うすた京介の代表作の一つ。現代日本のスター養成所「ガリクソンプロダクション(通称・ガリプロ)」を舞台に、ミュージシャンを志望する青年、酒留清彦や謎の笛吹き男、ジャガージュン市を中心とする、芸能界を目指す若者たちの日常を描いた物語。アーティストになることを夢見てさまざまなオーディションを受けていた清彦は、とあるオーディション会場で出会ったジャガーに、いきなり「ピヨ彦」というあだ名を付けられ、さまざまな場面で笛を吹かされるという謎の妨害行為を受けるようになる。これによりオーディションに落ちまくったピヨ彦は、やがてガリプロに合格するが、そこではジャガーが「ふえ科」を創設して講師に就任しており、ピヨ彦は強引にふえ科に配属されてしまう。さらに、ヒップホップ術を使う忍者「ハマー」こと浜渡浩満や、何かと奇行に走りがちな地味な少女、白川高菜、ロボットの「ハミデント」こと夢ノ森眠都といった個性的なキャラクターが登場し、ピヨ彦の日常は混沌としたものになっていく。本作は、シュールな展開とブラックジョークを主体とした不条理ギャグ漫画。物語は1話完結を基本としながらも、世界観を変えた番外編や劇中劇のみで構成されたエピソード、さらにはメインキャラクターと関係のないエピソードなど、多岐に渡って展開される。中にはカレンダーやネクタイの結び方講座といったコンテンツも含まれ、従来の漫画の枠組みを超えた自由な構成が大きな特徴となっている。集英社「週刊少年ジャンプ」2000年38号から2010年38号まで連載。OVA第1弾が2007年に全3巻、第2弾が2008年に全3巻で発売。実写映画(劇場)が2008年1月に公開された。