概要・あらすじ
それぞれの縄張りを主張する少年たちの徒党、「トライブ」が幾つも存在している街、トーキョー。徒党ムサシノSARUのメンバーである出口 海は、仲間が惨殺されたことをキッカケに、激しさを増す抗争の渦へと巻き込まれていく。
登場人物・キャラクター
出口 海 (でぐち かい)
ムサシノSARUに所属する、19歳の少年。抗争の際には金属バットを手に戦い、リーダー・テラを失ったムサシノSARUを、新たなトップとして引っ張っていく。ブラックミュージックを愛しており、天才的なDJテクニックの持ち主。 ブクロWU-RONZのリーダー、メラはかつての親友である。
巌
シンヂュクHANDSのリーダーを務める男。ミリタリーショップのオーナーであり、抗争では戦闘服に兜を装着する。
スンミ
大物ヤクザビッグ・仏波(ブッバ)がしきる風俗店「SAGA」で働く少女。義父を殺し逃亡しているところを、ブクロWU-RONZのリーダーメラに拾われた。今は亡きメラの恋人フジヲによく似ているため、メラにより何かと気にかけられている。
ビッグ・仏波 (びっぐぶっば)
ブクロの裏社会を牛耳る、大物ヤクザの老人。ブクロWU-RONZの後ろ盾であり、彼らにナイフや拳銃などの武器を提供し、抗争を挑発している。残忍で悪趣味、強欲な性格で、過去にはブクロWU-RONZのリーダー・メラの両親も、残忍な手口で殺している。
スカンク
ブクロWU-RONZの参謀を務める男。高校時代はイジメられっ子であり、メラにより助けられたことで彼を尊敬し、無理矢理舎弟となった。海とメラの友情に嫉妬しており、彼らの友情にヒビを入れた張本人。
ジャダ
ビッグ・仏波がシンヂュクHANDSへと送り込んだ、ウォンコン出身の最強の殺し屋。黒の拳法着、黒のマント、鋭く光る眼はどれも人間離れした雰囲気をかもし出している。ケタ違いの戦闘力の持ち主だが、ウォンコンの言葉しか話せないため、翻訳のための端末を常に携帯している。
テラ
ムサシノSARUのメンバーで、リーダーを務めていた。抗争でメンバーが死んでも報復をしないよう説く穏健派で、仲間の命を大切に思っている。出口 海をかばった結果、ブクロWU-RONZのリーダー、メラの刃に掛かってしまう。
橋村 忠男 (はしむら ただお)
ムサシノSARUのメンバーで、出口 海の親友。アフロヘアーに櫛を挿すという独特なヘアースタイルの、スケベで明るい性格のムードメーカー。自称写真家志望であり、書記長とはイジリ・イジられのいいコンビ。
田中 肇 (たなか けい)
ムサシノSARUのメンバー。SARUに入りたくウロついていたところ、テラによって引き入れられた。何でもメモる姿から、ハシームによりブレジネフ書記長にちなんで書記長と称されるようになる。
メラ
ブクロWU-RONZのリーダーで、出口 海の元親友。抗争の際に用いる武器は日本刀。彼女であったフジヲを海に殺されたと思い込んだことから、以来海のことを恨み続けている。過去には両親も殺された経験を持ち、後ろ盾につく大物ヤクザビッグ・仏波(ブッバ)こそがその仇であるため、裏切り復讐を果たす機会を伺っている。
クレジット
原作
TOKYO TRIBE2 (とうきょう とらいぶつー)
舞台は東京をモデルとした架空の街「トーキョー」。トライブと呼ばれるストリートギャングの抗争を中心に、若者たちの日常や友情を描いた、青春バイオレンス漫画。『TOKYO TRIBE』の続編。ヒップホップな... 関連ページ:TOKYO TRIBE2