花田陵の代表作にして、初の長期連載作品。現代日本を舞台に、吸血欲を持つ「鬼」と呼ばれる存在と人間との共存を描いた物語。鬼による犯罪を専門に取り締まる警視庁公安五課の刑事、安斎結貴は、吸血強姦事件を捜査する中で、事件に巻き込まれた大学院生の平つかさと出会う。二人は次第に惹かれ合っていくが、安斎が自身が人間と鬼のハーフであることをつかさに明かしたところ、鬼の抹殺を企てる組織「CCC」に襲撃を受けることになる。この事件をきっかけに、二人はCCCやそれを裏であやつる黒幕の陰謀に巻き込まれていく。本作は、恋愛要素を含んだダークファンタジーで、人ならざる存在である吸血鬼をモチーフとしながらも、人間と異種族の共存をテーマとした社会派的な側面を持つ。作品世界には鬼の監視組織「ONL」が存在し、鬼の管理と研究を行っている。また、政府内部には鬼に関する機密情報を扱う部署があり、鬼と人間の関係をめぐる政治的な駆け引きも物語の重要な要素となっている。講談社「月刊モーニング・ツー」2013年5月号から2019年7月号まで連載。テレビアニメが2018年4月から放送された。