BAMBOO BLADE

室江高校剣道部を舞台に、顧問石田虎侍のもと、千葉紀梨乃ら個性あふれる女子部員たちが目標に向かって頑張る日々を描く。同じ原作者によるスピンオフ作品『BAMBOO BLADE B』の連載開始以降、本作は『BAMBOO BLADE A』と呼称される場合もある。

正式名称
BAMBOO BLADE
作画
原作
ジャンル
剣道
レーベル
ヤング ガンガン コミックス(スクウェア・エニックス)
巻数
全14巻
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概要・あらすじ

室江高校剣道部の顧問・石田虎侍は、高校時代の先輩・石橋賢三郎と賭けをして、互いが顧問を務める女子剣道部の対抗戦をすることになる。だが室江高校剣道部では殆どの部員が引退しており、実質的な部員は千葉紀梨乃のみ。部員集めに奔走する虎侍は、剣道の天才少女川添珠姫と出会い、部に勧誘する。

他にも初心者混じりながらメンバーが揃い、室江高校剣道部一同は次第に剣道の楽しさを見出していく。

登場人物・キャラクター

石田 虎侍 (いしだ とらじ)

高校の非常勤講師で科目は政治経済。剣道部の顧問を務める25歳。愛車のローンにより常に金欠で、石橋賢三郎との賭けを受けて町戸高校剣道部との対抗試合に踏み切った。高校時代にはかなりの腕を持つ剣道少年で、大学以降のブランクで衰えていたが次第に情熱を取り戻す。剣道部への指導は放任気味ながら、生徒のメンタル面によく気づき、要所要所でアドバイスを出す。

千葉 紀梨乃 (ちば きりの)

室江高校剣道部の部長を務める女子生徒。3年生が受験で引退し、彼女以外の2年生は幽霊部員だったため、中田勇次ら1年生が入部するまで実質的に唯一の部員だった。性格は明るく温厚。常に部員たちへ気を配っているが、それは集中力が乏しいという欠点にも繋がっている。 部活動に熱心だが学業も学年20位と優秀。家は惣菜屋で、しばしばメンチカツを持参して試合の後などに仲間たちへ振舞っている。

川添 珠姫 (かわぞえ たまき)

室江高校の1年生で、地域では名の知られた剣道道場の一人娘。小柄だが大人の有段者顔負けの天才剣道少女だった。当初は剣道を家業の手伝いとして続けており、部活動でもする気はなかったが、部内での揉め事に関わり入部。部のエース兼指導役となる。同世代との交流が苦手で感情表現に乏しかったが、剣道部での交流により表情や他人への接し方も豊かで穏やかになっていく。 剣道の才能や技術は亡き母・椿の影響が強いが、上段の構えを見ると椿の面影が重なり、動揺するという弱点があった。幼少期には特撮番組「超剣戦隊ブレードブレイバー」を熱心に視聴しており、現在はアニメ鑑賞が趣味。

桑原 鞘子 (くわばら さやこ)

室江高校剣道部の2年生部員。千葉紀梨乃とは幼馴染。女子としては長身で力もあり、伸びる資質は持っているとされているが、相手が防御に徹すると苛立つという欠点がある。些細なことで落ち込み、その度に剣道部を辞めては戻ってくる行為を繰り返していた。川添珠姫ら1年生の加入で部に目標が出来てからは、休まず練習に出るようになる。 趣味は、打ち込めるものを探して色々なものに手を出しており、小説書きは比較的長く続いている様子だが完成作品があるかは不明。ギター演奏も始めている。

宮崎 都 (みやざき みやこ)

室江高校の1年生で、栄花段十朗とは相思相愛の恋人。ウェーブのかかったロングヘアの美少女。段十朗の剣道部入りに合わせて剣道を始めた初心者だが、竹刀で人を叩く感触を気に入り、鋭い振りの攻撃的な剣道スタイルを身につけていく。中学時代は不良だったが、高校では栄花段十朗を意識しておしとやかな態度を装ってる。 中学時代の友人からストーキングされており、彼女の気配を感じると怯えて実力が出せないという弱点がある。

東 聡莉 (あずま さとり)

室江高校の1年生。眼鏡と、側面が大きくはねたロングヘアが特徴の女子生徒。中学時代には剣道部部長を務め、同じ地区では名の知られた実力者だった。だが大学進学志望の割に学業の成績が悪く、高校では勉学に専念するため部活動はやらない方針だった。宮崎都から、剣道で養われる集中力がむしろ成績を底上げしていること、剣道部で実績を残して推薦を狙う方が見込みある事を訴えられ、入部する。 以来、宮崎都には頭が上がらず、パシリ扱いされている。室江高校剣道部の女子では川添珠姫に次ぐ実力者で、剣道に関する事では頭の回転が早い。日常生活では極度のドジっ娘で、学業の不振はケアレスミスも原因の一部と思われる。 実は近眼ではなく、「少しでもかしこさが増すかも知れない」という理由で伊達眼鏡をかけている。

中田 勇次 (なかた ゆうじ)

室江高校1年の男子生徒。剣道部に入部する。川添珠姫とは幼馴染で、小学生の頃から彼女の家の剣道道場に通う。剣道では中学時代に県大会ベスト8という成績を残し、学業は学年4位。さらに容姿端麗で、爽やかさや、不良に絡まれてもハッタリで追い払う大胆さを持つ。しかし、剣道では珠姫、学業では栄花段十朗という壁が身近にあるため、自分は大して凄くない人物と思っている。 部の練習に参加するようになった時点のコジローよりも剣道の実力は上で、部内で唯一、珠姫の練習相手が務まる。「熱血バニッシュ学園」の女子アナなど大人の女性が好みのようで、珠姫は異性として意識してはいない模様。

栄花 段十朗 (えいが だんじゅうろう)

室江高校1年の男子生徒。卓球部に入ろうとしていたが、室江高校に卓球部が無かったため、中田勇次の誘いもあり剣道部に入部する。容姿は地味で小柄ながら、宮崎都という美少女の彼女がいる。一時期から、デフォルメがなされ、背がかなり低く描かれている。入部直後はマイペースで不真面目な面もあったが、真剣に取り組むようになってかなりの上達を見せる。 剣道の素質に恵まれ、コジローやユージの見立てでは、ユージ以上に強くなる可能性もあるとのこと。学業は学年2位と優秀だが字は汚いらしく、防具を発注した時に書いた名字を「栄光」と間違ったまま刺繍されていた。

石橋 賢三郎 (いしばし けんざぶろう)

石田虎侍の高校時代、剣道部の先輩だった男。町戸高校の教師にして剣道部顧問。高校時代、虎侍に敗れて大会優勝を逃したことを根に持っており、リベンジのため室江高校剣道部と町戸高校剣道部、掛け持ちで指導している鎌崎高校剣道部と室江高校剣道部の対抗戦を申し入れる。 実家が高級寿司店であることから虎侍が勝てば「一年間寿司食べ放題」という条件を提示したが、対抗戦が実現した時、寿司店は優秀な新弟子に譲り渡されていた。川添珠姫の実力と目標の無さを見抜き、「一度、同世代の女の子に負けた方がいい」との助言を虎侍に与えた。虎侍との直接対決では二刀流で臨むが、あっさりと敗れた。

榊 心 (さかき うら)

桃竜学院高等部2年の女子生徒。かつてテレビ局主導の、強く可憐な女子学生剣士を選出する企画「剣道小町」に九州代表として選出された。中学時代に全国大会で個人戦・団体戦とも優勝し、高校進学後も数々の大会で無敵を誇った。しかしイケメン俳優滝川純也に一目惚れし、異常な集中力でのめり込んだ末、彼と相思相愛になったと思い込む。 さらに滝川純也が主演の特撮番組「ブラックデュラン」の内容から「剣を捨てるべき」というメッセージを勝手に読み取り、剣道を辞めていた。「熱血バニッシュ学園」の「剣道小町」を集める企画にも参加を断わっていたが、同番組の女子アナと滝川純也のスキャンダルを目にし、逆上して竹刀と防具を手に取り番組収録現場へ乗り込む。 その場でかつてのライバル山田梅子と戦い、正気を取り戻した。

山田 梅子 (やまだ うめこ)

中学時代、剣道の全国大会で榊心に敗れたものの、互角に勝負し一本を取った。容姿も優れており、テレビ局主導の、強く可憐な女子学生剣士を選出する企画「剣道小町」に関西代表として選出されている。しかし数々の不幸が重なって剣道に挫折し、高校進学を期に辞めていた。その後、「沢宮エリナ」の芸名でCMタレントとなり、人気を博してバラエティ番組「熱血バニッシュ学園」のレギュラーとなる。 室江高校剣道部での収録では剣道未経験を装っていたが、川添珠姫によって本気を引き出される。珠姫に勝利し、さらに乱入してきた榊心を迎え撃って目を覚まさせ、激戦の末勝利した。

川添 椿 (かわぞえ つばき)

川添珠姫の母であり、珠姫の幼少期に若くして亡くなっている。珠姫が知る中で最も剣道が強い人物。九州出身で旧姓は「山崎」。上段の構えをよく使ったようで、珠姫が上段の構えに対峙すると動揺し戦意を失うのは、椿の面影がオーバーラップするためだった。自分の剣が教え子に、またその教え子に、と続いていく事が剣道の理想と考えていた。

その他キーワード

超剣戦隊ブレードブレイバー (ちょうけんせんたいぶれーどぶれいばー)

『BAMBOO BLADE』でしばしば言及される特撮番組。30年以上続く「バトルヒーローシリーズ」の第20作目としてストーリー、特撮技術など各要素で従来シリーズよりも力を注がれた。幼少期の川添珠姫がこの番組を熱心に見ており、さらに絵本を母の椿が読み聞かせていたこともあって、珠姫にとって特別なヒーローと位置づけられている。 珠姫の強い正義感の基礎でもあり、また彼女の突きに込められた異様な気迫は同番組の必殺技「アトミックファイヤーブレード」のイメージによるものである。

ブラックデュラン

『BAMBOO BLADE』でしばしば言及される特撮番組。「バトルヒーローシリーズ」の第30作目にあたる。従来は数名のヒーローチームが主役となるシリーズだったが、このブラックデュランでは単独ヒーローというシリーズ初の試みが成された。主演はイケメン俳優の滝川純也で、女性人気が高かった一方で、低年齢層の反応は薄かったとされている。 滝川純也にのめりこみ、彼の恋愛スキャンダルに逆上し東京へ乗り込む榊心の心象と呼応するように、作中でクライマックスのストーリーが丹念に描かれた。

熱血バニッシュ学園 (ねっけつばにっしゅがくえん)

『BAMBOO BLADE』に登場したテレビ番組。毎週土曜8時に放送されるバラエティ番組で、中学・高校の部活動を紹介する「バニッシュスポ魂少女応援団」というコーナーがある。ここに宮崎都の写真と、榊心の資料が送られたことから、全国の強豪美少女剣士集結と、室江高校剣道部での合宿を軸とした企画が立ち上がった。 レギュラーの沢宮エリナは剣道未経験という触れ込みだったが、川添珠姫によって本気を引き出され、さらに榊心の乱入によって撮影は大幅に変更された。

アニメ

バンブーブレード

車のローンを抱えて、明日の食費にも困る貧乏教師・コジローこと石田虎待。顧問を務める剣道部も、主将の千葉紀梨乃と男子の新入部員である中田勇次と栄花段十朗しか活動していないため、やる気を失っていた。 だが... 関連ページ:バンブーブレード

書誌情報

Bamboo blade 全14巻 スクウェア・エニックス〈ヤング ガンガン コミックス〉 完結

第1巻

(2005年10月発行、 978-4757515307)

第2巻

(2006年2月発行、 978-4757516113)

第3巻

(2006年8月発行、 978-4757517233)

第4巻

(2007年1月発行、 978-4757518384)

第5巻

(2007年5月発行、 978-4757519978)

第6巻

(2007年10月発行、 978-4757521223)

第7巻

(2008年1月発行、 978-4757521858)

第8巻

(2008年4月発行、 978-4757522411)

第9巻

(2008年10月発行、 978-4757523852)

第10巻

(2009年2月発行、 978-4757524774)

第11巻

(2009年7月発行、 978-4757525955)

第12巻

(2009年11月発行、 978-4757527300)

第13巻

(2010年5月発行、 978-4757528802)

第14巻

(2010年11月発行、 978-4757530744)

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