概要・あらすじ
彼女と別れたばかりの高校生のケンソウは、10年前に引っ越した隣の家のお姉さん、スズと再会する。ケンソウは大人なのに無鉄砲なスズに惹かれるが、その関係は子供の頃のままで、なかなか距離を縮められない。そんな中、スズが退職を機にケンソウ一家の暮らすマンションに転がり込んでくる。2人の関係はいつしか恋人を通り越して家族のような存在に。
離れては近づいてを繰り返すうちに、2人の仲は少しずつ深まっていく。
登場人物・キャラクター
ケンソウ
小学生の頃、隣に住んでいたスズと10年ぶりに再会して恋心を抱く高校3年生。当時からスズとは家族ぐるみの付き合い。お腹が空くと、とりあえず目の前のものを食べてしまう性質で、女性にも手が早い。マッサージが上手。
スズ
実家で暮らしていた高校生の頃、ケンソウ一家の隣に住んでいた女性。「心のママ」を自称し、10年ぶりに再会したケンソウを息子のように可愛がる。勤めていた会社の上司を殴って退社した後、ファミコンソフトを制作する会社を経営する。髪の長い男が好き。
マリコ
スズの友達で同僚。スズと共に務めていた会社を退社し、一緒に新しい会社を立ち上げる。ケンソウとスズが再会した夜に、酔っぱらったケンソウと一夜だけの関係を持つも、正式に付き合っている彼氏がいるため、それ以降は関係を続けようとはしていない。ケンソウのスズへの想いを知っていて、見守っている。
ジュンヒー
スズのファミコンソフト制作会社で働く女性。ジュンシーとは一卵性双生児。口ごたえが多いものの才能はあり、「悪のジュンヒー」と呼ばれている。ケンソウと一度関係を持つが、スズに対するケンソウの気持ちに気づいてからは応援している。
ジュンシー
スズのファミコンソフト制作会社で働く女性。ジュンヒーとは一卵性双生児。おっとりした性格で、マメでよく気がつくが仕事は遅く、「天使のジュンシー」と呼ばれている。仕事中に食べるおやつ選びのセンスがいい。クラブで小林と出会い、付き合い始める。
サオリ
小林の元彼女。はっきりした性格で口が悪い。小林と別れた後で予備校講師と付き合っていたが、その予備校講師が別の女性と結婚することになり、別れた。ケンソウとスズの関係に憧れ、2人と親しくなる。数学が得意。
小林 (こばやし)
ケンソウのクラスメイト。ケンソウとは部活も同じで、一緒に夜遊びにも出かける仲。明るく楽天的な性格でお調子者。学校の成績はいまいち。ジュンシーと付き合いだしてから、年上の彼女がいる男ばかりを集めた「年上の女連盟」を結成する。
吉野 (よしの)
スズの恋人兼仕事のスポンサー。妻子持ちで、スズには自分以外にも複数の恋人がいることを知りつつ関係を続けている。意外とキレやすく、スズが上司と揉めて暴力沙汰になった時に、便乗して蹴りを入れていた。