概要・あらすじ
事故で亡くなった息子を模し、天馬博士によって世界最高の技術で生み出されたロボットアトム。だが、天馬博士はアトムと良い関係を築けず失踪。科学省長官を受け継いだお茶の水博士と共にアトムは生活することとなる。
その後、アトムの下には様々な事件が舞い込み、アトムはロボットと人間の間に存在する様々な問題を目の当たりにすることとなる。
登場人物・キャラクター
アトム
最も進化した人工頭脳と、世界で始めて人間に近い心を持つロボット。製作者は、前科学省長官である天馬博士。身長130cm、体重30kg。人間のような睡眠と取るのは、膨大なデータを整理する為。また、他のロボットたちとは違い特定の仕事や目的がない特別なロボットになる。
天馬博士 (てんまはかせ)
元科学省長官。天才的ロボット科学者で、アトムの生みの親。だが、完成後その全研究データを焼き失踪。科学省爆破事件の容疑者として手配されている。アトムの真の力を開花させようと何かを企んでいる。 傲慢で自己中心的な性格で、極端な人間嫌い。
ロビタ
『ASTRO BOY 鉄腕アトム』に登場するロボット。お茶の水邸の家事ロボット。アトムやウランの育児兼教育ロボットでもある。
アトラス
『ASTRO BOY 鉄腕アトム』に登場するロボット。大富豪の徳川が、息子のダイチを蘇らせるため天馬博士に依頼し製作したロボット。しかし、ダイチの記憶がに捉われたことで、破壊を繰り返すようになる。
ヒゲオヤジ
メトロシティの下町に事務所を構える探偵。如月夕子の叔父。通称・ヒゲオヤジ。ロボット嫌いを自称している。人情に厚く、並外れた洞察力と推理力を持つ。ハードボイルドを気取っているが、ドジなところがある。
如月夕子 (きさらぎゆうこ)
科学省の秘書官。主にお茶の水博士のスケジュールを管理している。仕事の資料が全て入っているダチョウ型モバイルロボットモモを連れている。
田鷲警部 (たわしけいぶ)
メトロシティ警察の警部。多発し始めたロボット犯罪に頭を痛め、アトムに協力を求めることもある。だが、製作者が天馬博士という一点でアトムを全面的には信用しきれていない。
天馬トビオ
天馬博士の息子で、アトムもモデルになった少年。
お茶の水博士 (おちゃのみずはかせ)
科学省長官。ロボット科学者。ロボットは人間の友達という理念の持ち主。進化していくロボットの中に心が芽生え始めているのを感じ、ロボットの人権を考え始める。
青騎士 (あおきし)
『ASTRO BOY 鉄腕アトム』に登場するロボット。人間に虐待されているロボットを救うロボット。その際「ロボットは人に危害を加えてはならない」というロボット法を破ることも厭わない。サーベルや、電撃などの武器を使う。
プルートウ
『ASTRO BOY 鉄腕アトム』に登場するロボット。シャドウにより、世界最強になるという使命の下で製作されたロボット。あらゆるロボットに闘いを挑み、勝利を続けていくが、心を持っていたために戦いに疑問を感じ始める。
ウラン
『ASTRO BOY 鉄腕アトム』に登場するロボット。アトムの妹として作られたロボット。製作者はお茶の水博士アトムを兄として慕い誇りに思っているが、甘えん坊でワガママな面を持ち困らせることもある。 飛行能力や武器はないが、動物とのコミュニケーション能力を持つ。
場所
メトロシティ
『ASTRO BOY 鉄腕アトム』に登場する町。人口は約1000万。科学省などの国際的な行政府を抱えた世界的な大都市。この時代、国という概念はすでになく、世界各所にメトロシティのような都市から、小規模な街まで点在。 ゆるやかな連邦制を形成している。
クレジット
原作
鉄腕アトム (てつわんあとむ)
ロボットが人間の心を持ち、人間同様の権利を有する世界で、少年ロボットアトム が、人間によるロボットへの差別や、人間に利用されて破滅するロボットの姿に、正義とは何かと悩みながらも、人々のために戦う姿を描... 関連ページ:鉄腕アトム