概要・あらすじ
宝塚歌劇団にすっかりはまってしまった宝塚オタク、通称ヅカヲタ。日常生活すべてがヅカのためという常人には理解不可能なヅカヲタ達の生活を描く。
登場人物・キャラクター
ともちゃん
前髪を切り揃え、長い髪を右で結んだ女子。宝塚歌劇団 の熱狂的ファン・ヅカヲタの1人。蘭寿とむの熱狂的ファンで、出演したのテレビの録画予約には異常に神経質になる。彼女の母親は呆れつつも一喜一憂する姿に付き合っている。
林夫婦 (はやしふうふ)
眼鏡をかけた夫と、ポニーテールの妻。妻は宝塚歌劇団 の熱狂的ファン・ヅカヲタの1人で、披露するあてもないのに汗だくで宝塚歌劇団の演目を通し稽古する。夫も感化され始めているが、まだ冷静さを保ち辛うじてツッコミ役をつとめる。
中村さん (なかむらさん)
眼鏡にひっつめ髪の女性。宝塚歌劇団 の熱狂的ファン・ヅカヲタの1人。宝塚歌劇団のチケットを譲ってもらった相手に「観劇レポート」を提出する。
あいちゃん
長髪をリボンでポニーテールにした女子高生。宝塚歌劇団 の熱狂的ファン・ヅカヲタの1人。まだ高校生のため注ぎ込める金額に限りのある中で、知恵と工夫と情熱でヅカヲタに取り組んでいる。
ミキちゃん
二つ結びの保育園児の女の子。宝塚歌劇団 の熱狂的ファン・ヅカヲタの1人。白い絵の具を顔に塗りたくって宝塚歌劇団の演目の役になろうとする。母親もヅカヲタで、保育園のレクリエーションは2人の大事な舞台。
花野 すみれ (はなの すみれ)
宝塚歌劇団の熱狂的なファン・ヅカヲタが喰らい付く人名の象徴として登場する。作中では入社試験の面接に現れた女子。実在の宝塚歌劇団員春野寿美礼に名前が似ており、かつ「花」や「すみれ」など宝塚歌劇団っぽい名前がヅカヲタのテンションを上げる。
水 夏希 (みず なつき)
宝塚歌劇団の元雪組男役トップスター。その最後の公演は宝塚歌劇団の熱狂的なファン・ヅカヲタにとって、会社の出世よりも重要。
麻美 れい (あさみ れい)
『ZUCCA×ZUCA ヅッカヅカ』に登場する実在の女優。(1980年)〜(1985年)に宝塚歌劇団雪組トップスターをつとめた。トップスター当時を知らないヅカヲタ達が、過去の映像を見て次々にファンになった。(「ターコさん落ち」という。)1年に1度開かれる麻美れいの「お茶会」は夢のような会だという。
蒼乃 夕妃 (あおの ゆき)
『ZUCCA×ZUCA ヅッカヅカ』に登場する実在の女優。登場時は宝塚歌劇団月組トップ娘役。素晴らしい太ももの持ち主で、オペラグラスでガン見してしまう。
壱城 あずさ (いちじょう あずさ)
『ZUCCA×ZUCA ヅッカヅカ』に登場する実在の女優。宝塚歌劇団星組89期の男役スター。魔性の男役といわれる。宝塚歌劇団の熱狂的ファンヅカヲタは彼女のウインクを受けると廃人のようになるという。
夢咲 ねね (ゆめさき ねね)
『ZUCCA×ZUCA ヅッカヅカ』に登場する実在の女優。「ねね様」の愛称で呼ばれる。登場時は宝塚歌劇団星組トップ娘役。あまりの可愛さ・美しさに宝塚歌劇団の熱狂的ファン・ヅカヲタを半狂乱にさせた。
小林 一三 (こばやし いちぞう)
『ZUCCA×ZUCA ヅッカヅカ』に登場する実在の実業家。宝塚歌劇団を作った人物。宝塚歌劇団の熱狂的ファン・ヅカヲタにとっては神様のような存在であり、その家系図まで鑑賞対象になる。
腰乃 リュウ (こしの りゅう)
『ZUCCA×ZUCA ヅッカヅカ』に登場する実在の女優。通称「腰リュウ」。宝塚歌劇団の元月組男役で組長をつとめた。組長でありながら尋常でない色気で名を馳せた。退団に伴い、宝塚歌劇団 の熱狂的ファン・ヅカヲタに、もしダンス教室を開いたらという妄想を抱かせた。
白城 あやか (しらき あやか)
『ZUCCA×ZUCA ヅッカヅカ』に登場する実在の女優。宝塚歌劇団の元星組トップ娘役。中山秀征と結婚し、ブログでその家庭生活を綴る。宝塚歌劇団 の熱狂的ファン・ヅカヲタにとってこのブログは熟読の対象。