概要・あらすじ
女子高生の有采あずきは、とある事情から家出をする。しかしあずきには泊まれる場所もなく、着の身着のままでホームレス生活を送ることに。家出初日のあずきは、ビルの隙間の路上で眠ろうとするが、冷たい地面や土ぼこりに悩まされ、一睡もできないのだった。そんなあずきの前に現れたのは、同じ学校に通う女子高生の無門加耶。以前からホームレス生活を続けていた加耶は、ダンボールハウスの作り方や屋外での炊事洗濯の仕方など、サバイバルの知識と経験が豊富だった。なんの知識もなく無謀なホームレス生活を送ろうとしていたあずきに、加耶はさまざまなアドバイスを送り、助けようとするのだった。そして二人は学校の敷地内にある林の中にダンボールハウスを作り、二人でホームレス生活を送ることになるのだった。
登場人物・キャラクター
有采 あずき (ありうね あずき)
高校1年生の女子。ロングヘアで、動物の耳のように見える大きなリボンが特徴。とある事情から家出し、ホームレス生活を送っている。家はかなり裕福でお嬢様育ちらしいが、過保護な母親には反抗心がある様子。内気だがかなり向こう見ずな性格の持ち主。繁華街の路地裏でそのまま横になって眠ろうとするなど、サバイバル知識にも乏しい。無謀な野宿をしているところを無門加耶に助けられたことをきっかけに、彼女から暮らしの知恵を教わることになる。同級生や加耶と話すときはふつうの口調だが、家族と話すときは典型的なお嬢様口調になるという癖がある。
無門 加耶 (かどなし かや)
有采あずきと同じ学校に通う女子高生。学年はあずきの1学年上の2年生。ピンク色のセミロングヘアが特徴。事情は不明だが、かなりの期間ホームレス生活を送っている様子で、サバイバルの知識と経験が豊富。面倒見のいい性格で、後輩のあずきが野宿しているのを見かね、彼女のホームレス生活をサポートしようとする。両親は海外で暮らしているらしいが、あずきからは死別したものと誤解されている。