matobaの代表作の一つ。4コマ形式が中心だが、時に通常のコマ割りで物語が描かれることもある。魔界を舞台に、大悪魔のベルゼブブとその近侍、ミュリンの日常を描いた物語。魔界では、天界から堕ちた元天使である悪魔たちが暮らしており、行政機関「万魔殿」を中心とした世界が構築されている。ミュリンはベルゼブブのことを、大悪魔の威厳を持つ気高く冷徹な存在だと想像していたが、実際はモフモフが大好きで、ゆるふわな性格の少女だった。ミュリンは、公務中のクールな態度とは正反対のベルゼブブの性格につねに振り回されながらも、周囲の個性的な悪魔たちと共に行動する中で、彼女との仲を深めていく。本作は、魔界における主従関係を軸に、恋愛要素を融合させた日常系ラブコメディ。大悪魔という威厳ある立場でありながら、実際はゆるふわな性格というベルゼブブのギャップが、コメディタッチで描かれている。世界観としては、行政機関である万魔殿、神の意志の下で最後の審判に備えるという宗教的背景、そして数十万の悪魔の軍勢という組織構造が存在し、魔界の社会システムとして、万魔殿を中心とした階層的な制度が設定されている。これらは厳格な主従関係や身分の違いという形で明確化されており、ベルゼブブとミュリンの身分違いの恋の障壁として機能している。スクウェア・エニックス「月刊少年ガンガン」2015年8月号から2020年6月号まで連載。テレビアニメ第1期が2018年10月から放送された。