おおのこうすけのデビュー作にして代表作。「不死身の龍」の異名を持つ元ヤクザの龍が、一般女性との結婚を機に、主夫となった日々の生活を描いた物語。デザイナーの妻・美久を支えるために家事に励む龍は、調理、洗濯、掃除など家事全般に取り組みながら、近所のスーパー特売や町内会活動に参加する日常を送る。元部下の雅や、クレープ屋を営む元ヤクザの虎二郎との交流を通じて、時には過去の因縁に巻き込まれることもある。本作は、極道と主夫という対照的な要素を組み合わせたコメディで、1話完結型のエピソード構成となっている。現代の日本社会における家事や地域コミュニティの在り方を基盤とし、スーパーマーケットの特売やポイントカード、町内会の行事など、現代の生活習慣が随所に描かれる。新潮社「くらげバンチ」で2018年2月23日から短期連載、同年5月18日から本連載。2018年に「次にくるマンガ大賞2018」Webマンガ部門第3位、2019年に「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」第2位、2020年に「アイズナー賞」最優秀ユーモア賞を獲得。実写ドラマが2020年10月から放送され、実写映画が2022年6月3日に公開。テレビアニメ第1期が2021年4月から、第2期が2023年1月からNetflixにて配信された。