PEACE MAKER

19世紀アメリカの西部開拓時代をモチーフにした架空世界を舞台に、PEACE MAKERの名をもつ2丁の銃にまつわる運命に翻弄され、陰謀に巻き込まれながら、凄腕のガンマンたちが繰り広げる壮絶な戦いを描いたガンアクション漫画。

正式名称
PEACE MAKER
作者
ジャンル
バトル
レーベル
ヤングジャンプコミックス・ウルトラ(集英社)
巻数
全17巻完結
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あらすじ

第1巻

旅の途中、行方不明の兄を探しているホープ・エマーソンは、シュワルツの町でニコラ・クリムゾンと出会う。ニコラを狙う深紅の処刑人のハンス・ジャイルズを倒したホープは、ニコラにクリムゾン一味を倒す運命にあると告げられるのだった。ニコラに付け加え、ホープの銃の腕でひと稼ぎしようとするカイル・パーマーにも付きまとわれたホープは、彼らと旅をする事を決めるのだった。兄を探していたホープは、カイルの提案に従って金と情報の集まる港町マンティコアへと赴く。ホープに決闘をさせて金を稼ごうと目論むカイルだったが、カイルは逆に、因縁の相手であるリック・バタフライの人質に取られてしまう。リックはホープの持つ証書とニコラの身柄を欲しており、ホープはカイルを助けるため戦う羽目になる。リックとの決闘に勝利したホープは、旅の銃士、ビート・ガブリエルの助けもあってカイルとニコラを救う事に成功するのだった。戦いのあと、兄の手がかりを得たホープは、一行を連れて船でとなりの大陸、タルカスを目指す。

第2巻

ビート・ガブリエルを仲間に加え、ホープ・エマーソンはタルカスへの船旅に出るが、そこにニコラ・クリムゾンを狙う深紅の処刑人の魔の手が迫る。イアン・ウェンディーズは時限爆弾を使ってホープ達を追い詰めるが、博識で頭の回転が速いカイル・パーマーが思わぬ活躍を見せ、ホープはイアンを退ける事に成功するのだった。そしてホープ達一行は、客船を悪漢から守った英雄として称えられ、タルカス到着後もてなしを受ける。しかし、タルカスの有力者のオディオ・エルプトンは、ニコラの正体がタルカス前国王を暗殺したジェシカ・クリムゾンの娘だと気づき、彼女を殺そうとする。心優しきミクシー・バンクスの助けを借りて、オディオの放った追っ手から逃げる一行は、その途中、エルプトン家の張り巡らした陰謀に触れる。ニコラの母親が断罪された事実の裏には真実が隠されていると確信したニコラとミクシーは、それを証明する事を誓うのだった。

第3巻

ビート・ガブリエルの証書集めに付き合う一行は、ニコラ・クリムゾンを守りつつ、スカイタルカスを目指す。しかし道中、突如現れたコニー・レヴィンに、ニコラとミクシー・バンクスを人質に取られてしまう。二人を助けるため、コニーに言われるままイコノクラストで行われる大規模な市街地戦型の決闘「大闘技都市(バトルフィールド)」に参加する事となる。「絶対王者」として君臨するコニーをはじめ、歴戦の兵が参加する大闘技都市をビート・ガブリエルとホープ・エマーソンは戦い抜く。一方、人質として囚われたニコラとミクシーは、サンドタルカスの有力者のカシム一派の陰謀に遭っていた。無力な状態で大闘技都市に置き去りにされたニコラとミクシーは、襲い掛かる銃士達に懸命に抗う。コニーは、自身のあずかり知らぬ場所で陰謀が動いているのを察し、ニコラとミクシーを助ける。コニーはニコラを安全な場所へと避難させたあと、ホープと戦う。ニコラの覚悟とホープの力を目にしたコニーは、ニコラをホープに託して去るのだった。

第4巻

コニー・レヴィンは自分を謀ったカシムに報復すべく、彼の館を襲撃する。しかしそれを先読みしていたフィリップ・クリムゾンによって、カシムのもとにはコニーを仕留める刺客のピーター・エンフィールドが送り込まれていた。不思議な技を使うピーターに手傷を負わせられながらも、コニーは命からがら逃げ出す事に成功し、深紅の処刑人とも袂を分かつのだった。一方、スカイタルカスを目指すホープ・エマーソン達は、その手前にあるマウントタルカスに到着する。そこでビート・ガブリエルの証書を手に入れるため行動するが、決闘の相手はピーターだった。フィリップにニコラ・クリムゾンを取り戻す命令を受けたピーターは、自身と同じ故郷出身のビートがいる事で気が変わり、彼を殺してからニコラを奪おうと考えたのだ。異様な雰囲気を漂わせ、謎の技を使うピーターの正体を探るカイル・パーマーは、その調査の最中、コニーと出会い、彼女と共闘する。そしてビートはピーターの正体を知り、彼との戦いに勝利する事で長年の因縁に決着をつける。

第5巻

ホープ・エマーソン達は、ニコラ・クリムゾンの過去を知るであろうミック・ラザフォードに会うべくスカイタルカスを目指す。しかしそこは、タル教徒とカンサス教団の宗教戦争が起きる寸前の状態だった。剣呑な雰囲気に包まれる町に入った一行は、ビート・ガブリエルの案内で、彼の師匠であるジョエル・バーンズと出会う。ビートはジョエルに成長した力を示した事で認められ、ホープもジョエルから父親のピース・エマーソンの話を聞くのだった。一方、ニコラは自分を信じてここまで連れて来た仲間達に心を開き、自身の秘密を打ち明ける。その秘密にラザフォードがかかわっている事を知ったミクシー・バンクスカイル・パーマーは、密かに調査を開始する。そしてラザフォードと対面した一行は、彼から自分こそがニコラの母親に冤罪を着せた張本人だという話を聞く。そしてラザフォードはニコラをさらうが、駆けつけたホープによって取り戻されて失敗、ほうほうの体で逃げ出す。ひと段落着いたと思われたが、町にホープの兄のコール・エマーソンが降臨し、ビートとホープの目の前でジョエルを殺すのだった。

第6巻

師匠を殺されたビート・ガブリエルは、迫るG・O・Dに向けて腕を磨くため一人、旅立つ。そしてスカイタルカスの戦いから2か月後、ホープ・エマーソン達はビートと再会すべく、G・O・Dが行われる赤の国を訪れていた。各地の猛者が集まるG・O・D会場に、ビートも遅れながらも到着し、一行は再会を果たす。曲者ぞろいのG・O・Dだったが、腕を磨いたビートは順調に勝ち進める。そしてその中で一行は、ホープと同じスポットバーストショットの使い手のティム・ロイと出会う。凄腕の銃士である彼に警戒を抱く一行だったが、彼が意外にもふだんは気さくで爽やかな好青年である事を知る。ティムは実はホープの父親がやっていたガンショーの熱烈なファンで、彼にあこがれて曲芸撃ちを極めたと語る。ホープが父親の遺志を継いで人を撃たない事を気に入ったティムは、ホープとビートも交えてガンショーを行い、民衆を楽しませる。和気藹々とした空気の中、ティムは自分がなぜG・O・Dに参加するのか語る。そしてホープは思いがけないところで、コール・エマーソンピース・エマーソンの確執を知るのだった。

第7巻

赤の国で行われたG・O・Dも佳境に入り、ビート・ガブリエルはティム・ロイと最後の戦いを繰り広げる。ティムは先日までの好青年っぷりは鳴りを潜め、悪魔のようなプレッシャーを見せる。コール・エマーソンを憎む余り、コールの分身ともいえる存在へと成り果てたティムのプレッシャーに気圧されつつも、ビートは今までのすべてを出し切ってティムを倒す。そしてビートは遂にコールへの挑戦権を手にし、G・O・Dの決勝戦に挑む。ティムや仲間達から託されたすべてでコールに挑むビートだったが、力及ばず敗北し、死亡するのだった。ビートの死を見届けたホープは、コールを追いかけ、ティムから聞いた話の真相を確かめる。彼の話が事実だと知ったホープは、コールに戦いを挑むが、力及ばず敗北。ホープはホワイトウィングを残して、崖から落とされ、夜の海へと姿を消す。ホープが敗れるのを見ている事しかできなかったニコラ・クリムゾンは、残されたホワイトウィングを受け継ぎ、駆けつけたコニー・レヴィンと共に新たな旅に出る。

第8巻

ホープ・エマーソンコール・エマーソンに敗れて5年後、コールはフィリップ・クリムゾンを暗殺し、彼の地位を受け継ぐ。コールが武器を世界中に売りさばいた事で、世界はかつてないほど混迷の時代へと突入していた。成長したニコラ・クリムゾンホープ・エマーソンから受け継いだホワイトウィングを手に、銃士として戦っていた。ニコラは母親の無実を証明するため、そしてG・O・Dの舞台に立つため、コニー・レヴィンと共に各地を巡って証書を集める。その中で、かつて暮らしたフェードン村に戻ったニコラは、そこで母親の無実を証明する手紙を見つけ、アクアタルカスへと向かう。一方、カイル・パーマーはホープ達と別れたあと、コールに協力するエルプトン家に対してレジスタンス活動をしていた。軍勢に囲まれて危機に陥るカイルだったが、ミクシー・バンクスの救援で逃げ切り、アクアタルカスのレジスタンスに合流する。アクアタルカスの地に集結するかつての仲間達、そしてそこにはすべての陰謀の鍵を握るアトラ・クリムゾンが待ち受けていた。

第9巻

アトラ・クリムゾンより真実を聞いたニコラ・クリムゾンは、カイル・パーマーと合流する。そしてアクアタルカスの現最高指導者であるハイマン・エルプトンを倒す事で、アクアタルカスを解放し、母親の冤罪を晴らす事に成功するのだった。圧制から解放されて歓喜に沸く国民達を見て、ニコラは肩の荷が一つ降りたと安堵しつつも、ホープ・エマーソンから受け継いだホワイトウィングコール・エマーソンを打ち倒すと、新たな目標を掲げる。立派に成長したニコラの姿を見て、コニー・レヴィンも旅立つ決心を固める。かつて絶対王者として君臨したイコノクラストの大闘技都市に戻り、腕を磨こうと考えるコニーだったが、そこで彼女を待ち受けていたのは変わり果てたホープだった。兄を打ち倒すため、かつての人を撃たない信念を捨て、銃士となったホープは、コニーを打ち破って重症を負わせる。ホープはニコラに決別の言葉を投げかけながら、迎えに現れたアトラやエイドリアン・クリムゾンと共に姿を消す。

第10巻

ニコラ・クリムゾンホープ・エマーソンに冷たくあしらわれつつも、マウントタルカスで彼らの真意を確かめるべく接触する。しかしその直後、ニコラ達は謎の軍勢に襲撃されるのだった。ニコラはホープ、エイドリアン・クリムゾンと協力して軍勢に抵抗する。実はエルプトン城陥落の際に機密情報も流出。その中にはニコラの背中のアース・バウンド計画の情報もあったのだ。世界中から狙われる事となったニコラを助けるため、深紅の処刑人のゴートン・ヘッケルとエルトンが彼らに合流する。流されるままホープとエイドリアンは、ニコラ、そして深紅の処刑人と行動を共にする事となる。敵を退けながら前へと進む一行だったが、スティーブ・バケット率いるバケット特別隊が彼らに襲い掛かる。バケット特別隊は手練れ揃いに加え、スティーブの力が圧倒的。ゴートンも重症を負わされ、一行は窮地に立たされるが、5年のあいだに腕を磨いたホープはスティーブと互角に戦う。ニコラはスティーブに敵わないと自覚しつつも、ホープを守るため、彼のもとへと駆け出す。

第11巻

駆けつけたニコラ・クリムゾンの助けによって、スティーブ・バケットに追い詰められたホープ・エマーソンは窮地を脱する事に成功する。エルトンの命を賭した献身によって、一行は汽車に乗って戦場から逃亡する。しかし、執拗なバケット特別隊の追跡とさらなる敵の登場によって、敵味方入り乱れる大混戦となる。混乱とした戦場だが、そこにコール・エマーソンが登場。彼はたった一人で軍勢を滅ぼし、スティーブも圧倒的な力で叩きのめす。コールはニコラ達に、エンペラーガーデンのG・O・Dで待つと宣言し、去っていく。ニコラは依然として世界中から狙われている立場であると知りつつ、半年後のG・O・Dに向けて戦い続ける事を決意。そんなニコラにホープとエイドリアン・クリムゾンは、口では何だかんだ言いつつ力を貸す事を決め、三人は新たな旅を始める。

第12巻

半年後、ニコラ・クリムゾンはG・O・Dの開催されるエンペラーガーデンに到着していた。カイル・パーマーをはじめとした、かつての仲間が応援に集まる会場には、かつての敵であるスティーブ・バケットやハイマン・エルプトン、さらにはアトラ・クリムゾンの姿まであった。そして遂に始まったG・O・D本戦では、最強の暗殺者としての実力を見せつけるアトラ、半年のあいだに腕を磨いたエイドリアン・クリムゾン、コール・エマーソンと遜色ないほどの腕を身につけたホープ・エマーソンと、序盤から波乱が続いていた。一方、ニコラもG・O・Dの舞台に立つが、対戦相手は棄権。さらにG・O・Dに出場した謎の老人、張黄龍の対戦相手も棄権してしまう。銃士と銃士が誇りを賭けて戦うG・O・D、そこに暗い陰謀の魔の手が迫ろうとしていた。

第13巻

G・O・D1回戦も終わり、勝ち抜いた選手は、大会運営が用意した豪華なホテルに宿泊していた。今までの戦いに思いを馳せるホープ・エマーソンニコラ・クリムゾン、過去の因縁を洗い流し、和やかに会話するカイル・パーマーとハイマン・エルプトンなど、思い思いの夜を過ごす。しかしそんな選手達のもとに、張黄龍が差し向けた暗殺者が迫る。いち早く暗殺者の存在に気づいた選手の一人、ルイスV世がホテルにいた選手をたたき起こし、それぞれが暗殺者を迎え撃つ。腕利きの選手達だったが、用意周到な暗殺者達はホテルにワナを張り巡らしており、思わぬ苦戦を強いられる。ホープも敵のワナに引っかかり、行動不能状態となってしまうが、ニコラの助けによって命を拾う。業を煮やした黄龍はホテル諸共、選手達を燃やし尽くそうとするが、アトラ・クリムゾンに先手を打たれて失敗。黄龍は仲間達に作戦失敗の責を取らされ粛清される。対戦相手の黄龍がいなくなったため、ニコラは明くる日に行われたG・O・D2回戦でまたしても不戦勝を重ね、釈然としない気持ちになるのだった。

第14巻

激闘のG・O・D2回戦、エイドリアン・クリムゾンはアトラ・クリムゾンに敗北したものの、ホープ・エマーソンは順当に勝ち進める。そして激闘を制したホープ、アトラ、ニコラ・クリムゾン、スティーブ・バケット、ハイマン・エルプトンの五人の銃士が勢揃いする。そして現れたコール・エマーソンは、昨夜の暗殺事件の詫びとして、勝ち残った五人と順番に戦うと宣言するのだった。一方、ニコラはその宣言に、一度も戦っていない不満をこぼし、ホープと因縁の対決をするのを希望する。コールはそれを認め、ニコラとホープの一騎打ちが決定。ほかの三人は翌日、アトラ、ハイマン、スティーブの順番でコールと戦う事が決まるのだった。G・O・Dも佳境に差しせまる中、コールはふと自身の過去を振り返る。

第15巻

少年時代のコール・エマーソンピース・エマーソンを慕い、彼のガンショーを邪魔していると勘違いして、フィリップ・クリムゾンの館を襲撃する。フィリップにブラックウイングを渡され、真実を告げられたコールは、悩みつつも彼らと行動を共にする。そこで見たのは、力に固執する者達が地獄を生み出す光景と、その者達に断罪を下す深紅の処刑人の姿だった。深紅の処刑人として働きつつも、コールは人を殺さずに戦う。しかし、そんな彼を待ち受けていたのは、どこまでも残酷な現実だった。フィリップと敵対するゾラ商会との戦いで仲間を失い、コールは強くなる事を誓う。そして強敵との生きるか死ぬかの戦いの中で、コールは遂に覚悟を決めて戦う事を決意するのだった。

第16巻

ゾラ商会との戦いに勝利したコール・エマーソンだったが、その中で戦ったギャヴィン・ハリスンが姿を消す。ギャヴィンは報復のためピース・エマーソンが率いるガンショー一座を襲っていた。折悪くピースとホープ・エマーソンが留守のあいだだったため、一座の仲間達は全滅。駆けつけたコールはかつての仲間達の死に様を見せつけられるのだった。自身がギャヴィンを殺さなかったために招いた悲劇であり、さらにピースの姿がない事からコールはピースが一人で逃げたと勘違いする。そしてコールは誤解の中で再会したホープを撃ち、再起不能にするのだった。過去の思いをすべて背負ったコールは、G・O・Dホープ・エマーソンと決着をつける覚悟を決める。そして始まるG・O・D頂上決戦。初戦のアトラは、今まで培った暗殺技術のすべてをコールにぶつける。変幻自在のアトラの戦術はコールに一矢報いる事に成功するが、命まで届かず、アトラはその命を散らすのだった。

第17巻

コール・エマーソンは満身創痍になりつつも、ハイマン・エルプトン、スティーブ・バケットの二人を打ち破り、最強の名を証明する。一方、ホープ・エマーソンニコラ・クリムゾンと対決。5年のあいだにコールが如何に苦しんでいるのか気づいたホープは、自身のすべてを投げ打ってコールを止めると誓う。しかしニコラの持つホワイトウィングを見た事で、平和を求める「ピースメイカー」の意思を思い出す。ニコラはそんなホープにホワイトウィングを返却、自らも棄権するのだった。そして遂にホープはコールと対峙。父親の魂を引き継いだホワイトウィングを手に、最後の戦いを始める。

登場人物・キャラクター

ホープ・エマーソン

旅人の青年。ギャンブル好きだが、ポーカーフェイスが苦手なため、周囲からはカモ扱いされている。父親は伝説の早撃ちの達人(クイックドローマスター)、ピース・エマーソンで、父親の技と愛銃「ホワイトウイング」を受け継いでいる。スポットバーストショットをはじめとした神業的な銃の腕前を持つが、人を殺す銃士の生き方には否定的で、決闘に参加するのも嫌う。ホワイトウィングをお守りとして大事にしており、この銃で殺すのは人の皮をかぶった悪魔のみと決めている。また行方不明の兄、コール・エマーソンを探し出し、ホワイトウィングを渡すのを目的として旅を続ける。ニコラ・クリムゾンと偶然出会い、彼女に付きまとわれる形で陰謀にかかわっていく。その中で深紅の処刑人に兄のコールがかかわっている事を知り、赤の国のG・O・D終了後、対決するものの敗北。ホワイトウィングを残して崖下に落下して行方不明となる。5年後、再びコールと戦うために銃士となり、G・O・D目指して決闘者としてニコラの前に姿を現す。5年のあいだにヒゲや髪はさらに伸び、雰囲気も戦いの中でやさぐれていた。

ニコラ・クリムゾン

壊滅したフェードン村に住んでいた少女。フィリップ・クリムゾンの孫で、ジェシカ・クリムゾンの娘。生まれながらに多くの陰謀にかかわっており、深紅の処刑人は彼女を血眼になって探している。母親から唯一頼られる存在として、ホープ・エマーソンの名を教えられていたため、ホープと偶然出会って以降は強引に彼についていく。金色の髪を長く伸ばした可憐な容姿はしているが、実はかなりの大食漢。また生まれから耳ざとく育っており、深紅の処刑人の内情にもかなり詳しくなっている。実は父親はタルカス前国王のハリ・マーコスで、母親はハリを殺した無実の罪を着せられて処刑された。大罪人の娘とされているためタルカス国民から憎まれており、母親の無実を証明したいと考えている。また、その背中にはアース・バウンド計画の詳細が密かに刺青として施されている。5年後、17歳になった際には金髪を長く伸ばしたスタイルのいい女性へと成長。性格も幼少期に比べて明るくなった。しかし食いしん坊なのは相変わらずで、コニー・レヴィンとは毎度のごとく食事の取り合いをしていた。コニーを師匠として手ほどきを受けたお陰で、彼女が太鼓判を押すほどの銃技を身につけた。ホワイトウイングを受け継ぎ、不殺を誓って戦う。

カイル・パーマー

シュワルツの町で小銭稼ぎをしていた青年。ホープ・エマーソンの銃の腕前を見て、彼の技で一山当てようと付きまとう。元は港町マンティコアのカジノで荒稼ぎしていた天才賭博師で、人の機微や場の流れを読むのに長けている。当初は自らの損得のみで動く自分本位な人物だったが、マンティコアの町で、自分の因縁にホープとニコラ・クリムゾンを巻き込んだ事件をきっかけにして、本当の仲間となっていく。鋭い観察眼は敵の動きを見抜くのにも発揮され、一行のブレイン役として活躍する。5年後は、コール・エマーソンが武器を世界中に売りさばいた事で政情が悪化したアバカブの首都、ダニットでレジスタンス活動をしていた。敵であるハイマン・エルプトンを分析し、善戦したが組織は壊滅。仲間達も全滅してしまう。その後、ミクシー・バンクスの手引きでダニットを脱出し、アクアタルカスのレジスタンスと合流。天才的な閃きは健在で、同組織の参謀として活躍し、その策謀でハイマンの動きを封じ、クーデターを成功させる。ニコラやホープとの再会後は、彼らを見守るため行動を開始する。2度目の大闘技都市戦でコニー・レヴィンがホープに敗れて以降、大ケガを負った彼女を世話をし、急速に仲を深めていく。

ビート・ガブリエル

銃士の青年。金髪のワイルドな顔立ちをしている。G・O・Dに参加するため、各地の証明書を集める「証書稼ぎ(コレクター)」で、最強の銃士になる事を目指す。港町、マンティコアでホープ・エマーソンに出会って以降、彼の銃の腕前に興味を持ち、旅に同行する。強者との戦いを求める好戦的な性格をしており、決闘ではバーンズ・スタイルを駆使して戦う。一方、律儀なところもあり、約束は必ず守るのを信条にしている。当初はホープをライバル視しつつも、ビート・ガブリエル自身のバーンズ・スタイルを完全に模倣しながら、さらに自分の技を取り入れるという離れ業を見せたホープに、強い敗北感を抱いた。しかし戦いの中で、自身を追い込む事で一足飛びに成長していく。「サン・ジャシント」と呼ばれる小さな町の出身だが、子供の頃、山に遊びに行っているあいだに町の住人が全員自殺するという怪現象に出くわす。スカイタルカスではサン・ジャシントにまつわる因縁の相手であるピーター・エンフィールドと対決、これを降して因縁に決着をつけた。証明書を集め、赤の国で行われたG・O・Dに参加。万全の状態でコール・エマーソンと決闘するが敗北し、死亡した。彼の愛銃はミクシー・バンクスに受け継がれ、5年後の戦いでも活躍している。

ミクシー・バンクス

タルカス国の資産家の娘。心優しい金髪の女性で、年端もいかないニコラ・クリムゾンが襲われるのを見ていられず、彼女達を助けるため旅の仲間に同行する。タルカス前国王のハリ・マーコスの死にはもともと疑念を抱いており、エルプトン家で取り調べを受ける際に、その疑念が確信へと変わる。お淑やかな雰囲気を漂わせているが、運転技術に関しては天才的な腕前を持ち、車やバイクなど乗り物の運転を担当する。一方、馬車は生き物なので扱えない模様。荒事には慣れていないが、1度目の大闘技都市戦では、最後まで戦い抜いたホープ・エマーソンとビート・ガブリエルを暴走させた馬車でうっかり轢いて倒し、第8代チャンピオンとなる。また医者を志して勉強していたため、一行の傷の手当てなども担当している。当初は命の奪い合いをする銃士に否定的だったが、ビートの戦いを見守る内に心を通い合わせるようになる。5年後は、エルプトン家の陰謀を暴くため、アクアタルカスのレジスタンスとして活動。孤立していたカイル・パーマーを助け、彼の助けを借りる事でエルプトン家の悪事を暴いた。ビートの愛銃を受け継いでおり、お守り代わりにつねに持っている。

コニー・レヴィン

深紅の処刑人に所属する女銃士。金色の髪を左目を隠すように長く伸ばしたクールビューティーで、イコノクラストの大闘技都市では「絶対王者」として君臨している。使う銃はショットガンにもかかわらず、目にも留まらない早撃ちを見せる。気配を完全に消す技能に長けており、歴戦の銃士にも気づかれずに近づく事が可能。また「夜眼族」と呼ばれる特殊な一族の出身で、左目は夜行性の野生動物じみた視力を持つ。気配を消す能力と併せる事で、暗闇や障害物の多い街中での戦闘では無類の強さを誇る。ニコラ・クリムゾンを捕まえるためホープ・エマーソン達の前に姿を現し、彼らと戦う。ジェシカ・クリムゾンには命を救われた過去があり、ニコラの命を確保しつつも彼女を救うつもりだったが、コニー・レヴィン自身も陰謀の道具として利用されていた事を知り、ニコラをホープに託す。その後、深紅の処刑人を抜け、単独行動を取るようになる。赤の国のG・O・D終了後、ニコラが一人で生きていけるように、師匠として戦いの技術を叩き込む。5年後はニコラの師匠兼同志として行動を共にする。ニコラの師匠として過ごす内に技量が洗練され、さらに強くなったが、2度目の大闘技都市戦でホープに手足を砕かれて戦線離脱。その後、看病をしてくれたカイル・パーマーと急速に仲を深めていく。

コール・エマーソン

ホープ・エマーソンの兄。「銃神」の異名を持つ世界最強の「GUNMAN(ガンマン)」で、現在は深紅の処刑人に所属している。ヒゲも髪も伸ばし放題ながら、目付きが鋭く、野性味のある雰囲気を放っている。「ブラックウイング」を愛銃とし、6連射のスポットバーストショットをはじめホープを超える銃技を持つ。G・O・Dの頂点に君臨しており、赤の国のG・O・Dではビート・ガブリエルと決闘。圧倒的な実力でビートを殺し、その後、ホープも倒した。独自の思惑で暗躍しており、アース・バウンド計画の真実を知る者を密かに消し去り、最後にはフィリップ・クリムゾンを殺し、その後継者となる。5年後は正式にフィリップの地位を受け継ぎ、死の商人として武器を世界中にばら撒いていた。その際にはヒゲを剃り、髪をオールバックにした紳士然とした姿になっている。銃神の異名は健在で、世界最高峰の地位に就いてもG・O・Dの頂点に君臨し、挑戦者を倒し続けている。その本心は原子爆弾の存在を恐れ、武器の需要を満たす事で原子爆弾の存在を抑制する事が目的だった。何でもそつなくこなすが、実は美的センスが壊滅的で、彼が選んだG・O・D会場の門のデザインは全員が内心で悪趣味と思っていた。

フィリップ・クリムゾン

世界中に武器を売りさばく死の商人の男性。ニコラ・クリムゾンの祖父。孫娘のニコラが何らかの秘密を握っていると知り、それを手に入れるため、深紅の処刑人を使ってニコラの身柄を狙う。ニコラの背中の刺青については知らなかったが、それを知って以降は失われたアース・バウンド計画の再動を狙う。原子爆弾を各国に作らせる事で、抑止力による世界平和を実現しようと目論むが、原子力爆弾の存在を忌避するコール・エマーソンによって殺された。実は世界を先読みする尋常ならざる予見能力を持ち、この力で世界の情勢を読み解いて大成した。コールを後継者として相応しいと考え、彼に殺されるのも予測していた。そのためフィリップ・クリムゾンの遺言状には、自らの正式な後継者としてコールの名が記されていた。幼少期から類まれな予見能力を持っていたが、周囲が信じず、争いが起こるとわかっていても防ぐ事ができなかった。そのため、ピース・エマーソンやウィル・エマーソンを盟友にし、武器の供給をコントロールする事で戦争をコントロールしようと考える。しかし、それが結果的に新たな憎悪や悲劇を作る結果となってしまった。

ピース・エマーソン

ホープ・エマーソンとコール・エマーソンの父親。現在は故人。伝説の早撃ちの達人(クイックドローマスター)と謳われた人物で、各地でガンショーを行って人気を博していた。彼にあこがれて銃士になった者も数知れず、今でもその名は轟いている。実は若かりし頃は、フィリップ・クリムゾンの盟友として深紅の処刑人に所属していた。戦争をコントロールするというフィリップの理念に共感したが、彼と共に力を追い求める余り、「無慈悲の天使」という異名で恐れられる銃士となる。当時は「ブラックウイング」を愛銃としていた。兄のウィル・エマーソンが組織を抜けた際に彼を殺すが、それをきっかけに自分もフィリップに騙されていた事に気づき、フィリップと袂を分かつ。実はホープとコールはウィルの子供で、ウィルを殺したあと、後悔と自責の念に駆られて彼らを育てる。その後、コールがすべての真実を知って以降は、すべてを彼の意思に委ねていた。誤解とすれ違いの中で銃を突き付け合う状況となるが、憎しみの連鎖を終わらせるため無抵抗な状態でコールの銃の前に姿をさらす。そして命を奪われなかったものの、銃士としては再起不能状態となった。

ハイマン・エルプトン

エルプトン家の跡取り息子。コール・エマーソンがフィリップ・クリムゾンの跡を継いで以降、世情が不安定となったアバカブ国に攻め入り、カイル・パーマーの所属するレジスタンス組織と戦っていた。その後、高齢となった父親のオディオ・エルプトンから正式に、アクアタルカスの最高指導者の地位を引き継いでいる。カイゼル髭を生やした筋骨隆々とした大男で、最高指導者の地位にありながら銃士としても非常に優秀。苛烈な部分が目立つため、敵や民からは恐怖の対象で見られているが、豪快で勇猛な戦いぶりから、軍内には彼に忠誠を誓う者も多い。カイルの策謀と成長したニコラ・クリムゾンの銃技によって完膚なきまでに敗北。その後は手勢を引き連れてサンドタルカスに亡命しようとするが、亡命先の裏切りに遭って命を狙われる立場となる。敵だったカイルに助けられ、国外へと脱出。世界を回る中で、上流階級で育ってきたゆえ、ハイマン・エルプトン自身の読みがいかに甘かったかを実感する。そしてパン・ジェシンや子供たちとの出会いをきっかけにして、コールを倒すためにG・O・Dの参加を決意する。

宝順院 英神 (ほうじゅんいん えいしん)

赤の国出身の修行僧の男性。法衣をまとった筋骨隆々とした大柄な体形をしている。エンペラーガーデンのG・O・Dの参加選手だが、銃を使わず、下駄に仕込んだ刃物を使って戦う。鍛え上げた肉体と技術からくる下駄の投擲(とうてき)は素早く、並みの銃士の早撃ちを凌駕するほど。また格闘技術も高く、素手で戦っても高い戦闘能力を誇る。諸国を巡り、この世の地獄を見た事で、その元凶であるコール・エマーソンを倒す事を決意して、G・O・Dに参加した。G・O・Dでは一回戦を勝ち抜くも、二回戦でスティーブ・バケットと激しい格闘戦の末に敗北した。敗北後も生き残っており、G・O・Dを見届け、コールが生き残った場合は次のG・O・Dに再戦すると宣言する。

ルイスV世

「シャッセンの呪術師」の異名で呼ばれる占い師の青年。黒い髪を長く伸ばし、黒いマントに縁が広い帽子をかぶった魔法使い然とした姿をしている。エンペラーガーデンのG・O・Dの参加選手で、タロットカードを武器に使う。占いを生業とするルイス一族の出身で、一族は占い結果を絶対とするあまり、暗殺では無理やり占い結果を成就させる悪行を重ねていた。そのため、ルイスV世も幼い頃から暗殺術を叩き込まれており、昔は占い結果を成就させるために人殺しを行っていた。ただし、成長したルイスV世の占いの的中率はかなりのもので、暗殺などの必要性はなくなっている模様。G・O・D一回戦終了後の夜は、占いで暗殺作戦が行われるのを事前に察知し、ほかの参加者に警告する事で大きく助けている。カードに支配され、言われるままに人を殺す自分を罪人と考え、その運命から解放されるため、G・O・Dに参加。G・O・D二回戦では、占いで自分は負けるという結果が出たのを承知しつつ、運命に逆らうためにホープ・エマーソンと戦う。その際、カードではなく銃を使うという意表をついた戦法を取るが敗北し、死亡した。

ジェシカ・クリムゾン

フィリップ・クリムゾンの娘で、ニコラ・クリムゾンの母親。上品な雰囲気を漂わせた金髪女性で、双子の妹のアトラ・クリムゾンと瓜二つの容姿をしている。タルカスの国王であるハリ・マーコスを暗殺したとされ、処刑された。しかし、マーコスを殺したのは双子の妹のアトラで、冤罪だった。処刑される寸前に、ニコラの身にアース・バウンド計画の秘密が刻まれているのを知り、ニコラを守る事を決意。彼女をフェードン村に住む親友のルーシーに預け、ニコラに万が一の事があった場合、ホープ・エマーソンを頼れという伝言を残した。実はフィリップの予見能力を受け継いだ唯一の人間で、フィリップの陰謀を見抜いていた。

ゴートン・ヘッケル

深紅の処刑人に所属する男性。禿頭の巨漢で、ふつうの人では持ち運ぶ事すら困難な特注品の機関銃を振り回して戦う。その破壊力は絶大で、「戦場の掃除屋」の異名で知られる。厳つい見た目に反してかなり理知的な性格をしており、無闇に暴力を振るうのを嫌う。ニコラ・クリムゾンを確保する任務を引き受けた際も、ホープ・エマーソンの腕を前に敗北を認め、一度はおとなしく身を引いたほどで、基本的に対話を重んじる。一方、無秩序に暴力と闘争を広げる者には容赦しないところがあり、フィリップの闘争を広げない理念に賛同し、長年彼のもとで戦い続けた。しかし、アース・バウンド計画には否定的な見解を持っており、それを利用しようとするフィリップの事を内心では快く思っていなかった。そのため、コール・エマーソンの行動を支持しており、5年後はフィリップの後継者となったコールの理解者として動く。ニコラの秘密が世界中にバレて以降は、ニコラを保護するために一行の前に現れた。バケット特別隊と懸命に戦うが、スティーブ・バケットに左腕を切り落とされ、重症を負う。

ギャヴィン・ハリスン

ゾラ商会に雇われた男性。「切り裂きギャヴィン」の異名を持つ暗殺者で、刀剣類を使った暗殺を得意とする。実はかつてピース・エマーソンに敗北した事で暗い復讐心を抱くようになり、その後、ピースが銃士を引退した事でコールに目をつけた経緯がある。しかし、若かりし頃のコール・エマーソンと戦って追い詰めた時、死の間際で自らの力を理解したコールに敗北。これにより、コールとピースに対して正気を失うほどの憎悪を抱いていた。のちにピースのガンショー一座を襲い、その後はコールによって殺される。

ジョエル・バーンズ

スカイタルカスで義勇軍をまとめる老齢の男性。生ける伝説とすら謳われる歴戦の銃士。バーンズ・スタイルの生みの親で、師匠としてビート・ガブリエルにジョエル・バーンズ自身の編み出した技を叩き込んだ。「無慈悲な天使」と呼ばれた頃のピース・エマーソンを知っており、ホープ・エマーソンの戦いざまにかつてのピースの姿を重ね合わせたが、殺さずに戦うホープをビートのよきライバルとして認め、気に入る。バーンの成長を見届け、スカイタルカスの戦いが終われば銃を置いて引退するつもりだったが、その前に最後の仕事としてコール・エマーソンと決闘する。しかしコールに敗北、死亡した。

アトラ・クリムゾン

ジェシカ・クリムゾンの双子の妹。容姿はジェシカと瓜二つの金髪女性で、その容姿を生かしてタルカス前国王であるハリ・マーコスを暗殺した真犯人。最強と言われるほどの凄腕暗殺者で、息子のエイドリアン・クリムゾンに暗殺技術の手ほどきをしている。父親であるフィリップ・クリムゾンが求めた予見能力が受け継がれなかったため、母親共々、不遇の生活を送っていた。そして母親のクリムゾンを滅ぼすという遺言を聞き、クリムゾンに対して憎悪を抱くようになる。のちにそれらの経緯が、フィリップが自身に憎悪を抱かせたうえで、アトラ・クリムゾンが暗殺者として大成するように仕向けられたものだと知って絶望。唯一の理解者である夫も殺された事で、その絶望すらフィリップに仕向けられた物だと知る。その後は幸せそうなジェシカへの嫉妬から、彼女に冤罪をかぶせようとした。現在では、クリムゾンとエルプトンの一族を滅亡させるべく暗躍しており、コール・エマーソンに敗れたホープ・エマーソンを助けたりしている。しかしそのクリムゾンへの反逆そのものが、フィリップにそう仕向けられたものだという一抹の不安を感じている。暗殺者としての実力は年を経ても健在で、多彩な技をあやつる。

エルトン

深紅の処刑人に所属する男性。ゴートン・ヘッケルの付き人の老人で、彼からは頼れる存在として一目置かれている。エイドリアン・クリムゾンの父親とは何度もくつわを並べて戦った戦友で、ニコラ・クリムゾン救助の任務で偶然、エイドリアンに出くわした際には目をかけていた。ニコラを守るため、襲い掛かったバケット特別隊と戦うが、エイドリアンをかばって致命傷を負う。エイドリアンの父親が死んだ経緯を人づてにしか聞いていないため、アトラ・クリムゾンが殺したと思っており、末期にその事を伝えた。

イアン・ウェンディーズ

深紅の処刑人に所属する小柄な体形の男性。ニコラ・クリムゾンを取り戻すため、彼女たちが乗った客船を襲った。性格は神経質なうえに粘着質な自信家。入念に準備を行い、万全の体制で敵を追い詰める事を好むが、アクシデントが起きると失敗を認められないなど、度量が狭い。最新式の時限爆弾をあやつり、その爆発で敵の動きを誘導する戦術が得意。またイアン・ウェンディーズ自身も動きが機敏で、気配を察知する能力が高く、「カマイタチ」の異名で呼ばれるほど、その戦闘能力は高い。小柄な体格にコンプレックスを抱いており、「チビ」と言われると逆上する。ニコラたちを襲うが、カイル・パーマーに仕掛けを見抜かれ、ホープ・エマーソンとビート・ガブリエルに敗北し、最期は生き恥をさらす事を選ばずに自爆して果てた。敗北前にニコラの秘密に気づき、その秘密をひそかにフィリップ・クリムゾンに報告している。

ティム・ロイ

銃士の青年。どこかひょうきんな雰囲気を漂わせた冴えない男性で、強そうには見えないと周囲から囁かれている。そのため、赤の国で行われたG・O・Dでも、賭けのオッズが大穴扱いされていた。父親は銃士だが、ティム・ロイが生まれたのと同時に引退。しかし父親は銃士以外の生き方を知らなかったためにまともな職にも就けず、幼い頃は父親ともども貧しい生活を送っていた。生活に疲れ果てていた頃、ピース・エマーソンのガンショーを父親と見て感動。父親といっしょになってピースの技を研究し、自分たちも「ロイファミリー」としてガンショーを始め、成功する。このためピースの大ファンで、彼の使っていた曲芸撃ちも扱える。しかし、コール・エマーソンによって父親を殺され、その幸せも踏みにじられる。現在は復讐心にとらわれ、彼を殺すためにG・O・Dに参加した。自身を人殺しの悪魔だと自覚しており、ピースの魂を受け継ぐホープ・エマーソンに自分のようになるなと忠告した。銃の腕前は当時のホープを超えており、スポットバーストショットすら華麗に使いこなす。G・O・D決勝でビート・ガブリエルと対決。敗北後、彼にコール打倒を託して死亡した。

ミック・ラザフォード

タルカス国の公爵の地位に就く高齢の男性。ヒゲを生やし、痩身の体形をしている。現在はスカイタルカスに居を構えており、表向きはラザフォード財団の御曹司としてスカイタルカスの義勇軍を支援し、裏では義勇軍と敵対するカンサス教団を引き入れていた。世界の歴史に偉人として名を残す野望を持っており、カンサス教団に義勇軍を殺させる事で、ミック・ラザフォード自身の名前を歴史に刻む事をもくろむ。また、かつて行われたアース・バウンド計画にもかかわっており、みんなが原子爆弾を恐れてデータを消去している中、アトラ・クリムゾンが連れてきたニコラ・クリムゾンに計画の詳細を刻んだ。その後、フィリップ・クリムゾンがニコラを隠したため、オディオ・エルプトンと共謀してジェシカ・クリムゾンにタルカスの国王であるハリ・マーコスを殺した罪を擦りつけている。カンサス教団の決起集会を行っていたところに、カイル・パーマーとニコラが襲来したため、彼らに自らの行った非道を語る。その後は、コール・エマーソンに連れられて姿を消す。アース・バウンド計画を独占するため、当時の関係者をコールと共に殺し回っていたが、全員殺し終わったあと、仕上げとしてラザフォードもコールに殺された。

張 黄龍 (ちゃん ほわんろん)

忠の国出身の老爺。好々爺然としているが、裏社会では知らない者はいないとされるほど世界的な暗殺組織の最高権力者であり、同時に最強とされる暗殺者。エンペラーガーデンのG・O・Dに参加し、暗躍する。アース・バウンド計画の詳細を欲しており、そのためにニコラ・クリムゾンをさらおうと画策する。G・O・D一回戦では自身とニコラの対戦相手をひそかに暗殺し、その夜、一回戦を勝ち抜いた選手を皆殺しにし、ニコラを確保しようともくろむ。選手たちの宿泊するホテルに罠を仕掛け、多数の暗殺者で仕留める「黒蜘蛛(ヘイチシュ)」作戦を立て、実行する。しかし、選手たちの予想外の手強さに失敗。最後は証拠隠滅のためにすべてを爆破してもみ消そうとするも、アトラ・クリムゾンに作戦を見抜かれていたため、そちらも失敗する。最期は自分の組織の人間に作戦失敗の責任を取らされ、粛清された。

スティーブ・バケット

傭兵隊「バケット特別隊」を率いる中年の男性。数々の戦場で伝説を作った凄腕の傭兵で、自らが率いる部隊と合わせて「失敗しない部隊(アンフェイルドフォース)」の異名で呼ばれる。黒いヒゲを生やし放題にして、闘争を求める粗野な性格をしている。ニコラ・クリムゾンの秘密が世界にバレたあと、ニコラを捕獲する依頼を受け、ニコラたち一行に襲い掛かる。脊椎反射レベルの攻撃と回避を行い、ホープ・エマーソン相手にも終始優位に戦ったが、ニコラに思わぬ反撃を受けて面食らう。その後、態勢を整えて追撃に移るがコール・エマーソンに敗北した。コールに殺されなかった事を屈辱に思い、雪辱のため、エンペラーガーデンで行われるG・O・Dに選手として参加する。素手でG・O・D参加者相手に戦い抜き、コールへの挑戦権を手にする。コールとの戦いではナイフを手にし、銃相手に接近戦を挑むが、熾烈な戦いの果てにコールに敗れ、殺された。

オディオ・エルプトン

エルプトン家の当主を務める老人。現在は最高指導者の地位に就いており、アクアタルカスを実質的に牛耳っている。ニコラ・クリムゾンを、タルカス前国王であるハリ・マーコスを暗殺したジェシカ・クリムゾンの娘だと見抜き、彼女の排除のために追っ手を差し向ける。実はクリムゾンと深いつながりを持っており、ハリ・マーコス暗殺の片棒を担いだ張本人。自分の野望を実現するため、タルカス前国王を排除し、その秘密を知るジェシカに冤罪を被せ、処刑した。ニコラを殺すため、その後も次々と刺客を送り込む。5年後は、老衰によってすっかり痩せ細る。エルプトン家の当主も息子のハイマン・エルプトンにゆずり、自分はエルプトン城で養生していたが、侵入してきた成長したニコラを前に怯え、ショック死する。

ピーター・エンフィールド

深紅の処刑人に所属する盲目の男性。「死の魔術師」の異名を持つ不気味な人物で、一瞬で百人以上の命を奪ったなどの逸話を持つ。上品な身なりで、武器は二丁のオートマチック式拳銃をあやつる。カシム・ファミリーの報復に訪れたコニー・レヴィンの前に現れ、彼女を撃退。その後、ニコラ・クリムゾン奪還の命を受け、マウントタルカスへと向かう。当初はニコラをすぐに奪還するつもりだったが、ビート・ガブリエルの名を聞いて彼に興味を持ち、決闘をする事を決める。実はビートと同じサン・ジャシントの町出身で、町を壊滅させた犯人。「黒調香師(ブラックパフューマ—)」と呼ばれる香料を使った毒薬のスペシャリストで、サン・ジャシントも彼が作った毒薬で壊滅させた。特別に調合した香料で、敵の神経や感覚を麻痺させるのを得意とする。また純粋な銃の技量も高く、感覚が鋭敏なため、盲目にもかかわらず驚異的な銃の精度と早撃ちを誇る。ビートと決闘を行い、敗北。最期は憑き物が落ちたかのように穏やかな表情となり、ビートが生きている事に希望を見いだして死亡した。

パン・ジェシン

小国ラゴウの森林地帯で孤児の面倒を見ている中年の男性。コール・エマーソンの就任とともに戦線が拡大するラゴウで、戦渦に巻き込まれた子供たちを保護しながら、軍の目が届かない森の奥地で暮らしていた。国を追われ、見知らぬ異国の地で子供を救おうとしたハイマン・エルプトンを助け、自分の村に匿う。元深紅の処刑人の一人で、高い戦闘能力を持ち、ハイマンに闘気をコントロールする術を伝えた。ハイマンを匿った事で、パン・ジェシン自身の村も軍に目をつけられたが、ハイマンを労わり、子供たちと協力して逃亡する。追っ手を殺しながら逃亡していたが、人質に取られた子供を助ける際に負傷。その後はその場にとどまり、子供たちとハイマンを逃がすために軍の足止めを行う。コールを殺して現状を変えたいと考えており、実はひそかにエンペラーガーデンで行われるG・O・Dに参加するつもりだった。子供たちと別れる際、ハイマンに集めた証書を託す。その後、消息不明となるが重症を負ったものの生きており、G・O・D開催後、コールと戦うハイマンの前に姿を現し、彼の戦いを見届けた。

イズ・チャカカ

少数民族ダイニ族の生き残りの青年。褐色の肌に剃り上げた頭が特徴で、上半身をさらす民族衣装に身をまとう。エンペラーガーデンのG・O・Dの参加選手で、銃を使わずに民族由来の武器を使って戦う。毒吹き矢やブーメラン状の武器カイリーなど扱う武器は多彩で、天性の機敏に動く体もあって、銃を持った相手にも圧勝する実力を持つ。ダイニ族は侵略者たちによって滅亡寸前で、自分たちの村を侵略するためにやって来た軍勢の中で、唯一自分たちを助けてくれた男を信用し、うながされるままダイニ族を救うために傭兵として働き出した。マネージャーは一言目には「金」と言う守銭奴だが、蛮行を嫌ってダイニ族の村に金を渡しているため、イズ・チャカカとはいいコンビとなっている。G・O・D二回戦では、ハイマン・エルプトンと対戦。終始優位に立ち、ハイマンの銃の弾丸が尽きるまで攻撃をかわしたが、最後に彼の拳をくらって敗北を認める。毒吹き矢でハイマンを殺す寸前まで追い詰めたが、敗北を認めたあと、彼に解毒剤を与えてG・O・Dを去った。

エイドリアン・クリムゾン

アトラ・クリムゾンの息子。金色のロングヘアをした青年で、ニコラ・クリムゾンとは同年代のいとこの関係にあたる。感情を表に出さない冷静な性格をしているが、実はかなりの負けず嫌い。特に同年代であるニコラには対抗心をよくあらわにする。クリムゾンを滅ぼすという母親の目的を叶えるため、幼い頃より暗殺技術を磨いてきた。暗器の扱いに長け、特に投げナイフの腕前はかなりのもの。当初は母親の意思通り行動し、ホープ・エマーソンと行動を共にしつつも、エンペラーガーデンで行われるG・O・Dには不参加の予定だった。しかしエルトンの遺言を聞き、自分の意思で行動する事を決意してG・O・Dの参加を決める。ニコラと行動をするうちに彼女に惹かれており、母親の大願成就とニコラを危機から遠ざけるため、G・O・D優勝を目指す。G・O・D開催までの半年間、ニコラと行動するうちに投げナイフの腕は神業レベルまで習熟したが、アトラからは実力不足を指摘され、G・O・D二回戦でアトラと戦って敗北した。

集団・組織

深紅の処刑人 (しんくのしょけいにん)

『PEACE MAKER』に登場する、私設軍隊の呼称。世界中に武器を売りさばく、死の商人フィリップ・クリムゾンが、敵対する組織を潰すため、それぞれに特殊な能力を持つ銃士たちを集めて作った組織。歯向かう者は容赦しない残虐性を相手に恐れられている。ニコラ・クリムゾンの母、ジェシカ・クリムゾンと、ピース・エマーソンもかつては処刑人の1人として活動していた。

イベント・出来事

G・O・D (がんず・おぶ・どみねいしょん)

3年に1度行われる銃士の世界最強決定戦。各地で行われる決闘を勝ち抜き、7枚の証書を手に入れた「GUNMAN」のみ参加できる試合で、世界中から選りすぐりの猛者達が集う。開催国は毎回変わっており、ビート・ガブリエルの参加したG・O・Dは赤の国(レッド)で開催された。G・O・Dに優勝した者は、現G・O・Dチャンピオンへの挑戦権が与えられ、世界最強の「GUNMAN」を賭けて戦う事ができる。現チャンピオンはコール・エマーソンで、挑戦者を倒し続け、エンペラーガーデンで開催されたG・O・Dでも未だに最強のGUNMANとして君臨し続けていた。

場所

フェードン村 (ふぇーどんむら)

シュワルツの町近郊の村。フィリップ・クリムゾンに反抗的な態度を取ったため、深紅の処刑人によって村は壊滅し、村人は唯一の生存者であるニコラ・クリムゾンを残して全滅した。実は決闘の運営資金として使われている偽紙幣を村ぐるみで作っていた。村の教会には隠し地下部屋があり、そこには造幣局にあるような施設が一通りそろっている。村人は偽紙幣作りを生業としていたが、増長した一部の村人がフィリップにその事実を使って脅迫したため、深紅の処刑人の逆鱗に触れてしまったのが村の滅びた真相だった。

その他キーワード

ホワイトウイング

ホープ・エマーソンの愛銃。「平和を作る者(ピースメイカー)」の別名でも知られるコルトSAA(シングルアクションアーミー)で、グリップの部分に名の由来となった白い翼の装飾が施されている。平和への祈りが込められており、ピース・エマーソンはこの銃を使ってガンショーを行い、人々に笑顔を与えていた。このため、この銃を使って人殺しをするのはご法度とされ、ホープもこの銃が撃つのは「人の皮を被った悪魔」だけだと答えている。またホープは大事なお守りとも思っており、この銃をコール・エマーソンに託すのを旅の目的としている。ホープとコールの実父であり、ピースの兄のウィル・エマーソンがもともとの持ち主で、彼の死後ピースに渡り、そしてホープへと受け継がれた。その後、コールとホープの対決でホープの手から離れ、ニコラ・クリムゾンに受け継がれる事となる。

ブラックウイング

コール・エマーソンの愛銃。「平和を作る者(ピースメイカー)」の別名でも知られるコルトSAA(シングルアクションアーミー)で、グリップの部分に名の由来となった黒い翼の装飾が施されている。「無慈悲な天使」と呼ばれた頃のピース・エマーソンが愛用した銃で、その銃には殺された人々の怨念が染みついている。その中にはコールの実の父親であるウィル・エマーソンの姿もあり、妖刀ならぬ妖銃ともいうべき存在になっている。ピースはウィルを殺したあと、今までの行いを悔いてこの銃を海へと捨てたが、フィリップ・クリムゾンが手下に命じて回収し、コールに渡した。そしてコールと共に数え切れない怨念を吸い続けた結果、人知を超えた力を発揮するようになる。フィリップ暗殺の際には、銃を持ち込めない部屋にもかかわらず、コールの手元に現れた。

決闘 (でゅえる)

銃士同士の対決。世界中の町で盛んに行われ、命のやり取りをする決闘は娯楽として非常に人気がある。賭けも頻繁に行われており、決闘の勝者にも大量のファイトマネーが贈られる仕組みとなっている。ルールは町ごとに細かく違うが、基本は約6メートルの間合いに陣取り、対象を先に戦闘不能にした者が勝利というもの。6メートルという間合いで戦うのに銃が最も適しているというだけで、武器は剣でも毒でも、なんでも自由。また決闘の参加は自己責任で、相手を殺しても罪に問われる事はない。またイコノクラストの「大闘技都市(バトルフィールド)」のルールは決闘の中でもかなり異色で、大規模な廃墟を利用したバトルロイヤル形式の戦いとなっている。それぞれの町には決闘を勝ち抜いたチャンピオンがおり、彼らに勝ち抜く事で証書を手に入れる事ができる。証書を七枚集めた者には「GUNMAN(ガンマン)」の称号とG・O・D参加資格が与えられる。

アース・バウンド計画 (あーすばうんどけいかく)

クリムゾン・カンパニーが主導した計画。リザード島で行われた新型爆弾のテストで、その実験で使われた「原子爆弾」は、実験を主導したクリムゾンの人間の予想を超える威力を発揮し、リザート島のすべてを焼き尽くした。実験にかかわった者は、その威力に恐怖を抱いて計画の詳細を闇に葬ったが、ミック・ラザフォードはひそかに計画の詳細と原子爆弾の製造法をニコラ・クリムゾンの背中に刺青として残した。フィリップ・クリムゾンは一度は闇に葬ったアース・バウンド計画を復活させ、核の抑止力による世界平和を実現する事をもくろむ。

スポットバーストショット

銃の曲芸撃ち(トリックショット)の一種。一点の場所に複数の弾丸を撃ち込む高等技術で、あまりに早すぎる連射なため、銃声が一つしか聞こえないという特徴がある。ピース・エマーソンが編み出した技で、その技を受け継いだホープ・エマーソンは抜いたときに右親指でハンマーをコックして一発、ファニングの際に左親指でコックして二発、さらに薬指でコックする三発の三連発のスポットバーストショットを得意とする。またティム・ロイもピースのガンショーを見て父親と研究し、四連発のスポットバーストショットを身につけている。コール・エマーソンもこの技を身につけており、彼の行う六連発のスポットバーストショットはマズルフラッシュが光り輝いて見える。

バーンズ・スタイル

銃士が決闘で使うスタイルの一種。ジョエル・バーンズが編み出したため、「バーンズ・スタイル」の名を冠している。相手に対して半身姿勢に構えて戦うスタイルで、利き手と急所を隠すため、防御に秀でているという利点があるが、一方でアクションが複雑なうえにファニングもしづらいという難点も存在する。ビート・ガブリエルは師匠から受け継いだバーンズ・スタイルを使って決闘を戦い抜き、赤の国のG・O・Dでは対戦相手に「みごとな金城鉄壁の構え」と評されるほど、技を洗練された物へと昇華させた。

書誌情報

PEACE MAKER 全17巻 〈ヤングジャンプコミックス・ウルトラ〉 完結

第1巻

(2008年1月発行、 978-4088773902)

第2巻

(2008年8月発行、 978-4088774992)

第3巻

(2009年2月発行、 978-4088776064)

第4巻

(2009年10月発行、 978-4088777498)

第5巻

(2010年5月発行、 978-4088778679)

第6巻

(2010年11月発行、 978-4088790695)

第7巻

(2011年6月発行、 978-4088791678)

第8巻

(2012年1月発行、 978-4088792620)

第9巻

(2012年7月発行、 978-4088793801)

第10巻

(2013年2月発行、 978-4088795058)

第11巻

(2013年8月発行、 978-4088796376)

第12巻

(2014年2月発行、 978-4088797557)

第13巻

(2014年9月19日発行、 978-4088900049)

第14巻

(2015年3月19日発行、 978-4088901794)

第15巻

(2015年9月18日発行、 978-4088902586)

第16巻

(2016年2月19日発行、 978-4088903620)

第17巻

(2016年7月19日発行、 978-4088904849)

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