『夢中さ、きみに』で人気を博した和山やまの商業誌での初連載作品。成森女子高等学校を舞台に、2年4組の担任を務める国語教師の星と、同僚教師や生徒たちとの日常を描いた物語。職員室と教室を往復する形で物語が展開され、数学教師の小林先生との交流や、学級日誌の絵しりとり、教室での犬の世話など、学校生活におけるさまざまな出来事が描かれる。本作は「半径3メートル以内の笑い」と称される、日常的で身近な体験に潜むユーモアに着目し、微細な観察眼による描写が特徴的な学園コメディ。女子校を舞台にした作品に見られがちな過剰な青春描写を排除し、言葉の言い間違いや表情の微細な変化による会話劇を中心に物語が展開される。祥伝社「FEEL YOUNG」2020年2月号から連載。2020年に「このマンガがすごい!2021」オンナ編第1位、2023年に第25回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門ソーシャル・インパクト賞、「マンガ大賞2023」第3位を受賞。2022年12月8日発売のコミックス第3巻特装版にOVAが付属された。