魔王2099

魔王2099

桜井寛の初連載作品で、紫大悟の小説『魔王2099』のコミカライズ。統合歴2099の新宿を舞台に、500年ぶりに復活した魔王のベルトール=ベルベット・ベールシュバルトが、かつて治めていた不死族を救うために奔走する姿を描いたサイバーパンクファンタジー。機械文明とファンタジー要素が融合した世界や、魔王にふさわしい威容と能力を備えたベルトールの派手なアクションが見どころとなっている。また、ベルトールが人々の注目を集めるために動画配信者として活躍したり、ハッカーと力を合わせて高度に発展した新宿の裏側に潜む闇を暴くなど、近未来ならではのテイストも加えられている。KADOKAWA「少年エースplus」で2023年3月22日から配信の作品。2024年10月にテレビアニメ版『魔王2099』が放送され、ベルトールを日野聡、マキナ・ソレージュを伊藤美来が演じる。

正式名称
魔王2099
ふりがな
まおうにぜろきゅうきゅう
原作者
紫 大悟
漫画
ジャンル
バトル
 
サイバーパンク
レーベル
角川コミックス・エース(KADOKAWA)
巻数
全3巻完結
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

ベルトール=ベルベット・ベールシュバルト

かつて不死の王国に魔王として君臨していた男性。現在はチャンネルフォロワー数100万人の動画配信者。臣下や関係者からは「ベルトール」の愛称で呼ばれている。魔王らしく傲岸な性格で不遜な態度ながら、自分が世界を支配することで、その世界で生きるすべての者を幸せに導こうと考えている。そのため部下のマキナ・ソレージュからの信頼と忠誠心は絶大で、かつての宿敵であった勇者のグラムからも、一定の信頼を得ている。強靭なフィジカルと驚異的な身体能力を誇り、魔法に必要となる「詠唱」を省略する能力を持ち、あらゆる魔法をほかの人間や不死族よりも素早く使用できる。かつて「魔王軍」と呼ばれる軍勢を率いていたが、大陸歴1599に発生した人類との戦いに敗れ、ベルトール=ベルベット・ベールシュバルト自身も一度はグラムに討ち取られる。だが、マキナの試みた復活魔法「転輪の法(メテノエル)」によって、統合歴2099年の新宿で復活を果たす。

マキナ・ソレージュ

かつてベルトール=ベルベット・ベールシュバルトに仕えていた魔族の女性。ベルトールの臣下の中でも屈指の強者である「六魔侯」の一人で、「煌灼侯」の異名を持つ。かつて異端者として殺されかけた際にベルトールに救われたことから、六魔侯の中でも彼への忠誠心は強い。そのため六魔侯でありながら、ベルトールを裏切った血術侯、マルキュスに対しては、敵対心を抱いている。戦闘の際は漆黒の鎧(よろい)を身にまとい、大気すら発火させる熱を秘める「竜絶乱」をはじめ、炎を司(つかさど)る魔法を巧みに使いこなす。かつてベルトールから「転輪の法」に関する理論を伝授され、500年かけて転輪の法を完成させた結果、彼を復活させることに成功する。

クレジット

原作

紫 大悟

キャラクター原案

クレタ

書誌情報

魔王2099 全3巻 KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉

第1巻

(2023-10-26発行、 978-4041142479)

第2巻

(2024-03-26発行、 978-4041147610)

第3巻

(2024-09-25発行、 978-4041153925)

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