駅員ジョニー

駅員ジョニー

大阪のとある駅に勤務する新米の駅員、ジョニーこと松田丈二が、様々な事件や多くの人たちとの交流、恋などを通しながら一人前に成長していく様を描いたヒューマンドラマ。原作の末田雄一郎の駅員時代の経験を基に描かれており、駅内部のリアルな描写も特徴。

正式名称
駅員ジョニー
ふりがな
えきいんじょにー
作画
原作
ジャンル
ヒューマンドラマ
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概要・あらすじ

大阪の石松駅に勤務する新米の駅員、ジョニーこと松田丈二は、高校の野球部出身の実直な青年。乗客とのいざこざやデスクとの考え方の違い、勤務の辛さなど様々な問題があるも、ジョニーは同僚の水野の存在や師匠である香山城太郎の応援、ささやかな恋などを支えに一人前となるべく奮闘している。

そんなジョニーに、母校の野球部から監督をやらないかと声がかかる。監督は辞退したが、コーチとして協力するようになったジョニーは、そこでもまた一つ問題を抱えてしまうのだった。

登場人物・キャラクター

松田 丈二 (まつだ じょうじ)

野球部出身で、高校卒業後に神急電鉄に就職、石松駅へと配属となった新米の駅係員。何事にも不器用と思われるほど情熱を注ぐ性格であり、人を放っておけずに様々な問題に巻き込まれていくが、若菜への恋心や、師匠である香山城太郎の指導を受けて日々成長していく。社会人になったのをきっかけに野球から離れていたが、母校の野球部の監督に誘われたことをきっかけに、臨時コーチとして指導に当たっている。

若菜 (わかな)

松田丈二が働く石松駅を利用している派手好きな女子大生。遊び相手を求めて丈二と水野貴久に声をかけ、反応した丈二と遊びにいき肉体関係を持つ。しかし、その後は彼を騙して駅を無料で利用するなど、都合のいい相手としか認識していない。男にはきちんとした将来のビジョンが必要だと思っており、丈二に将来を考えさせるきっかけとなる。

香山 城太郎 (かやま じょうたろう)

松田丈二の教育係、通称師匠であり、彼が一番に尊敬している人物。かなりの巨体の持ち主。駅係員だけではなく、付近の住民たちからも愛称のヤマシロさんと呼ばれるほど慕われており、時に優しく時に厳しく丈二のことを指導している。

水野 貴久 (みずの たかひさ)

松田丈二の同期であり、悪友でもある駅員。不良上がりであり、軽薄で遊び好きな性格の持ち主。めぐみという彼女がいる。競馬で借金をつくってしまうほど計画性がないものの、将来に対する漠然とした不安は抱えている。

有香 (ゆか)

鹿児島出身の美容師であり、水野貴久の恋人、めぐみの友人。田舎特有の垣根のない人間関係に嫌気が指しており、人間関係の冷たい都会の大阪へとやってきた。そのために口数が異常に少なかったが、松田丈二の熱血さに絆されて笑顔を見せるようになっていく。

篠原 (しのはら)

松田丈二が務める神急電鉄の教育課主席。主に現場での教育指導に当たっている。一社員から出世を重ねていった叩き上げの駅員であり、あだ名は「成り上がりの篠原」。そのため出世に関する己の哲学を持っており、部下にきつい言葉を浴びせることも珍しくはない。しかし、心の無い人物ではなく、失敗したものの処遇に温情を見せることもある。

小野津ジュニア (おのつじゅにあ)

関西の鉄道会社、京急電鉄の跡取り息子。松田丈二の師匠という名目の下、石松駅に研修へとやってくる。次期経営者ではあるが文学を好んでおり、社会人となった現在でも勉強を続けている。当初は懐の深いところを丈二に見せるも、現場を知らないが故の頭の固さや子供っぽいところが目立つようになる。

荒尾 (あらお)

松田丈二の野球部時代の同期であり、万年補欠だった青年。母校の野球部の監督、渡辺の後任として監督に就任する。いずれはプロ野球の監督になるという野望を抱えており、そのために選手を駒としてしか見ていない節もある。

高安 義勇 (たかやす ぎゆう)

松田丈二の母校、赤塚高校の野球部員。大柄な長距離バッターであり、新聞にも怪童と載るほどの逸材。義勇という名前と体格から、ギュウと愛称が付られている。精神的に幼い上に自信過剰になっており、自分の好きな練習しかしないために、高めの絶好球しか打てないという弱点を抱えている。

場所

石松駅 (いしまつえき)

松田丈二が務める神急電鉄の駅。乗客数が多く、ラッシュ時には駅内がかなり混雑する。阪急電鉄石橋駅(現石橋阪大前駅 2019年改称)がモデルといわれている。

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