クール教信者の代表作の一つ。システムエンジニアの小林さんと、小林さんに助けられ恩返しとしてメイドになったドラゴンのトールの同居生活を描いた物語。トールとの出会いをきっかけに、カンナカムイ(カンナ)、ファフニール、エルマ、ケツァルコアトル(ルコア)など、個性豊かなドラゴンたちが次々と小林さんの周辺に現れる。彼女らはそれぞれの事情から人間界で暮らすことになり、微妙にズレた交流をしながらも少しずつ人間と理解し合うようになる。本作は、異種族間交流をテーマにした日常コメディであり、ファンタジー作品ながら、日常生活の小さな出来事や人間関係に焦点を当てている。また、ドラゴンたちの故郷である「異世界」と現代日本が並行して存在している点が特徴で、神に対する姿勢からドラゴンたちは三つの勢力に分かれており、その対立構造が登場キャラクターの行動や関係性に影響を与えている。双葉社「月刊アクション」創刊号である2013年7月号から2024年4月号まで連載。同誌の休刊に伴い、同社「漫画アクション」に移籍し2024年8号から連載。テレビアニメ化され、第1期が2017年1月から4月、第2期が2021年7月から9月まで放送。2025年6月には劇場版アニメ『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』が公開。