ジョジョの奇妙な冒険 Part 7 スティール・ボール・ラン

ジョジョの奇妙な冒険 Part 7 スティール・ボール・ラン

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの第7部となる作品。前作で「宇宙が一巡」したため、今作からはパラレルワールドの世界となっており、主人公がこれまでのジョースター家と血縁関係の無い、新たな物語となっている。連載開始時は『スティール・ボール・ラン』のみのタイトルだったが、週刊誌から月刊青年誌へと移行した際に現行のタイトルへと改題された。また、掲載誌が少年誌でなくなったことによって、これまでは控えられていた表現や描写もダイナミックに表現されている。なお、アメリカが舞台ではあるが、作中において単位は読者に分かりやすいようにメートル法となっており、金銭価値も舞台となる19世紀末ではなく、現代と同じものに置き換えられている。

正式名称
ジョジョの奇妙な冒険 Part 7 スティール・ボール・ラン
作者
ジャンル
アドベンチャー
 
バトル
 
競馬
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概要・あらすじ

舞台となるのは1890年のアメリカ。元騎手であり、今は下半身不随となっているジョニィ・ジョースターは、北米大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」のスタート地点を訪れていたが、参加者のひとりであるジャイロ・ツェペリの持つ鉄球の回転に触れたことにより、一瞬ではあるが立ち上がることに成功。その力の謎を知るため、ジョニィ・ジョースターもレースへの参加を決意する。

やがて協力関係を築くふたりではあるが、レースに隠された「聖なる遺体」の争奪戦に巻き込まれ、レースで勝利を目指す者、聖なる遺体を狙う者たちが入り乱れた激闘を続けることとなる。そしてすべての陰謀の黒幕は、アメリカ合衆国大統領であるファニー・ヴァレンタインであった。

アメリカ合衆国が世界の中心となるためには聖なる遺体が必要だと考えるファニー・ヴァレンタインは、あらゆる犠牲を払って遺体の部位の独占を狙う。一方、夫のスティーブン・スティールが大統領に利用され、このままでは命が危ないことを知ったルーシー・スティールだったが、彼女自身も聖なる遺体を巡る陰謀に巻き込まれることとなり、いつしか事件の中心へと導かれていく。

登場人物・キャラクター

ジョニィ・ジョースター

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 7 スティール・ボール・ラン』の主人公のひとり。19歳。かつては名声を欲しいままにした天才ジョッキーであったが、些細ないざこざから下半身不随となり、失意のままスティール・ボール・ランのスタート地点を訪れる。そして、そこで鉄球を使う男・ジャイロ・ツェペリと出会い、彼の鉄球の生み出す「回転」のエネルギーの謎に迫るため急遽レースへの参加を決める。 当初はジャイロ・ツェペリには避けられていたが、やがて実力と精神力を認められて共闘。さらにレースの過程で、スタンド「タスク」が発現する。始めは爪を回転させて攻撃するのみの能力だったが、ジャイロ・ツェペリから「回転のエネルギー」を学ぶことで、スタンドも大きく成長。 また、自分たちに次々と襲いかかる者たちの目的が聖なる遺体の部位であることを知り、その力を手にしたことから自らも他の部位の回収を目指す。しかし、その遺体を巡ってファニー・ヴァレンタインに勝利した代償に、ジャイロ・ツェペリを失ってしまう。レースの終了後は彼の遺体を故郷へ送り届ける旅へと出る。

ジャイロ・ツェペリ

24歳。武器として2個の「鉄球」を使い、それに特殊な回転を与えることで様々な効果を生み出す技術を持つ。当初は出自が謎に包まれていたが、その正体はネアポリス王国の法務官であり、本名はユリウス・カエサル・ツェペリ。代々死刑執行人を務める家系で、父の跡を継いでその任に当たるが、たまたま密会の現場に居合わせただけの少年・マルコの処刑に納得がいかず、思い悩んでいた。 スティール・ボール・ランに参加した目的は、そのマルコの恩赦を取り付けるため、優勝することにある。そしてレースのスタート地点で出会ったジョニィ・ジョースターと共闘関係を結ぶが、聖なる遺体を狙った参加者であるとファニー・ヴァレンタインに疑いをかけられたことから襲撃を受け、大きな陰謀へと巻き込まれることとなる。 レースを通してジョニィ・ジョースターの成長を促すが、やがてファニー・ヴァレンタインと激闘の末に敗北。ジョニィ・ジョースターに勝利のヒントを与えて死亡する。

ディエゴ・ブランドー

通称はDio。ジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリのライバルとなる天才ジョッキー。イギリス競馬界の出身で、スティール・ボール・ランの優勝候補のひとりとして名を挙げられている。その一方で、遺産を狙って資産家の老婆と結婚したといった黒い噂も絶えない。 レース序盤では正攻法で好成績を残していたが、フェルディナンド博士のスタンド「スケアリーモンスターズ」によって一時は恐竜と化してしまう。しかし聖なる遺体の左眼球を手に入れたことから、フェルディナンド博士の死後はそのスタンド能力を引き継ぐ。そして聖なる遺体を狙ってファニー・ヴァレンタインを追い詰めるが、勝利を確信しながら列車に轢殺され敗北。 しかしファニー・ヴァレンタインがジョニィ・ジョースターに敗北することを覚悟し、別の次元のDioに野望を託してこの物語の世界へ召喚。第3部に登場したDioと同じくスタンド「ザ・ワールド」を使い、ジョニィ・ジョースターと最後まで知略を駆使して死闘を繰り広げる。

スティーブン・スティール

本作の舞台となる北米大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」を主催するプロモーター。騎兵隊を除隊後にプロデュース業へと進むが、大きな失敗をして挫折を味わっていたところ、まだ幼女であったルーシー・スティール(当時の姓はペンドルトン)の言葉によって立ち直り、父親と娘以上に歳が離れている彼女と後に結婚する。 仕事の関係者の前では威厳を保っているが、本心は未だに自分に自信が持てておらず、人目のないところでは、はるか年下の妻に頭を撫でられて慰められることもある。レースに隠されたファニー・ヴァレンタインの陰謀そのものは知る立場にあるが、聖なる遺体集めには関与しておらず、事件に巻き込まれたルーシー・スティールの身を純粋に案じて救出を試みる。 そしてその行為が、結果的にはジョニィ・ジョースターたちを勝利に導くこととなり、ファニー・ヴァレンタインの死によって無事に妻との再開を果たした。

ルーシー・スティール

北米大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」を主催するスティーブン・スティールの妻だが、年齢は14歳。夫とは父娘以上に歳が離れているが、真剣に彼を愛し、互いに心の支えとなっている。夫が大統領のファニー・ヴァレンタインに利用されていることをたまたま知ったことから、「聖なる遺体」の争奪戦を巡る陰謀へと巻き込まれ、ある事態によって大統領の妻であるスカーレット・ヴァレンタインの姿となったまま行動することとなる。 その後、正体を知られながらもファニー・ヴァレンタインの野望に利用され、聖なる遺体の完成に大きく関与。その過程でスタンド「涙の乗車券(チケット・トゥ・ライド)」が発現する。 そしてファニー・ヴァレンタインがジョニィ・ジョースターに敗北したことでようやく夫と再会。その後はディエゴ・ブランドーの野望を止めるために、ふたたび大きな役割を果たすことになる。

ファニー・ヴァレンタイン

第23代アメリカ合衆国大統領。北米大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」を利用し、聖なる遺体の独占を狙う黒幕。その障害となったジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリに刺客を次々と送り、自らもスタンド「Dirty Deeds Done Dirt Cheap(D4C)」およびその進化形態である「D4C-ラブトレイン-」で戦闘を行った。 スタンドの能力は、無数に存在する平行世界へ「何かと何かの間に挟まる」ことで自由に出入りするというもので、それによって自らの肉体が危機に陥っても「隣の世界」の無傷の自分に全てを引き継がせて復活する。 さらにD4C-ラブトレイン-によって「身に降りかかる全ての災厄を遠くの誰かにおっ被せる」という無敵の能力を得るが、ジョニィ・ジョースターに「無限の回転」の攻撃を受け、体の崩壊がループし続ける事態に陥る。そして敗北を認め、違う次元からジャイロ・ツェペリを復活させる取引を持ちかけるが、裏切りを見抜かれて野望は打ち砕かれた。

スカーレット・ヴァレンタイン

第23代アメリカ合衆国大統領であるファニー・ヴァレンタインの妻。バイセクシュアルの嗜好を持ち、聖なる遺体の奪取のため大統領に接近してきたルーシー・スティールに好意を寄せる。しかし、彼女の真の目的を知ったことにより逆上。 射殺を試みるが、護衛のために差し向けられていたマイク・Oのスタンド「チューブラー・ベルズ」を誤作動させられて死亡してしまう。そしてルーシー・スティールを陰から支えるホット・パンツのスタンド能力によって、ルーシー・スティールがスカーレット・ヴァレンタインの姿となり、逆にスカーレット・ヴァレンタインはルーシー・スティールとして死亡が報じられた。

ホット・パンツ

スティール・ボール・ランレースの参加者のひとり。スタンド使い。レース序盤で好成績を上げるが、その正体はローマ法王庁の修道女であり、真の目的は聖なる遺体の回収にある。ファニー・ヴァレンタインに遺体を渡すことを防ぐため、ジョニィ・ジョースターやルーシー・スティールたちをサポートするが、逆に自らの目的達成のためにジョニィ・ジョースターから聖なる遺体を奪うこともあった。 最後はディエゴ・ブランドーと共闘してファニー・ヴァレンタインを追い詰めるが、D4C-ラブトレイン-の能力によって心臓にダメージを受け、列車から転落。 ファニー・ヴァレンタインの言によれば死亡したとされる。なお、彼女の使うスタンド「クリーム・スターター」は、別名「肉スプレー」とも呼ばれるもので、自分やターゲットの肉体の一部をスプレーから噴射。それによって顔面を塞いで窒息させるほか、欠損箇所の治療や変装など、高い汎用性を見せる。

サンドマン

スティール・ボール・ランレースの参加者のひとり。インディアン(ネイティブ・アメリカン)の青年で、ほとんどのレース参加者が乗馬を手段とする中、自身の脚力のみでレースに挑戦。第1ステージはトップ通過を果たしている。白人の文化を忌避する部族の中では異質な考えを持っており、レースに参加したのは白人的な価値観に従って取られた土地を「買い戻す」ためである。 しかし、途中より聖なる遺体を材料にファニー・ヴァレンタインを相手に取引したほうが目的の達成が早いという考えに傾き、ディエゴ・ブランドーと共謀。もとより身につけていたスタンド「イン・ア・サイレント・ウェイ」でジョニィ・ジョースターたちを窮地に追い詰める。 しかし、ジョニィ・ジョースターの成長したスタンド能力に敗北し、姉の幸せを願いながら死亡した。スタンドの能力は「音を文字として具現化し、触れた者にその効果を与える」というもので、本来の名前は「サンドマン」ではなく「サウンドマン」が正しい。

マウンテン・ティム

スティール・ボール・ランレースの参加者のひとり。ジョニィ・ジョースターたちと協力関係を築く。「伝説のカウボーイ」と呼ばれる男で、優勝候補に挙げられる実力者。「ルックスもイケメン」と紹介されているうえ、常に公正に振る舞うことで信用も厚く、臨時の保安官助手に任命されてレース中に発生した殺人事件の捜査も行っている。 かつて騎兵隊だった頃に砂漠で悪魔の手のひらに遭遇し、スタンドが発現。ロープに触れた肉体を自由にバラバラにする能力の「オー! ロンサム・ミー」を使う。一時は殺人事件の真犯人であるブンブーン一家の策略でジョニィ・ジョースターを容疑者として追うが、疑いが晴れた後は彼らやルーシー・スティールを助けるために行動。 しかし、彼女を追跡するブラックモアと交戦となり、殺害されてしまう。

ポコロコ

スティール・ボール・ランレースの参加者のひとり。ジョージア州に住む平凡な黒人の農民。非常にのんきな性格だが、自分の身に「50億人にひとり」と言われる幸運が訪れると占い師に告げられたことからレースの参加を決める。そのお告げの通り、寝過ごしてスタートが遅れたにも関わらず、踏みしめられたコースなどが幸いしてあっという間に上位グループに追いつき、その後も信じられない偶然が続いて好成績で第1ステージを通過。 最終的には本来の優勝者であるディエゴ・ブランドーのルール違反と行方不明が重なり、繰り上げによって総合優勝を手にする。なお、スタンド使いではあるが、彼のスタンド「ヘイ・ヤー」はポコロコを「応援する」以外には何の能力も持っていない。 奇跡的な幸運は本人の持つものであり、何よりの幸運は「聖なる遺体」の争奪戦に一切関与しなかったことである。

オエコモバ

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 7 スティール・ボール・ラン』に登場する敵スタンド使い。スティール・ボール・ランレースの参加者だが、正体はネアポリス王国の爆弾テロリスト。ファニー・ヴァレンタインの命令で聖なる遺体のありかを探る一方、ジャイロ・ツェペリの親子と因縁があり、彼をレースの中で殺害しようとした。 アリゾナ砂漠で悪魔の手のひらを通ったためにスタンド使いとなる。発現したスタンド「ボクのリズムを聴いてくれ(Oye Como Va)」は、触れたものをピン付きの爆弾に変えることのできる能力。一度に複数の爆弾をセットすることが可能なうえ、蜂などの生物や水、空気までも爆弾にすることができる。 しかしジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリの連携で顔面に鉄球をくらってリタイア。

ポーク・パイ・ハット小僧 (ぽーく・ぱい・はっとこぞう)

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 7 スティール・ボール・ラン』に登場する敵スタンド使い。ファニー・ヴァレンタインが聖なる遺体を奪うためにジャイロ・ツェペリたちに送り込んだ刺客。「ウィーン ガシャン」といった機械音のような口癖を発する。本体の口の中にウインチようなスタンド「ワイヤード」を持ち、そこから伸びるかぎ針付のワイヤーを水が張られた器に垂らし、異空間からターゲットを釣り上げる。 その能力でジャイロ・ツェペリを奇襲して捕獲。さらにジャイロ・ツェペリを擬似餌とすることでジョニィ・ジョースターから聖なる遺体の奪取に成功する。しかし逃走しようとしたところをジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリの合わせ技を受けて撃墜。 そのまま再起不能となった。

フェルディナンド博士 (ふぇるでぃなんどはかせ)

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 7 スティール・ボール・ラン』に登場する敵スタンド使い。ファニー・ヴァレンタインがジョニィ・ジョースターたちに送り込んだ刺客のひとり。地質学者であり、古代生物学者でもある。2年前にアリゾナ砂漠で悪魔の手のひらに接触してスタンドが発現。自分以外の生物を恐竜と化して支配下に置く「スケアリーモンスターズ」を使い、まずディエゴ・ブランドーを恐竜にしたうえでジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリを襲撃した。 しかし、聖なる遺体の力を得たジャイロ・ツェペリによって、潜んでいた場所を探索されて敗北。そして恐竜にして支配下に置いていたクーガーが元に戻ってしまい、逆襲を受けて食い殺されてしまう。 なお、「スケアリーモンスターズ」の能力はフェルディナンド博士の死後、ディエゴ・ブランドーに引き継がれた。

リンゴォ・ロードアゲイン

ファニー・ヴァレンタインがジョニィ・ジョースターたちに送り込んだ刺客のガンマンだが、非常に礼儀正しい振舞いを見せ、独自の美学と言うべき「男の世界」を貫く。スタンド使いでもあり、時間を6秒だけ巻き戻す能力の「マンダム」によって、テリトリーである果樹園に立ち入った者を脱出不能にして決闘を要求する。 そして時間を戻して致命傷を避ける事も可能だが、あくまでも公正な決闘を望んでいるため、自分の能力はすべて対戦相手に明かしている。この決闘で覚悟を促されたジャイロ・ツェペリは、結果として精神的な成長をすることになり、リンゴォ・ロードアゲインは自分を打ち破ったジャイロ・ツェペリを認めながら死んでいった。

ブラックモア

ファニー・ヴァレンタインの忠実な部下のスタンド使い。「スイませェん」が口癖の奇妙な男だが、わずかな手掛かりから状況を推察する切れ者。また、仮面のようなスタンド「キャッチ・ザ・レインボー」は雨天のときしか使えない能力だが、雨粒を使って肉体の一部だけを移動させたり、固定した雨粒を凶器にするなど、様々な応用を見せる。 そして高い洞察力で、リンゴォ・ロードアゲインが放った伝書鳩から聖なる遺体のありかを記したメモを盗んだ者を追跡し、追うべき対象がルーシー・スティールだと看破。しかし、奪還した聖なる遺体を手にしたことで垣間見た聖人の姿に平常心を失い、彼女に銃撃されてしまう。 本来なら致命傷であったが、雨が上がると死ぬことを覚悟のうえで追跡を続行。ルーシー・スティールと合流したジョニィ・ジョースターたちと交戦の末、雨が上がったことで絶命する。

マイク・O (まいく・おー)

ファニー・ヴァレンタインの護衛警備担当であるスタンド使い。大統領夫妻への忠誠心は非常に高い。金属に息を吹き込んで風船のように膨らまし、さらにそれをバルーンアートのようにすることで、動物のスキルを与えることができるスタンド「チューブラー・ベルズ」を使う。 その能力で大型の釘に犬の能力を与えてファニー・ヴァレンタインの身辺を護衛していたが、正体を見破られたルーシー・スティールの機転により、逆にスカーレット・ヴァレンタインの命を奪うことになってしまう。さらに追跡の過程でその犯人をホット・パンツと誤認。彼女と交戦の末、金属に息を吹き込んだはずが自身の頭部を破裂させて死亡する。

ウェカピポ

ジャイロ・ツェペリとは異なる技術を持つ鉄球使い。ネアポリス王国の王族を警護する家系の生まれだが、国家の重要人物の関係者に嫁いだ妹がDVに苦しんでいたため、暴行を働く夫を決闘で排除。そのため祖国から追放され、アメリカでの市民権を得るためにファニー・ヴァレンタインの命令を受けてジャイロ・ツェペリたちを襲撃する。 鉄球による攻撃「レッキング・ボール(壊れゆく鉄球)」は直接相手に当たらずとも、衝撃波によって「左半身失調」に陥らせる。しかし「偶然」によって敗北したことでジャイロ・ツェペリたちこそが運命に選ばれた者だと悟り、さらに死んだと思っていた妹の生存をジャイロ・ツェペリに教えられたため、彼の頼みを受け入れてルーシー・スティールの護衛に身を捧げる。 だが、最後はファニー・ヴァレンタインの能力によって「隣の世界」へ送られたディエゴ・ブランドーに利用され、異世界で消滅することとなってしまう。

マジェント・マジェント

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 7 スティール・ボール・ラン』に登場する敵スタンド使い。ウェカピポとコンビを組み、氷の海峡でジャイロ・ツェペリたちを襲撃した。自身の体を覆うようなタイプのスタンド「20th Century BOY」は、発動中は動けなくなるかわりに一切の攻撃を受けつけない、無敵の防御力を持つ。 しかし解除のタイミングを狙ったジャイロ・ツェペリの攻撃により敗北。そのまま極寒の地で死んだものと思われていたが生き延びており、自分を置き去りにしたウェカピポへの復讐を実行するためにディエゴ・ブランドーに協力する。しかしウェカピポを追い詰めるも、走行する馬車から水中へと転落。スタンドの能力で川底でも生存を続けるかわりに、解除すれば溺死する状況となる。 そして、いつかはディエゴ・ブランドーが助けに来ると願いながらも、そのまま考えることをやめてリタイアとなった。

アクセル・RO (あくせる・ろー)

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 7 スティール・ボール・ラン』に登場する敵スタンド使い。ファニー・ヴァレンタインの送り込んだ刺客のひとり。かつては音楽家を志していたが徴兵され、見張りの任務中に居眠りをしたことが原因で仲間と町が全滅してしまい、敗戦のきっかけを作ったという心の罪を背負う。自身のスタンド「シビル・ウォー」は「過去に捨てたものが蘇る」という能力だが、このスタンドの発動中に殺人を犯した者は、相手の過去の罪をすべて背負うことになる。 そして殺された者は「捨てられた過去」の一部として蘇るため、意図的に自分を殺させることで相手に罪を背負わせ、自身は「清められた」ことで復活を遂げる。しかし、罪を被せたジョニィ・ジョースターを攻撃したことにより形勢が逆転。 さらにファニー・ヴァレンタインが聖なる遺体を集める目的を達成したため、「ジョニィ・ジョースターを暴漢から守った」という体裁で罪を被らないようにしたファニー・ヴァレンタインに射殺されてしまう。

ディ・ス・コ

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 7 スティール・ボール・ラン』に登場する敵スタンド使い。ファニー・ヴァレンタインがジャイロ・ツェペリたちに送り込んだ最後の刺客。最低限の情報しか相手に与えない、口数の少ない男。腕にある装置で指定した座標に攻撃を行うスタンド「チョコレート・ディスコ」を使う。しかしジャイロ・ツェペリが鉄球によって作り出した「空気のレンズ」によって座標を誤認識させられ、間近まで接近されて後頭部を強打。 早々に敗北を喫する。

ノリスケ・ヒガシカタ

スティール・ボール・ランの参加者のひとり。仙台藩出身の68歳。レース中にジョニィ・ジョースターたちに出会い、最終成績で準優勝の座に輝く。次作『ジョジョの奇妙な冒険 Part 8 ジョジョリオン』に登場する東方家は、ノリスケ・ヒガシカタの子孫とされている。

集団・組織

ブンブーン一家 (ぶんぶーんいっか)

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 7 スティール・ボール・ラン』に登場する敵スタンド使い。スティール・ボール・ランレースに一家三人で参加者する。家族構成は父親のベンジャミン・ブンブーン、兄のアンドレ・ブンブーン、弟のL.A.ブンブーン。悪魔の手のひらに遭遇したことによって3人ともスタンド使いとなっており、磁気と鉄分を操る「トゥーム・オブ・ザ・ブーム」の能力によってレースの参加者を殺害。 最終的には家族3人でレースの1位〜3位を独占し、莫大な賞金の獲得を狙っている。そしてマウンテン・ティムの捜査が迫っていることを知ると、体内の鉄分を操作してジョニィ・ジョースターに変装して罪を被せ、さらに磁力のトラップによってジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリ、マウンテン・ティムを一挙に始末しようとした。 しかしマウンテン・ティムのスタンド能力によってトラップは回避され、3対3のバトルとなった末にジョニィ・ジョースターにスタンド能力が発現したため敗北を喫する。

場所

悪魔の手のひら (あくまのてのひら)

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 7 スティール・ボール・ラン』に登場する、特殊な土地。アリゾナ砂漠に存在するとされるが、その土地自体が移動しているため、いつ、どこに現れるかはわからない。その場所を通った多くの者は死亡するが、生還した者は未知なる力が引き出されてスタンドが発動する。

スティール・ボール・ラン

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 7 スティール・ボール・ラン』の舞台となる、北米大陸横断レース。1890年9月25日にサンディエゴよりスタートし、ゴール地点はニューヨーク。全長6000kmに及ぶコースを、ひとつの乗り物だけを使って完走を目指す。多くの選手は乗馬によって参加しているが、他の動物はもちろん、自分の脚力のみや、あるいは自動車による参加も許可されている。 途中にチェックポイントが9ヶ所あり、そこさえ通れば途中のコースは自由。そしてチェックポイントごとにステージが分けられ、通過順位に応じてタイムボーナスが与えられる。賞金は優勝が5000万ドル(約60億円)。以下、2位が100万ドル、3位が50万ドル、4位が25万ドル、5位が12万ドルとなっている。 しかし、こうしたレースは表向きの姿で、レースを通じて聖なる遺体を回収することが、黒幕であるアメリカ合衆国大統領・ファニー・ヴァレンタインの真の目的である。

その他キーワード

聖なる遺体 (せいなるいたい)

北米大陸に心臓、左手、両目、脊椎、両耳、右手、両脚、胴体、頭部の9つの部位が散らばっており、実はスティール・ボール・ランのコースおよびチェックポイントは、その部位が眠っているとされる場所をもとに決定されている。 聖人の遺体を所有する国は1000年の栄光と繁栄が約束されるとされているため、ファニー・ヴァレンタインはアメリカ合衆国のためにこの完成を目指す。なお、聖人が誰であるかという点については、イエス・キリストであるかのような描写が見られ、ジョニィ・ジョースターもそのように推測しているが、劇中で明確には明かされていない。

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