BLOOD+

BLOOD+

普通の女子高生として過ごしていた音無小夜が、ひょんなことから自身の正体を知り、翼手と呼ばれる異形の生物から世界を守るために奮闘する姿を描く。原作:Production I.G、Aniplex、作画:桂明日香。『BLOOD THE LAST VAMPIRE』という作品の派生作品。

正式名称
BLOOD+
ふりがな
ぶらっどぷらす
原作者
Production I.G
原作者
Aniplex
作者
ジャンル
バトル
 
和風ファンタジー
関連商品
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概要・あらすじ

音無小夜は食欲旺盛で、運動が得意なごく普通の女子高生。ただ、一年前以前をどうしても思い出せないでいた。しかし平凡な生活を送っていた彼女の前に、突如得体の知れない化け物、翼手が現れる。危機一髪のところをハジという青年に助けられるものの、戦ってほしいと言われる。

登場人物・キャラクター

音無 小夜 (おとなし さよ)

ショートカットの女子高生。活発で明るい性格をしており大食漢。血の繋がらない家族と生活しているが毎日を楽しんでいた。一見すると普通の女の子だが、1年以上前の記憶がない。彼女の正体は1833年に誕生した翼手の始祖で、1年前に休眠期から目覚めた。ディーヴァという双子の妹がいる。ディーヴァの血を浴びない限り不死身の存在で、唯一、翼手を殲滅することができる血を持っているため、ハジや赤い盾の面々から翼手と戦うように言われる。

ハジ

長髪長身の男性。突如、音無小夜の周囲に現れたチェロ弾き。物静かで一見何を考えているかわからないが、音無小夜のことを心から思っている。彼の正体は、音無小夜が翼手の始祖であると自覚する前からの従者であり、恋人。音無小夜が休眠期から目覚めるまでずっと待っていた。常に音無小夜に付き従い守っており、音無小夜の意思に沿って生きている。

宮城 カイ (みやぐすく かい)

男子高校生。学校やその周囲で一目置かれている不良。明るくて前向きな性格。音無小夜の血の繋がらない義理の兄。バイクでよく音無小夜を送り迎えしているが、自身はあまり学校に現れない。音無小夜が翼手の始祖であることを知っても恐れず、常に音無小夜のことを心配している。

宮城 リク (みやぐす くりく)

男子中学生。女の子ような線の細い容姿をしており、穏やかで何者にも優しい性格。音無小夜の血の繋がらない弟。家では家事全般を担う。シャールを庇って死にかけた時に音無小夜の血を飲まされ、音無小夜の眷属シュヴァリエとなって生きながらえた。

宮城 ジョージ (みやぐすく じょーじ)

大衆酒場を営む中年男性。音無小夜の血の繋がらない父親。明るく寛容な性格。実は赤い盾のメンバーであり、音無小夜の正体を知りながら娘として接していた。音無小夜が自身の正体を知ってからも「自分の娘」として接する。

シャール

元シュヴァリエの翼手の少年。挑発的で好戦的な性格。ベトナム戦争で、ディーヴァの守衛として音無小夜と戦った際に右腕を失った。またディーヴァを危機に晒したとしてカールという名前を剥奪され、シュヴァリエからも除名されてしまう。翼手にも人間にも馴染めず孤独を感じている。 屈託のない宮城リクに心を開きかけていた。

ソロモン・ゴールドスミス

ディーヴァの眷属シュヴァリエの青年。いつも笑顔で飄々としているが冷酷な性格。表向きは巨大製薬会社サンクフレシュのCEOだが、実際は翼手の始祖とシュヴァリエの交配実験にばかり興味がある。アンシェル・ゴールドスミスを裏切り、宮城リクを連れて赤い盾の前に現れる。

アンシェル・ゴールドスミス

ディーヴァの眷属シュヴァリエの中年男性。1833年の音無小夜とディーヴァの誕生以来、ディーヴァに執着している。シャールやソロモン・ゴールドスミスの兄的な存在。ディーヴァの関心が自分のみに向くよう、世界中に翼手を満たし、人間を消すことが目的。

デヴィッド

赤い盾のメンバーの男性。音無小夜を翼手殲滅に担ぎ出し、サポートする役目を担っている。厳しく真面目な性格をしているが、赤い盾のメンバーを心配する一面もある。父親をベトナム戦争で暴走状態の音無小夜に殺されている。デヴィッドという名は、赤い盾で音無小夜をサポートするメンバーが代々引き継ぐ名前のため本名ではない。

ジョエル・ゴルドシュミット

赤い盾の長官の男性。音無小夜の出生の秘密や過去を全て知る男性。宮城カイに音無小夜の過去を示したジョエルの日記を見せる。ジョエルという名前もデヴィッド同様、代々赤い盾の長官が引き継ぐ名前。

ディーヴァ

音無小夜の双子の妹。ジョエル・ゴルドシュミットの実験によって自然な状態で成長させるため、塔に幽閉され一人ぼっちで生きていた。明るく無邪気だが、反面、子供っぽくて残忍な性格。偶然塔に入ってきた音無小夜にディーヴァという名前をつけられ、長きにわたって音無小夜を心の拠り所にしていたが、塔から出た途端、ジョエル・ゴルドシュミットの誕生日会に来ていた人々を虐殺した。 アンシェル・ゴールドスミスの手引きによって、翼手を世界中に増やそうとしている。

翼手 (よくしゅ)

『BLOOD+』に登場する怪物。無作為に人間に襲いかかり、翼手の始祖である音無小夜とディーヴァの血でなければ殲滅することができない。翼手の始祖に惹かれるので、音無小夜の近辺に現れる。実はその正体は元人間で、ディーヴァの血を含んだサンクフレシュの薬や食品を世界中広めることで翼手になる人間を増やしていった。 その人間たちはディーヴァの歌を聞くことで翼手として覚醒する。

シュヴァリエ

翼手の始祖から血をもらった翼手。始祖の眷属であり、始祖を守る存在でもある。翼手の始祖同様、ほぼ不老不死。自分の眷属の翼手の始祖の血でなければ死ぬことはない。

集団・組織

赤い盾 (あかいたて)

『BLOOD+』に登場する組織。翼手の殲滅を目的とする組織。1833年にフランスで動物実験を繰り返していた大富豪ジョエル・ゴルドシュミットが、翼手である音無小夜とディーヴァを生み出した。ディーヴァによって大被害をもたらしたことを知ったジョエル・ゴルドシュミットの息子、デヴィッドによって設立された組織で、今日まで引き継がれている。

クレジット

原作

Production I.G , Aniplex

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