概要・あらすじ
トーキョー・シヴヤのトライブ「シヴヤSARU」に所属する青年渚は、自分が何者かもわからず、怠惰な日々を過ごしていた。ある日、たまり場のクラブでフジヲいう女と出会った渚は、仲間を置いて二人でドライブすることに。あいにく海にはたどり着けなかったが、二人はまた必ず海に出ることを約束。一方、シンヂュクでSARUのメンバーが、敵対するトライブ・シンヂュクHANDSに襲撃される事件が発生。
渚たちは報復にHANDSの下っ端を拉致して集団リンチにかける。やがて抗争はエスカレートし、SARUとHANDSの全面戦争が開始。暴動状態となったシヴヤで、渚は再びフジヲと海を目指すのであった。
登場人物・キャラクター
保手浜 渚 (ほてはま なぎさ)
トライブ・シヴヤSARUのメンバー。リーダー的存在で、短絡的な他のメンバーと違い冷静な性格。自分が何者かもわからず日々漫然と暮らしていたが、ある日SARUのたまり場のクラブでフジヲと出会い、親密となる。
フジヲ
絵描きを目指す少女。夜、大仏に祈ると願いが叶うという噂を聞き、初対面の渚をドライブに誘った。
巌 (いわお)
トライブ・シンヂュクHANDSのリーダー。両目の下に『時計じかけのオレンジ』のようなメイクを入れた男性。強姦、殺人を平然と行う凶暴な人物。
ホンカン君
渚の友人。警察マニアで、警察関係のものを収集しており、自作のパトカーを乗り回している。
集団・組織
シヴヤSARU
『TOKYO TRIBE』に登場する集団。トーキョー・シヴヤを根城にしているトライヴ。リーダーはおらず、メンバーは今日が何曜日かもわからないほど怠惰な生活を送っている。
シンヂュクHANDS
『TOKYO TRIBE』に登場する集団。トーキョー・シンヂュクを根城にするトライブ。シンヂュクを徘徊し、暴行や強姦を繰り返す凶悪な集団。全員トレードマークの「手」が描かれたパーカーを着用し、巌以外のメンバーはガスマスクを被っている者が多い。