4分間のマリーゴールド

4分間のマリーゴールド

「人の死ぬ運命がわかる」救急救命士と、1年後に死ぬ運命にある義理の姉との純愛を描いたヒューマン・ドラマ。「ビックコミックスピリッツ」2017年30号より連載中の作品。

正式名称
4分間のマリーゴールド
ふりがな
よんぷんかんのまりーごーるど
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
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概要・あらすじ

花巻みことは救急救命士。血のつながらない義兄・義姉・義弟、飼い犬と暮らしている。そんなみことには、「人の死ぬ運命がわかる」という特種能力があった。人と手を重ねると、その人の最期が視えてしまうのだ。その死の運命はかならず現実となる。救急救命士として、どれだけ手を尽くしても、その現実は変わらない。そして、みことは、義姉・花巻沙羅と手を重ねて、彼女が27歳の誕生日、8月23日に死ぬ運命にあることを知ってしまう。

最愛の義姉を失うことを恐れ、苦悩するみこと。人知れぬ悩みを抱えるみことを、沙羅は暖かく包み込もうとする。そんな中、義姉と義弟は、姉弟としてではなく、女と男として互いに深く愛し合っていることを確認し、距離を縮めていく。

登場人物・キャラクター

花巻 みこと (はなまき みこと)

桜坂市消防局勤務の救命救急士の青年。父親の再婚で家族となった義兄と義姉、義弟と暮らしている。父親は数年前に心筋梗塞で死亡。人と手を重ねると、その人の最期が視えるという特種能力の持ち主。義理の姉・花巻沙羅に特別な感情を抱いているが、彼女と手を合わせたことにより、その命が27歳の誕生日で失われることを知ってしまう。 最愛の人を亡くす苦悩にうちひしがれる日々を送るうちに、彼を優しく包み込む沙羅と、男と女として、更に愛し合うようになっていく。義理の弟として、沙羅の誕生日には、毎年マリーゴールドの花束を贈っている。

花巻 沙羅 (はなまき さら)

花巻家の長女。8月23日生まれの26歳。職業は画家。花巻みことの血のつながらない姉。みことの父親と花巻沙羅の母親の再婚で、彼女たちは家族となった。「人の死ぬ運命がわかる」みことによれば、27歳の誕生日に死亡する運命にある。子供の頃から、様々な形で義理の弟・みことを慰め、包み込んできた優しい義姉だった。いつしか彼を人として、男として愛するようになっていった。

花巻 廉 (はなまき れん)

花巻家の長男。花巻みことの血のつながらない兄。元ヤンキー。かつては暴走族として暴れまわっていた。今は警備員として真面目に働いている。花巻家の長男として、静かに妹と弟を見守る包容力のある兄。ボクシング好き。

花巻 藍 (はなまき あい)

花巻家の三男。花巻みことの血のつながらない弟。高校生。学校はさぼりがちだが、家族の朝ごはんをつくるなど、家事はきっちとこなす。パピコが大好物。

しろ

花巻家の飼い犬。外観から柴犬と推測される。14歳の老犬で白内障をわずらっている。

花巻 みことの父 (はなまき みことのちち)

花巻みことの父親。花巻沙羅、花巻廉、花巻藍の義理の父親。沙羅たちの母親と再婚して数年で、心筋梗塞で死亡した。その時、満足な対応ができなかったことがきっかけで、みことは救急救命士になった。生前は、「ロールケーキを嫁にしたい」と言うほどの甘党であった。

花巻 みことの母

花巻みことの義理の母親。花巻沙羅、花巻廉、花巻藍の実の母親。フリーカメラマンで活躍しており、不在がち。

(いく)

6歳で亡くなった女の子。彼女と手を合わせたことが、花巻みことは自分が「人の死ぬ運命がわかる」特殊な力があることを、明確に自覚するきっかけとなった。救急車で搬送される際、友達の証として、砂場で見つけた貝殻をみことに渡した。

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