概要・あらすじ
輝望高校1年生の桜(桜小路桜)は、一見清楚で儚げだが、怪力で男性のような言葉遣いの少女。ある夜彼女は、青い炎の中で燃える人々と、その傍らに立つ1人の少年を目撃した。翌日、転校生として現れた零(大神零)は、桜が昨晩見たあの少年だった。零は、法では裁ききれない悪を裁くコード:ブレイカー(存在しない者)の存在を知る。
彼らは「異能」と呼ばれる特殊能力を使い、悪人達をこの世から消し去っていく。殺人を止めようとする桜は否応なしにその戦いに巻き込まれていく。
登場人物・キャラクター
大神 零 (おおがみ れい)
黒髪の少年。普段は穏やかな表情だが、裏には冷酷非情な顔を持つ。初登場時は高校1年生。法では裁ききれない悪を裁くコード:ブレイカーの1人。コード:06。左手から発する青い炎で悪人を燃やし尽くす。殺人の現場を目撃した桜(桜小路桜)を抹殺するために輝望高校に転校する。 しかし桜は燃やすことができない珍種だと分かると、観察と称して行動を共にする。素性は謎だが、捜シ者と呼ばれる男の手掛かりを得るためにコード:ブレイカーになった。
桜小路 桜 (さくらこうじ さくら)
黒髪のロングヘアーの少女。初登場時は高校1年生。輝望高校に在学中。一見可憐で清楚だが、男気に溢れた性格。怪力の持ち主で格闘技にも精通している。転校生として現れた大神(大神零)が法では裁ききれない悪を裁くコード:ブレイカーと知ると、殺人を止めようとして大神達の戦いに巻き込まれていく。 家はヤクザの鬼桜組。
刻 (とき)
金髪で左右の瞳の色が異なる少年。初登場時は閉成学院高校に在学中。法では裁ききれない悪を裁くコード:ブレイカーの1人。コード:04。秀才で進学校に通っているが、いつも本気か冗談か分からない言動で相手を煙に巻く。「異能」(特殊能力)の「磁力」を操る。姉の藤原寧々音は輝望高校 の生徒会副会長で桜小路桜、大神零の先輩。
平家 将臣 (へいけ まさおみ)
法では裁ききれない悪を裁くコード:ブレイカーの1人。コード:04。初登場時は閉成学院高校に在学中で、生徒会書記をつとめ桜小路桜、大神零の先輩にあたる。いつも官能小説を持ち歩き、所かまわずお茶会を開く。鋼鉄を切断し相手を束縛する謎の「異能」(特殊能力)を持つ。