雪女と非モテ童貞のラブラブ新婚生活
アルバイト中に暑さで倒れてしまった優介は、偶然通りかかった美しい新米雪女の銀華に助けられる。朦朧(もうろう)とした意識の中で、優介は銀華にプロポーズをする。雪女には、心に決めた男性からプロポーズを受けると夫婦になるという習わしがあるため、銀華は優介との結婚を決意する。しかし、銀華には興奮すると大人の美女からかわいらしい幼女の姿に変わってしまうという特異体質の持ち主だった。大好きな優介の前でしばしば幼女の姿になってしまう銀華だったが、優介は彼女の強い思いを受け入れ、結婚を決める。こうして、幼い見た目にもかかわらず性的な事柄に興味津々な雪女と、非モテ童貞の初々しくもラブラブな新婚生活が始まる。
幼女の姿での愛と誘惑の物語
銀華は性的なことに人一倍興味を持っており、新婚生活を送る中で優介とのエッチな行為をすぐに想像してしまう。そのため、彼女は本来の大人の女性として過ごす時間が少なく、ほとんどを幼女の姿で生活している。優介は一途な銀華をかわいいと感じながらも、幼女の姿での性的な行為には抵抗があり、二人の関係はなかなか進展しない。それでも銀華はあきらめず、アダルトグッズやビデオを通じて新たな知識を取り入れたり、目隠しなどのマニアックなプレイを提案したりと、優介を誘惑しようと試行錯誤を続けている。初めてのセックスを大好きな優介と迎えるために、時には仲間である雪女の助けを借りて奮闘している。
妖に狙われる特異体臭の非モテ男子
人間の女性とは無縁だった優介は、妖(あやかし)を惹きつける特異な体臭の持ち主。優介は雪女をはじめとする妖たちの生命力の源であり、人間の性欲から生まれる「精エネルギー」が極上であるため、さまざまな妖から貞操を狙われることになる。ソープランドで働く勝気な女郎蜘蛛のユノ、性に関する技術に秀でた濡女のサラ、さらにはセクシーな容姿を持ちながらもマイペースで天然ボケな毛倡妓のケイが、次々と優介を誘惑する。さらに、優介のもとに妖が集まることで、半人前の妖怪退治師、梅子も仲間に加わり、賑やかな日常が繰り広げられる。
登場人物・キャラクター
坂之井 優介 (さかのい ゆうすけ)
銀華の夫で、フリーターの男性。年齢は24歳。職を転々としていたが、雪女の銀華と出会ってからは、彼女が働くセクシーキャバクラ「雪の嬢王」で黒服として働くようになった。不器用ながらもまじめな優しい性格で、これまで女性との交際経験はまったくない。人生に絶望していた時に銀華と出会い、夫婦となった。それ以来、性的な知識以外は世間知らずな銀華の世話をしながら、楽しい新婚生活を送っている。自分ではふつうの人間だと思っているが、実は人間の性欲が発する精エネルギーの質が非常に高い特殊な体質の持ち主。そのため、精エネルギーを欲する雪女以外の妖からも狙われている。無自覚のうちに妖を誘惑してしまい、銀華を嫉妬させることもある。
銀華 (ぎんか)
優介の妻で、人里離れた場所に存在する「雪女の里」からやってきた雪女。ふだんはスタイル抜群の黒髪美女だが、興奮すると雪女の力を失って、銀髪の幼女の姿に変わってしまう。性的な知識と好奇心は人一倍旺盛で、男性だけでなく女性の体についても詳しい。基本的には争い事を好まない穏やかでマイペースな性格だが、優介のことになると熱い一面を見せる。セクシーキャバクラ「雪の嬢王」で働く雪女の仲間たちは、幼い頃から共に過ごしてきた関係で、強い絆で結ばれている。
書誌情報
雪の新妻は僕と溶け合いたい 全8巻 竹書房〈バンブーコミックス〉
第1巻
(2021-02-27発行、978-4801972117)
第2巻
(2021-07-29発行、978-4801973701)
第3巻
(2021-12-09発行、978-4801975149)
第4巻
(2022-07-14発行、978-4801976801)
第5巻
(2023-01-17発行、978-4801979468)
第6巻
(2023-08-17発行、978-4801981195)
第7巻
(2024-04-17発行、978-4801982963)
第8巻
(2024-12-17発行、978-4801985100)







