Another

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人気ミステリー作家・綾辻行人の同名著書のアニメ化作品。放送終了の約4ヶ月後には実写化映画作品も公開された。夜見山北中学校3年3組に長年もたらされ続ける災厄と、その謎を解明し難を逃れるために動く榊原恒一ら1998年度3年3組生徒たちの過酷な日々が描かれる。

正式名称
Another
ふりがな
あなざー
原作者
制作
P.A.WORKS
監督
水島 努
放送期間
2012年1月11日 〜 2012年3月28日
放送局
TOKYO MX
話数
12話
ジャンル
ホラー
 
推理・ミステリー
 
怪談・伝奇
 
サスペンス
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概要・あらすじ

父の仕事の都合により、夜見山にある祖父母宅へと預けられた少年・榊原恒一は、持病の気胸のため1ヶ月の入院を経て、5月から夜見山北中学校の3年3組へと通いだした。恒一を歓迎するもののどこか不穏な空気を抱えたクラスの一同、特に眼帯を左目にしたミステリアスな少女・見崎鳴の存在を明らかに無視したその態度に、恒一は鳴が実は幽霊なのではないかという疑念を覚える。

鳴の言葉や周囲の態度から3年3組には「呪い」と呼ばれる秘密があることを知り、様々に疑念を深めていくある日、クラス委員長の桜木ゆかりが学校内で不慮の事故により死亡する事態が発生。

これを皮切りに、恒一の周囲の人物が立て続けに謎の死を遂げてしまう。

登場人物・キャラクター

榊原 恒一 (さかきばら こういち)

夜見山北中学校3年3組に転入してきた少年。父の仕事の都合から夜見山にある亡き母の実家へ預けられ、そこで叔母の怜子と祖父母の4人で暮らしている。気胸のために転入後最初の1ヶ月は病院で過ごしていたこともあり、“災厄”や“いないもの”について全く知らず、見崎鳴への接触やクラスメイトの死の連続から災厄の原因として“いないもの”扱いを受けてしまう。

見崎 鳴 (みさき めい)

夜見山北中学校3年3組で“いないもの”扱いをされている少女。小柄な体格にミステリアスな雰囲気を漂わせており、左目を眼帯で覆っている。クラスメイトからは災厄回避のための“いないもの”としてその存在を無視されており、事情を知らない榊原恒一からは当初幽霊ではないかと疑われていた。 その後、恒一自身も“いないもの”となったことで、彼と親交を深めていく。

勅使河原 直哉 (てしがわら なおや)

夜見山北中学校3年3組に在籍する少年。金髪頭で常にジャージを着用し、明るい性格で他人を思いやることが出来るも、軽薄な言動も目立つムードメーカー。転入してきたばかりの榊原恒一ともフランクに接し、彼にとって夜見山で初めての友達となる。 クラス委員長の風見智彦は、小学生の頃からの幼馴染。

水野 早苗 (みずの さなえ)

榊原恒一が入院した病院で看護師を務める女性。弟が2人おり、下の方の猛は夜見山北中学校3年3組に所属。明るく気さくな性格で、共通の趣味を通じて恒一と親しくなる。見崎鳴の情報を知りたがる恒一に協力するも、携帯電話で通話中にエレベーターの事故に巻き込まれ死亡する。

杉浦 多佳子 (すぎうら たかこ)

夜見山北中学校3年3組に在籍する、眼鏡とパーカーが特徴的な風貌の少女。災厄への対策係を務め、親友である赤沢泉美と行動をともにすることが多い。

望月 優矢 (もちづき ゆうや)

夜見山北中学校3年3組に在籍する少年。席が隣であったことから、榊原恒一と親しくなる。中性的な容姿をしており、性格は優しく穏やか。美術部に所属しており、その顧問である三神に好意を抱いている。

風見 智彦 (かざみ ともひこ)

夜見山北中学校3年3組に在籍する少年。クラス委員長と対策係を務める真面目な生徒で、勅使河原直哉とは幼馴染。

怜子 (れいこ)

榊原恒一と同居している叔母で、祖父母宅に身を寄せる恒一にとっては身近な良き理解者。自身も恒一をとても気にかけており、夜見山に関する様々なアドバイスを与える。画家をしており、プライベートでは眼鏡を着用。 また夜見山北中学校のOGであり、1983年度の3年3組在籍者でもある。

赤沢 泉美 (あかざわ いずみ)

夜見山北中学校3年3組に在籍する少女。赤みのかかった長めのツインテールが特徴的で、性格は勝ち気で責任感が強い。そのため災厄への対策係を務めており、後にクラス委員長も兼任するなど3組の中心的人物。 榊原恒一が転入してから災厄が立て続けに起きたことで、恒一を2人目の“いないもの”として扱うことを決定するも、事前に謝罪を行なうなど彼への気遣いも見せる。

三神 (みかみ)

夜見山北中学校3年3組の副担任を務める女性。担当教科は美術で、美術部の顧問、後には更にクラスの担任代行も務めることになる。凛とした雰囲気の美女であり、3年3組の生徒である望月優矢からは好意を寄せられている。

桜木ゆかり

夜見山北中学校3年3組に在籍する少女。眼鏡をかけた外見に違わぬ真面目な性格で、クラス委員長と対策係を務める。母親が事故死したという報を受け、慌てて降ろうとした階段を転落、着地の際に所持していた傘の先端が喉へと突き刺さり、“五月の死者”となってしまう。

千曳 辰治 (ちびき たつじ)

夜見山北中学校の第二図書館で司書を務める男性。また、演劇部の顧問でもある。長い白髪の頭に眼鏡をかけ、常に黒い服を着用し無愛想な雰囲気を醸し出す。災厄の始まりである26年前の3年3組の担任であり、榊原恒一たちへ多くの助言を与える。

クレジット

原作

綾辻行人

キャラクター原案

いとうのいぢ

監督

シリーズ構成

檜垣亮

総作画監督

石井百合子

音楽

大谷幸

アニメーション制作

P.A.WORKS

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