EVOL(イーヴォー)

EVOL(イーヴォー)

イラストレーターとしても活躍するカネコアツシによる作品。「能力」と呼ばれる超能力者がいる世界を舞台にしている。世界に絶望して自殺未遂をきっかけに能力に目覚めた三人の少年少女が、自分たちを拒絶した世界の破壊をもくろんで暗躍する姿を描いた、ダークヒーロー・ジュブナイル。若者たちが抱える鬱屈した感情が、能力をきっかけに爆発していくさまがドラマチックに表現されている。KADOKAWA「月刊コミックビーム」2020年9月号より連載の作品。2023年にwebドラマ化が発表され、DMM TVで独占配信される。児玉ノゾミを青木柚、アカリを伊礼姫奈、サクラを服部樹咲が演じる。

正式名称
EVOL(イーヴォー)
ふりがな
いーゔぉー
作者
ジャンル
裏社会・アングラ
 
異能力・超能力
レーベル
ビームコミックス(KADOKAWA)
巻数
既刊6巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

児玉 ノゾミ (こだま のぞみ)

中学3年生の不良少年。年齢は15歳。「ふつう」になれないことに鬱屈した感情を抱えている一方で、特別な存在であるヒーローには歪んだあこがれと嫉妬のような感情を抱いている。ある日、その感情が頂点に達し、衝動的にドライヤーのコードを心臓に向けて自殺を試みる。ヒーロー「ライトニングボルト」にあこがれて発作的に起こした行動だったが、失敗して自殺未遂として保護され、病院に送られる。その後、左の人差し指で直径1センチ、深さ3センチの穴を開ける「能力」に目覚める。そして、入院していた二人の少女・アカリ、サクラと知り合いになる。アカリは手のひらに炎を灯す能力、サクラは5センチだけ空を飛べる能力を使って病院を脱出後、拒絶した世界への復讐を誓い、「EVOL」を結成する。ちなみに「EVOL」は本来、「EVIL(邪悪な者)」とするつもりだったが、最初に宣言した際に児玉ノゾミがスペルミスしたもので、以降も「EVOL」と名乗り続けている。

ライトニングボルト

妹のサンダーガールと共にヒーローとして町の平和を守っている男性。市長公認の存在で、指先から雷を出す能力と空を飛ぶ能力を持つ。市民からは英雄としてあこがれの目で見られているが、その実、父親の治療を引き換えに市長の悪事の隠蔽を手助けし、市長にとって都合の悪い人物を裏で抹殺している。この世界が「邪悪な者」に侵略されているとの思いに駆られており、たびたびそれを警告しているが、市長からは妄言として相手にされていない。ライトニングボルト自身もヒーローとしての在り様に疑問を抱いている節があり、そんな中、放火されたスーパーに「EVOL」のラクガキを見て、これこそが自分の宿敵だと確信する。それ以降は市長の思惑から外れて、己の意思で行動を始める。

書誌情報

EVOL (イーヴォー) 6巻 KADOKAWA〈ビームコミックス〉

第1巻

(2021-07-12発行、 978-4047367203)

第3巻

(2021-12-10発行、 978-4047368668)

第4巻

(2022-06-10発行、 978-4047370975)

第5巻

(2022-12-12発行、 978-4047372924)

第6巻

(2023-07-12発行、 978-4047375307)

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