概要・あらすじ
島根県の出雲市に暮らす少女・藤宮紅葉は、怪物に襲われたところを超人的な力をふるう青年・草薙護に守られた。自分が荒神と呼ばれる怪物たちを封印する人柱になる力を秘めていると知らされた紅葉は、政府管轄の対策機関国土管理室に参加して、自分の運命に立ち向かう。
しかしその先には、彼女とその双子の姉にまつわる過酷な試練が待ち受けていた。
登場人物・キャラクター
藤宮 紅葉 (ふじみや もみじ)
中学生。本人はごく普通の少女だが、怪物荒神を鎮める人柱の力を備えた一族の末裔。幼少期から祖母の言いつけで水垢離を続けていた。生け贄になった時に役割が果たされる立場上、人間からも荒神からもいかにあつかうか微妙な存在となる。 自分を守護する草薙に好意を芽生えさせていく。前向きで快活な性格。東京では国木田の家に下宿する。
荒神 (あらがみ)
『BLUE SEED』に登場する生物。古事記の時代から存在する、超自然の怪物たちの総称。妖怪のたぐいに見えるが、国土管理室の見解では、植物の構造や性質をもった知的生物と考えられており、昔から俗にいう妖怪や魔物の目撃談は、この生物を目撃したものだとされる。
国木田 大哲 (くにきだ だいてつ)
日本政府の対荒神対策機関である国土管理室を率いる室長。紅葉を国土管理室のメンバーとして迎え、自分の家に下宿させて父親代わりになる。かつて紅葉の姉を養女にしていたが、守ってやれなかったのが心残りになっている。
国土管理室 (こくどかんりしつ)
『BLUE SEED』に登場する組織。日本政府が擁する対荒神対策機関と、その実働チーム。リーダーは室長の国木田で、その下には元警察官や生物学者、自衛隊出身者から巫女まで多彩な人材が集っている。 紅葉を新たな仲間に迎え、うちとけてからはチームの妹分として可愛がる。
草薙 護 (くさなぎ まもる)
人間だが、赤子のときに親を殺され、身体を荒神化された青年。人柱の一族を守るために生きてきた。紅葉との初対面時には死んでもらうと告げたが、なりゆきでやはり守護者となる。紅葉の双子の姉を見守っていた時期があり、姉によく似ているが別人の紅葉との関わりかたに悩みを抱く。
ムラクモ
正体不明の青年。見た目は人間的だが、荒神たちを操る力をもっており、人間には友好的ではない。
場所
東京都 (とうきょうと)
日本の首都。国土管理室がある。出雲で復活した荒神は紅葉を追ってこの地にも現れた。
クレジット
原作
碧奇魂ブルーシード (あおくしみたまぶるーしーど)
日本神話のテイストを取り入れた伝奇アクション。古代から人柱である家系櫛灘の血を引くとされる少女・藤宮紅葉が荒神と呼ばれる怪物たちと戦う。コミックとしては第一部の終了以降、発表されていない未完の作品とい... 関連ページ:碧奇魂ブルーシード