい、妻をソープに沈めるか自分の内臓を売るかを選ばされることになってしまう。妻をひどい目にはあわせられないと内臓の方を選んだが、その覚悟を銀次郎に認められ、いったん妻子を離縁して身一つとなった状態で舎弟として働き借金を返すことになる。 兄貴分の坂上竜一が銀次郎の金に手を付け半殺しにされた時は命がけでかばうなど、男気を見せることもある。

阿久津 天勝

アクツ商事の社長で、「ナニワの怪人」と呼ばれて恐れられ、ヤクザなど裏社会との結びつきも強い悪徳商人。萬田浩一郎を罠にはめ、自殺に追い込んだ張本人であり、萬田銀次郎の復讐のターゲットとなる。

阿久津 奈穂子

アクツ商事社長・阿久津天勝の娘。父親と異なり、優しく、穢れを知らぬ心の女性。萬田銀次郎とは、高校時代、乗っていた車に銀次郎が当たり屋を仕掛けてきたことが縁で知り合った。5年後、阿久津天勝への復讐のためにアクツ商事に入ってきた銀次郎と再会し、銀次郎の野心を知らないまま恋に落ちてしまう。

長老

大阪のドヤ街・愛釜地区に住む老男性で、「長老」と呼ばれ住人から慕われている。かつては総理大臣の筆頭秘書官を務めており、「総理の右腕」「懐刀」と呼ばれる人物だった。総理が汚職事件を起こした際に、事件を闇に葬るため死を選ぶ覚悟をするも、その覚悟を信じられなかった総理に裏切られてしまい、全てがバカバカしくなって逃亡、愛釜に隠遁していた。 愛釜に流れ着いた萬田銀次郎が阿久津天勝への復讐を決意した際、それを成功させるために英才教育を施す。

萬田 浩一郎

萬田銀次郎の父親で萬田建設の社長。小さな建設会社だった萬田建設を中堅まで成長させたやり手の社長だったが、阿久津天勝にハメられて会社倒産に追い込まれてしまい、首を吊って自殺。

萬田 里子

萬田銀次郎の母親。夫・萬田浩一郎が自殺したことを受け入れられず、その子に関する記憶が欠落した状態で銀次郎を育てていた。後に病気で入院するが、自分の治療費を稼ぐために銀次郎が当たり屋行為を繰り返していて重症まで負ったことを知り、自責の念から手首を切って自殺。

有林 (ゆりむ)

ソウル・東出門出身の韓国人女性で、騙される形で日本へ連れて来られ、大阪・ミナミの韓国クラブ・オラクシルで働いていた。店に客としてやってきた坂上竜一と相思相愛の関係になるが、店への借金が原因で竜一から金をだまし取ることになってしまった上、竜一からは他の男とも寝ているという誤解を受けてしまう。

緑川 須磨子

創業200年の伝統を誇る老舗製茶店「京都緑樹園」の女社長。7年前、緑樹園の経営再建に大きな働きをした萬田銀次郎と恋に落ちて一時は結婚寸前まで行くも、銀次郎の心の中には阿久津奈穂子の存在が大きいことを知って別れる。その後、銀次郎の仲介で飲料メーカー「サンバード」の女性社員・咲原理子と協力し、新しいペットボトル緑茶「宗右衛門」を完成させる。

咲原 理子

大手飲料メーカー「サンバード」の女性社員。ペットボトル緑茶市場に食い込むための新商品開発リーダーに任命され、萬田銀次郎の口利きで老舗製茶店「京都緑樹園」の女社長・緑川須磨子の協力を得ることに成功。銀次郎から「抹茶を緑茶に混ぜる」というアイデアを与えられたこともあり、新商品「宗右衛門」を完成させる。

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