概要・あらすじ
主人公の高校生・高本致佳人は京都を観光中、異世界に迷い込み、普通の人間には見えないはずの異能者の戦いに遭遇する。そこで出会ったはなと惹かれあい、異形のものたちと異世界の住人との死闘に巻き込まれていく。
登場人物・キャラクター
高本 致佳人 (たかもと ちかひと)
東京に住む、歴史好きの高校生。料理が得意。観光で訪れていた京都で異世界に迷い込み、普通の人間には見えないはずの異能者の戦いに遭遇。そこで出会った住人・はなと惹かれあい、やがてはなの家に居候することになる。
はな
京都にある異世界の住人。無邪気な性格の可愛らしい子供であるが、性別は不明。好きな食べ物は麺類で、小柄な体型にもかかわらず大食い。異世界に迷い込んできた高本致佳人と惹かれあい、彼を自分の家に住まわせるようになる。
桜 (さくら)
誰にでも優しく気さくに接する大柄な白髪の男性。普段は男衆の手伝いなどをしながら生計を立てている。裏七軒のメンバーの1人。陰属の武具の生成を務める。
橘 (たちばな)
黒髪に左目の泣きぼくろが特徴的な男性。普段は大学生として[京都大学]に通っている。裏七軒のメンバーの1人。陽属の武具の生成を務める。人一倍はなに優しく、常時気にかけている。
豊臣 秀次 (とよとみ ひでつぐ)
笑顔を絶やさず、飄々とした性格の男性。血約した隠威は神言。裏七軒の現在の主。戸籍上の名前は異なるものの神言曰く、かの戦国武将・豊臣秀次の生まれ変わり。実在の人物、豊臣秀次がモデル。
神言 (みこと)
豊臣秀次と血約を結んだ隠威。自身の身長より長い髪と、頭に生えた角が特徴。主な能力は予知と予言。言霊を操り、言を刃にして撃ち、攻撃することも可能。
伊達 政宗 (だて まさむね)
かの独眼竜・伊達政宗を名乗る自称小学6年生。はなのことが大好きで、東京から学校を休んでまで京都に会いに来る程。政宗と血約を結んでいる隠威は「倶利伽藍」。実在の人物、伊達政宗がモデル。
片倉 小十郎 (かたくら こじゅうろう)
伊達政宗のお目付け役を務めると共に、鞘として身体の中に政宗の隠威である「倶利伽藍」が収められている。あくまで「倶利伽藍」が中に収められているだけで、本人は人間。実在の人物、片倉景綱がモデル。
真田 幸村 (さなだ ゆきむら)
普段は保育園で保育士を務めているメガネをかけた若い女性。血約した隠威は「偃月」。「偃月」を自らの身に纏い、一体となり力を振るう。側近として真田十勇士も彼女の周りに存在する。実在の人物、真田信繁がモデル。
明智 光秀 (あけち みつひで)
冷静かつクールな物腰のメガネをかけた男性。普段は高本致佳人の通う西陣高校の化学教師を務めている。隠威は本人そっくりな外見の「炎禍」。かつて織田信長の隠威だった「第六天魔王」を欲している。実在の人物、明智光秀がモデル。
炎禍 (えんか)
明智光秀と血約を結んだ隠威。姿形は明智光秀そのもの。しかし性格は気弱で甘えん坊と、明智光秀とは全く異なる。炎の形をした鳥を放ち、戦闘を行っていく。甘い菓子が大好物。
徳川 家光 (とくがわ いえみつ)
織田信長の骸と、「第六天魔王」を執拗に狙う冷徹な美少年。高本致佳人と同じ学校に蒼生夕という偽名を使って通っている。人を喰らう隠威、「三葉」と血約している。実在の人物、徳川家光がモデル。
隠威 (おに)
『GATE 7』に登場する、人間と血約を結び、力を与えるもの。能力は子孫に代々受け継がれていき、その代で最も血脈の濃い者に伝承されていく。戦国武将など、歴史に名を馳せた者は大概この力を持っていた。
集団・組織
裏七軒 (うらしちけん)
『GATE 7』に登場する組織。花街・上七軒と同時期に作られた豊臣と京の都を守るための異能集団。現在のメンバーは、はな、桜、橘、高本致佳人の4人。北野天満宮の近辺に位置している。