概要・あらすじ
人間以外にもいろいろな生徒や教師がいる私立いろいろ学園。ここに勤務する若き教師つやつやは、今日も生徒たちの悩みやら食欲やら自慢やらに体当たりでぶつかり、解決したり事態を悪化させたりするのだった。
登場人物・キャラクター
つやつや
人間。私立いろいろ学園にて2年つ組の担任を務める青年教師である。スキンヘッドに帽子がトレードマーク。一応は生徒思いの熱血教師風であるが、克己心に乏しく、自身の欲望を優先させがちである。父さんたちから雑草を主な食料として育てられたため、米などの主食に対する執着が高い。周囲からは「つやつや先生」「つやつや君」などと呼ばれているが、フルネームは不明。
赤貝 キミ子 (あかがい きみこ)
つやつやが担任を務める2年つ組の副担任。人間。若く美しい女教師で、教育熱心ではあるのだが、ものすごく下品。はだか合唱部、ノーパン野球部、おしゃれウェイトリフティング部などの顧問を兼任する。つやつやが一時的に降格した際にはクラス担任も務めた(その間クラス名は「2年キ組」となっていた)。
鬼先生 (おにせんせい)
つやつやの同僚で、私立いろいろ学園2年じ組の担任を務める。比喩表現ではなく、正真正銘の地獄の鬼で、じ組の授業は地獄で行われている。可愛らしい外見で物腰も穏やかだが、授業では異常(鬼としては正常)に厳しく、生徒の私語や早弁などを見つけると即座に鉄拳制裁する。
ドブネズミ先生 (どぶねずみせんせい)
私立いろいろ学園の養護教諭。メスのドブネズミ。職務には非常に熱心だが、衛生観念がドブネズミのものであるため、彼女に看護されると確実に体調が悪化する。
校長先生 (こうちょうせんせい)
私立いろいろ学園の校長を務める人間。細身で気弱げな初老の男性である。悪い人間ではないが、トラブルを嫌うためか、何事にも寛容で押しに弱い。自らの威厳の無さにコンプレックスを抱いている。
教頭先生 (きょうとうせんせい)
私立いろいろ学園の教頭を務めるカエル。つやつやがただ単に気に入らないという理由で、事あるごとに辛く当たる。同じくカエルである妻と、息子の教頭Jr.、生まれたばかりの娘沼子の4人(匹)暮らし。
理事長 (りじちょう)
人間。私立いろいろ学園の理事長。基本的には温厚な紳士だが、小鳥が何よりも大好きで、懐に生きた小鳥を大量に忍ばせている。
犬 (いぬ)
2年つ組の生徒。白い雄犬で、飼い主の家から私立いろいろ学園に通っていた。不登校や骨への執着で、つやつやに手を焼かせたが、近所のメス犬を孕ませてしまい、無期停学となってしまう。
下手山 下手江 (へたやま へたえ)
2年つ組の女生徒。人間。勉強はもちろん、運動から日常生活、世渡りまで、ありとあらゆることが下手で、そのため日常的にトラブルを誘発するという困った娘。
憎まれっ子 (にくまれっこ)
2年つ組の生徒。人間。人に憎まれることを生きがいとしており、ちょっとしゃれにならないイタズラや、他人の心をえぐる言動を繰り返す。生家は伊達藩の「御憎まれ役」を務めたという由緒ある家柄で、家名を継ぐために憎まれっ子となるべく教育されていた。
クマンバチ
2年つ組の生徒で、九州から転校してきた雄の蜂。背中には羽があり、体も小さいが、人間にしか見えない顔を持つ。実家はプロポリスやローヤルゼリーで財を成した百万長者であり、家業を継ぐための修行として都会にやって来た。弱きを助け強きを挫く九州男児だが、助平。虫のはずだが、人間の女性に欲情する。
三浦 まさる (みうら まさる)
私立いろいろ学園3年ま組の男子生徒。人間。無口だが、異常に親切かつ行動力に富みまくっており、一言話しかけられると、相手をその話題に関連する場所まで無理やり連れて行ってしまう。
父さんたち (とうさんたち)
昭和38年の卒業生が、旧校舎に作ったレリーフから抜け出した生き物。性別は不明。丸い頭の父さん1号と耳らしき突起がある父さん2号の2人組で、どちらも身長30cm程度である。捨て子だったつやつやを2人で育て上げた。蟻や草などを売って生活しているらしい。また、父さん1号は、私立いろいろ学園の臨時美術講師として働いたことがある。
教頭Jr. (きょうとうじゅにあ)
カエルの教頭先生の息子で、手足が生えたオタマジャクシ。小学校に通っている。一種独特の倫理観を持っており、父である教頭先生の依頼を受けて校長先生を何度か拉致している。つやつやのことをライバル視しつつもなついている様子。「学級崩壊!」「少子化」「不登校」など数々の無意味な必殺技を持つ。