ベイビーステップ

勉強だけが取り柄だった少年がテニスに出会い、一流のテニスプレーヤーとして成長していく過程を描いたスポーツ漫画。スポーツ漫画としては珍しく、主人公の丸尾栄一郎はフィジカル面での優れた才能はなく、天性の動体視力と頭脳を活かしたデータ分析で相手に勝つという独自のテニス理論が展開される。派手な必殺技なども登場せず、あくまでリアルさを追求した描写は、プロテニスプレーヤーからも絶賛されている。「週刊少年マガジン」2007年第46号から連載の作品。

正式名称
ベイビーステップ
作者
ジャンル
テニス
 
恋愛
レーベル
講談社コミックス(講談社)
巻数
既刊45巻
関連商品
Amazon 楽天

時代背景

本作『ベイビーステップ』は2007年末から連載が始まった作品だが、この年は日本人で初めて男子テニスの世界ランキングTOP10入りを果たした錦織圭がプロへの転向を決めた年でもある。錦織圭がプロ転向を発表したのは同年10月1日であり、本作の連載が始まった「週刊少年マガジン」2007年第46号は同年10月31日発売。なお、作品には錦織圭をモデルにしたと明言されているキャラクターも登場する。

あらすじ

テニスとの出会い編(第1巻~第6巻)

丸尾栄一郎は、学校の成績がオールAと優秀なことを除けば、真面目で几帳面なごく平凡な男子高校生。そんな人生に何の疑問も抱かずに生きてきた栄一郎だったが、運動不足解消のために訪れたテニス教室で、同じ高校のアイドル的存在である鷹崎奈津と出会う。プロテニスプレーヤーを目指しているという奈津の言葉に触発された栄一郎は、改めて自分の人生に疑問を抱くと同時にテニスへの興味を示し始める。そして、テニスを始めて1年、何事も真剣に取り組む性格も手伝い、栄一郎は県下でも有名な実力者と拮抗するほどの力を付けるまでに成長していった。

STCカップ~テニス留学編(第6巻~第10巻)

テニスを始めて1年、丸尾栄一郎は自分の所属するテニスクラブである「STC」が主催する大会でも優勝を収め、県下でも指折りのプレーヤーに成長をしていた。しかし同時に、本気でプロを目指すというライバルたちとの実力差も浮き彫りにされ、次第に自分もプロになりたいと考えるようになっていく。そして、高校からテニスを始めてプロになる、という異例の進路に反対する両親を条件付きで説得。自分の夢のため、アメリカへのテニス留学を決意する。

神奈川県ジュニアテニス選手権大会編(第10巻~14巻)

本気でプロへの道を歩み始めた丸尾栄一郎は、両親と約束したプロになるための条件である「全日本ジュニア選手権で優勝する」という目標を叶えるため、出場枠をかけて神奈川県ジュニアテニス選手権大会に挑む。新しく「STC」のコーチに就任した元プロテニス選手の青井竜平とともに心身両面のステップアップを経て迎えた大会当日。栄一郎は県下でも指折りの強敵、宮川卓也を倒さなければならない試練に直面する。

関東ジュニアテニス大会編(第15巻~第19巻)

神奈川県ジュニアテニス選手権大会で準優勝を果たした丸尾栄一郎は、関東ジュニアテニス大会への出場権を手に入れる。この大会でベスト16に入賞、つまり2回戦を勝ち抜けば全日本ジュニア選手権への切符を手に入れることができる。しかし、その全日本行きがかかった2回戦の相手は、全日本ジュニア選抜室内大会でベスト8に入賞したこともある強敵、井出義明。プロを目指す栄一郎の前に大きな壁が立ちふさがる。

全日本ジュニア選手権編(第20巻~第28巻)

プロへの道を模索し始めた丸尾栄一郎は、両親との約束、そして自分の将来設計のために、「高校3年の時に行われる全日本ジュニア選手権に優勝できなければプロを諦める」と決意。テニス最優先の生活を送りながらその出場枠を確保し、ついにその夢へとあと一歩に迫る。また、これまで心の支えとなってくれた鷹崎奈津との交際も本格的にスタートし、精神面でこれまでにないほど充実していた。栄一郎の将来を決めるための戦い、そして奈津にとっては因縁のライバル清水亜希との戦いである、全日本ジュニア選手権がいよいよ開幕する。

IMGアカデミー留学編(第28巻~第31巻)

「優勝できなければプロを諦める」という背水の陣で全日本ジュニア選手権に挑んだ丸尾栄一郎だったが、結果は準決勝での敗退。しかし、僅かな期間で一躍有名となった栄一郎の周囲には、ウェアを提供してくれる企業やテニス強豪大学からの誘いがひっきりなしにかかることになる。また、本来ならば全日本ジュニア選手権での準優勝者までしか出場できないとされていた全日本テニス選手権予選に、ベスト4までの選手が出場できることになり、プロへの未練を残す栄一郎の心は揺れる。悩みに悩んだ結果、栄一郎は全日本テニス選手権予選への出場を決め、再びフロリダへテニス留学をすることに。栄一郎の新しい挑戦が始まった。

VS江川逞編(第31巻~第37巻)

丸尾栄一郎がもう一度プロへの進退をかけて挑んだ全日本テニス選手権。「IMGアカデミー」での経験を活かし、予選を勝ち抜いた栄一郎は、勢いもそのままに本戦2回戦へとコマを進めた。しかし、そこに立ちふさがったのは、憧れでありライバルでもある「STC」の先輩プレーヤー、江川逞だった。今まで練習ですら一度も勝ったことのない逞との公式戦での初試合。長い戦いが幕を開ける。

プロへの挑戦編(第37巻~第41巻)

全日本テニス選手権江川逞と戦い、そして運に助けられながらも全日本テニス選手権でベスト4という結果を残した丸尾栄一郎は、ついに本格的なプロへの道を歩み始める。だが、プロになるのは簡単なことではなく、スポンサーの確保や初めての海外での大会出場、スランプへの突入など、多くの試練が栄一郎を待ち受けていた。しかし、池爽児らが出場するウィンブルドンの観戦などを経て、ようやく復調の兆しを見せる。そして心機一転、挑んだ次世代プロ選手の登竜門と言われる慶陵チャレンジャーで、栄一郎は海外で出会った同年代のライバルである王偉との対戦を迎える。

モデルになった町

丸尾栄一郎が住んでいる町のモデルは神奈川県藤沢市。栄一郎が所属する「STC」のモデルとなった「SSC荏原湘南スポーツセンター」がある他、栄一郎が通う大杉高等学校のモデルとなった学校も存在し、作中の背景に実在の町と違わない風景が描かれていることも多い。なお、栄一郎がスポーツ留学を果たした「IMGアカデミー」はアメリカのフロリダ州に実在する。

コラボレーション

各種テニス雑誌

テニス専門誌「テニスマガジン」で、2013年12月号より「『ベイビーステップ』副読本」と題したコラボレーション連載が設けられている。作中に登場する、実際のテニスでも有効なテクニックやノウハウを紹介するという内容。またテニス専門誌「スマッシュ」で2014年7月号より、「Baby Steps エーちゃんの勝利のメンタルをマネしよう」と題したコラボレーション連載が開始。そこでは、エーちゃんこと丸尾栄一郎のメンタルの強さを取り上げ、テニスに役立つメンタルアドバイスが行われている。

タイアップ

各種スポーツブランド

スポーツウェアブランドのエレッセから、登場人物たちが着用しているユニフォームをモチーフにしたテニスウェアが販売されている。また作中で丸尾栄一郎鷹崎奈津が使用しているテニスラケットは、テニスメーカーであるプリンスの実在モデルで、2014年からは実際に栄一郎や奈津がプリンスとの用具使用契約を締結。公認の「使用モデル」として特設サイトで販売されたこともある。さらに2016年3月には難波江優もテニスメーカーであるウィルソンとラケット使用契約を締結している。

Road To Spainチャレンジカップ

2014年からテニス情報サイト「テニス365」とのタイアップ企画として、「Road To Spainチャレンジカップ」が開かれている。関東大会、関西大会の2会場で行われるテニス大会で、それぞれの優勝者はスペインで行われるプロテニストーナメントへの出場資格を得ることができる。参加資格は開催年度に16~22歳になる男子。この大会は2015、2016年も連続して開催されている。

テニスの日ポスター

2014年の、9月23日の「テニスの日」を推進するポスターデザインに、丸尾栄一郎鷹崎奈津の描き下ろしイラストが採用された。なお、テニスの日ポスターと本作『ベイビーステップ』のタイアップは以降も続いており、2015年、2016年も描き下ろしイラストが採用されている。

テニス教室

2016年春から、全国のテニス教室とタイアップした「ベイビーステップテニス教室」が開催されている。初心者・経験者を問わず、希望者は無料で参加できる特別企画で、作中に登場したユニークなショットや練習方法を実際に体験することができる。

メディアミックス

TVアニメ

2014年4月から9月にかけてTVアニメ版の第1シーズン、2015年4月から9月にかけては第2シーズンがNHK Eテレで放送された。話数は1シーズンあたり25話の構成。アニメオリジナルのサブエピソードを交えつつも原作を忠実になぞった展開で、第1シーズンではコミックス第8巻まで、第2シーズンではコミックス第19巻までのエピソードがアニメ化されている。主な声優は、丸尾栄一郎役の村田太志、鷹崎奈津役の寿美菜子、江川逞役の浪川大輔など。なお、村田太志は本作品で初めて主役を務めることになった。

ドラマ

2016年7月から9月にかけて、全10話の実写ドラマがAmazonプライム・ビデオで放送された。丸尾栄一郎を松岡広大、鷹崎奈津を季葉、江川逞を松島庄汰が演じている。ドラマ化にあたり一部省略されているエピソードもあるものの、原作に忠実な展開でコミックス第6巻までのストーリーが再現されている。なお、鷹崎奈津を演じた李葉は本作がドラマ初出演作品となったが、女優になる前は真剣にプロテニスプレーヤーを目指していたというほどの実力者で、ハマリ役と評された。

キャラクターブック

2014年6月17日に『公式ファンブック ベイビーステップ オールAノート』が、2016年11月17日には『公式ファンブック ベイビーステップ オールAノート Pro』が発売されている。コミックスでは紹介されない登場人物の詳しいプロフィール紹介や描き下ろしイラスト&漫画が掲載されている他、『Pro』にはプロテニスプレーヤーである佐藤文平の自伝的コラム、実写ドラマで主要キャラクターを演じた松岡広大らのインタビューなど、非常に濃い内容となっている。

評価・受賞歴

本作『ベイビーステップ』は、2014年「第38回講談社漫画賞少年部門」を受賞している。

作家情報

勝木光は、2002年9月、「勝木鮎美」名義で「マガジンFRESH」に『ダチョウの飛ぶ空』を発表、第68回週刊少年マガジン新人漫画賞を受賞し、漫画家デビュー。2004年に「マガジンSPECIAL」で読み切り『男の華道』を発表した後、しばらく新作の発表はなかった。しかし、ペンネームを「勝木光」に変えた2007年に、初連載作品となる『ベイビーステップ』がヒットし、長期連載作品となる。『ベイビーステップ』では、自身の趣味でもあるテニスの経験と綿密な取材に基づくリアルな描写で話題を集めた。

登場人物・キャラクター

丸尾 栄一郎 (まるお えいいちろう)

大杉高等学校に通う男子。幼い頃から几帳面で真面目な性格をしており、これまでの9年間、成績表でオールAしか取ったことがないという優等生。このエピソードと、名前が「栄一郎」であることから、高校入学2か月にして「エーちゃん」というあだ名で呼ばれ、周囲にも浸透している。ある時、運動不足解消の手段を探していたところ、母親に勧められて見学に行った名門テニスクラブ「STC」で鷹崎奈津らと出会い、強引に誘われる形でテニスを始めることになる。 その後、生来の几帳面な性格と類まれなる視力の良さで徐々に実力をつけていき、次第にプロを意識するまでに成長する。髪型は前頭部の髪が鶏冠のように逆立った特徴的なスタイル。これは左右につむじがあり、互いに逆向きであるために前髪が逆立つもので、セットしているわけではない。 プレースタイルは右打ち、両手バックハンドの技巧派オールラウンダー。身長は175センチほどで、誕生日は9月20日。実は歌がうまいという隠れた特技を持つ。

鷹崎 奈津 (たかさき なつ)

丸尾栄一郎と同じ大杉高等学校に通う女子。髪型は毛先があちこちにはねたミディアムショート。学年でも一番と言われるほど整った容姿に加え、いつも元気で明るく、大雑把だが裏表のない性格から、多くのファンを持つ。また全国でも上位レベルのテニスの腕前で、名門クラブである「STC」に通いつつプロを目指す実力者でもあり、テニス界にもファンが多い。 学校では栄一郎とは別のクラスでほとんど接点がなかったが、小テストに向けて復習するために「エーちゃんノート」を借りた時に知り合い、その後、栄一郎が「STC」に見学に来た時に再会。強引に練習に誘って仲を深めていく。プレースタイルは右打ち、両手バックハンド。大雑把な性格同様、理論やセオリー抜きでプレーする感覚派。 テニスの試合の時は髪を後ろでくくり、ピッグテールのようにしている。誕生日は10月23日。

江川 逞 (えがわ たくま)

丸尾栄一郎と同じ大杉高等学校に通う男子生徒。栄一郎の1歳上。名門クラブ「STC」所属のテニスプレーヤー。190センチを超える長身に、短い黒髪を逆立てた髪、鋭く悪い目つきをしており、見た目どおり乱暴な性格。学校でも有名な不良として知られている。5歳の頃からテニスを始めて全日本ジュニア12歳以下大会で準優勝した他、数々の大会で活躍し、天才・神童と呼ばれていた。 しかし、その後、素行不良になりテニスの練習もサボりがちになっていた。栄一郎と知り合ってから、テニスの素人が無理をして頑張る姿や、鷹崎奈津に評価されていることから、敵意をむき出しにして、何かと衝突するようになる。一方で、そのことに触発されて再びテニスに熱を入れ始める。 プレースタイルは長身と大柄な体格から繰り出す強烈なサーブを活かしたサーブ&ボレー。しかし三浦コーチは、サーブよりもボールタッチの繊細さにこそ、彼の真価があると評価している。のちにプロに転向し、輝かしいデビューを飾る。

池 爽児 (いけ そうじ)

名門クラブ「STC」出身のテニスプレーヤー。黒髪ショートカットの爽やかな青年で、人当たりも良く明るい性格だが、試合になると一転「笑顔で相手を倒す凶暴な獣」になる面も持ち併せる。丸尾栄一郎と同じ歳ですでに世界を相手に活躍しており、高校2年生の時点ですでに世界ランキング252位内という脅威の活躍を見せる。鷹崎奈津の幼なじみでもあり、テニスを始めたのも奈津に誘われたのがきっかけ。 テニスを始めてすぐに頭角を現し、めきめきと実力をつけて中学卒業前にはフロリダに留学。高校2年生の夏に日本で行われたATGオープンでプロデビューを果たす。性格や容姿などは異なるが、キャラクターの設定や経歴などは、プロテニス選手の錦織圭がモデルとなっている。

深沢 諭吉 (ふかざわ ゆきち)

名門クラブ「STC」所属のテニスプレーヤー。丸尾栄一郎と同学年。短く刈り上げた髪とそばかすが特徴。栄一郎と江川逞が衝突した現場を目撃し、「あの江川逞にケンカを売った」として、栄一郎のことを「アニキ」と呼ぶようになる。同世代のテニスプレーヤーに詳しい情報通で、栄一郎が試合に出場するようになってからは対戦相手のデータを事細かに教える。 ちなみに本人は両親の影響で5歳からテニスを始め、現在は「STC」の育成コースで上から2番目のランクであるBコートでプレーするほどの実力者。高校2年の時には神奈川ジュニアサーキットで第6シードとなっている。しかし、練習では強いものの試合で実力を発揮できないタイプであるため、あまり良い成績はおさめていない。 「STC」から遠いところに住んでいるが、両親に送迎をしてもらっている。服の趣味が悪い。

難波江 優 (なばえ ゆう)

クラブ「青城アカデミー」に所属するテニスプレーヤー。丸尾栄一郎と同じ歳。黒髪センター分けの爽やかな容姿に加え、人当たりも良く、非常に礼儀正しい青年。高校2年生の全日本ジュニア選手権に第2シードで出場するほどの実力を持ちながらも、謙虚で控えめという優等生。またライバル選手のデータ収集には余念がなく、ノートパソコンを使って情報収集および管理を行っている。 プレースタイルは地味だが無駄がなく、あらゆるショットを器用にこなすオールラウンダー。一点特化ではなく、すべてのプレーにおいて最上級である「オールAのテニス」を目指しており、相手によって自分のプレースタイルを変化させることで優位に立つテニスをする。栄一郎とは高校2年の時の全日本ジュニア選手権で、神田久志の試合の偵察中に知り合う。 その頃から、データをもとにしたプレーや情報収集の方法など、栄一郎と互いにシンパシーを感じている。

荒谷 寛 (あらや ひろし)

クラブ「GITC」に所属しているテニスプレーヤー。丸尾栄一郎と同じ歳。ギザギザの太い眉毛が特徴の濃い相貌に、ゴツい体格を持つ。その強靭な肉体を活かしたプレースタイルが特徴で、どんな球にもスプリンターばりの脚力で追いつき、常にフルショットでエースを狙う、超攻撃的なベースライナー。またプレー中には大声を出して闘志を全面で表すため非常に威圧感がある。 プレースタイル同様、平時の性格も豪快で強気。一方で、自分から積極的に話しかける気さくな態度や裏表のない正直な性格から、交友関係は非常に広い。

神田 久志 (かんだ ひさし)

丸尾栄一郎の1歳下のテニスプレーヤー。高校1年生にして全国高等学校総合体育大会で個人戦ベスト4に入賞し、全日本ジュニア選手権では第5シードとして出場するほどの実力者。小柄な体格ながら俊足を活かした守備範囲の広さと、球の跳ね際を打つライジングショットを多用するテンポの早い試合運び、そして力強く安定したスピンショットを武器に戦う。 垂れ目がちの大きな瞳と短い眉が特徴。自分本位で負けん気の強い性格だが、のちに鹿梅工業高校に転校し、鹿梅テニス部の監督や白江進一のもとで上下関係をきっちりと叩き込まれ、生意気ながらも最低限の礼儀は身につける。

井出 義明 (いで よしあき)

芦尾崎高校に所属する埼玉出身の男性テニスプレーヤー。丸尾栄一郎と同じ歳。明るい色のクセっ毛ショートヘアで前髪をセンターわけにしている。常にニコニコと明るく人当たりが良い、ポジティブな性格。テニスのプレースタイルにもそれが現れており、技術面や身体面ではライバルたちに一歩及ばないものの、周囲の熱気や試合の展開、盛り上がりに比例して実力以上の力を発揮することがある、劇場型プレーヤー。 ハマった時のテニスは凄まじく、同年代で敵なしと言われる難波江優をして「競るような試合は避けたい」と言わせるほど。またミスを恐れずに攻めていくプレーが観る者を魅了するため、多くのファンを抱えるアマチュア屈指の人気プレーヤーでもある。

岡田 隆行 (おかだ たかゆき)

クラブ「かがわTC」に所属する男性テニスプレーヤー。丸尾栄一郎と同じ歳。面長の顔に細い目、口をいつも横一文字に結んだ陰気そうな顔をしている。見た目と同様に、性格は一貫してネガティブでぶっきらぼう。しゃべる時もブツブツと小声でつぶやくように話す。生来明るい性格ではないが、同年代のライバルでもある井出義明や女子プロ選手の矢沢美樹など、華のあるいわゆる「もってる」人物に憧れており、自分もそうなりたいと考えている。 プレースタイルは、ひたすらにライジングフラットショットにこだわったテンポの早い速攻型。

宮川 卓也 (みやがわ たくや)

クラブ「宮川T.A.」所属の男子テニスプレーヤー。丸尾栄一郎の1歳下。中性的な容姿をした朗らかで爽やかな青年だが、マイペースで周囲の空気が読めないところがある、憎めない性格。その性格を象徴するように、試合における休憩時間にはスポーツドリンクの他にコブ茶を飲み、栄養補給食には梅干しを採用している。そんな不思議な人物像とは裏腹にテニスの実力は高く、中学3年にして神奈川県ジュニアランキングは5位。 180センチの高身長から繰り出す、「七色のストローク」と呼ばれるほど多彩かつ強力な球種で相手を翻弄するベースライナー。フォア・バックともに両手打ちの特殊なグリップが特徴。実は地元で有力なテニスクラブ「宮川T.A.」の経営者の息子。

緒方 克己 (おがた かつみ)

近清高校に所属する男子テニスプレーヤー。丸尾栄一郎と同じ歳。黒髪のナチュラルヘアに穏やかな顔つきをした好青年。クリスチャンで心優しい性格からか、プレー中でも対戦相手に攻撃的な意志を持つことがなく、本人もプレー中の闘志のなさに関しては思い悩んでいる。しかし、実は現在日本で押しも押されぬプロとして認められている池爽児がテニスを始めた頃、世代ナンバー1として将来を有望視されていた実力者。 中学1年の頃に腰椎を痛めてしまい、3年間のリハビリの末、高校2年の時に復帰。高校3年では全国高等学校総合体育大会の団体戦決勝に進出した近清高校において、ナンバー2と言われるまでに復活を果たした。ちなみに、荒谷寛は克己の怪我について、「小学生の頃に膝を壊した」と勘違いしている。 プレースタイルは高い身長と脚力を活かして広い範囲をカバーするオールラウンダー。状況に応じて片手バックハンドと両手バックハンドを使いこなす器用なプレーもできる。テニス以外では釣りが趣味。

大林 良 (おおばやし りょう)

湘南工業学院テニス部の副部長であり、クラブ「梅田TC」に所属する男子テニスプレーヤー。年齢は丸尾栄一郎の1歳上。栄一郎の初公式試合である神奈川ジュニアサーキットに第5シードで出場し、1回戦で栄一郎と対戦。栄一郎の粘りに対応して勝利を掴んだものの、当時から彼の将来性を予見していた。その後に急成長を遂げて数々の強敵を破った栄一郎に対し、冗談めかして「自分は一度も栄一郎に負けたことはない」と語るお茶目な一面もある。 プレースタイルは攻撃的なサーブ&ボレーで、その実力はインターハイの県予選でベスト8に入賞するなど確かなもの。

岩佐 博水 (いわさ ひろみ)

聖蹊高校に通い、クラブ「ファーサイドTA」に所属する男子テニスプレーヤー。丸尾栄一郎より1歳上。スクエアメガネをかけているのが特徴で、試合の時はスポーツサングラスを着用する。身長は低めだが、あらゆるショットを器用にこなすオールラウンダーで、特にドロップショットなど難しいとされるショットになるほど精度があがるという特殊なプレースタイルを持つ。 実は両親が芸術家であり、自身も親から引き継いだ芸術的な感性をテニスに活かしている。

越水 成雪 (こしみず なりゆき)

丸尾栄一郎と同じ大杉高等学校に通い、テニス部に所属している同学年の男子生徒。栄一郎とはクラスが異なるためあまり接点がなく、栄一郎からすれば、ただの同期生という認識でしかない。しかし学校の定期テストではいつも栄一郎に次ぐ2位の総合成績となっており、栄一郎に対して強いライバル意識を持っている。栄一郎がテニスを始めてからそのライバル意識は更に強くなり、2年生になった時に神奈川ジュニアサーキットで栄一郎と初対戦。 絶対に負けられないという強い意気込みで向かってくる。

寺島 隼人 (てらしま はやと)

章崚高校に通いつつ、クラブ「羽田倶楽部」に所属している男子テニスプレーヤー。丸尾栄一郎と同じ歳。栄一郎が高校2年の時の神奈川ジュニアサーキットに第16シードで出場し、4回戦で栄一郎と対戦する。プレースタイルは、強力なフォアハンドストロークを武器に、攻撃的に仕掛けるオールラウンダー。

住吉 梓 (すみよし あずさ)

丸尾栄一郎の1歳上の男子テニスプレーヤー。明るい色の短髪に、猫のように大きくつり上がった目が特徴。関西代表として高校3年生の時には全日本ジュニア選手権に第3シードで出場した。非常に明るく、初対面の人にも気さくに接する性格。大阪で育っており、わかりやすい関西弁で話す。プレースタイルはどんな状況でもエースを狙いに行く超攻撃的なベースライナー。

高橋 孝介 (たかはし こうすけ)

福岡出身の男子テニスプレーヤー。丸尾栄一郎の1歳上。全日本大会に何度も出場するほどの実力者で、高校3年生の時の全日本ジュニア選手権には第1シードで出場。プレースタイルは恵まれたフィジカル面を活かした豪腕プレー。スピード、パワー、スタミナのすべてが高いレベルにまとまっているが、技術面での課題があり伸び悩んでいる。

成清 博人 (なりきよ ひろと)

クラブ「ビリーバブルTA」に所属する男子テニスプレーヤー。丸尾栄一郎と同じ歳。切れ長の瞳に整った顔をしており、多くの女性ファンを抱えるイケメン。栄一郎が高校2年の時の全日本ジュニア選抜室内関東予選に出場し、1回戦で井出義明と対戦した。

西村 浩司 (にしむら こうじ)

荒谷寛と同じ、クラブ「GITC」に所属する男子テニスプレーヤー。テニス歴は短いものの運動神経抜群の有望株で、県大会レベルであるグレード4の大会では、すでにベスト4常連になりつつある。丸尾栄一郎がプロへの道をかけて挑んだ高校2年生の時の神奈川県ジュニアテニス選手権大会において、栄一郎の1回戦の対戦相手となる。 年齢もテニスの腕前も格上の栄一郎に対し、闘志を剥き出しにして挑む気の強い性格。

最上 紀彦 (もがみ のりひこ)

宮川卓也の友人の男子テニスプレーヤー。丸尾栄一郎の1歳年下。栄一郎が高校2年の時、卓也がスランプに陥っている間に成績を上げ、卓也を超える第2シードで神奈川県ジュニアテニス選手権大会に出場した。卓也からは「細眉糸目」と容姿を紹介されており、黒髪短髪のさっぱりした顔つきが特徴。

矢河辺 忠則 (やかべ ただのり)

東京出身の男子テニスプレーヤー。丸尾栄一郎と同じ歳。栄一郎が高校3年の時に、東京ジュニア大会をベスト8の成績で勝ち抜き、関東ジュニアテニス大会に出場。栄一郎と初戦で対戦することになる。ツートンカラーに染めた髪と泣きぼくろ、厚い唇が特徴。対戦前の栄一郎による情報収集では、プレースタイルは強力なフラットショットを武器に戦うベースライナーとされていた。 のちに、体格は大きくないものの、強烈なサーブも得意としていることが判明する。

高木 朔夜 (たかぎ さくや)

難波江優と同じ、クラブ「青城アカデミー」所属の男子テニスプレーヤー。金髪の髪につり上がった眉と厳しい目つき、泣きぼくろが特徴。非常に愛想が悪く、初対面の相手にはぶっきらぼうな対応をする。関東ジュニアテニス大会を勝ち抜き、3回戦では深沢諭吉と対戦。基本に忠実なオールラウンドプレーヤーだが、圧倒的に優勢な場面でアンダーサーブなどの奇策を使ってさらに諭吉を翻弄した。 4回戦では丸尾栄一郎と対戦し、トリッキーなプレイや反則スレスレの行為で神経を逆撫でするラフプレーを多用する。

小野 カズマ (おの かずま)

クラブ「ミストTA」所属の男子テニスプレーヤー。丸尾栄一郎が高校3年の時の関東ジュニアテニス大会に、千葉県大会でベスト4入りして出場し、3回戦で栄一郎と対戦することになった。プレースタイルは、フラットショットを多用する守備的なベースライナー。ミスが少なく安定感があるストロークが武器。

住吉 薫 (すみよし かおる)

近清高校に所属する男子テニスプレーヤー。丸尾栄一郎の1歳下。2歳上に住吉梓という顔がそっくりな兄がいる。プレースタイルも兄とそっくりで、どんな状況でも積極的にエースを狙っていく超攻撃的なベースライナー。しかし、兄と違って左利きのため、ライバルたちからは薫のほうが対応しにくいといわれている。

白江 進一 (しらえ しんいち)

鹿梅工業高校に所属する男子テニスプレーヤー。丸尾栄一郎と同じ歳。浅黒い肌に大きな体格を持ち、非常に威圧感のある容姿をしている。スパルタ特訓で有名な鹿梅高校テニス部の主将を務めるだけあって、非常に責任感が強く礼儀正しい反面、後輩には厳しく当たる典型的な体育会系。一方で、友人から「高校生の見た目ではない」と容姿についてからかわれると傷つく、繊細な一面もある。 部活では転校してきた神田久志についで実力ナンバー2と言われるが、それでも全日本ジュニア選手権に出場するだけの実力を持つ。

三浦 (みうら)

名門クラブ「STC」でコーチを務める中年の男性。太い眉と横に大きな鼻に対して小さい瞳を持つその顔立ちから、池爽児からはブルドックにたとえられている。「STC」では比較的優秀な選手の育成を任されており、江川逞を若い頃から育て上げた実績がある他、丸尾栄一郎の視力の良さからくる対応力の高さを即座に見抜き、将来を見据えたさまざまな指導を行う。

青井 竜平 (あおい りゅうへい)

クラブ「STC」に新しくコーチとして招聘された男性。モジャモジャの髪に無精髭を生やし、無気力な表情でかなりのおじさんに見えるがまだ28歳。「STC」の出身者で、2年前に現役を引退した元プロテニス選手でもある。プロを目指す江川逞につきっきりとなった三浦コーチの代わりに、丸尾栄一郎をはじめとしたジュニア育成コースの有力男子プレーヤーのコーチを務めることになった。 これまでプロとして戦って来た経験を活かし、精神面と肉体面の両面を鍛える特殊な練習法を取り入れる。自身が怪我でプロ引退に追い込まれたことから、栄一郎には体を動かさないことを強いるなど、特殊なメニューを強要することもある。また栄一郎のさらなるステップアップのため、アメリカ行きを提案した。

マイク

「FLテニスアカデミー」に所属するテニスコーチ兼スポーツ心理学者のアメリカ人男性。時折クラブ「STC」にも臨時コーチとして招聘されることがある。非常にひょうきんで軽く、特に女性に対してはセクハラ紛いのボディタッチを行うなどナンパな性格をしており、鷹崎奈津などからは苦手意識を持たれている。しかしスポーツ心理学者としては、一流のプロ選手のコーチも務めるほど優秀で、その点については認められている。 これまでメンタルトレーニングをしてこなかった丸尾栄一郎にレッスンを行い、メンタル面の強化を図った。

森本 (もりもと)

クラブ「STC」でテニスコーチとして働く女性。髪型はショートカットで、活発で爽やかな性格をしている。初めて「STC」の見学に来た丸尾栄一郎に対応し、練習に参加させるが、ろくに運動をしていない栄一郎に育成コースの練習をさせたため、倒れさせてしまった。その後、倒れたことを親には言わないでほしいと口止めしたうえで、後日無料でレッスンを受けられるチケットを渡すなど、意外と抜け目がない。

榊原 (さかきばら)

青井竜平と同時期にクラブ「STC」にコーチとして招聘された女性。プロを目指す江川逞につきっきりとなった三浦コーチの代わりに、鷹崎奈津をはじめとしたジュニア育成コースの女性プレーヤーのコーチを務めることになった。元プロテニス選手として活躍していた経験がある。

田島 勇樹 (たじま ゆうき)

クラブ「STC」に所属する男子テニスプレーヤー。まだ小学2年生ながら類稀なるテニスセンスを発揮しており、天才児として周囲から将来を有望視されている。丸尾栄一郎が初めて「STC」に見学に来た時は、栄一郎をスパイか変質者と勘違いして大声でコーチを呼んだり、またその後の練習に栄一郎がついていけないのを見ると「ダサい」「おじさん」と言うなど非常にやんちゃな性格。 その後、「STC」に通い始めた栄一郎と仲良くなるが、相変わらず敬語は使わない。

槇原 真純 (まきはら ますみ)

クラブ「STC」所属の女子テニスプレーヤーで、鷹崎奈津とは1歳下の友人。長い髪をポニーテールにまとめた明るく活発な女の子で好奇心旺盛。恋愛に興味があり、丸尾栄一郎と奈津が仲良く話している内容に聞き耳を立てたりとミーハーなところがある。テニスでは関東大会常連の実力者だが、周囲がそれ以上にすごいため、あまり描写がない。

横山 花 (よこやま はな)

クラブ「STC」所属の女子テニスプレーヤーで、鷹崎奈津とは1歳上の友人。槇原真純とは対照的に、長身でショートカットの髪型。非常に大人しく穏やかな性格で、「STC」では何事にも首を突っ込もうとする真純をたしなめたりしている。

影山 小次郎 (かげやま こじろう)

丸尾栄一郎のクラスメイトで、小学校時代からの親友。半目がちのやる気のなさそうな目に大きな鼻が特徴。あまり物事を深く考えない飄々とした性格。自分とは正反対の性格を持つ栄一郎に対しては少しの尊敬と憧れの念を抱いている。栄一郎がテニスを始めてからは、遠方の試合にも足を運んだり、鷹崎奈津との仲を応援するなど良いやつぶりに拍車がかかっている。 学校では将棋部に所属しており、将棋の腕前はかなり強いほか、数学だけは栄一郎より成績が良いという意外な一面を持つ。非常に顔がよく似た妹がいる。

佐々木 姫子 (ささき ひめこ)

丸尾栄一郎のクラスメイトの女の子。緩くおさげに結った髪型とメガネをかけているのが特徴。真面目でしっかりした者同士、栄一郎とは気が合い、栄一郎に密かな想いを寄せている。

平 敦史 (たいら あつし)

「FLテニスアカデミー」に所属しながらプロを目指している日本人の少年。丸尾栄一郎よりも2歳年上。「FLテニスアカデミー」では栄一郎とルームメイトになり、英語の拙い栄一郎の言葉を通訳しながらサポートする。食事制限のあるアカデミーにファーストフードを持ち込んで食べていたり、ルームメイトたちに自分が日本では有名人だとうそぶいたりする、調子の良い性格。

クリシュナ

「FLテニスアカデミー」に所属しているインド出身の男子テニスプレーヤー。「FLテニスアカデミー」で丸尾栄一郎のルームメイトになる。栄一郎よりも1歳年下だが、全米ジュニアの大会でもトップクラスで活躍しており、将来有望な成長株として期待されている逸材。褐色の肌にクセの強い黒髪、垂れ目がちで大きな瞳の、柔和な顔立ちをしている。 普段から穏やかであまり感情を表に出さないおとなしい性格だが、表情に出ないだけでテニスに関しては強い思いを抱いている。

アレックス

「FLテニスアカデミー」に所属しているアメリカ人の男子テニスプレーヤーでマーシャの兄。「FLテニスアカデミー」で丸尾栄一郎のルームメイトになる。栄一郎より2歳上ですでにプロ選手として活躍しており、栄一郎と出会った時点で世界ランキング1000位以内に入っていた実力者だが、負けず嫌いで気が短いところがあり、プロの重圧も加わって成績を伸ばせずにいる。 妹同様、目鼻立ちのくっきりした美形で、プライベートでは丁寧で礼儀正しい好青年だが、妹に近づく異性には容赦のない一面を見せるシスコン。プレースタイルは、強烈なサーブとフォアハンドストロークを武器にしたベースライナー。

マーシャ

「FLテニスアカデミー」に所属しているアメリカ人の女子テニスプレーヤーで、アレックスの妹。丸尾栄一郎が短期留学をした際、時差ボケ解消のための軽いゲームに付き合ってくれた。目鼻立ちのくっきりした美人で、大人びて見えるものの実は栄一郎より4歳年下。快活だが、少し短気で気の強いところがあり、性格面にまだ幼さを残している。 初めて出会った時は、プロを目指していると言いながらも具体的な将来の展望を持たない栄一郎のことを「小さい男」と評するが、その後の付き合いを経て徐々に惹かれていくようになる。実はかなりのブラコン。

クリストファー

「FLテニスアカデミー」に所属する男子テニスプレーヤー。丸尾栄一郎より2歳年下で、プロを志望している。クリクリに巻いた強い癖っ毛を持つ。右利きの両手バックハンドで、プレースタイルはコントロール重視のオールラウンダー。パワーとスピードは並だが、ミスが少なく安定感のあるプレーをする。

ペドロ

「FLテニスアカデミー」に所属する男子テニスプレーヤー。大きな体格に厚い唇と濃い顔が特徴で、試合時にはヘアバンドを着用する。プレースタイルは大きな体格を活かした強力なストローク主体のベースライナー。右利きの両手バックハンドで、自信のあるフォアハンドで勝負することが多い。

ケビン

「FLテニスアカデミー」でチーフコーチを務める男性。いつもサングラスをかけており、厳しい顔つきに割れた顎が特徴。アカデミーではプロ、もしくはプロ志望の有望な選手の面倒を見ることが多い。

ピート・ゴンザレス (ぴーとごんざれす)

「IMGアカデミー」に所属しているアメリカ人の男子テニスプレーヤー。丸尾栄一郎と同じ歳。2メートルを超える高身長に、あごひげを生やした青年で、無邪気で明るく人懐っこい性格をしている。中学までは野球選手としてプロスカウトからも注目される逸材だったがプロを諦め、野球をしていた頃から趣味として続けていたテニスに本腰を入れるようになった。 優れた身体能力を持つ他、栄一郎を凌ぐほどの視力の良さを誇り、テニス界でもひときわ目立つ存在に成長。栄一郎が高校3年生の時にはすでにプロ転向を決めた「IMGアカデミー」の期待のホープ。

ロニー・メドベリー (ろにーめどべりー)

「IMGアカデミー」に所属する男性コーチの1人。元プロテニス選手であり、現役時代にはキャリアハイで世界ランキング4位につけたこともある。コーチに転向したあとも数々のプロ選手を輩出するトップコーチとして名を馳せており、直接彼に見てもらえるのは将来世界ランクトップ10に入りそうな有望株のみといわれている。現在はIMGアカデミーで池爽児のコーチとして働く。

丸尾 早苗 (まるお さなえ)

丸尾栄一郎の母親。栄一郎いわく「思い通りにならないとすぐキレる面倒な親」とのことだが、真面目で成績優秀な栄一郎のことを信用しており、自慢に思っている。栄一郎がテニスにハマり、プロになりたいと言い出した時には、不安定な人生を歩んでほしくないという親心から当初は強く反対したものの、夫と息子の説得に対して、わりあいと簡単に折れた。 栄一郎を応援しようと決めてからは、彼の試合にも積極的に足を運ぶようになり、徐々にテニスに対する理解を深めていく。

丸尾 一弥 (まるお かずや)

丸尾栄一郎の父親。妻の丸尾早苗とは違って穏やかな性格で懐が深く、プロテニス選手になりたいという栄一郎の不安定な進路希望を聞いても、すぐにその夢をバックアップすることを約束する。しかしこれは栄一郎のことを信用しているからであり、決して放任主義・自由主義というわけではない。性格面では栄一郎に似ており、プロ転向を目指すにあたって、栄一郎が提示した最低条件をクリアできない場合はきっぱり諦める、という約束を交わすなど、きっちりとしたところがある。 タンスの奥の使っていないカバンの中にへそくりを隠している。

宮本 (みやもと)

テニス雑誌「テニスタイムズ」の男性記者。池爽児を筆頭にした若い世代の台頭に注目しており、さまざまな大会に取材に訪れている。テニスを始めて間もない、県大会レベルでベスト4に入賞しただけの丸尾栄一郎のことは、当初は名前すら知らなかった。しかし、同世代の有力選手へのインタビューを続けるうち、話の中で栄一郎の名前が頻繁に登場することから興味を持ち始める。

小ノ澤 (おのざわ)

テニスメーカー「プリンス」の社員。成長著しい丸尾栄一郎の活躍と、もともと栄一郎がプリンスのラケットを使用していたことから、商品モニターとして新作ラケットを提供する代わりに感想などを教えてほしいと話を持ちかける。

須藤 (すどう)

スポーツメーカー「エレッセ」の社員。丸尾栄一郎が高校3年の時の全日本ジュニア選手権でベスト4入りを決めた翌日、青井竜平を通じて栄一郎に接触し、将来プロに転向することを決めた際には、一番最初に自社とウェア使用契約交渉をしてほしいと依頼する。その交渉の際、準決勝でぜひ着てほしいと最新のテニスウェアも提供した。 非常に気さくで調子の良い性格。青井によれば「しゃべりだすと止まらない」ようで、交渉の席でも青井に何度も話を遮られていた。

エリック・ホールトン (えりっくほーるとん)

サプリメントメーカー「株式会社ボディプレスインターナショナル」の代表取締役。目鼻立ちのくっきりした、彫りの深い顔立ちの男性。急成長を遂げた丸尾栄一郎に興味を持っていたところ、栄一郎側からスポンサー依頼の話を持ちかけられ、会合を経て話を承諾。自身の会社が提供しているプロテインを常用して定期的にレポートを提出するという条件で、栄一郎の遠征費などを捻出するスポンサーとなる。 自身も趣味で10年以上テニスをしているが、最近になり伸び悩んでいるという。なお、「株式会社ボディプレスインターナショナル」は実在する企業であり、同社代表取締役のデービット・ホルトンがモデルになっている。

清水 亜希 (しみず あき)

関西で活躍している東京出身の女子テニスプレーヤー。丸尾栄一郎や鷹崎奈津とは同年代。ショートボブの髪型でおっとりとした大人しい性格。奈津たちが高校1年生の時の全日本ジュニア選手権の覇者であり、全国トップレベルの強さを持つ奈津ですら過去3年間4回の対戦で一度も勝てていないほどの実力者。幼い頃から母親をコーチにつけプロを目指すテニス漬けの毎日を送っており、学校は出席日数ギリギリで通う程度。 プレースタイルは長年の経験値に裏付けされた緻密で繊細なコントロールテニス。動きに無駄がなく、速く正確なショットが持ち味で、まるで機械のようと評されている。一方、テニスのみの人生を送ってきたためその他のことにめっぽう弱く、携帯電話を落としてバッテリーが外れただけで壊れたと勘違いしてしまうほど。 異性に対する免疫もなく、親切にしてくれた栄一郎のことを、一目惚れのように意識し始める。

中城 めぐみ (なかじょう めぐみ)

丸尾栄一郎や鷹崎奈津より1歳下の女性テニスプレーヤー。中学生最後の全国中学生大会で優勝して以来、急成長を遂げているジュニア選手で、高校1年生にして全日本ジュニア選抜室内関東予選に出場。1回戦で奈津と対戦する。クセのあるショットで第1シードの奈津から1セットを先取する接戦を繰り広げる。

桃山 遙 (ももやま はるか)

丸尾栄一郎や鷹崎奈津が高校3年の時の全日本ジュニア選手権に出場した女子テニスプレーヤーで、奈津の準決勝の相手。前髪を斜め分けにした黒髪に、長いまつげと厚い唇が特徴のフェミニンな容姿をしている。体つきも細くスタイルは良いが、実は大食いで、食べることが大好き。好物は肉。奈津とは小学校時代からのライバルであり、この時の全日本ジュニア選手権までの戦績は五分。 しかし奈津が一度も勝ったことのない清水亜希を公式戦で破っており、調子を上げてきていた。大事な場面でも冷静さを失わないクレバーなプレースタイルが持ち味。

篠田 さやか (しのだ さやか)

丸尾栄一郎や鷹崎奈津が高校3年の時に全日本ジュニア選手権に出場した女子テニスプレーヤーで、清水亜希の準決勝の相手。明るく染めた髪をポニーテールに結った髪型で、大きな瞳がチャームポイント。気の強そうな見た目に反して少女趣味で、大きなぬいぐるみを集めているが、数が多くなりすぎて困っている。

矢沢 美樹 (やざわ みき)

女子テニス界で日本人として初めて世界ランキングTOP10入りを果たし、今も現役でプレーを続ける選手。テンポの早いライジングフラットを武器にした攻撃的なテニスが持ち味で、「ライジングサン」の愛称で呼ばれている。岡田隆行の憧れの選手の1人で、彼女の存在が、隆行がライジングショットにこだわり続ける理由でもある。実在する女子プロテニス選手、伊達公子がモデル。

浅野 芯 (あさの しん)

フリーの男子プロテニス選手で、35歳。現在の日本ランキングは71位だが、キャリアハイで最高ランク10位以内に入ったこともあるベテラン選手。かつて青井竜平がプロだった時に、最後に対戦した相手でもある。世界には到底及ばないとされていた日本のテニス界を牽引した人物で、往年のスター。スライスを攻撃的に使う独特のプレースタイルを持ち、同じフォームで何種類もの球を打ち分ける超技巧派で、世界の強豪を相手に数々の名勝負を繰り広げてきた。 未だにそのプレーは多くのテニスファンの目を釘付けにしており、ファンの間では今こそが絶頂期とする人もいるほど。スポンサーがつかなくなってもプロにこだわる姿勢を見せており、それが理由で付き合っていた寧々にプロポーズを断られている。 個人的な鷹崎奈津のファン。

門馬 歩夢 (もんま あゆむ)

「関東銀行」所属の男子プロテニス選手。29歳で日本ランキングは2位。池爽児が現れるまで長らく日本ランキング1位を維持してきており、日本テニス界の大黒柱と評される有名人。太く力強い眉毛といつもサングラスをかけているのが特徴で、なかなか表情が読めず、性格も一見ぶっきらぼうでマイペース、掴みどころがない。一方で面倒見が良く、若手の育成に力を入れている他、日本代表への思い入れも人一倍強い責任感の強い人物。

河野 順平 (こうの じゅんぺい)

日本ランキング3位、世界ランキング153位につける25歳の男子プロテニス選手。明るく染めた髪を斜め分けにしたナチュラルヘアの爽やかな青年。ウィンブルドンの予選に出場しており、観戦に来た丸尾栄一郎と対面する。

渡邊 隆敏 (わたなべ たかとし)

日本ランキング4位の男子プロテニス選手。金髪マッシュルームボブの髪型と細い三白眼が特徴。若く実力のある選手たちの台頭で、自分を含めた現在のプロたちの選手生命が危ぶまれるのではないかと危惧している。

吉道 大樹 (よしみち たいき)

日本ランキング5位の男子プロテニス選手。全日本テニス選手権には第4シードで出場。準々決勝までコマを進め、4回戦で丸尾栄一郎と対戦するはずだったが、かねてより傷めていた膝の症状が悪化し、大事を取って欠場することになった。のちに再登場を果たした際には、膝の症状も改善している。

羽毛田 達郎 (はけた たつろう)

日本ランキング6位の男子プロテニス選手。短い茶髪で、そばかすがある爽やかな幼い顔つきが特徴。比較的おとなしくにこやかな人物で、全日本テニス選手権を勝ち上がってきた高校生たちを快く思わない他のプロ選手たちをなだめつつ、彼らの将来を応援している。

有野 忠雄 (ありの ただお)

25歳の男子プロテニス選手。日本ランキングは7位。厳しい顔つきにモヒカンの髪型、がっしりとした体つきの典型的なパワータイプ。見た目通り気の強い性格で、全日本テニス選手権を勝ち上がってきた高校生たちの気軽さに苛立ちを隠せないでいる。フットワークは並程度だが、それを補って余りある状況判断の速さと、得意のフォアハンドで攻めていくオールラウンダー。 全日本テニス選手権の3回戦で難波江優と対戦する。

津田沼 忍 (つだぬま しのぶ)

日本ランキング10位、世界ランキング290位の男子プロテニス選手。鋭い目つきと短髪が特徴。プレースタイルは、強烈なストロークを武器に戦うベースライナー。日本で出場したフューチャーズの大会で丸尾栄一郎と初対戦。粘られながらも実力の差を見せつけ、勝利を収める。

山口 譲 (やまぐち じょう)

「IKEBE」所属の男子プロテニス選手でプロ6年目の28歳。日本ランキングでは11位につける。長髪に細い目が特徴的で、試合の時は髪を後ろでまとめている。全日本テニス選手権本戦に第10シードで出場した。プライベートでは浅野芯と仲が良く、一度鷹崎奈津とデート中の丸尾栄一郎とも出会っている。

大黒 志朗 (おおぐろ しろう)

「寿堂製紙」所属の男子プロテニス選手。24歳で日本ランキングは14位。クセのかかった髪と糸のように細い目が特徴。人当たりが良く、いつもニコニコ微笑んでいる柔らかい性格の持ち主。

種村 峰周 (たねむら みねちか)

アメリカを拠点に活躍している男子プロテニス選手。21歳で日本ランキングは22位。19歳でプロに転向してからすぐに渡米したため、日本人プロ選手との交流もあまりなく、データが少ない。過去には引き締まった体をしていたが、アメリカで食べるのにも困る生活をしていたおかげで、逆に食べられる時にとことんまで詰め込む癖がつき、全日本テニス選手権で丸尾栄一郎と対戦する時にはかなり肉付きが良くなってしまっている。 しかし、その体格とは裏腹に柔らかくしなやかな体をしており、重量を活かした重い球とボディバランスを活かしたカバーリングで戦う。

玉越 伸二 (たまこし しんじ)

「日阪フーズ」所属の男子プロテニス選手。22歳で日本ランキングは46位。前髪をV字カットにした明るいナチュラルヘアが特徴のマイペースな人物。プロではあるもののあまり必死にテニスに取り組む性質ではなく、ゲームが趣味。「イメージトレーニング」と称してテニスゲーム内でウィンブルドンを制覇して満足している。全日本テニス選手権の1回戦で丸尾栄一郎と対戦することになるが、栄一郎が無名であることから侮っていた。

小西 公男 (こにし きみお)

「松本銀行」所属の男子アマチュアテニス選手。昼間は銀行員として働き、空いた時間にテニスのトレーニングをするという生活を送っている。それでいて日本ランキングでは82位につけるというタフな人物。全日本テニス選手権の予選1回戦で丸尾栄一郎と対戦することになる。既婚者で、大会出場時には妻は妊娠中であった。

前多 一樹 (まえだ かずき)

男子テニスの日本代表監督。白髪をふんわりとしたオールバックに固めた壮年の男性で、いつもニコニコと笑顔を絶やさない朗らかな見た目をしている。一方で、監督としては当然だが、日本代表選手への対応はシビアであり、丸尾栄一郎ら次世代に立場を脅かされないよう、厳しく喝を入れる一面もある。

王偉 (わんうぇい)

中国出身で丸尾栄一郎より2歳年下の男子プロテニス選手。オーストラリアフューチャーズで初めて栄一郎と対面。練習に誘われたが、栄一郎の実績が少ないことを理由に練習相手を拒んだ。しかし、栄一郎の戦いぶりを目にしたことで評価を覆し、その後、深センで行われた大会で再会した時には、自ら栄一郎を練習相手に誘うほどの仲になる。 プレースタイルは守備的で慎重なタイプ。冷静に勝負どころを見極めてポイントを重ねていく戦略的なテニスを良しとする。

レヴィナ・マックス (れゔぃなまっくす)

スイス出身で25歳の男子プロテニス選手。無造作にかきあげたオールバックの髪型に、つり上がったきつい目つきをしている。世界ランキング2位を寄せ付けない圧倒的な力で世界ナンバーワンに君臨する、テニス界の王者。コートの広い範囲をカバーできるフットワークと強力なパワーを持ち、ウィンブルドン1回戦では、池爽児すらねじ伏せる圧倒的なプレーを見せる。

エスピノ・サンチェス (えすぴのさんちぇす)

スペイン出身で世界ランキング8位の男子プロテニス選手。もみあげまで繋がったひげと広い額が特徴で、非常に気さくで明るい性格の持ち主。試合前に予定していた練習相手がトラブルで来れなくなってしまったため、相手を探していたところ、ウィンブルドンに来た記念に練習だけでもしたいという丸尾栄一郎の姿を偶然目に止め、練習に誘う。 練習の後には、試合に出られないとわかっていながらもウィンブルドンを訪れた栄一郎に敬意を表して、ゲーム形式の練習に付き合った。

ジェームス・ファウラー (じぇーむすふぁうらー)

オーストラリア出身の18歳で、世界ランキング40位台の男子プロテニス選手。ウィンブルドンの初戦で第14シード選手を破る活躍を見せ、次世代の逸材として注目されている。ベリーショートの頭髪に細い目を持ち、冷徹な印象を与える容姿だが、試合後には子供が誤ってぶつけてしまったサイン用ボールで華麗なリフティングパフォーマンスをして見せるなど、心優しい性格の持ち主。 しかし、生来の顔つきのせいで、笑っても怖い。

劉傑 (りうじえ)

中国ランキングで1位、世界ランキングで20位以内につけている男子プロテニス選手。キャリアハイでは世界ランク15位につけたこともあり、名実ともにアジア人では最高のテニスプレーヤー。過去に、テニスを始めて半年ほどしか経っていない王偉の素質を見抜き、クラブ内でもっと良いトレーニングを受けさせるように進言したことがあり、王偉の憧れにして目標となっている。

座禅の先生 (ざぜんのせんせい)

座禅道場で座禅の指導を行う壮年の男性。「ゾーン」と呼ばれる、自らのパフォーマンスを100%もしくはそれ以上発揮できるという理想的な精神状態を作り出すヒントとして座禅を勧めており、数々のスポーツ選手を相手に座禅の指導を行ってきた実績を持つ。過去に青井竜平が座禅を取り入れた時にもその世話をし、青井が連れてきた丸尾栄一郎や深沢諭吉にも座禅の基本的な方法を教える。

(さわ)

「IMGアカデミー」の近くにあるビーチで、マーシャとビーチテニスをしていた日本人男性。浅黒い肌で無精ひげを生やしている。実はビーチテニスのプロ選手。試合の遠征でフロリダに訪れており、テニスの練習として取り入れたマーシャのビーチテニスに付き合っている。丸尾栄一郎たちと知り合ってからは、彼らもそのレッスンに誘い、テニスに応用できるさまざまな技術を伝授した。 見た目は軽そうだが、人当たりが良く礼儀正しい性格。

奈津の父 (なつのちち)

鷹崎奈津の父親。幼い頃からテニスでプロを目指す奈津のことを応援しており、毎試合観戦しにきては大声で応援するような親バカ。しかし奈津が小学校6年生ぐらいの頃、負けが続いたこともあり大声で応援する父親のことが恥ずかしくなり、「もう応援に来るな」と言われてからは試合を観に行かずにいた。高校3年の時に出場した全日本ジュニア選手権で、久々に奈津に誘われ観戦に訪れた。 その時に丸尾栄一郎やその両親と出会い、以降、栄一郎の両親とは一緒に飲みに行くほど意気投合している。

鷹崎 三香 (たかさき みか)

鷹崎奈津の3歳上の姉。奈津と同様に能天気で明るい性格をしている。丸尾栄一郎とは、奈津が栄一郎を家に連れて来た時に知り合った。それまでにも奈津からは散々のろけ話を聞かされており、栄一郎のことを「カワイイ系」とからかっている。

サンディエゴ・グリアン (さんでぃえごぐりあん)

丸尾栄一郎がブラデントンオープンの2回戦で対戦した男子テニスプレーヤー。コロンビア出身の25歳で、世界ランキング472位。大会には第3シードで出場した。プレースタイルは軽快なフットワークを活かしたベースライナーで、速く重いバックハンドストロークが武器。

秋元 功 (あきもと いさお)

大学テニス最強と言われる、稲田大学所属の男子テニスプレーヤー。全日本学生テニス選手権ではベスト16に入賞する実力を持ち、全日本テニス選手権に出場して丸尾栄一郎と対戦する。ハードヒットで相手コートに深く球を返すストロークを武器に戦うプレースタイル。右利きの両手バックハンド。

アルバー・クリストフ (あるばーくりすとふ)

オーストラリア出身の男子プロテニス選手。20歳で世界ランキングは1476位。オーストラリアフューチャーズの予選1回戦で丸尾栄一郎と対戦し、地元大会である地の利を活かしたプレーで栄一郎を翻弄するなど、プロの世界の厳しさを見せつけた。

デイビット・ミラー (でいびっとみらー)

世界ランキング430位の男子プロテニス選手で、池爽児の友人。日本で行われる昭和の森チャレンジャー大会に出場するために来日し、日本での練習相手として爽児から丸尾栄一郎を紹介してもらう。

渡辺 リサ (わたなべ りさ)

緒方克己の彼女。ベリーショートの髪型で、瞳の大きな女性。克己が怪我をする以前からの付き合いで、親を含めた家族ぐるみの仲。克己が怪我を克服して復帰した、全日本ジュニア選手権を観戦に訪れた。自身はあまり運動神経が良くないながらも陸上に励む活発な性格で、あまり闘争心のない克己を引っ張っていく姉御肌なところがある。

岩佐のコーチ (いわさのこーち)

クラブ「ファーサイドTA」に所属し、岩佐博水のコーチを務める男性。博水の独特なプレースタイルに理解を示し、セオリーを捨てて長所を伸ばすことで、博水を関東レベルの選手に育て上げた。一方でテニスのせいで博水が本当にやりたいことをできずにいる現状をなんとかしてやりたいとも考えている。

岩佐の母 (いわさのはは)

岩佐博水の母親。夫とともに画家を生業としているものの、その生活は決して楽ではなく、自身はパートに出て生計を支えている。博水が画家になりたいという夢を持っていることを知りつつも、自分たちのように苦しい生活をさせたくないという思いから、半強制的に博水にテニスをやらせ、芸術以外に楽しいことを見つけて欲しいと願っている。

事故に遭った少年 (じこにあったしょうねん)

丸尾栄一郎が高校3年時の関東ジュニアテニス大会の2回戦で、井出義明と対戦する当日、交通事故に遭った少年。その事故を試合直前の義明が目撃し、救急車を呼ぶなどの対応をしていたため、義明は試合開始時刻に遅刻してしまうことになった。事故の直後、助けてもらった義明から「俺も試合に負けないから君も手術を頑張れ」と励まされ、手術をした後すぐに義明を応援するため車椅子で駆けつけた。

鹿梅テニス部の監督 (かばいてにすぶのかんとく)

鹿梅高校テニス部の監督を務める強面の中年男性。部員に徹底的な上下関係を叩き込み、人間性を無視したスパルタ練習を行う。「テニスはケンカだ」と公言してはばからず、攻撃的なプレーを絶対としている。たとえ試合に勝とうが、消極的なプレーをした選手には走り込みなどの罰を与えたり、練習中にわざと寝たふりをして、体力の限界を超えた練習でもストップさせないなど、一見まったく効率的とは思えない指導を行う。 しかし、全国での強豪の座を何年間も維持しており、幾人ものプロ選手を輩出する手腕を誇る。

寧々 (ねね)

浅野芯の交際相手の女性。有名なプロからのコーチの誘いも断り、スポーツメーカーへの就職も蹴り、スポンサーが見つからなくなってもプロに固執する浅野に愛想が尽きかけており、一度プロポーズされたものの袖にしている。それでもなかなか見切りをつけることができず、浅野の全日本テニス選手権の試合を観に行くなど、多少気持ちは残っている様子。

本間 茂貴 (ほんま しげき)

難波江優にラケットを提供しているメーカー「ウィルソン」の社員。優との付き合いは長く、プレースタイルに応じた細かい注文にも対応するので、優のプレースタイルへの理解度も高い。

門馬 あかり、門馬 望夢 (もんま あかり、もんま のぞむ)

門馬歩夢の妻子。全日本テニス選手権でファミリー席に観戦しに来ており、テレビ中継でその姿が映し出された。常にサングラスをかけている歩夢と同様に、あかりはもちろん、まだ小学生程度と思われる望夢も似合わない大きなサングラスをかけている。

ホアン・ペドロサ (ほあんぺどろさ)

スペイン出身で26歳の男子プロテニス選手。世界ランキングは147位。ウィンブルドン予選の1回戦で江川逞と対戦し、ストレートで敗戦した。

バステル・ミュラー (ばすてるみゅらー)

ドイツ出身で28歳の男子プロテニス選手。ウィンブルドン本戦出場を果たした江川逞の1回戦の相手。堅実なリターンと攻撃的なパスショットを巧みに操り、逞を下した。

リシャール・グレン (りしゃーるぐれん)

フランス出身の27歳で、ウィンブルドンに第22シードで出場した男子プロテニス選手。1回戦で河野順平と対戦することになる。

マルセロ・ガルシア (まるせろがるしあ)

スペイン出身の19歳で、ウィンブルドンに第24シードで出場した男子プロテニス選手。1回戦で門馬歩夢と対戦することになる。

集団・組織

鹿梅高校テニス部 (かばいこうこうてにすぶ)

全国高等学校総合体育大会に愛知代表として出場したテニス部。主将は白江進一が務める。毎年全国総体に出場して優勝争いに絡むほどの強豪校で、何人ものプロ選手を輩出している名門。しかし、超体育会系でスパルタであることでも有名であり、部員たちが暮らす寮生活も「監獄」と呼ばれるほどの厳しさを誇る。しかし、その分部員たちの団結力は強く、全国高等学校総合体育大会では個人戦績よりも団体戦績を優先している。 なお、神田久志が転校に伴って途中入部しており、それまでわがまま放題で育ってきた久志が、テニス部のシゴキで性根を叩き直されている。

日本代表 (なしょなるちーむ)

男子テニスの日本代表チーム。AチームとBチームの2チームで構成され、Aチームには世界ランキング200位以内の選手から7名、Bチームには18~23歳の年齢で将来有望な若干名の選手が選ばれる。現在は門馬歩夢がチームリーダーを務めており、若手の発掘やスカウトに余念がない。

場所

STC (えすてぃーしー)

神奈川県にあるテニスクラブで、名門として名高い。10面以上の野外テニスコートに室内コートも完備するなど設備は充実。またジュニア育成にも力を入れており、池爽児を輩出した実績を誇る。なお、室内コートはジュニア育成アカデミー専用コートになっており、全6面。A~Fコートとして区分けされ、実力順に上位コートで練習することになっている。 丸尾栄一郎の家から近い場所にあり、運動不足をどうにかしたいという栄一郎の話を聞いた母・丸尾早苗がチラシを見つけて体験させることにした。クラブのモデルは神奈川県に実在する、SSC荏原湘南スポーツセンター。

大杉高等学校 (おおすぎこうとうがっこう)

丸尾栄一郎たちが通っている共学制の高等学校。制服は男子が詰襟の学生服で、女子はブレザータイプ。モデルは神奈川県に実在する私立藤沢翔陵高等学校。モデルとなった高校は数々のスポーツ選手を輩出している名門校で、日本男子テニスランキングでキャリアハイ1位、ATP世界ランキングで最高47位という実績を持つ添田豪の卒業校でもある。

FLテニスアカデミー (ふろりだてにすあかでみー)

本格的にプロを目指し始めた丸尾栄一郎が、高校2年生の冬休みに留学したテニス選手育成施設。広大な敷地の中に40面を超えるテニスコートを擁し、留学生用の宿舎やレストラン、ショップまで完備しており、栄一郎は「テニスのための街みたい」と評している。選手育成のために特別なプログラムが組まれるのはもちろん、食事内容まで徹底して管理されており、選手は施設内のレストラン以外での食事は禁止。 ちなみに2週間の短期留学の費用は38万円。のちに「IMGアカデミー」となる。

座禅道場 (ざぜんどうじょう)

「ゾーン」と呼ばれる、自らのパフォーマンスを100%もしくはそれ以上発揮できるという理想的な精神状態に意識的に入る方法を模索するため、青井竜平が丸尾栄一郎たちを連れて行った場所。かつて青井自身も世話になったことがある。座禅を組んでいるときの精神状態が「ゾーン」に入っている精神状態と似ているという点に着想を得て、座禅の指導を行っている。 モデルは千葉県市川市に実在する人間禅本部道場。

IMGアカデミー

かつての「FLテニスアカデミー」。丸尾栄一郎が高校2年から高校3年になる頃に資本が投入され、名前が変更された。「IMGアカデミー」になってからはテニスだけではなく、野球やサッカー、アメフトやゴルフ選手向けのトレーニングも行うようになっている。もちろんテニス用の施設内容も変化し、プロの大会と同じサーフェス(地面)を持つコートが50面以上に拡張されたり、さまざまな最新設備が拡充されている。 イレギュラーで全日本テニス選手権予選に出場できることになった栄一郎が、その大会に向けた特訓のために訪れた。ちなみに栄一郎は、渡航費用や現地での諸経費を、事情を知った池爽児に借りており、また練習の合間にアカデミー内でスタッフとして働くことでレッスン費用も安くしてもらった。

ナショナルトレーニングセンター

テニスの日本代表のメンバーが練習を行う拠点。東京都北区にある味の素ナショナルトレーニングセンターがモデルとなっている。

イベント・出来事

神奈川ジュニアサーキット (かながわじゅにあさーきっと)

7月に行われるテニスの大会で、グレードは県大会レベルの4。テニスを始めた丸尾栄一郎が初めて出場した公式大会である。高校1年の時には1回戦で大林良と対戦して敗退。リベンジとして栄一郎は高校2年の時にも出場しており、そこで驚異的な成長を見せ注目を浴びることとなった。

毎日テニス選手権 (まいにちてにすせんしゅけん)

8月下旬に行われるテニスの大会で、グレードは県大会レベルの4。丸尾栄一郎が出場した2回目の公式大会である。初めて参加した公式大会である神奈川ジュニアサーキットでの結果を受け、栄一郎が特訓を経て臨んだ大会であり、公式大会初勝利を記録し3回戦まで進出を果たした。

STCカップ神奈川大会 (えすてぃーしーかっぷかながわたいかい)

10月に行われるテニスの大会で、グレードは県大会レベルの4。テニスを始めて2年目を迎え、神奈川ジュニアサーキットでの敗戦や池爽児との出会いを経た丸尾栄一郎が、プロを意識しはじめて挑んだ大会。2か月間の肉体改造特訓をこなした栄一郎は第8シードで出場。3か月前の対戦時には接戦を繰り広げ辛くも勝利した寺島隼人を、決勝で難なく下して見事優勝を果たす。

大杉祭 (おおすぎさい)

丸尾栄一郎たちが通う大杉高等学校で、10月に行われる文化祭。栄一郎や鷹崎奈津のクラスでは「中華一番」というネーミングの中華風喫茶を展開。女子生徒はチャイナドレスを着て肉まんを販売した。なお、栄一郎は文化祭実行委員だったが、当時はテニスの練習に明け暮れており、打ち合わせや準備はほとんど佐々木姫子任せだった。 そのため勝手がわからず、文化祭の間はほぼ受付に立ちっぱなしだった。

全日本ジュニア選抜室内関東予選 (ぜんにほんじゅにあせんばつしつないかんとうよせん)

11月に行われるテニスの大会で、グレードは地方大会レベルの2。各都道府県のジュニアランキング上位32名が選抜され出場できる。この大会でベスト8に残った選手は全日本ジュニア選抜室内本戦への出場権が与えられる。STCカップ神奈川大会で優勝したことにより、丸尾栄一郎もノーシードながら出場できることになったが、1回戦から全日本ジュニアランキング2位の難波江優と対戦することになる。

神奈川県ジュニアテニス選手権大会 (かながわけんじゅにあてにすせんしゅけんたいかい)

3月下旬に行われるテニスの大会で、グレードは県大会レベルの4。神奈川県のジュニアランキング上位64名が出場することが可能で、ベスト16に残った選手に関東ジュニアテニス大会への出場機会が与えられる。ベスト16になるためには2回戦を突破する必要があるが、丸尾栄一郎は2回戦で第3シードの宮川卓也と対戦することになる。

関東ジュニアテニス大会 (かんとうじゅにあてにすたいかい)

7月下旬に行われるテニスの大会で、関東地区1都7県の選抜を勝ち抜いた上位64名が出場できる大会。この大会で2回戦を勝ち抜き、ベスト16に入賞すれば全日本ジュニア選手権への切符が手に入る。丸尾栄一郎が高校3年の時に全国への進出をかけて挑んだ時は、全日本ジュニア選抜室内でベスト8に残った井出義明と2回戦で戦うこととなった。

全日本ジュニア選手権 (ぜんにほんじゅにあせんしゅけん)

8月半ばに行われるテニスの大会で、各地方の選抜大会を勝ち抜いた上位64名が出場できる。名実ともにジュニアテニスの最高峰を決める重要な試合で、丸尾栄一郎は高校3年の時にこの大会で優勝できなければプロを諦めると両親を説得し、これに向けてテニス漬けの毎日を送った。なお、この大会で優勝できればジュニアではない全日本テニス選手権の本戦出場権が与えられ、準優勝の場合でもその予選大会に出場する権利が得られる。

全国高等学校総合体育大会 (ぜんこくこうとうがっこうそうごうたいいくたいかい)

8月上旬に行われるテニスの大会で、高校のテニス部に所属する部員を対象としたもの。団体戦と個人戦の2種目が行われる。高校ではテニス部に所属していない丸尾栄一郎はこの大会には出場できなかったものの、全日本ジュニア選手権に向けてライバルの偵察をするために会場を訪れた。

全日本テニス選手権 (ぜんにほんてにすせんしゅけん)

11月半ばに行われるテニスの大会で、ジュニアだけではなく社会人やプロも参戦する一般大会。全日本ジュニア選手権で優勝したジュニア選手は本戦に、準優勝した選手は予選に、それぞれワイルドカードとして出場することができる。丸尾栄一郎が高校3年の時の大会では、本戦出場予定の選手が欠場した異例の事態により全日本ジュニア選手権のベスト4までの選手が予選に出場できることとなり、栄一郎もエントリーした。 なお、本大会で優勝してもテニスの世界ランキングを決めるポイントは付与されないが、実質的な日本のテニスナンバー1を決める重要な大会ということもあり、池爽児も出場することになった。

ブラデントンオープン

アメリカのフロリダで行われる賞金総額1億円の国際試合。「IMGアカデミー」が主催する大会で、IMG所属の一部選手はワイルドカードで出場することができ、丸尾栄一郎も参加することになった。プロも出場する大会で、1回でも勝利すれば世界ランキングを決めるポイントが付与される大会。栄一郎はその1回戦でピート・ゴンザレスと対戦することになった。 ちなみに池爽児は16歳の時、すでにこの大会で優勝を果たしている。

オーストラリアフューチャーズ

1月にオーストラリアのトララルゴンで行われた国際試合。厳密に言えばオーストラリアで行われるフューチャーズレベルの試合はいくつもあるが、ここでは丸尾栄一郎が高校3年の時にプロを目指して初めて出場した国際試合のことを指す。栄一郎はこの試合の予選から参加。予選1回戦当日は暴風に見舞われ、またサーフェス(地面)が僅かに傾いたコートという慣れない環境下で、地元選手であるアルバー・クリストフと対戦した。

慶稜チャレンジャー (けいりょうちゃれんじゃー)

慶稜大学が主催するチャレンジャーレベルの国際試合。世界ランキングを決めるポイントが多く得られるうえに、環境、運営ともにしっかりした大会であるため、プロの間でも人気が高く、世界ランキング100位以内の選手がエントリーすることもある、ハイレベルな大会になっている。これらの理由から、次世代を担う新鋭たちの登竜門として注目を集める大会でもある。

その他キーワード

ルーティーン

プレーの合間に同じ動作を挟むことで集中力を高めたり、一定の精神状態にリセットする仕草。丸尾栄一郎の場合、ポイント間にガットを直す動作がこれに当たる。なお、栄一郎自身がこのルーティーンを意識し始めたのは、初めて「FLテニスアカデミー」に留学し、スランプに陥った時に偶然見つけてからだが、それ以前にも作中ではこの動作を行っている姿が頻繁に描写されている。

エーちゃんノート

丸尾栄一郎が学校の授業内容をまとめたもので、授業中に記したものの他、授業終了後に内容をまとめて清書した「原本」もある。要点がわかりやすくまとめられているだけではなく、字もきれいで見やすいため、他の生徒の復習やテスト対策として非常に重宝されている。またテニスを本格的に始めてからは「テニス版エーちゃんノート」も登場。 ショットの打ち方や姿勢など基本的なものから、対戦相手の特徴や要注意ショット、対戦時の1ゲームごとのラリー内容まで記録している。栄一郎は試合中の休憩時間を使ってノートを確認したり、内容を追記したりするため、まだ無名の頃は「ノートのやつ」の異名で呼ばれていたこともある。

ジャンピング岡田バズーカ (じゃんぴんぐおかだばずーか)

岡田隆行が使う得意ショットの1つ。隆行の武器であるライジングフラットは威力が強い分、スピンがかからないため相手コートに入れるのが難しいという難点がある。しかしこれを185センチメートルという高身長を活かし、更にジャンプして高い打点から放つことでカバー。超高速、高威力のフラットショットを相手コートに叩き込むことができる。 技名の名付け親は井出義明。

アニメ

ベイビーステップ

運動不足解消のため南テニスクラブ(STC)の無料体験に参加した丸尾栄一郎は、テニスに魅了されて本格的に打ち込む。そして優れた動体視力、真面目な性格、高い吸収力などにより、急速に実力がアップしていく。 ... 関連ページ:ベイビーステップ

書誌情報

ベイビーステップ 既刊45巻 講談社〈講談社コミックス〉 連載中

第1巻

(2008年2月発行、 978-4063639575)

第2巻

(2008年3月発行、 978-4063639681)

第3巻

(2008年5月発行、 978-4063639919)

第4巻

(2008年8月発行、 978-4063840278)

第5巻

(2008年10月発行、 978-4063840520)

第6巻

(2009年1月発行、 978-4063840896)

第7巻

(2009年4月発行、 978-4063841244)

第8巻

(2009年6月発行、 978-4063841497)

第9巻

(2009年9月発行、 978-4063841886)

第10巻

(2009年11月発行、 978-4063842142)

第11巻

(2010年2月発行、 978-4063842487)

第12巻

(2010年4月発行、 978-4063842838)

第13巻

(2010年7月発行、 978-4063843293)

第14巻

(2010年10月発行、 978-4063843811)

第15巻

(2011年1月発行、 978-4063844283)

第16巻

(2011年4月発行、 978-4063844597)

第17巻

(2011年6月発行、 978-4063845068)

第18巻

(2011年9月発行、 978-4063845587)

第19巻

(2011年11月発行、 978-4063845808)

第20巻

(2012年2月発行、 978-4063846317)

第21巻

(2012年4月発行、 978-4063846553)

第22巻

(2012年7月発行、 978-4063847062)

第23巻

(2012年9月発行、 978-4063847352)

第24巻

(2012年12月発行、 978-4063847826)

第25巻

(2013年2月発行、 978-4063848120)

第26巻

(2013年5月発行、 978-4063848656)

第27巻

(2013年8月発行、 978-4063949117)

第28巻

(2013年11月発行、 978-4063949643)

第29巻

(2014年1月発行、 978-4063949940)

第30巻

(2014年3月発行、 978-4063950281)

第31巻

(2014年6月発行、 978-4063951059)

第32巻

(2014年8月発行、 978-4063951608)

第33巻

(2014年11月発行、 978-4063952445)

第34巻

(2015年3月発行、 978-4063953466)

第35巻

(2015年5月発行、 978-4063953992)

第36巻

(2015年8月発行、 978-4063954616)

第37巻

(2015年10月16日発行、 978-4063955200)

第38巻

(2016年1月15日発行、 978-4063955804)

第39巻

(2016年3月17日発行、 978-4063956238)

第40巻

(2016年6月17日発行、 978-4063956894)

第41巻

(2016年8月17日発行、 978-4063957280)

第42巻

(2016年11月17日発行、 978-4063958034)

第43巻

(2017年1月17日発行、 978-4063958539)

第44巻

(2017年4月17日発行、 978-4063959215)

第45巻

(2017年6月16日発行、 978-4063959611)

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