魔法少女リリカルなのはViVid

ミッドチルダを舞台に、『魔法少女リリカルなのは』の主人公、高町なのはの一人娘の高町ヴィヴィオが、覇王を自称する少女、アインハルト・ストラトスと出会った時から始まる鮮烈(ヴィヴィッド)な物語。PCゲーム『とらいあんぐるハーツ3 ~Sweet Songs Forever~』のファンディスク『とらいあんぐるハート3 リリカルおもちゃ箱』に収録されたスピンオフ作品のアニメ化から始まった、「魔法少女リリカルなのは」シリーズの第4期。シリーズのナンバリングタイトルとしては初めての漫画作品で、「月刊コンプエース」2009年7月号から2017年12月号にかけて連載された。コミックス第5巻の巻末には「魔法少女リリカルなのはType」に掲載されたエピソードが収録されている。

正式名称
魔法少女リリカルなのはViVid
原作者
都築 真紀
作者
ジャンル
バトル
 
魔法使い・魔法少女
レーベル
角川コミックス・エース(KADOKAWA)
巻数
既刊21巻
関連商品
Amazon 楽天

世界観

魔法が科学や学問として一般に広く普及した独特の世界設定を持つ。前提として質量兵器(拳銃や大砲など)の代わりに魔法技術が使用されており、その他にも飛行や防御、図書館におけるデータベース管理なども魔法によって行われている。魔法は子供でもその理論を学び、適切な道具を伴えば、使用する事が可能であり、特殊な技能を有する小学生や中学生相当の年齢の少年少女が働いているのも特徴となっている。他には警察や軍隊といった組織の代わりに、時空管理局と呼ばれる巨大な組織が存在しており、登場人物の多くがここに勤務する公務員となっている。「次元世界」と呼ばれる、次元船によって行き来できる多世界構造となっているのも、本作における世界設定の特徴で、高町なのは達が生まれた次元世界をはじめ、本作『魔法少女リリカルなのはViVid』の舞台であるミッドチルダルーフェンなど、数多くの次元世界が存在する。この次元世界という設定は、平行世界やパラレルワールドとはまた違う概念で、感覚的には異国、あるいは地方といった距離感が近い。

あらすじ

はじまりのはじまり(1巻)

高町なのはフェイトの娘で小学4年生の高町ヴィヴィオは、ノーヴェ・ナカジマストライクアーツと呼ばれる格闘技を習いながら、クラスメイトであるコロナ・ティミルリオ・ウェズリーなど、数多くの人々に囲まれて平穏な日常を過ごしていた。だが日常の裏側で、諸王時代の覇王クラウス・G・S・イングヴァルトの末裔である少女アインハルト・ストラトスによる、格闘家を狙った襲撃事件が発生していた。事件はノーヴェと彼女の姉であるスバル・ナカジマ、そしてその友人であるティアナ・ランスターによって解決される。アインハルトが事件を起こしていた理由は、覇王イングヴァルトと同時期を生きていた聖王オリヴィエ・ゼーゲブレヒトの関係者と拳を交え、自身の最強を証明する事。過去に囚われた悲痛な彼女の様子を見たノーヴェは、オリヴィエの複製体であるヴィヴィオとアインハルトを引き合わせようと決意するのだった。

合宿編(2~3巻)

練習試合を経て友人となったアインハルト・ストラトス高町ヴィヴィオ。彼女達は母親である高町なのはフェイト、及びその友人達による毎年恒例の行事となっている異世界での合宿へ赴く事となる。ヴィヴィオの古くからの友人であるルーテシア・アルピーノエリオ・モンディアルキャロ・ル・ルシエらと現地で合流し、合宿はスタート。合宿中、ヴィヴィオ達が始めた川遊びに戸惑うアインハルトだったが、水の中で行動する事そのものが修行となる事に気が付く。さらに、水切りと言われる、水に力を伝える遊びによって、効率的な身体の運用法について、アインハルトは考えるきっかけを得る。その後、温泉での団欒などを経て、合宿は本番である2日目へ突入。時空管理局の空戦魔導師である高町なのはやフェイト達も参加する、大規模な練習試合が始まる。

インターミドル編(3巻~9巻)

練習試合での経験を経て、アインハルト・ストラトス覇王流の強さを証明するため、新しい道を見いだす。それはインターミドルチャンピオンシップと呼ばれる公式大会の場で結果を残すという明確な目標だった。今年から出場資格を得る高町ヴィヴィオ達4人とノーヴェ・ナカジマをコーチに据えたチームナカジマを結成し、ヴィヴィオ達は大会出場へ向けた準備を始める。出場するために必要なデバイスの調達や、自身の欠点を教わりながらも修行を進め、選考会を経て迎えたインターミドルの地区予選。首尾良く1回戦目、2回戦目を突破したヴィヴィオ達を待ち受けていたのは、インターミドル上位選手であるハリー・トライベッカ、八神道場に通うルーキーのミウラ・リナルディだった。さらにアインハルトとコロナ・ティミルは、チームメイト同士による対決を余儀なくされてしまう。

無限書庫探索編(第9巻~第10巻)

インターミドルチャンピオンシップは「チームナカジマ」のメンバー全員の敗退で終わった。アインハルト・ストラトスは過去に囚われるあまり、実力や仲間達と積み重ねてきた練習の成果を発揮しきれずに終わった事を悔やんでいた。そんな中、古代ベルカの古い血筋にかかわる人物が多く集まっている事を重く見た八神はやては、インターミドルチャンピオンシップでアインハルトや高町ヴィヴィオとかかわりを持った人物や、チームナカジマの面々に招集をかけて集まりを持つ事にした。古代ベルカに面なる彼女達を守っていくためにも、古代の因縁が語られる場に自分もかかわる事で、彼女達の助けになりたい。こうしたはやての思惑に賛同したみんなの前で、過去の記憶を持つアインハルトの口から、クラウス・G・S・イングヴァルトが体験した古代ベルカ、諸王時代の真実が語られる。話を聞くうちに、クラウスの友人の一人であるヴィルフリッド・エレミアの名前に聞き覚えのあったヴィヴィオやコロナ・ティミルリオ・ウェズリーの三人は、その名前が無限書庫に収められた、古代ベルカ縁の人物が書いた手記の著者として残されていたのを思い出す。思わぬ発見に盛り上がった一同は、翌日、無限書庫を訪れ、この手記を捜索する事を決定する。だが、そんな一同を密かに監視していた第三者による魔の手が、彼女らへ及ぼうとしていたのだった。

エレミアの手記編(第10巻~第11巻)

無限書庫を探索していた一同へ襲撃を仕掛けたのは、アインハルト・ストラトスらと同じく、古代ベルカからの因縁を持つ魔女の末裔であるファビア・クロゼルグだった。彼女による襲撃をどうにか撃退し、捕縛する事に成功した一同は、騒動の合間にリオ・ウェズリーが発見していたヴィルフリッド・エレミア(リッド)の手記を読み始める。手記に書かれていたのは、昨晩アインハルトが語ったクラウス・G・S・イングヴァルトの記憶をリッドの視点から補足するものだった。かつて、旅の途中に野盗に襲われていた馬車を救った事をきっかけに知り合ったリッドとオリヴィエ・ゼーゲブレヒト。オリヴィエがクラウスの国へと人質として預けられる事となり、その旅路へ同道したリッドはクラウスと出会う。城でともに過ごすうちに、リッド達は友人として親しくなっていく。城の近くの森に住んでいた、ファビアの先祖であり、彼女が継承している記憶の人物である魔女クロゼルグとリッドは相性が悪く、懐いて貰えなかったが、リッドの友人である二人にとっては大切な友人であり、リッドも憎からず思っていた。心を通わせていくオリヴィエとクラウスの様子に、いつかこの二人は結ばれるのだろうと、リッドは平和で穏やかな未来を夢想した事もあった。しかし、諸王時代と呼ばれた戦乱の中、激化していく戦況にあって世界を救うため、使用者の意思と命を奪う戦略兵器「ゆりかご」の主となる事を、オリヴィエは選択してしまう。手記は、笑顔で別れたオリヴィエの隠された苦悩を思い、彼女を止められなかったリッドの後悔で結ばれていた。話を聞いた一同は、各々の想いを抱えながら無限書庫の探索を終えて集まりを解散する。誰もが歴史のドラマの重さに震えながら、知る事ができてよかったと納得を得ていく中、クラウスの無念を抱えたアインハルトだけが、みんなから差し出される手を柔らかに拒絶しているのを、高町ヴィヴィオは感じ取る。ヴィヴィオはオリヴィエの末裔として、彼女の後輩として、大好きなアインハルトのために一歩を踏み出す決心を固めるのだった。

4度目の練習試合編(第11巻~第12巻)

アインハルト・ストラトスは未だ過去に囚われ、周囲からの思いやりを素直に受け入れる事ができないでいた。高町ヴィヴィオは彼女へ思いを伝えるため、チームナカジマをはじめとする周囲の力を借りて、アインハルトとの練習試合を設けて貰う。試合の当日、いつもの練習試合だと思っていたアインハルトの前に現れたのは、試合のために体をベストコンディションに整え、見慣れぬ漆黒のバリアジャケットに身を包んだヴィヴィオだった。二人の戦績は、3戦2敗1分けでヴィヴィオの負け越しだった。しかし痛打を浴びせ、アインハルトからダウンを奪ったヴィヴィオは、自分が勝利すると宣言する。困惑しながらも受けて立つアインハルトを前に、ヴィヴィオは新技を次々と繰り出し圧倒していく。だが、二人の実力差は一朝一夕に埋まるものではなく、ヴィヴィオの猛攻は、状況に応じて使用する魔力を防御か攻撃に全力投入するという、捨て身の戦法を採る事によって成り立っていた。猛攻の裏に隠された秘密を見破られたヴィヴィオは、カウンターによって痛烈なダウンを貰ってしまう。立ち上がるのも精一杯なヴィヴィオの様子に、アインハルトは試合を続行する事に躊躇(ためら)いを覚える。だが、これ以上はと告げるアインハルトの言葉を遮ったのは、ほかでもないヴィヴィオだった。自分が勝つと繰り返し宣言するヴィヴィオは、ラウンドの合間に自分の過去を語り始める。それは昔、体の自由を奪われ、大切なママである高町なのはをその手にかけそうになったという、ヴィヴィオの暗い過去だった。しかし、そんな自分をあきらめずにママが自分を救ってくれた時に、ぶつかり合わなければ伝わらない事もあると教わったのだと、ヴィヴィオはアインハルトに向かって語る。そして、「撃ち抜く力は想いを伝えるためにある」という教えのもとに、今度は自分の大切な先輩であるアインハルトに自分が思いを伝えてみせると、ヴィヴィオは拳を握るのだった。

学院祭編(第13巻)

イクスヴェリア(イクス)が目を覚ましたという一報を受けて、高町ヴィヴィオが駆けつけると、自身のデバイスであるセイクリッド・ハートのように小さなイクスが待ち受けていた。いつ覚醒してもおかしくないほどに改善したイクスが、外の情報を知るために生み出した端末が小さなイクスだと知らされたヴィヴィオは早速、チームナカジマの面々へとイクスを紹介するのだった。一方、ヴィヴィオ達の日常にも変化が訪れていた。みんなの通う学校・St.ヒルデ魔法学院が学院祭を迎えようとしていたのだ。放課後に準備を進める慌ただしい日々の中、アインハルト・ストラトスはクラスでの出し物を決める際、クラス委員であるユミナ・アンクレイヴとなかよくなる。かねてから格闘技に興味があったと語るユミナは、そのつながりでアインハルトにも興味があり、学院祭の準備をきっかけに友達になろうと一歩を踏み出したのだった。やがて訪れた学院祭の当日。祭りにはチームナカジマと縁のあるインターミドルチャンピオンシップで知り合った面々や、ヴィヴィオの母親である高町なのはフェイトが、彼女らを一目見ようと学院へ足を運んでいた。

ルーフェン紀行編(第13巻~第16巻)

リオ・ウェズリーに誘われたチームナカジマの一同とミカヤ・シェベルは、連休中に彼女の実家のあるルーフェン地方を訪れていた。春光拳と呼ばれる武術の道場を開いているリオの実家で、一行は「拳仙」の一人として語られる、生ける伝説のレイ・タンドラに出会う。道場の門下生であるイェン・ランカイシュエ・ローゼンタオ・ライカクと知り合いながら、リオの祖父である彼の取りなしでルーフェン武術を体験していた一行だったが、そんな中、ミカヤ達が書庫から1枚の地図を見つけてくる。そこに描かれていたのは春光拳の道場に昔から伝わる練武場「三岩窟」だった。試練を乗り越え、最奥を訪れたものには春光武林の「武」「道」「刃」を譲り渡す。興味を抱いた高町ヴィヴィオ達は、レイやリオの従姉妹であり、師範代でもあるリンナ・タンドラの勧めもあって、「三岩窟」を訪れる事になる。しかし、そこでヴィヴィオ達を待ち受けていたのは、伝承とは趣の違う試練の数々だった。

U-15挌闘競技大会編(第16巻~第17巻)

ルーフェンへの旅行から帰った高町ヴィヴィオを待ち受けていたのは、母親である高町なのはが所属する時空管理局によって毎年開かれている戦技披露会で、ミウラ・リナルディとの試合をしないかという誘いだった。試合を承諾したヴィヴィオだったが、思いつきから、試合に勝った場合の賞品として、実の母親であるなのはと試合できないかという提案をする。広報部の承諾が得られた事により正式に試合が決定し、ヴィヴィオとなのはは2か月後の試合に備えてコンディションを整え始める。一方で、チームナカジマのコーチを務めるノーヴェ・ナカジマは、チームとしての拠点であるジム探しに苦戦していた。ノーヴェの苦境をミカヤ・シェベルから、それとなく伝えられたアインハルト・ストラトスは、ミカヤから一つの提案をされる。それは地人の運営する大会で欠員が出たので、その補充として出場しないかというものだった。大会に優勝するような有名選手を抱えていれば、ジムの契約でも有利に働く。アインハルトは世界の頂点を掴むという夢のため、そしてコーチであるノーヴェの助けになればと、大会への出場を決心するのだった。

戦技披露会・ミウラ戦編(第17巻~第18巻)

ついに訪れた時空管理局主催の戦技披露会の日。午前の部の特別プログラムとして組まれた高町ヴィヴィオと、ミウラ・リナルディによるエキシビションマッチが始まった。インターミドルチャンピオンシップでの戦いに納得のいっていなかった二人は、試合の開始と同時に全力を発揮。かつての意趣返しにと、開幕ダウンをミウラがヴィヴィオから奪い取ると、対するヴィヴィオもこの日のために特訓を重ねてきたフリッカージャブによる高速の打撃からのコンビネーションで、ミウラからダウンを奪い返す。しかし、一進一退の攻防に見えた戦いは、試合が進むにつれて地力の差で徐々にヴィヴィオが押され始める。圧倒的な打撃力と才能の差を前に、繰り返しダウンを奪われたヴィヴィオは絶体絶命の局面へと追いやられるのだった。一方で、観客席に設けられた聖王教会関係者のための席から試合を見つめる小さな姿があった。未だ体の覚醒を果たしていないイクスヴェリア(イクス)は、ヴィヴィオを応援するための声を出す事すらできない小さな体に焦燥感を感じていた。そんな折、カリム・グラシアはイクスも頑張ってみましょうかと、優しく声を掛ける。イクスとカリムの前には、目覚める準備の整ったイクス本来の体が、車椅子の上で眠っているのだった。そんな、イクス達によるやりとりの間も試合は進み続けていた。ミウラの猛攻を前に、脳震盪を起こしていたヴィヴィオはカウンターもままならず、このラウンド2度目のダウンを喫してしまう。もう眠ってしまってもいい、と心のどこかで思いながら膝に手をつき、意地で立ち上がろうとしたその時、ヴィヴィオは試合会場に響いた、自分を呼ぶ声を耳にする。

戦技披露会・なのは戦編(第18巻~第20巻)

ミウラ・リナルディとの激戦を制した高町ヴィヴィオは、ついに高町なのはへの挑戦権を獲得する。試合は戦技披露会の午後の部に行われるという事で、束の間のインターバルにヴィヴィオは休憩を取る。一方のなのはは一足先に、試合を行う特設会場へと足を運んで試合前のウォーミングアップを行っていた。ヴィヴィオとの試合を心から楽しみにしながらも、なのははどこか不安な思いを抱えていた。それはヴィヴィオが親離れをするために、この試合を設けたのではないか、という寂しさからもたらされたものだった。やがて試合開始の時間が訪れ、会場へ集った二人のもとに決戦のゴングが打ち鳴らされる。初手から全力で距離を詰めていくヴィヴィオに対して、なのはは空戦魔導師として積み重ねてきた王道で対抗する。完璧に固められた障壁と迎撃の布陣を前にスキはないかに思われたが、対するヴィヴィオも障壁を打ち破ると、なのはへ痛烈な一撃を叩き込む。初手をヴィヴィオが取ったかに見えた攻防は、体勢を崩しながら反撃に移ったなのはの砲撃によって簡単に覆され、ヴィヴィオはダウンを喫してしまう。様子を空から睥睨(へいげい)するなのはに対して、立ち上がったヴィヴィオは、アインハルト・ストラトスへ思いを伝えたあの日に浮かべていたのとまったく同じ瞳で、上空のなのはを見つめ返す。再び戦いの火蓋が切って落とされると、ヴィヴィオはなのはへ思いを伝えるために、空へと駆け上がるのだった。

作風

「魔法少女リリカルなのは」シリーズは原作者である都築真紀が「重くて痛い事件がベース」にあると語るとおりに、ストーリーの背景に何らかの悲劇的で痛々しい事件や出来事がある事が多かった。本作『魔法少女リリカルなのはViVid』においても、登場人物である高町ヴィヴィオアインハルト・ストラトスの先祖にあたる古代ベルカ時代に行われた戦乱の記憶といった、重くて痛い事件が存在しているが、これまでのシリーズと、連載開始時に同時連載していた『魔法戦記リリカルなのはForce』との差別化を図るために、「重くて痛い」話をなるべく避ける方針の下に製作されている。そのため、「スポーツ格闘魔法少女漫画」を標榜する本作では、ヴィヴィオやアインハルト達の友情や努力、成長といった面が強調される作風となっている。

登場人物

登場人物の名前には実際の車を元ネタとしたと思われる名前が数多く登場している。「魔法少女リリカルなのは」シリーズの第三期にあたる『魔法少女リリカルなのは StrikerS』の主人公スバル・ナカジマの「スバル」を皮切りに、本作『魔法少女リリカルなのはViVid』の登場人物であるアインハルト・ストラトスの「ストラトス」や、コロナ・ティミルの「コロナ」などがそれに該当する。

特殊設定

本作『魔法少女リリカルなのはViVid』には、記憶継承者と呼ばれる資質を持った人物が数名登場する。記憶継承者にあたる人物は、自身の先祖が体験した記憶や格闘技術などを色濃く継承している。この記憶継承者の持つ古代ベルカという戦乱期の記憶によって、古代から受け継がれた悲願や運命を現代においてどのように昇華していくかという点も見所の一つであり、『魔法少女リリカルなのはViVid』は時間軸に対してとても広い幅を持った壮大な歴史ストーリーとしての面も内包している。また、古代ベルカから生きているイクスヴェリアや八神家のヴィータ達騎士の面々は『魔法少女リリカルなのは』シリーズの過去作に登場してきた人物であり、彼女達が体験してきた歴史という設定を補完し、本作と過去作をリンクするというファンサービスの面でも機能している。

スピンオフ

本作『魔法少女リリカルなのはViVid』のスピンオフ作品として、「コンプティーク」の2011年5月号から『魔法少女リリカルなのはViVid LIFE』が掲載されていた。掲載当初は『魔法少女リリカルなのはViVid COLORS』という題名だったが改題されている。また途中から「月刊コンプエース」に掲載誌を移して連載していたが、シリーズ4巻目となる2014年6月号~2016年4月号までの掲載分を収録した『魔法少女リリカルなのはViVid LIFE インターバル編』の発売によって、ひとまずの完結を迎えた。他、スピンオフ作品ではないが、本編のフルカラー版である『魔法少女リリカルなのはViVid FULL COLORS』も刊行されている。

関連作品

「魔法少女リリカルなのは」シリーズの第4期という事で、過去のシリーズ作品の設定を色濃く受け継いでいる。その中でも特異な作品として『魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージX(イクス)』があり、これは他の『魔法少女リリカルなのは』作品と異なり、ドラマCDとなっている。内容は第3期シリーズ『魔法少女リリカルなのはStrikerS』の後日談で、3年後に起きたとある事件が描かれており、このドラマCD内で描かれた展開が、ダイレクトに第4期シリーズである本作『魔法少女リリカルなのはViVid』に反映されている。本作の2巻巻末にはキャラクターファイルが掲載されており、簡単にではあるが、そこで『魔法少女リリカルなのはStrikerS』と共に『魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージX』のあらすじも紹介されている。

コラボレーション

ソーシャルゲーム「魔法少女リリカルなのはINNOCENT」

mobageの展開するソーシャルゲーム「魔法少女リリカルなのはINNOCENT」とのコラボレーション企画として、『魔法少女リリカルなのはViVid』の登場人物が多数登場している。ゲーム内の設定は「魔法少女リリカルなのは」シリーズとは異なるパラレルワールドとなっており、年齢設定も変更されている。「魔法少女リリカルなのはINNOCENT」のコミカライズ版の続編にあたる『魔法少女リリカルなのはINNOCENTS』にも、本作から高町ヴィヴィオアインハルト・ストラトスが登場した。

「月刊コンプエース」5周年記念

「月刊コンプエース」2010年5月号では、同誌の刊行5周年を記念した『魔法少女リリカルなのは』と『Fate/stay night』のコラボレーション企画が行われ、原作者である都築真紀とTYPE-MOONの武内崇による対談などが掲載された。この企画によって漫画も描かれており、『魔法少女リリカルなのは』と『Fate/stay night』のコラボ漫画がコミックス2巻の巻末に収録されている。またこの流れを汲み、2巻の帯には武内崇からのコメントが寄せられた。

トレーディングカードゲーム

トレーディングカードゲーム「アクエリアンエイジ」に参戦している。カード種類は130種を越えており、『魔法少女リリカルなのはViVid』のカードだけでデッキを構築できるほどの規模となっている。

メディアミックス

TVアニメ

『魔法少女リリカルなのは』シリーズのアニメを手がけてきたセブン・アークスから製作会社をA-1 Picturesに変更し、TVアニメ化された。原作者である都築真紀は、自分の作品でシナリオを担当していないのは久しぶりと語っており、それまでのシリーズとはキャラクターデザインなども含めて雰囲気の異なる作品となった。第2期の制作も発表されている。

他に、『魔法少女リリカルなのはVivid』の本編終了後から数か月後を描いたTVアニメ『Vivid Strike!』がセブン・アークス・ピクチャーズによって制作され、2016年10月1日より放送が開始された。「魔法少女リリカルなのは」シリーズのアニメ化作品としては、初めてタイトルから「魔法少女リリカルなのは」の文字が外された作品となっている。内容は主人公に新キャラクターであるフーカ・レヴェントンを据えた、「スポーツ格闘魔法少女」モノで、『魔法少女リリカルなのはVivid』の流れを継承した作品となっており、高町ヴィヴィオをはじめ、アインハルト・ストラトスなどの主要人物達が引き続き登場している。製作はセブン・アークス・ピクチャーズが務めた事で、TVアニメ『魔法少女リリカルなのはVivid』の制作陣から変更が加わっており、脚本をシリーズの原作者である都築真紀が担当しているほか、監督を西村純二が務めている。キャストは主人公であるフーカ・レヴェントン役を水瀬いのり、フーカの幼なじみでもありライバルであるリンネ・ベルリネッタ役を小倉唯が担当している。

ゲームソフト

バンダイナムコゲームスから2011年12月22日に発売されたPSP用ゲームソフト「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-」に、本作『魔法少女リリカルなのはViVid』から高町ヴィヴィオアインハルト・ストラトスが参戦している。ゲスト参戦というわけではなく、ストーリーキャラクターとしての参戦であり、ヴィヴィオ達から見た過去の高町なのは達との出会いと交流が楽しめる。

ファン層

「魔法少女リリカルなのは」シリーズにはコアなファンが付いている事で有名であり、毎年開かれる同人誌即売会「コミックマーケット」におけるグッズ販売においてグッズが即完売していた事から、実際には完売していないのに開幕と同時に「なのは完売」という情報が流されるという、一種のお約束ネタが生み出された。

登場人物・キャラクター

高町 ヴィヴィオ (タカマチ ヴィヴィオ)

高町なのはとフェイトの娘で、St.ヒルデ魔法学院初等科に通う4年生の少女。年齢は10歳。4年前に起きた「JS事件」と呼ばれる事件の中でなのはに保護され親子となったため血のつながりはない。事件の首謀者によって生み出された古代ベルカの「最後のゆりかごの聖王」たるオリヴィエ・ゼーゲブレヒトの複製体(クローン)で、紅(ロート)と翠(グリューン)の虹彩異色の瞳を受け継いでいる。 なのはの関係者や聖王教会、ナカジマ家の面々にクラスメイトと、知人・友人が非常に多い。スバル・ナカジマに格闘技の基礎を教わり、現在ではノーヴェ・ナカジマにストライクアーツを教わっている。暗い過去を背負っているが、本人は母親譲りの明るく元気で芯の強い性格をしている。 大切な人に大切なことを伝えるためには言葉だけでは足りないことがあるという信念を持っている。他のストライクアーツ選手に比べて魔力量や腕力に劣る面を、持ち前の精神力と反応速度で補う、回避を主体としたカウンター型の戦闘スタイルを得意とする。

アインハルト・ストラトス (アインハルトストラトス)

チームナカジマの1人。チーム最年長の12歳で、St.ヒルデ魔法学院中等科に通う1年生。正式なフルネームはハイディ・E・S・イングヴァルト。古代ベルカの諸王時代を生きた「覇王」と呼ばれるクラウス・G・S・イングヴァルトの正統血統。記憶継承者と呼ばれる特殊体質で、クラウスの記憶を自らのもののように記憶している。 また、それ以外にも碧銀の髪や虹彩異色といった外見的特徴と、覇王流と呼ばれるクラウスが作り上げた武術を受け継いでいる。諸王時代にクラウスが体験した過去の無念と悲願を自身が叶えるために、覇王流の強さを知らしめようと戦う。「聖王女」と呼ばれたオリヴィエ・ゼーゲブレヒトの複製体(クローン)である高町ヴィヴィオと拳を交わしていくうちに代え難い友人となっていく。

リオ・ウェズリー (リオウェズリー)

チームナカジマの1人で高町ヴィヴィオとコロナ・ティミルの親友。ミッドチルダとは異なる次元世界、ルーフェンの出身。肩口で揃えられた黒髪のショートヘアの人物で、黄色いリボンを頭の上に付けている。八重歯がチャームポイントの快活で活動的な少女。ルーフェン武術の春光拳と呼ばれる流派の道場が実家で、リオ・ウェズリー自身もその使い手。 また、魔力を炎と電気の両方に変換できるという珍しい変換資質の持ち主。チーム随一の魔力と腕力の持ち主で、競技場の床を引きはがして投げつけるなどといった豪快な戦い方をする。

コロナ・ティミル (コロナティミル)

チームナカジマの1人で高町ヴィヴィオとリオ・ウェズリーの親友。控えめで丁寧な言葉遣いをする少女で、芯が強く土壇場でも冷静さを失わない精神の持ち主。アッシュブロンドの髪をツーテールに結んでいる。チームメイトの中では一番格闘センスに恵まれていないが、戦闘中に巨大なゴーレムを作り出し、自在に操作してみせるほどの知性と発想力を有する。 「マイストアーツ」と呼ばれる操作系魔法を使用した独特の戦技を使用する。デバイスである「ブランゼル」はルーテシア・アルピーノに作って貰った一品。

ノーヴェ・ナカジマ (ノーヴェナカジマ)

元は「ナンバーズ」と呼ばれた少女たちの1人で、スバル・ナカジマやギンガ・ナカジマの姉妹。赤髪のショートヘアーの外見で、やや蓮っ葉な物言いをする口の悪い人物。しかし、言葉遣いの印象とは異なり、1人、我流で格闘の練習を積む高町ヴィヴィオを見かねて正しい格闘技を教えたり、チームナカジマの面々のコーチを引き受けたりと心根の優しい人物。 ミカヤ・シェベルとは互いにミカヤちゃん、ナカジマちゃんと呼び合う友人の関係。

ユミナ・アンクレイヴ (ユミナアンクレイヴ)

アインハルト・ストラトスのクラスメイトで、クラス委員を務めている女の子。整体施術二級の資格を持っている。格闘技ファンでインターミドルチャンピオンシップの試合も見ていたため、チームナカジマのメンバーのことを知っていた。修行や試合後に辛そうにしているアインハルトのことを慮っていたが話しかけるタイミングが掴めなかったことと、選手が鍛え上げた芸術品である肉体に不心得者がおいそれと触れていいものではないと、整体施術の資格を手に入れるまではとまどいをおぼえていた。

高町 なのは (タカマチ ナノハ)

高町ヴィヴィオの2人いるママの1人。航空武装隊の戦技教導官で階級は一等空尉。ヴィヴィオ曰く「公務員」。『魔法少女リリカルなのは』シリーズの主な主人公を務めてきた人物。かつては機動六課と呼ばれる部隊の「戦術の切り札(エースオブエース)」と呼ばれたほどの空戦魔導師。茶色の髪をサイドテールにまとめた、明るい笑顔の優しい女性。 信条はいつでもどこでも全力全開。「JS事件」と呼ばれた事件の際にヴィヴィオを保護して親子となった人物で、月日が経った現在ではとても仲良しな親子。ただ、時々やたらとテンションの高い「ママ力全開モード」になり、ヴィヴィオも少しだけ対応に困っている。

フェイト (フェイト)

高町ヴィヴィオの2人いるママの1人。高町なのはとは9歳からの幼なじみであり自他共に認める大親友の間柄。また八神はやてとも親友である。ヴィヴィオとなのはが親子になる時に後見人となった人物で、その時にヴィヴィオがフェイトのこともママと勘違いしてしまったため、今でもママと呼んでいる。ヴィヴィオ曰く「公務員」だが、実際は時空管理局で執務官として働いている空戦魔導師。 エリオ・モンディアルとキャロ・ル・ルシエを保護し育てた人物でもある。

スバル・ナカジマ (スバルナカジマ)

湾岸警備隊特別救助隊で防災士長をしている人物で、時空管理局の機動六課と呼ばれる部隊に所属していた1人。機動六課は現在では解散している。19歳の女性で、高町ヴィヴィオの友人。高町なのはの元教え子で、昔、災害に巻き込まれた折になのはによって助けられ、そのことをきっかけとしてなのはに憧れを抱いていた。機動六課所属時代には「JS事件」と呼ばれる大規模な事件をくぐり抜け、本作『魔法少女リリカルなのはViVid』の1年前に起きた「マリアージュ事件」でイクスヴェリアを助けるなど、数多くの事件に関与し、活躍してきた。 現在では人命救助の最前線で活躍している。ティアナ・ランスターとは訓練学校時代からの親友。また、かつて「ナンバーズ」と呼ばれた少女たちとは、現在姉妹関係にある。

ティアナ・ランスター (ティアナランスター)

時空管理局に勤める執務官で主に凶悪犯罪を担当している。時空管理局の機動六課と呼ばれる部隊に所属していた1人で、20歳の女性。機動六課は現在では解散している。スバル・ナカジマとは訓練学校時代からの親友で、茶色の長い髪をしている。機動六課所属時代には「JS事件」を経験し、本作『魔法少女リリカルなのはViVid』の1年前に起きた「マリアージュ事件」では執務官として活躍する姿を見せるなど、数多くの事件に関与し活躍していた。 現在はそれらの経験を活かしながらも、執務官として忙しく過ごしている。

八神 はやて (ヤガミ ハヤテ)

時空管理局海上司令で高町なのはとフェイトの古くからの親友。「闇の書」と呼ばれるデバイスの「最後の夜天の主」で、シグナムやヴィータたち騎士に囲まれて生活している。関西弁のような口調で話す人物で、どこかつかみ所のない食えない性格。機動六課と言われるミッドチルダを救った機動部隊の部隊長を務めた人物として一般人にも知られているほどの有名人。 八神道場と呼ばれる道場を主催しており、そこにはミウラ・リナルディが通っている。

シグナム (シグナム)

元は古代ベルカ時代から存在する、かつては「闇の書」と呼ばれたデバイス「夜天の書」の騎士だったが、現在は八神家の一員として普通に生活している。赤紫色の長い髪をポニーテールにまとめた凜々しい外見の女性で、口調も女性にしては軍人のような堅いしゃべり方をする。八神道場でミウラ・リナルディに稽古をつけている人物の1人。 現在は時空管理局で働いており、階級は高町なのはと同じ一等空尉である。

ヴィータ (ヴィータ)

元は古代ベルカ時代から存在する、かつては「闇の書」と呼ばれたデバイス「夜天の書」の騎士だったが、現在は八神家の一員として普通に生活している。航空戦技教導隊5番隊2班副班長で階級は二尉。高町ヴィヴィオの母親である高町なのはとは旧知の間柄で14年来の付き合い。かつて闇の書事件と呼ばれた一件で敵対して以来の腐れ縁で、現在は同僚となっている。 赤みがかった髪を三つ編みにまとめた子どものような容姿の少女だが、幼い外見と実際の年齢は大きな隔たりがある。八神道場ではミウラ・リナルディに稽古をつけている人物の1人で、インターミドルチャンピオンシップではミウラのセコンドも務めている。

ザフィーラ (ザフィーラ)

元は古代ベルカ時代から存在する、かつては「闇の書」と呼ばれたデバイス「夜天の書」の騎士だったが、現在は八神家の一員として普通に生活している。大きな犬か狼といった外見と、色黒で筋骨のたくましい犬耳と尻尾を持った男性の外見のどちらにもなれる。八神はやてが主催している八神道場でミウラ・リナルディの師匠を務めている。 真面目な性格で、極端に驚いた表情を浮かべたり、必要以上に言葉を発したりすることがほとんど無い。

シャマル (シャマル)

元は古代ベルカ時代から存在する、かつては「闇の書」と呼ばれたデバイス「夜天の書」の騎士だったが、現在は八神家の一員として普通に生活している。肩口ほどの長さの金髪で、穏やかな笑顔が特徴的な人物。耳に大きなイヤリングを付けている。医療関係の知識があり、高町ヴィヴィオたちが怪我をした時に治療や診察を行うことも。そのため、「シャマル先生」と呼ばれることがある。

リインフォース (リインフォース)

元は古代ベルカ時代から存在する、かつて「闇の書」と呼ばれたデバイス「夜天の書」と共に過ごしてきた存在。一代目と二代目がおり、現在の八神家で過ごしているのはリインフォースの二代目。かつては名前を持っていなかったが八神はやてによって名前が与えられた。闇の書事件と呼ばれる事件の終わりに一代目は居なくなっており、二代目にその名前は受け継がれている。 アインハルト・ストラトスのデバイスであるアスティオンの製作に関わった。一代目は銀色の長髪を持つ成長した女性の外見をしていたが、二代目は小柄な少女のような外見となっている。

アギト (アギト)

ルーテシア・アルピーノの言う所の一番古い親友。赤い髪を後ろの方で上下2か所ずつ、計4か所結んだ独特の髪型をした少女で八重歯がチャームポイントとなっている。現在は時空管理局で働いており、八神家に住んでいる。アインハルト・ストラトスのデバイスであるアスティオンを製作した1人。

ミカヤ・シェベル (ミカヤシェベル)

黒色の長い髪を背で束ねた女剣士。抜刀術天瞳流のという剣術の師範代を務める実力者で、天瞳流抜刀居合を使いこなすインターミドルチャンピオンシップの上位選手の1人。ノーヴェ・ナカジマの友人でお互いにミカヤちゃん、ナカジマちゃんと呼び合う仲。落ち着いた物腰と口調をした凜々しい18歳の少女。居合刀と呼ばれる刀身を重く調整された刀を使いこなし、魔力をほぼ使用せずに技術だけで廃車を切り裂くほどの実力者。

キャロ・ル・ルシエ (キャロルルシエ)

エリオ・モンディアルと共に辺境自然保護隊隊員を務めているフェイトの家族。ピンク色の腰まで伸ばした長い髪を後ろで1本に束ねている14歳の少女。ルーテシア・アルピーノの親友の1人。エリオ、ルーテシアと3人の中で一番身長が低く、ルーテシアにからかわれるたびに身長が1.5cm伸びたことを主張している。竜と共に暮らす少数民族の出身で、白銀の竜フリードリヒと黒竜ヴォルテールを使役できる。 また、竜召喚士でもあると同時に召喚魔導師であり、人間の召喚も行うことが出来る。

エリオ・モンディアル (エリオモンディアル)

キャロ・ル・ルシエと共に辺境自然保護隊隊員を務めているフェイトの家族。赤髪の少年で14歳。ルーテシア・アルピーノの親友の1人。かつて非人道的な実験に利用され心を閉ざしていたが、フェイトによって保護され育てられた過去を持つ。「ストラーダ」と呼ばれるデバイスを使って戦う陸戦魔導師であり、キャロ・ル・ルシエの召喚する竜に乗って戦う竜騎士でもある。

オットー (オットー)

聖王教会本部で働く執事で、元は「ナンバーズ」と呼ばれた少女たちの1人。カリム・グラシアの秘書として彼女に仕えている。自身のことを僕と呼ぶ中性的な外見をしている。ディードとは双子のような関係にあり、そのように呼ばれることもある。コロナ・ティミルの専門コーチとセコンドを務めており、彼女のことを「コロナお嬢様」と呼ぶ。 普段はディードと張り合うことはないが、担当しているお嬢様のことは例外的に張り合うことがある。高町ヴィヴィオのことを陛下と呼び、彼女の護衛を自称するなどどこかズレた感性を持つ。

ディード (ディード)

聖王教会で働く人物で、元は「ナンバーズ」と呼ばれた少女たちの1人。茶色のベリーロングの髪型をしており、カチューシャで髪をとめている。「双剣」ツインブレイズと呼ばれる能力と固有装備を持っており、戦闘技術に優れている。オットーとは双子のような関係で、そのように呼ばれることも。リオ・ウェズリーの専門コーチとセコンドを務めており、コロナ・ティミルのコーチを務めているオットーと張り合うことも。 高町ヴィヴィオのことを陛下と呼び、彼女の護衛を自称するなどどこかズレた感性を持つ。

ルーテシア・アルピーノ (ルーテシアアルピーノ)

時空管理局嘱託魔導師。紫色の長い髪を持つ14歳の少女。母親であるメガーヌ・アルピーノと共に無人世界「カルナージ」で穏やかに暮らしている。召喚魔法を得意とし「ガリュー」という名の人型召喚獣を従わせている。アギトやキャロ・ル・ルシエ、エリオ・モンディアルとは親友の間柄。高町ヴィヴィオとも友人である。 建築趣味に最近目覚めており、ホテルアルピーノと称した宿泊施設や、模擬戦を行うための建造物を自分で造り、あるいは増設している。

ミウラ・リナルディ (ミウラリナルディ)

八神はやてが主催している八神道場に通う中等科一年の12歳。自分のことをボクと呼ぶショートヘアの少女で、快活な性格をしているが、リインフォースがつくるおやつを楽しみにしていたりと子どもっぽい一面を持つ。また、あがり症の気がある。「スターセイバー」という脚甲型のデバイスを装備しており、周辺魔力を集束して蹴り技に乗せることで打撃として放つ「抜剣」と言われる強力無比なスキルを有する。 その戦闘スタイルは師匠であるザフィーラを初め、八神家に住むシグナムやヴィータからの教えが色濃く反映されている。

シャンテ・アピニオン (シャンテアピニオン)

聖王教会の本部に所属する修道騎士。同じ修道騎士であるシャッハ・ヌエラの愛弟子である14歳の少女。高町ヴィヴィオのことを陛下として敬いながらも気遣う素振りを見せたり心優しい性格ながら、シスターや修道騎士としては性格に問題ありとシャッハに評される、お転婆盛りの問題児である。双剣型のデバイスを使い、凄まじい速さと幻術を武器に相手を幻惑して戦う戦闘スタイルを持つ。

ハリー・トライベッカ (ハリートライベッカ)

インターミドルチャンピオンシップの上位選手。我流の魔導戦スタイルを武器に戦うレディースのようなバトルジャケットに身を包む私立学校高等科2年、15歳の少女。赤みがかった髪をポニーテールにまとめた可愛らしい外見だが、自分のことを「オレ」と呼び口調も荒い。だが可愛い物好きといった一面もあり、口調や態度と嗜好などの間にギャップが存在する。 大火力の砲撃魔法を武器にした戦法が特徴で、付いたあだ名が「砲撃番長」。

ヴィクトーリア・ダールグリュン (ヴィクトーリアダールグリュン)

インターミドルチャンピオンシップの上位選手。プラチナブロンドの長い髪に碧眼の外見を持つ17歳の少女。ミッドチルダの豪邸に住むお嬢様で、旧ベルカの王である「雷帝」ダールグリュンの血を少しだけ引く。雷帝式と呼ばれる戦闘スタイルで、「○○式」といった名前がついた多種多様な技で戦う。武器は巨大な戦斧型のデバイスを使用し、これは半ばで分離して光剣にもなる。 ジークリンデ・エレミアとは古くからの友人。また、執事のエドガーとは古くから主従関係にある。

ジークリンデ・エレミア (ジークリンデエレミア)

インターミドルチャンピオンシップの世界代表戦における優勝経験を持つ元世界王者にして、ミッドチルダ現役最強の選手。長い黒髪をツインテールにまとめた碧眼の持ち主で、16歳の少女。「黒のエレミア」と言われる古流武術を継承しており、デバイスである鉄腕とあわせて他の選手から畏怖と尊敬を集めている。だが、破壊に特化した戦闘スタイルと異なり性格は優しく、人のことをニックネームで呼びたがったりとフレンドリー。 自身の持つ力を認めると共に忌避しており、他人と接することに臆病な面もある。好物はおでんとおにぎり。ヴィクトーリア・ダールグリュンとは古くからの友人である。関西弁のような独特の口調で話す。

ファビア・クロゼルグ (ファビアクロゼルグ)

インターミドルチャンピオンシップに出場している13歳の少女。金色の長髪に金色の瞳。黒色のローブに竹箒と魔女のような外見が特徴。プチデビルズというマスコットを複数従えている。魔導師ではなく古代ベルカ時代から続く正統派魔女(トゥルーウィッチ)で、デバイスは魔女箒「ヘルゲイザー」。高町ヴィヴィオとアインハルト・ストラトスに対して特別な感情を抱いている。

リンナ・タンドラ (リンナタンドラ)

リオ・ウェズリーの生家であるルーフェン武術春光拳の道場の師範代を務める女性。リオとは親戚で、イトコの関係。色黒で長い黒髪の外見。変装メイクにこだわりがあり、自身のみならず他人にも見違えるようなメイクを施す。八重歯がチャームポイントの明るい性格の持ち主である。

レイ・タンドラ (レイタンドラ)

リオ・ウェズリーの祖父にあたる人物。ルーフェンに伝わる伝統武術の1つ、春光拳の総師範であると同時に、拳法試合から異種武術戦でも無敗を誇るルーフェン武術界に5人もいないとされる「拳仙」。伝説の武術家と称される有名人である。外見は白い髪とあごひげを蓄えた穏やかな笑みを湛える老人。逸話の割に、本人の性格はいたって温厚で人当たりが良く、自身のことを「じーちゃん」と気楽に呼んで欲しいと言う程である。

イェン・ランカイ (イェンランカイ)

春光拳門下生見習いの少女。長い白髪に赤い瞳の持ち主で悪戯好きの問題児。頭の回転が速いのか状況を損得で計算してから行動に移す独特の思考法を持ち、漫画内では計算式として表現されるのが特徴となっている。武術家としての実力はそれほどでもないが、春光拳が好きで勉強家。そのためか、知識ばかりが先走っている。シュエ・ローゼンとアイリン・ハーディン、タオ・ライカクとは友人。

シュエ・ローゼン (シュエローゼン)

春光拳門下生見習いの少女。イェン・ランカイやアイリン・ハーディン、タオ・ライカクの友人で、特に門下生仲間のイェンとはよく喧嘩をする仲。武術の腕前はそれほどでもないが、勉強熱心。そのため、知識ばかりが先走っている。瞳をジト目のようなフラットな形にしていることが多い。

アイリン・ハーディン (アイリンハーディン)

ルーフェンに伝わる春光拳とは別の武術である華鳳拳の宗家の娘で跡取り候補。金髪碧眼の外見で、長髪をツインテールにしている。失われつつあるルーフェン武術の深奥を身につけていると言われるほどの技量を持ち、師範クラスの実力を持つ。イェン・ランカイやシュエ・ローゼンとは友人。タオ・ライカクとは幼い頃からの知り合いである。 また、アイリン・ハーディンの執事であるクレア・ラグレイトはヴィクトーリア・ダールグリュンの執事であるエドガーの妹にあたる。

タオ・ライカク (タオライカク)

リオ・ウェズリーの生家である春光拳道場で家事用人として働いている少女。赤っぽい髪をシニョンの形で2つにまとめた髪型をしている。謙虚で優しい人物だが、同時に自分に自信がないのが原因となって引っ込み思案な性格をしている。アイリン・ハーディンとは幼い頃からの知り合いである。

オリヴィエ・ゼーゲブレヒト (オリヴィエゼーゲブレヒト)

「最後のゆりかごの聖王」。古代ベルカ・諸王時代を生きた人物の1人で武技において最強を誇った。クラウス・G・S・イングヴァルトやヴィルフリッド・エレミアの友人。幼い頃に遭遇した事故がきっかけで両腕がない。金色の髪に紅(ロート)と翠(グリューン)の鮮やかな虹彩異色の瞳を持つ少女で、当時存在した聖王連合に所属するゼーゲブレヒト家の王女。 クラウスの生家であるシュトゥラに留学生という扱いで住まうことになる。

クラウス・G・S・イングヴァルト

古代ベルカ・諸王時代を生きた人物の1人。オリヴィエ・ゼーゲブレヒトやヴィルフリッド・エレミアの友人で、交流のあった当時はシュトゥラという国の第一王子だった。碧銀の髪に紫と青の虹彩異色といった外見をしており、性格は心優しく真っすぐで純粋な心持ちの人物。だが純粋すぎてたまに思いがけない勘違いをしていることがある。 覇王流と呼ばれる武術を戦乱の中で作り上げた。

ヴィルフリッド・エレミア (ヴィルフリッドエレミア)

古代ベルカ・諸王時代を生きた人物の1人。「黒のエレミア」と呼ばれる格闘戦技の概念が存在しなかった時代から、五体のみで相手の人体を粉砕する技術を求めた一族の人物。「鉄腕」と呼ばれるガントレットのような武器を使う。また武術のみならず、学問一般にも造詣が深い。オリヴィエ・ゼーゲブレヒトとクラウス・G・S・イングヴァルトの友人で、オリヴィエの義腕を作った人物でもある。 黒い色の長髪を後ろで1本に束ねた少年然とした外見。

魔女クロゼルグ

古代ベルカ・諸王時代を生きた人物の1人。天真爛漫を絵に描いたような明るい性格の持ち主で、悪戯好き。クラウス・G・S・イングヴァルトやオリヴィエ・ゼーゲブレヒト、ヴィルフリッド・エレミアの友人の1人。クラウスが王子であるシュトゥラの領土、その南に存在する魔女の森に住んでいる。外見は金色のらせん状にカールした長い髪を後ろの方で2つに束ね、頭の上には猫耳の生えた少女。 魔女であり、箒を持っている。クラウスにはよく懐いているが、ヴィルフリッドとは犬猿の仲。

ディエチ・ナカジマ (ディエチナカジマ)

元は「ナンバーズ」と呼ばれた少女たちの1人で、スバル・ナカジマやギンガ・ナカジマの姉妹。左右に跳ねた両サイドと、シンプルに束ねられた長い髪と整えられていない短い前髪が特徴。余り多く喋らない性格で穏やかに佇んでいることが多いが姉妹たちには心を開いており、からかいあったりなど全くの無口というわけではない。かつては狙撃手として活躍しており、イノーメスカノンという固有装備を持っている。 チームナカジマの差し入れ担当サポーターを自称している。またアインハルト・ストラトスのセコンドも務めている。

ウェンディ・ナカジマ (ウェンディナカジマ)

元は「ナンバーズ」と呼ばれた少女たちの1人で、スバル・ナカジマやギンガ・ナカジマの姉妹。独特の「~ッス」と語尾に付けるしゃべり方をする明るい性格の少女で、長い髪を後ろで束ね上げた髪型をしている。人をからかったり、だだをこねたりと子どもっぽい部分が見られるが、そうした一面が彼女なりの愛嬌となっている。

チンク・ナカジマ (チンクナカジマ)

元は「ナンバーズ」と呼ばれた少女たちの1人で、スバル・ナカジマやギンガ・ナカジマの姉妹である。年齢不相応の幼い外見をしており、思考は見た目の割に落ち着いていて心優しい面倒見の良い性格。姉としてノーヴェ・ナカジマたちにはよく慕われている。幼い外見や体型の他に、色素の薄い長い髪に右目を覆う眼帯といった特徴的な風貌をしている。

ギンガ・ナカジマ (ギンガナカジマ)

ナカジマ家の長女で21歳。スバル・ナカジマやチンク・ナカジマ、ノーヴェ・ナカジマなどの姉にあたり、普段は時空管理局の陸士108部隊の捜査官として働いている。ロングヘアーをリボンで飾った髪型をした女性的な人物だが、外見にそぐわず大食いで、他の人物に比べ、彼女の前に置かれている料理の量が明らかに多く描かれている。 使用するデバイスはリボルバーナックルとブリッツキャリバー。

カリム・グラシア (カリムグラシア)

聖王教会の「教会騎士団」に所属する騎士。金色の長髪にカチューシャを付けた髪型をしている。「預言者の著書 プロフェーティン・シュリフテン」という、予言が詩文形式で表される希少な能力を有している。イクスヴェリアや高町ヴィヴィオが事件に巻き込まれる可能性があると聞いた際には、すぐさま警備を強化する手を回したりと心優しい性格の女性である。

シャッハ・ヌエラ (シャッハヌエラ)

聖王教会の「教会騎士団」に所属するシスター。普段はカリム・グラシアの秘書をしている。ベリーショートに近い短髪の髪型の女性で、性格は気配りの出来る真面目なもの。修道騎士見習いとして修行中の身であるセインの保護役も務めている。グレていたシャンテ・アピニオンを聖堂教会へ誘った張本人でもあり、インターミドルチャンピオンシップではシャンテのセコンドも務めている。 双剣型のデバイスを武器としており、名はヴィンデルシャフトと言う。

セイン (セイン)

元は「ナンバーズ」と呼ばれた少女たちの1人。底抜けに明るい性格をしており、悪戯好き。無機物を自在に通り抜けることのできる「ディープダイバー」と呼ばれる能力を持っており、それを使用した悪戯を好む。現在は聖王教会で修道騎士見習いとして働いており、眠り続けるイクスヴェリアの毎日の世話をしている。また、インターミドルチャンピオンシップに出場したシャンテ・アピニオンのセコンドも務めたりとトラブルメーカーながらに適当な性格ではない、心優しい一面が垣間見える人物。 料理がとても上手く、高町ヴィヴィオたちに請われてその腕前を披露することも。

メガーヌ・アルピーノ (メガーヌアルピーノ)

ルーテシア・アルピーノの母親。娘と同じ紫色の長い髪をしており、常にのほほんと目を細めて笑顔を浮かべている女性的な人物。無人世界「カルナージ」で娘のルーテシアと穏やかに暮らしている。かつてはスバル・ナカジマたちの母親であるクイントとインターミドルチャンピオンシップに出場していたこともあるらしく、そのためか、武術や魔術戦に対して深い造詣があり解説もこなしまうといった、底の見えない人物である。

イクスヴェリア (イクスヴェリア)

本作『魔法少女リリカルなのはViVid』の時間から1年前に起きた「マリアージュ事件」と呼ばれる連続殺人事件の最中に1000年の眠りから目覚めた古代ベルカ・ガレア王国の王。マリンパークでの火災の中、スバル・ナカジマによって救出された。スバルとはそれをきっかけに友人関係にある。今はいつ覚めるかも分からない眠りについており、聖王教会によって本部に保護されているが、眠りにつく前に高町ヴィヴィオとも会話をしており友人となっていた。 アインハルト・ストラトスの先祖にあたるクラウス・G・S・イングヴァルトのことを知っている。

エルス・タスミン (エルスタスミン)

インターミドルチャンピオンシップの上位選手。メガネに、短く結んだツインテールがチャームポイントの少女。年齢は16歳で、学校では生徒会長を務めている。規律にうるさく外聞を気にする性格をしており、他の曲者揃いな上位選手たちの仲裁に向かってはいつも振り回されている。ハリー・トライベッカとの間には前回のインターミドルで因縁があり、ハリーの不良じみた格好や口調も相まってお互いに犬猿の仲となっている。 戦闘スタイルは結界魔導師。バリアジャケットの装着時には正義装着と叫んだり、敵を束縛するためのバインド魔法が手錠の形をしていたりと、規律を重んじるエルス・タスミンの個性が強く反映された物となっている。

ルカ (ルカ)

ハリー・トライベッカの仲間たちの1人。サングラスの女の子。コロネを頭の右横につけたようなサイドテールの髪型をしている。見た目は不良然としてして怖いところもあるが、コロナ・ティミルがリンダにぶつかった際にはどこか痛めていないかを心配したりと心優しい人物。ハリー・トライベッカのことをリーダーと慕っている。

ミア (ミア)

ハリー・トライベッカの仲間たちの1人。長髪長身の女の子。4人の中では一番頭が良く、期末試験では1桁の順位に食い込んでいた。そのために、成績の悪い他のメンバーの勉強も見ており、みんなが追試を免れた際にはほっとした様子を見せるなど仲間思いな一面がうかがえる。ルカやリンダのように不良口調で話していたが、その後、登場回数を重ねるごとに穏やかな言葉遣いも垣間見えるように。

リンダ (リンダ)

ハリー・トライベッカの仲間たちの1人。マスクをした女の子。セミロングほどの長さの髪に短く結ばれたツインテールをしており、前髪はおでこを出すように分けられている。仲間たちの間ではうっかりした所を見せることが多く、人とぶつかったり、ハリーのトラウマを刺激する失言をしたりとさまざまな所でその性格を発揮している。

クレア・ラグレイト (クレアラグレイト)

華鳳拳道場の執事。ヴィクトーリア・ダールグリュンの執事であるエドガーの妹。青色の髪を短く切りそろえ、もみあげの部分だけ長く伸ばした髪型をしている。男装の麗人でアイリン・ハーディンのお世話係を務めている。ヴェンディチカ護衛剣術と華鳳拳槍剣技を使いこなし、突剣フォスキーアを振るう武芸の達人でもあり、単なる執事には留まらない戦闘力を有する。

エドガー (エドガー)

ヴィクトーリア・ダールグリュンの執事で、アイリン・ハーディンの執事であるクレア・ラグレイトの兄。青い髪に整った容姿を持つ青年で、ヴィクトーリアの側で控えているシーンが多い。主従関係にあるが決してへりくだった関係ではなく、執事としての一線をわきまえながらヴィクトーリアの言葉の端を捕まえてからかったりと、深い信頼関係にあることがうかがえる。 その他、おでんやヴィクトーリアの朝食を作っていたりと、執事業務に留まらず、料理もできる多才ぶりが垣間見える。

セイクリッド・ハート (セイクリッドハート)

高町ヴィヴィオが使用するハイブリット・インテリジェントデバイス。うさぎのぬいぐるみを外装として装備しており、宙に浮かんだりさまざまなジェスチャーをしたりとアグレッシブに動くが本体はクリスタル型で中に収められている。ヴィヴィオが4年生になり、基礎的な魔術を収めたことから高町なのはとフェイトによって送られたデバイスで、通話やメール、日常録画機能なども充実している。 セイクリッド・ハートという正式名称はなのはが所有するデバイス「レイジングハート」に由来しており、名付けた際には周囲からやっぱりという反応をされた。普段は愛称(マスコットネーム)である「クリス」と呼んでいる。各話の間のページでさまざまなコスプレ衣装を披露している。

アスティオン (アスティオン)

アインハルト・ストラトスが使用するインテリジェントデバイス。古代ベルカの格闘術である覇王流を使用するアインハルトにあわせて作られた真性古代(エンシェント)ベルカの特別機で、制作者は八神はやて、リインフォース、アギトの3名。外見はアインハルトの先祖であるクラウス・G・S・イングヴァルトが飼っていたと伝わる雪豹をモチーフにしたぬいぐるみ。 アスティオンという名前は、クラウスとオリヴィエ・ゼーゲブレヒトが雪豹に付けようと考えていたのに付けることのできなかった、2人の好きな物語に出てくる英雄の名前から取られている。アインハルトとの相性は非常に良く、戦闘では攻撃補助を行わない代わりに、補助と回復に特化した性能をしている。

ノア・アールズ

戦技教導隊通信部に所属する女性。短めのツーサイドアップの髪型をした快活な性格の持ち主。高町ヴィヴィオらが参加した戦技披露会においてヴィヴィオとミウラ・リナルディ、ヴィヴィオと高町なのはによるエキシビションマッチの実況を務めていた。

エーデルガルト・バルカス

U-15挌闘競技USW・WGCデイジー級世界王者の少女。褐色の肌をしており、コーチからは「エディ」と呼ばれている。機械技術を受け入れずに暮らす辺境地、アルマナックで生まれ育ち、大家族ながらに貧しい一家を養うためファイトマネーを目的に大会に参加している。幼い頃から周辺に棲息する巨大な獣を相手取って素手で狩りを行ってきたため、類い希な強打を持っている。大会で敗北を喫したアインハルト・ストラトスをライバル視しており、競技団体の違うDSAAへ乗り込んで王者を取った際には、初の防衛戦の相手としてアインハルトを指名したほどに思い入れがある。

シャリオ

時空管理局の女性。時空管理局の執務官であるフェイトの補佐官を務めている。ロングヘアでメガネをかけている。聖王教会の関係者とはかつての事件の折からの顔見知りで、ナカジマ家の面々とも面識がある。戦技披露会において、高町ヴィヴィオと高町なのはによるエキシビションマッチで使用された特設会場を、ルーテシア・アルピーノと共に準備していた。

集団・組織

チームナカジマ (チームナカジマ)

高町ヴィヴィオ、アインハルト・ストラトス、リオ・ウェズリー、コロナ・ティミルがインターミドルチャンピオンシップに出場する際に作ったチーム。名前は出場選手4人で決めたもの。選手4人に、ノーヴェ・ナカジマをコーチに、オットー、ディードをトレーナー、ディエチ・ナカジマがサポーター、そして応援してくれるいっぱいの人、みんなで1つのチームとイクスヴェリアには紹介している。

時空管理局 (ジクウカンリキョク)

高町ヴィヴィオの保護者である高町なのはやフェイトなどが所属する巨大な組織。組織内に存在する役職は多岐に及び、救助隊や航空武装隊その他がある。時空管理局の役職としては、凶悪犯罪を調査する執務官などが本作『魔法少女リリカルなのはViVid』に登場している。公的な機関であるため、所属している人員は公務員という扱いになる。

聖王教会 (セイオウキョウカイ)

『魔法少女リリカルなのはViVid』の時代から千年以上の昔にあたる古代ベルカ時代、その時代に存在したとされる聖王を信仰の対象とする宗教組織。本作『魔法少女リリカルなのはViVid』の登場人物ではオットーやディード、イクスヴェリア、シャンテ・アピニオンなどが聖王教会に所属、あるいは本部で生活をしている。 宗教としては他に比べて、禁則事項が少ない為に信者が多く、多方面へ影響力があるのが特徴。また、「ロストロギア」と呼ばれる『魔法少女リリカルなのは』シリーズの世界における古代魔法文明と呼ばれる古代の遺産を管理する使命を持っており、そのための「教会騎士団」という独自戦力を有している。カリム・グラシアやシャッハ・ヌエラといった人物がこの騎士団に所属している。

場所

ミッドチルダ (ミッドチルダ)

本作『魔法少女リリカルなのはViVid』には数多くの次元世界と呼ばれる世界が存在しその間を行き来するが、ミッドチルダは『魔法少女リリカルなのはViVid』の主な舞台となる次元世界の名前である。首都はクラナガン。高町ヴィヴィオたちが居る中央区はインターミドル・チャンピオンシップの盛んな地域で、特に激戦区とされている。

無限書庫 (ムゲンショコ)

時空管理局のデータベース。一般人の立ち入りは禁止されている。高町ヴィヴィオは無限書庫の司書資格を、リオ・ウェズリーとコロナ・ティミルは閲覧パスを持っている。時空管理局の設立以前から存在する巨大な書庫であり、あらゆる次元世界で発行された数多くの有形書籍が収められている。確認されている最古の書籍はおよそ6500年も昔のもの。 書庫内には「未整理区画」と呼ばれる半ばダンジョン化した区画が存在しており、未だに調査の手が及んでない場所が数多く残されている。

ルーフェン (ルーフェン)

リオ・ウェズリーの故郷。春光拳や華鳳拳といったベルカやミッドチルダとは異なる独自文化の伝統武術を有する次元世界で、同時に建築物の様式や自然風景などの雰囲気も全く異なる。特にルーフェンで飼われている猫はとても大きく、一般の猫とは大きな違いがある。ルーフェンに伝わる伝統武術は、ミッドチルダなどで主流の近代武術が筋力や魔力による身体強化を重要視するのとは異なり術理によって力を生み出すことを重要視しており、そのために日常生活そのものを拳法などの武術のために意識付けしていくという点で教育システムに対する負担が大きい。 それを理由として、ルーフェン以外には広く普及してない。

アルマナック

主要管理世界の中でも辺境に数えられる地方。機械技術を受け入れず、昔ながらの生活を送る人々が暮らしており、野山をはじめとした、人の手の最小限しか及んでいない牧歌的な風景が広がっている。U-15挌闘競技USW・WGCデイジー級世界王者であるエーデルガルト・バルカスの出身地でもある。

三岩窟 (さんがんくつ)

リオ・ウェズリーの実家である春光拳の道場書庫から発見された古い地図に記されていた洞窟。最奥を訪れたものには春光武林の「武」「道」「刃」を譲り渡すとされている。実際には、春光拳の修行者が以前使用していた練武場であり、修行の場とされていた。数多くの木人をはじめ、春光拳の修行に必要とされた施設や自然環境が揃っている。

その他キーワード

次元世界 (ジゲンセカイ)

『魔法少女リリカルなのは』シリーズ全体に共通する単語。数多くの世界が存在しており、それらを次元世界と称している。本作『魔法少女リリカルなのはViVid』では、高町ヴィヴィオたちが生活するミッドチルダの他、ルーフェンや無人世界「カルナージ」などがそれに該当する。それぞれの次元世界は次元船と呼ばれるもので次元港から行き来することが可能となっており、旅行感覚で次元船に乗って他の次元世界を訪れることができる。

DSAA (ディメンションスポーツアクティビティアソシエイション)

『魔法少女リリカルなのはViVid』における魔法の使用も認めた異種格闘競技を主催する団体。直訳すると「次元スポーツ競技協会」。高町ヴィヴィオたちが参加する公式魔法戦技競技会、インターミドルチャンピオンシップを運営する。また、競技のルールを制定している組織であり、それらのルールは登場人物たちが模擬戦を行う際にも頻繁に使用される。

インターミドルチャンピオンシップ (インターミドルチャンピオンシップ)

高町ヴィヴィオたちが参加することとなった公式魔法戦技競技会の名称で、端的に「インターミドル」と呼ばれる場合が多い。出場可能年齢は10歳から19歳までで、優勝者は文字通り「次元世界最強の10代」となる。大会は選考会から始まり、都市予選から都市本戦、都市選抜から世界代表戦と続く。かつてはルーテシア・アルピーノの母親であるメガーヌ・アルピーノやスバル・ナカジマたちの母親であるクイントなども参加した経験がある。 出場資格としてCLASS3以上のデバイスを所有し装備していなければならない。

覇王流 (ハオウリュウ)

アインハルト・ストラトスが使用する古代ベルカの諸王時代に存在したクラウス・G・S・イングヴァルトが天地に覇をもって和を成すために作り上げた武術。「断空」と呼ばれる足先から練り上げた力を拳速に乗せる技法を初めとし、魔力弾を掴んで投げ返す技など多種多様な技法が存在する。イングヴァルトの血統は稀に記憶と共にこの覇王流を受け継ぐ。

ストライクアーツ (ストライクアーツ)

ミッドチルダで最も競技人口の多い格闘技であり、同時に、広義には打撃による徒手格闘技術全般をストライクアーツと総称する。格闘戦技、SA、格闘技といったさまざまな言い回しがあり、本作『魔法少女リリカルなのはViVid』において登場する様々な武術における最も普遍的な武術。高町ヴィヴィオを初め、コロナ・ティミルやリオ・ウェズリーはノーヴェ・ナカジマからストライクアーツについて基本的に学んでいる。 作中に登場する別の格闘技である、ルーフェン武術などに代表される伝統武術とは筋力や魔力による身体強化や、訓練、修得に対する思想が大きく異なっている。

ルーフェン武術

ミッドチルダとは異なる地方、ルーフェンに伝わる武術のこと。春光拳や華鳳拳といった伝統武術が存在する。ミッドチルダやベルカの武術とは異なり、筋力や魔力による身体強化を重要視する「力(リー)」ではなく、術理によって力を生み出す「勁(チェン)」と呼ばれる技術を重要視している。「勁」を含めて、筋力や反射神経に頼らない「技」がルーフェンの伝統武術には存在しているが、その修得のためには普段の日常生活から拳法を意識する必要性があり、その要求される教育システムの高いハードルから、他の地域には広く普及していない。

古代ベルカ (コダイベルカ)

『魔法少女リリカルなのはViVid』の世界における歴史上の広い範囲を指し示す単語。本作では主に諸王時代と聖王戦争時代について扱われる。基本として、長く辛い戦乱の時代であり八神家のヴィータたちが作られたのも古代ベルカ時代である。戦乱の時代であったために数多くの武術や技術が生み出され、作中にはアインハルト・ストラトスの覇王流を初めに、古代ベルカ由来の設定が数多く存在している。

諸王時代 (ショオウジダイ)

古代ベルカにおける一時代を指し示す単語。高町ヴィヴィオの先祖であるオリヴィエ・ゼーゲブレヒトや、アインハルト・ストラトスの先祖であるクラウス・G・S・イングヴァルトが生きていた時代のこと。当時は戦乱の時代で、ゼーゲブレヒト家の所属する聖王連合やクラウスの生家であるシュトゥラといった国が他国からの侵略行為に対して抗い、大規模な戦争状態となっていた。 時代は「ゆりかご」と呼ばれる最終兵器の起動によって終焉を迎えていく。

聖王家

古代ベルカの諸王時代に存在した王家。あるいはその血族全体を指す言葉。オリヴィエ・ゼーゲブレヒトの生家であるゼーゲブレヒト家もこの聖王家の血族の1つ。聖王連合と呼ばれる連合を結んでおり、その中でも中枢王家の子らは「ゆりかご」と呼ばれる空飛ぶ巨大な戦船の中で産まれる。そこで「聖王核」と呼ばれる魔力補助コアを埋め込まれ、それによって強靱な肉体と魔力、そして「ゆりかご」の操作資格を得ることとなる。

戦技披露会 (せんぎひろうかい)

武装隊局員達が戦技を披露する催し。時空管理局の主催によって、年に1度開かれるミッドチルダの南西部に設けられた演習場で行われる。催しの一環として、航空戦技教導隊の第5班に所属する高町なのはの愛娘である高町ヴィヴィオと、ヴィータの愛弟子であるミウラ・リナルディという、二人のストライクアーツ選手によるエキシビションマッチが組まれた。催しは時空管理局の広報部によって決められており、ヴィヴィオがエキシビションマッチの勝者が、戦技教導団の中から対戦相手を指名して試合を行える権利がほしいと提案した際もすぐに快諾するなど、フットワークの軽い部分が見られた。

クレジット

原作

都築 真紀

書誌情報

魔法少女リリカルなのはViVid 既刊21巻 KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉 連載中

第1巻

(2010年1月26日発行、 978-4047153738)

第2巻

(2010年7月26日発行、 978-4047154841)

第3巻

(2011年3月26日発行、 978-4047156593)

第4巻

(2011年9月17日発行、 978-4047157859)

第5巻

(2011年10月23日発行、 978-4047158078)

第6巻

(2012年3月22日発行、 978-4041201848)

第7巻

(2012年6月23日発行、 978-4041202968)

第8巻

(2013年2月23日発行、 978-4041205976)

第9巻

(2013年4月25日発行、 978-4041206812)

第10巻

(2013年9月25日発行、 978-4041208854)

第11巻

(2014年3月22日発行、 978-4041209332)

第12巻

(2014年7月25日発行、 978-4041211373)

第13巻

(2015年1月23日発行、 978-4041211380)

第14巻

(2015年5月26日発行、 978-4041024683)

第15巻

(2015年12月22日発行、 978-4041024690)

第16巻

(2016年4月22日発行、 978-4041042588)

第17巻

(2016年10月26日発行、 978-4041048832)

第18巻

(2017年4月24日発行、 978-4041055359)

第19巻

(2017年7月24日発行、 978-4041060971)

第20巻

(2017年12月26日発行、 978-4041060988)

第20巻

(2017年12月26日発行、 978-4041064863)

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