Papa told me

Papa told me

まだ幼い頃に母親を亡くし、父親と二人暮らしの少女的場知世の視点から見える日常を綴った物語。普通の子供とも大人とも異なる独特の感性を持つ知世の自由闊達な心の動きが、繊細な筆致で丁寧に描かれている。さらに、脇を固めるキャラクターの多くが、些細だが本人にとっては切実な問題を抱えており、さまざまな方法でそれに対処していく様も描写されている。また、いくつかのエピソードでは、ファンタジックなストーリーが展開することもある。

概要

大人びた性格と独特の感性を持ち合わせた小学生的場知世。幼い頃に亡くなったお母さんの記憶はおぼろげだが、世界で一番大好きなお父さんとの毎日を心から楽しんでいる。社会的には未熟で無力な子供として扱われ、世間の常識や良識的な大人たちによって傷つくこともあるが、わかってくれる大人もいるし、何よりお父さんがいる。自分を曲げず、子供であることにも甘えず、知世はお父さんとの大切な日々を重ねていく。

登場人物・キャラクター

主人公

まだ小学生だが、精神年齢が高く非常に聡明な少女。ごく幼い時分に母を亡くし、父である的場信吉と2人で暮らしている。母のことはおぼろげにしか覚えていないが、父のことは大好きで、ややファザーコンプレックス気... 関連ページ:的場 知世

的場 信吉

的場知世の父親で文筆業者。ジャンルは不明だがすでに何冊もの著作があり、エッセイや書評が好評であるらしい。背が高くハンサムな上に、それなりに著名人であることから、縁談も多いが、亡妻への想いと最愛の娘との生活を守るため独身を貫いている。

的場 百合子

的場信吉の妹で、大手化粧品会社に務める独身キャリアウーマン。事あるごとに、兄と姪の住むマンションに顔を出す。姪である的場知世とは、その年齢差にも拘らず親友のような付き合いをしており、自分の生き方を認めてくれない母との確執や仕事上の悩みなども打ち明ける間柄にある。

文芸誌ブックエンドの女性編集者で、的場信吉の担当として頻繁に的場家を訪れている。信吉の著述のファンであると同時に、職分を超えた好意を抱いている様が読み取れる。信吉と初めて会った際には、未熟さを感じさせ... 関連ページ:北原 ひとみ

的場知世の母で故人。知世が幼児のときに他界しており、知世の記憶の中の彼女はおぼろげである。そのためか、知世の夢やイメージの中では妖精のような姿で登場することが多い。的場信吉と出会った時点で、かなり年嵩... 関連ページ:的場 千草

的場新吉の従兄弟の息子で、的場知世にとってははとこに当たる少年。中性的な美少年で、年齢も知世と変わらず、知世のいたずら心で女装させられた際には、姉妹のようにそっくりな姿となった。内向的な性格であり、体... 関連ページ:的場 強

小川さん

的場家に出入りしている初老の家政婦。複数の家庭と契約しており、的場家には月に数回訪れているようである。元教師で、夫には先立たれ息子も独立している。非常に活動的な女性であり仕事以外の日にはボランティアなどにも参加している。知世からは「スーパー家政婦さん」と呼ばれる。

唐沢

穏やかで知的な老爺。現役を退いた元区長で知世からは元区長さんと呼ばれている。自身が所有していた屋敷の敷地を公園にする条件で区に寄贈したが、邸内のバラ園だけは所有権を移さず、ひとりでその管理を行っている。出歩く際には常にペットの小型犬アンドリューを同行している。

奏子と詩子

知世が行きつけにしている雑貨屋&喫茶店アリスカフェを経営している美人姉妹。双子で髪型や服をいつもおそろいにしている。20代中頃~30代前半に見えるが、年齢は不詳。浮世離れしたところがあり、店には不思議な商品が並ぶこともあるなど、普通の人間ではないと思われる描写がされることがある。

本郷 雄一郎

知世が行きつけにしている雑貨屋&喫茶店アリスカフェで、ケーキ作りと雑用を担当している少年。家出して行き倒れていたところを詩子に拾われ、なし崩しにアリスカフェで働くことになった。

乾 鷹彦

政治家を父に持つ少年。まだ小学生だが、美形でそつがなく、近隣の中学生女子などからも人気があるが、本人は体面を取り繕うばかりの家族に多大なストレスを感じている。自分より年下なのに確固たる自分の世界を持ち、なおかつ周囲とも上手くやっている知世と出会い、その存在を気にかけるようになる。

モデルのような外見をした小説家の男性。女性からの人気が高く、数々の浮名を流している。北原ひとみにも熱烈にアタックしているが、相手にされていない。見た目も書くものも軽いが、実は過去のトラウマから女性との... 関連ページ:宇佐美 淳

苅部 月子

的場家と同じマンションでひとり暮らしをしている美女。銀座のクラブカメリアのナンバー1ホステスだったが、ある日仕事をすっぱり止めて、アリスカフェの近くに花屋を開業、的場家には、彼女の店から買った鉢植えが置かれるようになった。

知世の母千草の元夫であった画家。亭主関白で頑固ではあったが、千草のことは愛しており、自分と千草の離婚を拒否し続けた。最終的には離婚を承諾したが、後に千草が早世したことで結果的に的場幸吉との結婚生活を短... 関連ページ:香原

書誌情報

Papa told me 全27巻 集英社〈ヤングユーコミックス〉 完結

第1巻

(1993年2月発行、 978-4088640136)

第2巻

(1993年7月発行、 978-4088640242)

第3巻

(1993年8月発行、 978-4088640327)

第4巻

(1990年3月発行、 978-4088640488)

第5巻

(1990年6月発行、 978-4088640549)

第6巻

(1993年1月発行、 978-4088640693)

第7巻

(1991年8月発行、 978-4088640839)

第8巻

(1992年2月発行、 978-4088640952)

第9巻

(1992年7月発行、 978-4088641058)

第10巻

(1993年2月発行、 978-4088641225)

第11巻

(1993年8月発行、 978-4088641386)

第12巻

(1993年12月発行、 978-4088641492)

第13巻

(1994年8月発行、 978-4088641645)

第14巻

(1995年3月発行、 978-4088641843)

第15巻

(1995年8月発行、 978-4088641980)

第16巻

(1996年2月発行、 978-4088642246)

第17巻

(1996年9月発行、 978-4088642604)

第18巻

(1997年7月発行、 978-4088643076)

第19巻

(1997年11月発行、 978-4088643311)

第20巻

(1998年5月発行、 978-4088643663)

第21巻

(1998年11月発行、 978-4088643991)

第22巻

(1999年3月発行、 978-4088644226)

第23巻

(2000年9月発行、 978-4088645155)

第24巻

(2001年2月発行、 978-4088645391)

第25巻

(2001年7月発行、 978-4088645520)

第26巻

(2001年11月発行、 978-4088645612)

第27巻

(2004年1月発行、 978-4088646022)

Papa told me 全3巻 集英社〈〉 完結

第1巻

(2001年12月発行、 978-4087820447)

第2巻

(2002年2月発行、 978-4087820454)

第3巻

(2002年4月発行、 978-4087820461)

Papa told me :cocohana ver 既刊5巻 集英社〈マーガレットコミックス〉 連載中

第1巻 丘は花でいっぱい

(2012年8月発行、 978-4088468211)

第2巻 雲のテラスで

(2013年7月発行、 978-4088450773)

第3巻

(2014年9月25日発行、 978-4088452753)

第4巻

(2016年4月25日発行、 978-4088455594)

第5巻 いつも旅行中

(2017年2月24日発行、 978-4088457246)

SHARE
EC
Amazon
logo