アレクサンドル・デュマの文学作品『巌窟王』をアニメ化。SFとしてアレンジし、舞台は未来都市として描かれたパリとなった。また、原作では復讐を行なうモンテ・クリスト伯爵が主人公となっているが、復讐を受ける側の親族であり、脇役だったアルベール・ド・モルセールを主役に据えるなど、大幅なアレンジが加わっている。東京都国際アニメフェア2005において、東京アニメアワードテレビ部門優秀作品賞受賞、および第10回アニメーション神戸 作品賞・テレビ部門受賞。3DCGで未来都市を描き、衣装などにテクスチャを貼り込むなど、当時のCG技術を結集させたスタイリッシュな映像表現を起用している。また、世界的デザイナー、アナ・スイが女性キャラクターの一部の衣装デザインの原案を担当した。