あらすじ
第1巻
世界は「オルタネイション・バースト」によって少しずつ変わっていたが、有賀透はそのような変化を実感する事もなく、男子高校生として平穏な日々を送っていた。そんなある日、有賀はクラスメイトの「日暮夏鳴」が、人気アイドルのMEANと顔立ちが瓜二つな事に気づく。もしかしたら二人は同一人物なのではないか、と考えた有賀は日暮とMEANの関係を探る内に、彼女を取り巻く事情に巻き込まれてしまう。人気アイドルのMEANは異世界から来たノッカーズで、邪悪な目的を持って異世界からやって来ているほかのノッカーズと戦いを繰り広げている事を有賀に告白する。自らの過酷な運命を告げたMEANの事が気になって仕方がない有賀は、彼女の所属する事務所の社長・狩尾理文と接触してMEANの事情を知り、狩尾からの勧めもあり、MEANの専属マネージャーとして彼女を支える決心をする。かくして有賀は彼女の秘密を支えるマネージャーとして、彼女の事情に踏み込んでいく。
地方へのアイドル活動を隠れ蓑に、邪悪なノッカーズと戦うMEANのマネージャーという仕事は、有賀の想像以上に過酷なものだった。自由奔放な付き人の西表山音の存在もあって、早くも有賀透の心は不安一色となっていたが、そんな中、何かを感じ取ったMEANの導きによって、MEANと有賀は力に目覚めたばかりの少年と出会う。少年は力に目覚めただけの一般人だったが、その力を悪用しようとする化け物スナジアナの罠によって、MEANと有賀は囚われの身になってしまう。そしてスナジアナは、自分達の目的が地球人を獣人に改造し、地球を侵略する事であると語った。スナジアナは捕まえた少年を目の前で獣人に改造しようとするも、少年の機転と西表の加勢によって、彼らは危機を脱する事に成功する。しかしスナジアナの余裕は崩れず、不吉な言葉を残し去って行った。
第2巻
平穏な日々を送っていた有賀透とMEANであったが、そんな二人のもとに「町工場の爆発事件」のニュースが舞い込む。ニュースの獣人同士が戦う映像から、自分達以外にも洗脳から抜け出した獣人がいるのではないかと期待した二人は「町工場の爆発事件」を追う事になった。偶然、有賀の家を訪れた事件を担当する刑事・犬吠崎静の存在もあり、次に狙われるであろう工場へとたどり着いた一行は、そこで獣人と戦うグリフォンと出会った。グリフォンと協力し獣人を撃退するも、犬吠崎は現場に残された痕跡から一つの違和感にたどりつく。実はグリフォンは最初からMEANをだますためにほかの獣人と戦っており、町工場での戦いはすべて仕組まれたものだったのだ。犬吠崎によって正体を見抜かれたグリフォンは残虐な本性を表して一行を追い詰めるものの、犬吠崎と西表山音の援護を受けたMEANによって倒された。そして犬吠崎は人知れず戦うMEAN達の存在を忘れないために、自分達が作る新しい組織の名前を、彼女の残した靴にあやかり「BOOTS(ブーツ)」と名付けようと決めるのだった。
そんな中、狩尾理文の鶴の一声によって、MEANは突如ユニットを組む事になる。MEANといっしょにユニットを組む事となったアイドルユニット「G★R'S(ジーアールズ)」のマリカ、コマキとの顔合わせも和気藹々としたものになり、無理矢理ゴスロリファッションを着せられた西表山音も加えて四人はアイドルユニット「KNOCKERS(ノッカーズ)」を結成した。そして一行は「KNOCKERS」最初の仕事としてグラビア撮影のために沖縄に赴く事となる。しかしその和やかな空気の裏では、MEANを監視する謎の男アルクベインと密かにMEANの動向を伺っていたスナジアナの姿があった。沖縄に訪れたMEAN達は、マリカのいとこである五十嵐まもりも同行した事でにぎやかなものとなり、MEANも年相応に楽しそうに過ごしていた。しかしそんな平穏な時間は、スナジアナが来襲した事であっけなく崩れ去る。MEANを追って来た「犯罪狩人(クライムハンター)」のアルクベインの助けがあるものの、五十嵐を守りながら戦うMEANはスナジアナが連れて来た人魚型獣人セイレーンによって海に引きずりこまれてしまう。絶体絶命の危機に陥ったMEANであったが、ほかならぬセイレーンによって助けられる。実はセイレーンの正体はMEANの姉であり、かろうじて残っていた人間としての意識が「護りの歌の鎧」となってMEANを助けたのだった。MEANを助けた事で満足して海底に消えて行った姉の姿を見届けながら、MEANは五十嵐を助けるために砂浜に戻るも、ノッカーズとしての姿を見られてしまい険悪な雰囲気になってしまう。そしてアルクベインに自らの真意を伝えたMEANであったが、その直後、突如発生した次元の渦に飲み込まれてしまう。
第3巻
次元の渦に飲まれた有賀透、MEAN、マリカ、コマキ、西表山音が目を覚ますと、そこはMEANの故郷である異世界「獣帝界」であり、しかも時間は9か月前に戻っていた。ノッカーズの事情を知らずに巻き込まれたマリカ、コマキの二人は戸惑い、MEANに辛く当たる。さらにコマキは心労から倒れてしまったため、一行はコマキを助けるための薬を探しに行く事となった。自らの危険も省みずコマキを助けるため行動したMEANと西表の姿を見たマリカは、二人を信じる決意を固める。そして信頼関係を育んだ一行は、過去を把握しているMEANの導きによって、ゾバの圧政にたった一人で立ち向かう「妖精の騎士」と対面した。「妖精の騎士」の正体は、MEANと同じく千年妖精の獣人である、MEANの姉ニィニであった。ニィニのたどる運命を知るMEANは、彼女がゾバの居城に最後の戦いに赴こうとするのを止めようとするも、彼女の決意を変える事はできず、二人は共にゾバの居城に攻め込む事となる。そしてついに過去の世界でゾバと対峙したMEANは、運命を変えるべく、自らの力を振り絞って運命の戦いに挑む。
登場人物・キャラクター
有賀 透 (ありが とおる)
新聞部に所属する男子高校生。アイドル歌手MEANのファンで、クラスメイトの「日暮夏鳴」がMEANにそっくりな事に気づいたのを機に、彼女の事情に巻き込まれていく。狩尾理文に覚悟を問われた際に、MEANを支える決意をして、以降はMEANの専属マネージャーとして活動するようになる。戦闘力は限りなく低く、ノッカーズと戦うMEANを見守る事しかできない。 しかし彼女の事情を理解し、支える事でパートナーとして成長していく。日常生活ではポンコツな面が目立つMEANや、世間知らずで自由奔放な西表山音に振り回されつつも、二人にとって次第になくてはならない存在となる。一行が異世界「獣帝界」に迷い込んだ際には、MEANや西表とは違い普通の人間だったからこそ、コマキからは唯一信用されていた。
MEAN (みぃん)
新進気鋭のアイドル歌手。背中が大きく開いたドレスを着用し、不思議な歌声で人々を魅了していた。その正体はノッカーズの一人で、人知れず人にあだなす獣人達と戦いを繰り広げていた。戦闘時には背中から妖精のような羽を出し、歌で魔法を使い戦う。普段はノッカーズとしての顔もアイドルとしての顔も隠し、メガネをかけた地味な女子高校生「日暮夏鳴」として日常を送っている。 アイドルとして活動している時はしっかり者だが、日常では抜けた部分が目立ち、歌も音痴になるため、周囲にはMEANとは顔立ちは似ているものの別人だと思われている。その正体は異世界「獣帝界」のアラヒルク王国の第三王女「カーナ」であり、ゾバによって家族と故郷を奪われたうえに、身体を「千年妖精」にされたため1年の余命しかない。 限られた命を使いゾバの野望を阻止する事を自らの使命と思っているが、残り少ない人生を楽しみたい気持ちもあるため、アイドルと学業も大切にしている。戦闘では敵を殺す覚悟を持って臨むが、本来は死ぬ事を恐れ、戦いを忌避する優しい性格をしている。戦いにくじけそうになる事もあるが、散っていった者達の遺志を継いで戦う事を決意している。 当初はソロでアイドル活動をしていたが、のちにマリカ、コマキ、西表山音とアイドルユニット「KNOCKERS(ノッカーズ)」を結成した。
西表 山音 (いりおもて やまね)
MEANとよく行動を共にしている女子高校生。自由奔放な行動が目立つスタイルのいい少女で、MEANと仲がいい。周囲が思わず注目してしまうほどの怪力を発揮し、また大食いだが、その正体は猫科のモンスターと融合された獣人。MEANと初めて会った時は、ほかの獣人と同じく洗脳され戦わされていたが、戦闘の最中、ふとした瞬間に自分の心を取り戻し、以降はMEANと行動を共にするようになった。 MEANには劣るものの常人離れしたパワーとスピードを持ち、戦闘時には耳やシッポが猫のものに変化して戦う。また動物ならではの鋭敏な感覚を持ち、不意打ちなどにいち早く反応できる。当初はMEANのボディーガードとして行動を共にしていたが、のちにMEAN、マリカ、コマキとアイドルユニット「KNOCKERS(ノッカーズ)」を組む事になり、ゴスロリファッションに身を包んだアイドルとしてデビューした。 獣人になる前の記憶が曖昧でとても世間知らず。MEANと行動を共にするため高校に通っている事から周囲には16歳と思われていたが、西表山音本人は14歳だと言っており、人間時代のプロフィールはかなりいいかげん。
狩尾 理文 (かりお りふみ)
MEANの所属するアイドル事務所の美人女社長。MEANの事情に配慮しつつも、深く踏み込まず彼女をアイドルとしてプロデュースした。MEANをかくまう事で獣人達に襲われる事になっても、アイドルとして売れてくれれば問題ないとして彼女の事情には無関心だった。実は彼女自身、未来予知の力を持つノッカーズでMEANの事情に無関心を装いつつも、MEANのそばに彼女の理解者となれる有賀透をマネージャーとして抜擢したり、アルクベインに事情を話したり陰ながら手助けをしていた。
犬吠崎 静 (いぬぼうざき しずか)
ノッカーズの起こす事件を担当する警視庁の男性刑事。有賀透の父親とは友人関係で、彼の家を訪れた事がきっかけとなり「町工場の爆破事件」を追うMEAN達と出会った。その後、ピンチをMEANに助けられる事で彼女達の言葉を信用し、彼女達と共に獣人達が狙うであろう工場へと向かった。刑事としての経験から観察力が鋭く、現在の惨状からグリフォンの正体を看破し、MEAN達を援護した。 「対ノッカーズ組織」に配属される予定であり、MEAN達の存在を忘れないため、その組織名を「BOOTS」と名付ける。
マリカ
コマキとアイドルユニット「G★R'S(ジーアールズ)」を組んでいる少女。勝気な性格ながら、初対面にもかかわらず冗談を言うなど非常にノリのいい人物。MEANとアイドルユニット「KNOCKERS(ノッカーズ)」を組むため、彼女達と行動を共にする事となった。いとこの五十嵐まもりは妹のような存在で、似たもの同士で仲よくなったMEANと五十嵐の関係をほほえましく見ていた。 しかし、結果的にそのせいで五十嵐が危機に直面する事になったため、MEANがノッカーズと知ったあとは人一倍彼女達に拒絶感を示していた。その後、自らの危険も省みず助けてくれたMEANと西表山音の姿を見て信用し和解した。
コマキ
マリカとアイドルユニット「G★R'S(ジーアールズ)」を組んでいる少女。内気でおとなしい少女で、相方のマリカの後ろに隠れている事が多い。MEANとアイドルユニット「KNOCKERS(ノッカーズ)」を組むため、彼女達と行動を共にする事となった。MEANがノッカーズと知ったあとは距離を取っていたが、有賀透には懐いており、次元の渦に巻き込まれ孤立無援の状態で体調を崩した際にも、彼の事は信用し頼っている。
五十嵐 まもり (いがらし まもり)
マリカのいとこの少女。ドジっ子で、そのドジっぷりが有賀透はMEANとそっくりだと評しており、実際に波長が合うのかMEANによく懐き、MEANに対しては本当の姉妹のように仲睦まじく接していた。「KNOCKERS(ノッカーズ)」のグラビア撮影に同行したが、そのせいでスナジアナに人質に取られ命の危機に瀕してしまう。
ニィニ
MEANが過去の異世界「獣帝界」に迷い込んだ際に出会った、MEANと同じく「千年妖精」の力を持つ酒好きの美女。その正体はMEANの実姉であり、アラヒルク王国の第一王女である。16歳の頃、結婚直前にゾバの襲撃に遭って「千年妖精」化されたが、のちにゾバの隙を突いて脱出。以降は獣帝陣営に対するレジスタンス活動を行っており、その戦い振りが自然と人々の希望を集め「妖精騎士」の名で呼ばれるようになった。 その後は妖精の力を使い戦い続けていたものの、1年で寿命の尽きる妖精の運命に逆らえず、自分の死期を悟って無謀な戦いに挑む。未来から来たMEANと力を合わせる事でゾバに一太刀浴びせる事に成功するも、MEANをかばった際の傷が原因で、彼女に看取られながら死亡した。 婚約者がおり、最期まで彼の事を愛していた。
スナジアナ
人型のクワガタのような姿をした獣人。ゾバの配下の一人で地球に侵攻して来たノッカーズの前線司令官の立場におり、罠をしかけて獲物をおびき寄せたり、ほかのノッカーズを手駒として使ったりと、単純な力押しに頼らない頭脳派な面を持っている。「オルタネイション・バースト」によって能力に覚醒した一般人のノッカーズを、儀式によって呼び寄せたモンスターと融合させ、自らの尖兵である獣人に作り変える魔術を使う事ができるため「魔導士」の肩書きを名乗っている。 理知的な物言いをするものの実際は支離滅裂な言動が多く、MEANの捕獲を命令されたにもかかわらず殺害のために襲い掛かった。実はスナジアナ自身もゾバによって改造された獣人の一人である。 その正体はニィニのかつての婚約者で、愛する人を奪われた事でゾバに強い憎しみを抱きつつも、ゾバに忠誠心を植えつけられ命令に逆らえなくなっている。現在は相反する二つの人格が存在する状態で、ゾバの命令の矛盾を付いて行動し、ゾバを討つ機会を伺っている。
ゾバ
異世界「獣帝界」を支配する存在。人を人と思わない邪悪な性格で、何の罪もない一般人を獣人へと改造し使い捨ての兵器にしたり、見目麗しい少女達を自らの欲望を満たすために「千年妖精」の獣人にしたりと悪行を重ねる。その姿は巨大な目に裂ける口、ねじれる角と人とも獣ともいえない異形そのものとなっている。多少の攻撃なら物ともしない頑丈な巨躯に、圧倒的な怪力を誇り、反逆者には凄惨な処刑を行う絶望的な存在として獣帝界に君臨している。 異世界への侵略にも意欲的で、地球侵略を行うためスナジアナを送り込み、大軍勢による侵略戦争の準備を行っている。
グリフォン
翼の生えた獅子の姿をした獣人。ほかの獣人と戦っている姿がニュースとして取り上げられていた。猫科のモンスターは稀に洗脳から解き放たれる事があるため、洗脳から解き放たれた獣人と思われていたが、MEANをおびき寄せるため仲間割れの振りをしていただけであった。人間の時から凶暴な性格をしていたようで、ほかの獣人と違い勧誘という形で獣人となった。 人をいたぶって殺す事に快感を覚える殺人鬼だったが、皮肉にもそれがきっかけとなって犬吠崎静に正体を見抜かれ、MEANによって倒された。
セイレーン
沖縄でMEANが遭遇した人魚型獣人。その正体はMEANの実姉で、アラヒルク王国の第二王女「セレン」であり、ゾバによって獣人に改造されていた。正気を失い、他の人魚達とMEANに襲い掛かったが、戦いの最中に正気を取り戻し、「護りの歌の鎧」によってMEANを助けた。戦いの中で死んだと思われていたが、スナジアナによって助けられており、その矛盾した行動の裏に隠れた真意に触れた。
アルクベイン
「犯罪狩人(クライムハンター)」の青年。「スパーキィ」と呼ばれるコンピューターのサポートを受けながら、科学の騎士として人々を守るため機械のパワードスーツに身を包んで悪と戦っている。当初はMEANと獣人の存在を共に危険視していたが、MEANの決意や獣人の正体、そして狩尾理文の言葉によってMEANと共に戦う事を決意する。
その他キーワード
オルタネイション・バースト (おるたねいしょんばーすと)
1999年9月26日、世界規模で起こった謎の現象。天に逆さまに映った街が見えたり、超能力などの「力」に覚醒する人が現れたり、その全貌も原因も半年経った現在でも謎とされている。その真実は世界と世界が衝突する事で一部が混ざり合う現象で、異世界の住人であるノッカーズ達はこの現象を利用して地球に来訪している。MEANやゾバ達が住まう異世界「獣帝界」では3000年前よりたびたび起きているため、地球よりも「オルタネイション・バースト」への理解は深く、ゾバはこの現象を利用して地球への侵略を企んでいる。
ノッカーズ
「オルタネイション・バースト」を境に地球に現れるようになった「異世界の住人」や特異な力を持った「能力者」の総称。地球側は異世界への理解が進んでいないため、現在は言葉だけが独り歩きをしている状態で、能力に覚醒しただけの一般人までもがノッカーズとして異世界の住人扱いされ好奇の視線で見られるなど、偏見と誤解が蔓延している。 またゾバは地球側の理解が進んでいない状況に目をつけ、能力に覚醒した人間をさらい獣人に改造して自らの兵士としている。
獣人 (らすかんすろーゔ)
ゾバの陣営が作り出した生体兵器。その正体は、「オルタネイション・バースト」によって特異な能力に覚醒した人間を、異世界のモンスターと融合させて作り出した存在。モンスターだけでは制御が利かないが、ここに人間の知性が加わる事で制御が容易になり、洗脳してもとの人格を消し去ってあやつる事ができる。ただし猫科の動物など一部の種類のモンスターに融合されたものは洗脳が緩くなり、ごく稀に西表山音のようにもとの人格が復活する場合もある。 ゾバはスナジアナを地球に差し向け、地球の人間を次々と獣人に改造し、自らの陣営の戦力増強を行っていた。また改造された獣人にはいっさいの情を持っておらず、囚われの身になった獣人はあっさり自爆させるなど、扱いは使い捨ての道具同然である。
千年妖精 (みれにあむふぇありー)
MEANなど一部の特別な少女達がなった特別製の獣人。合成には同名のモンスターが材料として使われており、醜いが寿命の長い幼虫の姿と妖精のように美しいが1年しか生きられない寿命の短い成体の姿がある事から「セミ」の名でも呼ばれる。幼虫状態では1000年の寿命を得られるという特徴があり、数千年を生きるゾバは捕らえた少女達を好きな時にいたぶって楽しみたいと考え、千年妖精の獣人を作っている。 また少女達の心が絶望するさまを楽しみたいというゾバの欲求から、ほかの獣人のように洗脳される事もない。寿命が短いが、その分、成体になった千年妖精の戦闘力は高く、背中に生えた羽による飛行能力を使った戦闘や、歌声を魔法に変換して行う攻撃を得意とする。
クレジット
- 原作
- キャラクターデザイン
-
矢野 マサキ