12月のノラ

12月のノラ

高校生の少女が、10年前に行方不明になった幼なじみと再会を果たす物語。幼なじみが感じていた家庭での息苦しさ、その母親が時折見せる不可解な言動などサスペンスの要素も盛り込まれている。

正式名称
12月のノラ
ふりがな
じゅうにがつののら
作者
ジャンル
推理・ミステリー
 
サスペンス
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概要・あらすじ

早絵がまだ6歳だった頃、隣の家の少女・渡辺夏希は突然の火事に巻き込まれて姿を消してしまう。早絵はずっと夏希と、彼女と世話をしていた野良猫のノラの行方が気になっていた。10年後、ノラにそっくりな猫を見かけ追いかけると、自分の飼い猫を探している見知らぬ少年と出会う。

登場人物・キャラクター

早絵 (さえ)

16歳の少女。子供の頃は、ノラのだいぼうけんという絵本が大好きで、お転婆なところもある活発な少女だった。6歳の時、隣に住んでいた渡辺夏希と、2人で世話をしたノラという黒猫が夏希とともに突然行方不明になってしまったことを10年経っても忘れられずにいる。

渡辺 夏希 (わたなべ なつき)

早絵が6歳の時、早絵の家の隣に建つ素敵な洋館に越してきた可愛らしい少女。両親と3人暮らし。母親の趣味でフリルのたくさんついたかわいいドレスを毎日着せられていた。夏希自身はお嬢様のような格好は好きではなく、自分に過干渉な母親に息苦しさを感じていた。

ノラ

『12月のノラ』に登場する子猫。早絵と渡辺夏希が近所で見つけた捨て猫。早絵の大好きな絵本「ノラのだいぼうけん」の主人公とそっくりな黒い仔猫。夏希の髪を結んでいたリボンを首に巻き、鈴を付けている。名前は「ノラのだいぼうけん」の主人公と同じ名前を付けた。夏希が火事に巻き込まれた頃にいつのまにか姿を消した。

その他キーワード

ノラのだいぼうけん

『12月のノラ』に登場する絵本のタイトル。早絵が母親に買ってもらったお気に入りの絵本。飼い猫だった黒い子猫の「ノラ」が旅に出る物語を描いている。人気シリーズで、続編が第3弾まで出ている。続編のタイトルは「12月のノラ」。

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