Challenge Up!

幼なじみと将来ウィンブルドンで会うことを誓い合った少女の中江心侑は、プロのテニスプレイヤーになるべく練習に励む中で、元プロプレイヤーからのコーチを受けるチャンスを手にする。遠く険しい道のりにもどかしさを感じながらも、類いまれなる根性でその才能を発揮していく心侑の姿を描くスポーツロマン。「マーガレット」平成28年№9から№20に掲載された作品。

正式名称
Challenge Up!
ふりがな
ちゃれんじ あっぷ
作者
ジャンル
テニス
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あらすじ

第1巻

中江心侑は、幼い頃に同じテニススクールに通っていた穂坂要と、別れ際にした「次はウィンブルドンで逢おう」という約束を胸に秘め、プロを目指してテニスを続けていた。しかし、どこか練習を軽んじる傾向にある心侑は、高校生になっても同じスクールのライバルの篠塚花に一回も勝てず、毎日ただひたすら続く基礎練習に不満を口にしては、苛立ちを隠さないでいた。そんなある日、テニススクールを訪れた心侑は、元プロテニスプレイヤーの福井の姿を目撃する。彼が花の専属コーチとして雇われたことを知った心侑は、花だけ教えるのはずるいと腹を立て、福井に自分にも教えてほしいと直談判する。基礎練習を軽んじて、すごい技を教えてほしいと嬉々として話す心侑の姿勢に違和感を感じた福井は、一度は彼女を突き放す。しかしその後、花との練習試合で心侑の情熱を感じ取った福井は、彼女の練習も見ることを決める。だが、そんな福井から心侑に掛けられた言葉は、「次の大会で優勝できなかったらテニスをやめろ」という非道なものだった。

第2巻

中江心侑は、篠塚花がケガで棄権するというトラブルもあり、辛くも大会で優勝を勝ち取る。すべては自分の実力とばかりに調子に乗る心侑だったが、そんな彼女の前に姿を現したのは、幼い頃にプロになることを誓い合った穂坂要だった。海外でテニスを続けていた要は、世界スーパージュニアに出場するため、日本に一時帰国していたのである。この大会を観戦した心侑は、要がすでに世界でも通用するほどの実力を身につけていることを知ると同時に、この大会で花が一回戦敗退したことで、世界のレベルの高さを痛感する。そして花にすらまだ一勝もできていないという事実をあらためて認識し、心侑は焦りを感じ始める。強くなりたいがために、ただがむしゃらに練習に励む心侑の姿を見た福井は、今は自分の武器を見つけることが大切だと、焦るばかりで混乱する彼女をなだめてヒントを与えるのだった。これをきっかけに、プロテニスプレイヤーになってウィンブルドンを目指すという心侑の夢は、大きく動き始める。しかし、次に出場する大会のトーナメントの一回戦の相手は、まだ一度も勝ったことすらないライバルの花だった。

登場人物・キャラクター

中江 心侑 (なかえ みゆ)

プロのテニスプレイヤーを目指す女子高校生。高めに結んだポニーテールがトレードマーク。基本的に身だしなみには無頓着で、女子力は非常に低い。幼い頃に穂坂要と将来ウィンブルドンで逢うことを約束し、その際にもらった白のリストバンドを大切にしている。約束を実現するために、篠塚花と同じテニススクールに通って練習に励んでいるが、同じ練習ばかり繰り返すことを厭い、基礎の大切さを理解しないまま、ただ技術だけを求めている。そのため、素質はありながらなかなか実力を向上させられずにいる。調子に乗りやすい単純な性格が災いし、プレイにも悪影響を及ぼしている。そんな中、花のコーチをするためにスクールにやって来た福井に自分にも教えてほしいと強引にせまり、厳しい条件を出されながらも、直々にコーチをしてもらえることになった。これがきっかけとなり、テニスに対する姿勢も少しずつ変化を見せ始める。

篠塚 花 (しのづか はな)

プロのテニスプレイヤーを目指す女子高校生。ウエーブのかかったショートヘアのクールビューティー。両親が営むテニススクールで、幼い頃から中江心侑と共にテニスに打ち込んできた。スクール一の実力を誇り、心侑からはライバル視されている。知り合いの元プロテニスプレイヤーの福井にコーチをしてもらうことになる。

真希 (まき)

中江心侑、篠塚花と同じ学校に通う男子高校生。チャラい雰囲気を漂わせており、いつも女子力が高めな女子たちを侍らせている。心侑に興味を持っており、学校では何かと彼女といっしょにいることが多い。テニスの練習に不満をこぼす心侑に、やめてしまえばいいと無責任な言葉を掛ける。

福井 (ふくい)

2年前に現役を引退した、元プロテニスプレイヤーの男性。現役時代はツアー優勝も飾り、ウィンブルドンのコートにも立ったことがある。篠塚花とは、彼女が幼い頃からの知り合い。花のコーチをするためにテニススクールを訪れた際、中江心侑からすごい技を教えてほしいと声を掛けられた。練習を軽んじ、努力をしないでうまくなりたいと考えている心侑の姿勢に腹を立て、花に勝ったら教えてやると花との試合を提案した。心侑に実力の差を実感させたうえで、テニスに向かう姿勢を非難してこき下ろした。その後、心侑のコーチを引き受けることになるが、次の大会で優勝できなければテニスをやめるようにと言い放ち、テニスを続けることへの覚悟を持たせようとする。態度や語気は荒いが、その指導法には定評がある。両親の離婚により名字は違うが、穂坂要とは実の兄弟。実は右目が見えない。

今宮 亜可梨 (いまみや あかり)

プロテニスプレイヤーを目指す女子高校生。つねにかわいらしさを前面に押し出した女子力高めの少女で、かなりの自信家。中江心侑、篠塚花と同じ地区に登録しているため、大会ではよく顔を合わせている。花とは大会の決勝でよく対戦するライバル関係だが、心侑にはこれまで一度も負けていないこともあり、かなり馬鹿にしている節がある。

穂坂 要 (ほさか かなめ)

プロテニスプレイヤーを目指す男子高校生。両親の離婚により名字は違うが、福井とは実の兄弟。幼い頃は、中江心侑や篠塚花と同じテニススクールに通っていた。心侑と将来ウィンブルドンで逢うことを約束し、留学のために海外へと渡った。世界スーパージュニア大会に出場するために、一時帰国した際に心侑と再会を果たす。そして穂坂要は心侑に対し、この大会を弾みにしてプロになると宣言する。

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