3本足のしじみちゃん（漫画）- マンガペディア

あらすじ

第1巻

2018年4月、天道グミと同居人の漫画家カップルのもとに、保護シェルターから1匹の猫がやって来る。それは人間の虐待が原因で、前足を1本失った3本足の猫だった。のちに「しじみ」と名づけられるその猫は、人間に虐待された過去を持つにもかかわらず、人間好きな寂しん坊だった。飼い主と猫との相性を試すための、1週間のトライアルが始まる。猫好きな二人はしじみをいたく気に入り、飼うことを決めるが、そんな中、天道が猫アレルギーを持っていることが発覚する。天道は鼻水が止まらず、目がかゆくて漫画も描けない状態に陥るが、もはやしじみと別れる選択肢など考えられなかった。市販の漢方薬が効いて、猫アレルギーの症状を軽減できた天道は、しじみを引き取ることを保護シェルターに正式に伝えるのだった。(第1話「トライアル」。ほか、5エピソード収録)

登場人物・キャラクター

しじみ

キジトラの雌猫。推定2～3歳。人間の虐待で両前足を3本の結束バンドで絞められており、壊死した右足を切断したため、前足が根元から1本ない。保護され、保護シェルターで新たな飼い主を待っている時に、天道グミと同居人の漫画家カップルに引き取られた。かつて天道たちの家に餌をあさりにきていた年老いた野良猫のアサリにちなんで、「しじみ」と名づけられた。前足が1本のため、ひょこひょことウサギのように歩くが、日常生活に支障はなく、元気に暴れ回っている。特に遊ぶことは3度の飯より大好き。猫嫌いで人間好きの寂しん坊だが、抱っこされるのは嫌い。