概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
児玉 ノゾミ (こだま のぞみ)
中学3年生の不良少年。年齢は15歳。「ふつう」になれないことに鬱屈した感情を抱えている一方で、特別な存在であるヒーローには歪んだあこがれと嫉妬のような感情を抱いている。ある日、その感情が頂点に達し、衝動的にドライヤーのコードを心臓に向けて自殺を試みる。ヒーロー「ライトニングボルト」にあこがれて発作的に起こした行動だったが、失敗して自殺未遂として保護され、病院に送られる。その後、左の人差し指で直径1センチ、深さ3センチの穴を開ける「能力」に目覚める。そして、入院していた二人の少女・アカリ、サクラと知り合いになる。アカリは手のひらに炎を灯す能力、サクラは5センチだけ空を飛べる能力を使って病院を脱出後、拒絶した世界への復讐を誓い、「EVOL」を結成する。ちなみに「EVOL」は本来、「EVIL(邪悪な者)」とするつもりだったが、最初に宣言した際に児玉ノゾミがスペルミスしたもので、以降も「EVOL」と名乗り続けている。
ライトニングボルト
妹のサンダーガールと共にヒーローとして町の平和を守っている男性。市長公認の存在で、指先から雷を出す能力と空を飛ぶ能力を持つ。市民からは英雄としてあこがれの目で見られているが、その実、父親の治療を引き換えに市長の悪事の隠蔽を手助けし、市長にとって都合の悪い人物を裏で抹殺している。この世界が「邪悪な者」に侵略されているとの思いに駆られており、たびたびそれを警告しているが、市長からは妄言として相手にされていない。ライトニングボルト自身もヒーローとしての在り様に疑問を抱いている節があり、そんな中、放火されたスーパーに「EVOL」のラクガキを見て、これこそが自分の宿敵だと確信する。それ以降は市長の思惑から外れて、己の意思で行動を始める。
書誌情報
EVOL (イーヴォー) 6巻 KADOKAWA〈ビームコミックス〉
第1巻
(2021-07-12発行、 978-4047367203)
第3巻
(2021-12-10発行、 978-4047368668)
第4巻
(2022-06-10発行、 978-4047370975)
第5巻
(2022-12-12発行、 978-4047372924)
第6巻
(2023-07-12発行、 978-4047375307)