Ultra Battle Satellite

Ultra Battle Satellite

打見佑祐の代表作。集英社「週刊少年ジャンプ」2014年21号に『あばれ猿』のタイトルで読み切り掲載後に連載となった作品。現代日本を舞台に、ケンカは無敵ながら試合では反則負けばかりの高校生、祭矢陣が、特殊ルールの格闘大会「UBS(ウルトラ・バトル・サテライト)」で活躍する姿を描いたストリートファイト・アクション。集英社「週刊少年ジャンプ」2015年14号から31号にかけて連載されたのち、同社「少年ジャンプ+」で2015年8月から10月にかけて完結編が配信。

正式名称
Ultra Battle Satellite
ふりがな
うるとら ばとる さてらいと
作者
ジャンル
バトル
 
格闘技・武道
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
全3巻完結
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反則王が新たな格闘大会に挑むバトル漫画

主人公の陣は、ケンカ無敵ながら公式試合では反則負けばかりで、ルールが決められた試合では実力を発揮できない。そんなある日、陣は謎多きクラスメイトの百地桜から奇妙な言葉と共に、世界最高峰の格闘大会「UBS」の端末を自宅で受け取る。UBSの最初の戦いに勝利した陣は、UBS参加者でもある桜に導かれ、賞金獲得を目指して世界中の強敵と戦うことになる。陣が繰り広げるストリートファイトが、日常コメディとバトルアクションを交えて展開される。

ルール無用の格闘大会「UBS」

「ウルトラ・バトル・サテライト」通称「UBS」は、プロ・アマチュアを問わず世界中の格闘家たちが参加する格闘大会。自宅に届けられた端末とアプリを使用し、ほかの格闘家たちとストリートファイトを繰り広げる。換金システムを除けば、試合はルール無用でなんでもありのガチバトルで、ファイターたち各々に賞金がかけられ、勝者は対戦相手の賞金を得ることができる。ストリートファイトは世界中の有料会員たちに配信され、バトルに大金を投じる熱狂的なファンも多い。

次々と立ちはだかる強敵たち

姉の抱えた借金に苦しむ陣は、ルール無用の格闘大会「UBS」の試合に勝利することで、賞金を獲得して借金返済を目論んでいる。早々に二人のファイターを倒した陣は、UBSの内情に詳しい桜と共に、数多のファイターが集う換金所を訪れる。そこはストリートファイターたちのたまり場でもあり、陣はそこで暴れていたシュトーレン・神辺に勝利する。換金所には賞金総額100万ドルの天才格闘家、飛鳥羚もおり、意気揚々と彼に挑んだ陣はあっさりと返り討ちにされてしまう。陣は羚にリベンジするため、桜のもとで厳しい修行に励むことになる。陣の前に次々と立ちはだかる個性あふれるファイターたちを、陣がどうやって撃破するかも見どころとなっている。

登場人物・キャラクター

祭矢 陣 (まつりや じん)

手井辺高校に通う1年生の男子。桜のクラスメイト。「喧嘩王」を自称しているが、試合では反則負けが多いため、「反則王」のあだ名で呼ばれている。いくつもの道場で体験入門を繰り返していたため、空手をはじめ、さまざまな武術を習得している。アパートで姉の鈴と暮らしているが、金遣いの荒い彼女の借金のせいで食事代が10円の日もあるなど、つねに金欠気味。桜の導きで格闘大会「UBS」に参加することになり、ルール無用のバトルの中で強敵に勝利していく。UBS参戦直後に多額の借金を抱える羽目になり、UBSで賞金獲得を目論んでいる。

百地 桜 (ももち さくら)

手井辺高校に通う1年生の女子。陣のクラスメイト。市松人形のように切りそろえた黒髪をロングヘアにしている。敬語口調で話す。ふだんはクラスで浮いている電波系少女ながら、格闘大会「UBS」では「呪いの市松人形」の異名を持つ。これまでクラスで陣と会話したことすらなかったが、突然彼の前に現れ、意味深な言葉でUBS参戦へと導いた。激しいバトルを目にすると興奮する癖があり、以前から陣のケンカの強さに興味を持っていた。身軽さと素早い動きを活かして、格闘技の常識に囚われずに戦う。実は「百地流忍術」を習得した忍者で、陣に劣らぬ戦闘力を誇る。

書誌情報

Ultra Battle Satellite 全3巻 集英社〈ジャンプコミックス〉

第1巻

(2015-06-04発行、 978-4088804170)

第2巻

(2015-08-04発行、 978-4088804675)

第3巻

(2015-10-03発行、 978-4088805184)

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