藤本タツキの代表作で、2作目の連載作品。悪魔が実在する世界を舞台に、借金を抱えた少年・デンジがチェンソーの悪魔・ポチタと融合し、チェンソーマンとなって悪魔と戦う物語。公安デビルハンター・マキマとの出会いをきっかけに、デンジは組織の一員として悪魔との戦いに身を投じるが、やがて大規模な陰謀に巻き込まれていく。本作は1997年の日本を舞台としながら、ソ連崩壊が起きていないなど、現実とは異なる歴史を持つ世界が構築されている。また、人間の恐怖から生まれる悪魔の存在や、それを討伐する組織「公安デビルハンター」、さらには契約による悪魔との共生システムなど、独特の設定が特徴のダークファンタジーとアクションが融合した作品となっている。集英社「週刊少年ジャンプ」2019年1号から2021年2号まで連載し第1部が完結。第2部は同社「少年ジャンプ+」で2022年7月13日より連載。2021年に第66回「小学館漫画賞」少年向け部門、2021年から2023年にかけて「ハーヴェイ賞」Best Manga部門を3年連続で獲得するなど、受賞歴多数。2022年10月にテレビアニメ化され、2025年9月に劇場版アニメが公開。2023年9月には舞台化された。