大阪・淀川で豆腐と油揚げを扱うはせ食品の工場で働く16歳の少女・瀬川かよと、はせ食品にパートでやってきた名門私立高校に通う黒崎那子の出会いを皮切りに、10代の少年少女が成長していく様子を描いた青春劇。2003年に週刊ビッグコミックスピリッツで短期連載された同作者の「純粋あげ工場」をベースにつくられた。「純粋あげ工場」は単行本「CUE」3巻に収録。なお、あとがきで連載終盤の2011年に東日本大震災が起こったことを受け、当初予定していたラスト2話のネームを破棄し、別の内容に書き換えたことが明かされている。ただし、作中では震災の描写は一切なく、内容的にも直接の関連性はない。