Wizardry ダンジョン退屈男（漫画）- マンガペディア

概要・あらすじ

ダンジョンで気ままに暮らしていた凄腕の素浪人・ミフネはある日、冒険者によって倒されそうになっているモンスターの子供たちに遭遇する。殺生を嫌って彼らを助けたミフネは、成り行きからバンシーの家に居候をすることになるのだった。ダンジョンの片隅で、正体を隠したミフネとモンスターたちの、種族を超えた交流が繰り広げられていく。

登場人物・キャラクター

ミフネ

ダンジョンに住んでいるサムライの男性。冒険者の間にもその名をとどろかせている凄腕の剣客でもあるが、普段はその正体を隠している。腕前に反してかなり怠惰な性格で、無意味な殺生を好まない。ダンジョンでバンシーたちを助けたことをきっかけとして、彼女の家に正体を明かさずに居候するようになった。バンシーの姉であるサキュバスから、たびたび精気を吸わせろと迫られているが、命の危険があるため一貫して拒絶している。居候後はモンスターたちから「ローニン」と呼ばれており、基本的に家の中でゴロゴロしているだけなので、サキュバスとバンシーからは若干煙たがられていた。のちにボルタックの店で用心棒として働き始める。

サキュバス

ダンジョンに住んでいる女性のモンスター。バンシーの姉。男性の精気を吸い尽くして命を奪う。成り行きから家に迎え入れたミフネの精気を吸おうと、色仕掛けで彼に迫るが、拒絶された。仕事もせずにブラブラしているミフネのせいで家計が苦しくなったため、なんとか彼を定職につかせようと、頻繁に叱りつけている。

バンシー

ダンジョンに住んでいる女の子のモンスター。サキュバスの妹。冒険者に襲われているところをミフネに助けられ、その縁で彼を家に招きいれた。ミフネのことを「ローニンの先生」と呼んでいる。実は赤ん坊の頃にダンジョンに放置されていた捨て子だったが、サキュバスが拾って自分の家族にした。可愛いものが大好き。

ゴブリン

ダンジョンに住んでいる男の子のモンスター。コボルトと瓜二つの容姿をしているが、こちらは「G」のマークが入ったとんがり帽子をかぶっている。バンシーとコボルトとはいつも一緒に行動している。好戦的かつ毒舌で、日頃からブラブラしているミフネのことを、少し馬鹿にしている。

コボルト

ダンジョンに住んでいる男の子のモンスター。コブリンとよく似ているが、こちらは「K」のマークが入ったとんがり帽子をかぶっている。バンシーとゴブリンとは友人同士で、ミフネによって命を救われている。比較的温厚な性格。

M・ゴースト (まーふぃーずごーすと)

ダンジョンに住む男性のモンスター。眼鏡をかけた白人男性のような容姿をしており、片言でしゃべる。ところかまわず持論をまくしたてる、非常に騒々しい性格。ボルタックに恋をしている。70年代のアメリカの文化が好きで、ボルタックとのデートの際は、往年のロックスターのような格好をしていた。

バンパイア・ロード (ばんぱいあろーど)

ワードナの護衛を務めている男性のモンスター。少々ボケてしまったワードナを支えるため、身分を隠して共にダンジョンを徘徊していた。ミフネとは旧知の仲。のちにボルタックによって、ミフネと愛し合っているというデマを流される。

ワードナ

魔法使いの老人。「W」の記号が入ったとんがり帽子を被っている。ミフネとはかつて面識があった。加齢によってボケてしまい、自分を水戸黄門であると思い込んでいる。バンパイア・ロードを引き連れて、ダンジョンを漫遊している。

ボルタック

武器や防具を扱う「ボルタックのお店」の店主。近頃になってアコギな高利貸しも始めた。M・ゴーストとのデートの際に、代役としてミフネを現地に向かわせるなど、恋よりも金を選ぶたくましい女性。

池波周五郎 (いけなみしゅうごろう)

旅の武芸者。隻眼の男性で、武者修行中にミフネの噂を聞きつけて手合わせするためにダンジョンまでやってきた。全身に強そうな雰囲気をまとわせているが、実は剣術の腕はからっきしダメ。

ケン太 (けんた)

ゾンビの男の子。ゾンビが嫌いで、武士の道へ進みたいと考え、ミフネに弟子入りした。バンシーのことが好きだが、彼女に告白した際に、ゾンビという存在そのものを否定されたことで、ゾンビ嫌いとなった。

狂王トレボー (きょうおうとれぼー)

ミフネとサキュバスの会話中に、因縁をつけてきた謎の青年。その時に罠にはまってしまい、2人に助けてもらった。地上に出た後に、自分が天下に知られた王であることを明かす。

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EC

Wizardry ダンジョン退屈男