概要・あらすじ
ショータの幼なじみケンゾーはある日、異星人アルメたちによって、女の子にされてしまった。一週間以内にケンゾーとセックスをしなければ彼は消去されてしまうと知り、ショータは困惑する。やがてアルメの一人、マリエル提督と接触したとき、ケンゾーが女体化した理由やショータがアルメに追われる理由、そして異星人に侵略された地球がどうなっていくかの真実を知ることになる。
登場人物・キャラクター
矢波 翔太 (やなみ しょうた)
メガネをかけたおとなしい少年。ナヤミ君と呼ばれることもある。杉山健造とは幼なじみ。ケンゾーがいなくなってからやってきた少女にセックスを迫られ、彼女がケンゾーの改造された姿だと気づくが、ケンゾーと自分がセックスするよう強要される。その後アルメの一人マリエル提督が通う学校「私立海凰学院」に、ケンゾーと一緒に転入。 マリエル提督や二ノ宮結花から、ケンゾーがなぜ女体化させられたのか、自分がなぜ追われているのかを知らされ、決断を迫られる。序盤は吉村先輩に語るようなモノローグが入ることが多い。
杉山 健造 (すぎやま けんぞう)
ショータの幼なじみ。変人で、嘔吐好きという特殊性癖がある。いつもふざけてばかりだが、いざとなるとショータをしっかりかばおうとする少年。アルメたちが男を女に改造し、子供を作ることができるかを実験していたところ、ケンゾーがその適合者であることが発覚。改造されて女になった彼は、ショータにセックスをするよう迫る。 アルメに相手を選べと迫られた時、幼なじみのショータを選択したが、これにより2人のセックスに、アルメたちと地球人の未来がかかることになった。
吉村 誠一 (よしむら せいいち)
異星人のアルメに対する、第一級反乱分子の青年。ケンゾーとショータの先輩。ケンゾーからは「よっしー先輩」と呼ばれている。ショータのことをナヤミ君と呼ぶ。アルメの地球侵略の対抗組織として軍隊を率いており、アルメたちを拘束している。殺傷は行わず、服が脱げる銃を武器として使う。 戦闘の際も無人の乗り物のみを破壊している。マリエル提督とは思想が一致しているため、手を結んでいる。
名取 琴子 (なとり ことこ)
ツインテールの元気いっぱいの少女。ショータとケンゾーの幼なじみ。幼稚園の時からショータのことが好き。小学生の時にアルメに調教されたことで、女性に対しての性技に長けている。一方で男が苦手になったため、ショータを女装させようと考えていた。ケンゾーが女に改造されたことで、ショータへのアプローチで先を越されたと考え、怒り狂う。
松村 真一 (まつむら しんいち)
ショータの元後輩。今はフリフリの女装をして、異星人アルメに女性を取られた男性が集まる「オトコ通り」で暮らしている。ショータのことが好きで、彼のファーストキスを奪った。後に、ショータから離れるのを嫌がり、女子校である私立海凰学院に転入する。
マリエル提督 (まりえるていとく)
最初は常に全裸でうろついており、猫耳とネクタイだけしていた。「オトコ通り」に住んでいる異星人アルメ。研究のためにショータの精液をサンプルに取ろうとしていた。普段は皆に「マーちゃん」と呼ばせており、「おつかれちんちん」という挨拶を好んで使う。ショータたちの住む町一帯を統治しており、異星人であるアルメが、自分たちの都合で人間の世界を壊し、性のあり方を狂わせていることに罪を感じていた。 また現在女性しかいないアルメに、男性を取り戻す方法を模索。その考え方があわず、ラザエル博士に刺されてしまう。
ラザエル博士 (らざえるはかせ)
人体実験で、杉山健造を女性にした異星人アルメの一人。ロングヘアで無表情な女性。マリエル提督に仕えていた。女性しかいないアルメが地球人に迷惑をかけている、という考え方を持つマリエル提督と思想が合わず、彼女を刺殺。矢波翔太がアルメの男性を復活させる遺伝子を持っていると知り、消去しようとする。
ミュリエル
ロングヘアのアルメ。私立海凰学院で物理を教えている。アルメ通りでコトコの性技で骨抜きにされてしまう。私立海凰学院で再会してからは、ナダエルと共に、コトコと性行為に及んでいる。
ナダエル
ショートカットのアルメ。私立海凰学院で数学を教えている。アルメ通りでコトコの性技に骨抜きにされ、以来コトコの話ばかりしている。私立海凰学院で再会してからは、ミュリエルと共に、コトコと性行為に及んでいる。
二ノ宮 結花 (にのみや ゆか)
髪の毛を二つに縛った少女。私立海凰学院に転入したショータとケンゾーに出会う。吉村誠一とつながりがあり、ケンゾーがどのようにアルメによって女性化させられたのかを知っている人物。ショータとケンゾーのセックスには未来がかかっていると語り、二人に性行為をさせようとする。 マリエル提督のことを好いており、忠実に働いている。天然な性格で、照れ屋。
集団・組織
私立海凰学院
『BLUE DROP ~天使の僕ら~』に登場する学校。女子校。ケンゾーと、女装したショータ、追いかけてきたシンイチらが転入することになった学校。マリエル提督は学校の理科室で研究をしている。異星人アルメの作った学校で、お眼鏡にかなった少女が強制的に入学させられている。実際は、女の子同士で愛しあうことを教育される、アルメに都合のいい女の子を量産するための養殖場で、夜な夜な乱交が行われている。
その他キーワード
アルメ
『BLUE DROP ~天使の僕ら~』の用語。登場する宇宙人の総称。地球を侵略し、現在は支配下においており、地表の一部の街は荒廃状態にある。色素が薄く、大多数が感情をあまり表に出さない。昔は男性もいたが、現在アルメには女性しかおらず、自らの手で身体を改造し、女性だけで繁殖できる生命体になった。地球にある「アルメ通り」は、男性立ち入り禁止区域になっており、常に女性だけの乱交パーティーが行われている。 また女子校である私立海凰学院を建造し、女の子同士が愛しあうことを教育、アルメにとって都合のいい人間の女子の繁殖場にしている。アルメの一人であるラザエル博士は、人間の男子杉山健造を女性に変える実験をした。
エミルフォース
『BLUE DROP ~天使の僕ら~』の用語。「思念凝結兵器」。思考したことで浮かぶイメージを形にして、具現化することのできるアイテム。人間そっくりの像をつくることや、自分がイメージを被って擬態することが可能。