某県警に10年勤務したのち、専業漫画家に転身したという経歴を持つ作者、泰三子の初連載作品で代表作。岡島県町山警察署という架空の場所を舞台に、新人警察官の川合と刑事課から左遷されてきた藤巡査部長を中心に、女性警察官の日常を描く。辞職を考えていた川合が、藤との出会いを通じて警察官として成長していき、連続性犯罪事件や違法薬物関連事件など、様々な重要事件にも関わるようになる。本作は警察官の仕事を描いた、職業マンガとしての要素を持ち、似顔絵捜査や張り込み、取り調べなどの具体的な捜査手法がリアルに描写されている点が特徴である。また、警察官の規則や階級制度、各部署の役割など、警察組織の仕組みも詳細に描かれている。講談社「モーニング」2017年52号より連載。2022年29号で第一部完結。2019年、「漫道コバヤシ漫画大賞」グランプリ、2021年、第66回「小学館漫画賞」一般向け部門、2022年、第46回「講談社漫画賞」総合部門を受賞。2021年7月から9月までテレビドラマが放送され、2022年1月から3月までテレビアニメが放送された。